シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜   作:凌介

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金晶独蠍を倒したサンラクとSHINEは新たなる激闘にて不死鳥へと挑戦する


第26話激闘の果てと別世界の激闘

金蠍を倒した後水晶群蠍から逃げつつ欲を出した俺がさらに暴れたりして散々たる結果だったが何とかエイドルトへと帰還し路地裏に入る

「エムル居るか?」

「ジーラも来てる?」

「時間通りですわサンラクサンシャインサン」

「色々あったけど間に合って良かったよ」

「ジーラは?」

「いますよ!」

「あぁ、浮遊してたのか」

「まぁ、エムルと違って物陰に隠れるのは苦手なんですよ」

「そっかそっか!とりあえずラビッツまで頼むよ」

「はいなっ!」

エムルがラク兄の肩に乗るとジーラも肩車の体制で俺の上に乗ってきた

「なんだかお2人からいつにも増してヴォーパル魂をメラメラ感じるですわ!」

「ヴォーパル魂が迸ってます!」

「お?わかる?俺達が何を成し遂げたのか聞いたらビックリするぜ?」

「間違いなくビックリするね」

なんて話しつつゲートを潜りビィラックの工房へ行き素材を見せる

「な…!?ななななんぁな!?金晶独蠍を倒したじゃとぉぉお...!?」

「いや、いきなり叫ぶなよビックリするだろ!」

「こっ...これが『金晶独蠍の煌弩晶針』...!!この目で見られる日が来るとは...」

「ふふふまだまだたんまりあるぞ!」

「『鏖晶戟鋏』に『封月晶殼』と『荒鞭晶尾』だ!極め付きはコレ!『金晶独蠍の命晶核』!!ちなみにな…SHINEも同じの持ってるぞ!」

「あるねぇ〜ちなみに水晶群老蠍の素材もあるよ!」

「なんでじゃ!」

「SHINEが欲出して新スキル試すとか何とか言ってカウンタースキル以外のスキルぶっ放しまくってたらそのめちゃくちゃデカイ蠍の1部がたまたま取れたって感じだ」

「武器制作に水晶群蠍の素材を使いたいって言ってたけどよこっちの方がいいんじゃないか?間違いなくもっとすごいのができるだろ!」

「同意、良い武器作れそうな気がするしね、ちなみにエムル〜今君が持ってるのは水晶群蠍の排泄物だよジーラが持ってんのはからの琥珀晶だね欲しければ持ってて良いよそれは」

「とはいえ金蠍を倒した後も大変だったんだぞ!なんせ格納空間なしで帰らなきゃ行けなかったしSHINEが欲出してもっと狩るぞとか言い出すしよ」

「仕方ないじゃん追い回されるより狩った方が早い場合もあるんだしあの物量から来るパワーをカウンタースキルで跳ね返せば大抵は狩れるさ」

「強力なカウンタースキル持ってるお前しか出来ねーよ」

「ラク兄の致命の三日月も跳ね返せるかな?」

「恐ろしいこと考えんなバカ!その化け物みたいなカウンタースキルで吹っ飛ぶわ!」

「なら致命の吹雪と致命の三日月をぶつけ合って〜」

「バカ!やめろ!そんな事よりビィラック例の『古匠』の件はどうなった?時間が欲しいとか言ってたけど...?」

「し...死んでる...!!」

「いやいやな訳...フリーズしてるだけだって」

「なんてこった苦労して『ビィラック育成計画』を頑張って来たのによぉ!!惜しいやつをなくし...」

「勝手に死なすなおどりゃあ!」

「だぶっ!」

ラク兄がビィラックに殴られる人の話を聞かないから自業自得だろうと思う

「人の話聞かないから...驚きすぎて固まってるだけだって」

「ほんにワリャらの行動は心臓に悪い!それに心配せんでもわちはもう『古匠』じゃこれでわちは神代の古品を扱える預かっちょったもんの修理もホレこの通りじゃ」

「おおーっ!『規格外エーテルリアクター』!!完璧に直ってるじゃねぇか!!流石ビィラック!!やったなぁオイ!」

ラク兄は喜びのままにビィラックを持ち上げ褒めあげる

「おわわ下ろさんかこらっ」

「さすがビィねぇちゃんですわ!」

「ホントにビィ姉すごいです!」

「ふははははっ!なんだか眠気も吹っ飛んだぜ!!コイツがあれば遺機装を使うことができるはずだ!あの『SFスーツ』で暴れ回ってやるぜぇ!!」

「ですわー!!」

「エスエフスーツ?」

「『格納空間』の中にはビィラックに渡した遺機装が沢山あってなそれらを扱う為に必要な『規格外特殊強化装甲』っていう防具があるんだ!『戦術機獣』達も楽しみだが何より本命はそっちなんだよ!ってな訳で行ってくるぜ!」

「ラク兄は格納空間に行ってしまった...人の話も聞かずに...なんてね」

「ワリャは行かなくていいんけ?」

「行っても俺かラク兄しか使えないし何よりラク兄テンション上がって忘れてるだろうけど俺達にはこれがあるからね〜」

俺は自分の胴体を指でトントンと指し示す

「ワリャは気付いてたんじゃな」

噂をすればなんとやらでラク兄が戻ってきた

「ほらね!戻ってきた」

「随分早かったですわ!」

「さて、ジーラ君早く戻ってきたうちの兄貴のあの様子から導き出される答えは?」

「え!?え〜とさっきの『SFスーツ』?とか言うのが使えなかったってことですね!」

「正解!ジーラ100点満点あげよう!」

ラク兄は全身をユラユラさせながらエムルににじり寄り捕まえてもふりはじめる

「その様子じゃあジーラの言ったことがそのまま答えだったみたいだね」

「防具と言うとったじゃきもしやと思っとったが……」

「チクショー!!あのクソ犬がぁぁぁぁワンチャン『全身装備一式』扱いとかで奇跡起きねぇかなと思ったが...」

「見事に弾かれたわけだ」

「あぁ、何より1番我慢ならねぇのはよぉこのままだとロクに苦労してねぇ外道2人が俺よりも先に楽しむことになるってことだ!!」

「それは俺も嫌だな〜」

「なんでこう上手くいかねぇんだメンタルが崩壊するぞ!」

「アタシのほっぺが崩壊するですわ」

「で?どうするの?どうせ付き合わさせるんでしょ?」

「……よし手決めたぞエムル...俺はこのまま雲隠れする!お前も暫く暇しててくれ」

「えぇー!?」

「『規格外エーテルリアクター』がなければやつらも遺機装には手を出せないって寸法だ!ざまぁみろっ」

「そりゃいい!」

「ワリャらも大概外道じゃな」

「つーわけで付き合えSHINE!」

「やれやれやっぱり付き合わされるのね」

「ジーラ、悪いけど数日待っててねラク兄に付き合って少し別世界で遊んでくるよ」

「仕方ないですねぇ〜」

「早く戻ってきてくださいですわぁ」

「バカ兄貴のメンタル次第だね」

そうしてモチベーションが下がったラク兄と共に俺は一時的にシャンフロから離脱した。

 

-現実-

 

VRヘッドギアを頭から外しとりあえずリビングに集まる俺と楽兄

俺はアイスカフェオレをラク兄はエナドリを飲みながらリビングのソファでグダっていた。

「う〜ん......とは言ったもののどうするか...期待してた分ダメージがでかい」

「いつまでグダってんの?早く決めてよ」

「うるせぇな〜もうちっとゆっくり考えさせろ!」

「お兄ちゃん朝から何しょぼくれてんの?太陽はちょっと落ち着きないし2人してダメ人間謳歌してるくせに」

「楽兄はともかく俺はそこまでじゃなくない?誰が瑠美姉の栄養バランスまで考えて体型管理までしてると思ってんの?そんな事言うなら砂糖と生クリームたっぷりのケーキをホールで食べさせるよ?」 「ゔっ...それは勘弁してください」

「ん〜まぁそれは良いとして、瑠美姉させっかくお金貯めて買った服が今の季節に合わなかったり、サイズが合わなかったりしたらどうする?」

「??要するに買い物かなんかに失敗したってこと?」

「うん、まぁそうなんだよねぇ俺はそこまでじゃないけど楽兄がメンタル下降気味でさ」

「ん〜そうだな〜私なら別なお気に入りの服きて切り替えつつ取り替えが効くなら変えてもらうかな」

「俺達の場合はその服が着れな……その手があったか!」

「へあっ!」

「えぇ!?何?つかヤバ!」

俺は咄嗟にテーブル拭きで溢れた飲み物を拭き取り瑠美姉の汚れた服を色落ちしないようにシミにならないようにする

「瑠美姉後で洗っておくから悪いけど着替えててバカ兄貴には後で拳骨落として今の時期にはかなりきつい揚げ物オンパレードの刑にしておくから」

「わかったお願いね太陽」

「お任せあれ!」

「弟に世話かけて情けねぇの!」

「誰せいだ誰の!ちょい待ち!」

「へいへい」

俺は瑠美姉服をシミにならないように処置して洗濯機に入れておく

後でまとめて洗うしかないなと思いつつ洗濯機に水を溜めておき楽兄と合流する

「楽兄後で揚げ物&極甘ケーキの刑ね!」

「なんでだよ!?」

「俺の手間増やしたし強制的に俺も楽兄のメンタルケアもしてるからちょっとだけ腹いせ」

「腹いせが嫌な意味で地獄すぎんだろ!」

「はいはい、そうだね〜で?何するの?」

「ゲームでのストレスはゲームで解消する!そんでもってロボの恨みはロボで果たすってね!ロボットと融合して戦うSFアクションゲームネフィリム・ホロウだ!」

「あぁ〜あれか!仕方ない付き合いますよ!」

俺達はゲームする体制を整えて部屋に戻りネフィリム・ホロウのメモリとシャンフロのメモリを入れ替えてプレイするためベッドに寝そべった。

「ログインするのは2~3ヶ月くらい?まぁ、とりあえずプレイしていきますか!」

 

-ゲーム世界・ネフィリム・ホロウ-

 

ネフィリム・ホロウというゲームは突如空から落ちて来た【機衣人(ネフィリム)】をカスタムして戦うロボットアクションゲームだ

『シャンフロ』でお預けをくらったSFパワードスーツの鬱憤を『ロボスーツ』で晴らすつもりなようだ。かく言う俺も久々にプレイするから気分は盛り上がってる。

「久々だなこのアバター使うのもよ!つか、なんで俺ペストマスクなんて着けてんだ?まぁ趣味と言うかお巫山戯半分って感じだろうな!ともあれ行動しますか!久しぶりに行こうぜイービル・クロウ」

黒と紫を主体に赤のラインが入ったカラスのような機体が俺のネフィリムだ俺はラク兄の機体を見つけて隣に立つ

「よう来たか!SUN・SHINE!」

「来たよラク兄!んでどうする?つか最後にログインした時俺ら何してたんだっけ?」

「確かランキング戦の頂点(トップ)獲ってやろうと思って対人しまくってたんだよ!俺とお前で1位と2位独占しようぜって!確か俺ら2人とも奴とマッチングして引き分けで終わったんじゃなかったか?」

「そう言われるとそうだったような?」

「あいつの名前なんて言ったかなぁ...まだプレイしているんだろうか?」

「いるんじゃない?」

なんて話していると大きな音を立てて重量機体が現れた

「そのヤカン頭とペストマスクに初期カラーと闇色の機体!キングフィッシャーとイービル・クロウ!ようやく帰って来やがったな!サンラク!SUN・SHINE!」

俺達は顔を見合せ2人で首を傾げながら聞き返す

「「誰だっけ?(でしたっけ?)」」

「おい!以前ランキング戦で勝負したスーパー玉男だ!え!?嘘!?マジで忘れてんの!?」

ライバルっぽい雰囲気で登場されても覚えてないものは覚えてない

ちなみにネフィリム・ホロウでの俺はSUN・SHINEだラク兄がめんどくさいから2人でいる時はSHINEで統一するって言うので俺は黙認している。そんでもって目の前のスーパーボール男?だかスーパー玉男だかの事は思い出せないので多分最後にプレイした時は勝ったんだろうなと思う

「勝負したって言ってもそれって3ヶ月くらい前の話だろ?覚えてないって事は圧勝したのかな?SHINEはどうよ?」

「右に同じく多サクッと勝利したんじゃないかな?」

「ランキング荒らしの件といいこの野郎共...忘れていた事を後悔させてやる!!勝負を受けろ!サンラク!SUN・SHINE!ランキング2位の力見せてやるぜ!!」

売られた喧嘩は買うのが心情(ゲーム限定)とはいえとりあえずネフィリムの戦闘を間近でみたいので1番手は譲る

「お先にどうぞお兄様」

「気持ちわりぃ言い方すんな!まぁ譲ってくれるってなら譲って貰うけどな!ランキング2位なんてリハビリにはちょうどいい!」

「俺の【跳弾猟犬】で今度こそ粉々にしてやるよ!キングフィッシャー!」

俺はラク兄とスーパー玉男の戦闘を映像越しに見ている

「ラク兄の機体って某光の巨人並の活動時間しかないんだよね?RTAするならちょうど良いのかな?」

そう呟きつつ映像を見ているとしばらくプレイしていなかった為に普段のラク兄なら躱せたであろう攻撃も何度か喰らっていたりするので鈍っているんだろうがこの一戦で感覚が戻ることは多分無いだろう俺達は正直相手が強ければ強いほどやる気が上がる手合いな為難しいと言わざるを得ないなんて考えているとラク兄のレーザー銃が火を吹き勝利し戻ってきた。

「お疲れラク兄」

「お前の番だSHINE!」

「あいよ!じゃあやろうか!スーパーボール男さん」

「スーパー玉男だ!覚悟しろSUN・SHINE!サンラクのようにはいかねぇぞ!」

そうして俺達のバトルが始まった

このゲームのロボネフィリムは搭乗席に乗り込んで操作するタイプではなく文字通り機体と融合し一体化して戦うロボットバトルだ

俺の機体は加速し斬り裂くに特化したラク兄と同じくらいロマンで組んだネフィリムだラク兄程活動時間は短く無いがまともに計測した事は無いが5~7分が限界だと思っている

「チッ!キングフィッシャー以上に巫山戯たスピードしやがって!」

俺はレーザーを躱しながら接近し翼に仕込まれた高周波ブレードで斬りつけさらに旋回して再接近してレーザーソードを振り抜きレーザーを破壊する

「いや〜鈍ってるな〜本来ならもう決着してるはずなんだけどね!」

俺は更に加速し接近するがレーザーが撃たれた為更に地面スレスレの低い位置を飛び躱そうとするがレーザーが屈折する

「あぁ、屈折(フレキシブル)レーザーね!映像で観たしホーミングじゃ無いならやりようはあるんだよ!」

俺は持っていたレーザーソードを投げ捨て両手にナイフを装備もちろん熱振動付きだ

「軽い武器な分一瞬なら最高速度に到達出来る!」

俺はナイフで‪✕‬を描くように跳躍猟犬を斬り裂きそのまま1本は突き刺す

「隙だらけだぜ!パンツァーパンチャー」

「それも知ってる!ラク兄相手に使ってた奴だろ?」

俺は脚部のブースターのみで加速し蹴り上げて軌道を逸らすともう一本のナイフを突き刺した後空に舞い上がるとそのまま落下の勢いで突き刺したナイフをさらに深く突き刺しもう1本持っていたレーザーソードで斬り裂くと跳躍猟犬が爆散した。

「勝利のV」

「やったなぁ!」

「クッソー!もう1回!もう1回だ!サンラク!SUN・SHINE!俺はルストに勝ってランキング1位になる男だ!こんな所で負けてられねんだよ!」

「「ルスト?」」

「思い出した!」

「SHINE?」

「ルストってランキング1位の真紅のネフィリム使いだよ!」

「前座は終わった?次は私の番」

「!お前っ……!!」

「この目で見てようやく確信に至りましたよ!」

「あぁ、その機体にそのアバター」

「「(お)久しぶりだな(です)ルスト(さん)」」

最後にプレイしていた頃俺達がかろうじて引き分ける事しか出来なかった不動のランキング1位ルストが立っていた。

 

 

 

 

 

 

 




26話目です。前半シャンフロ後半ネフホロって感じで書きました。
シャンフロ以上に戦闘描写が難しいですが何とか頑張ってイメージしやすい描写にしていきますのでお楽しみに
次回はルストVSSHINE1回戦目から新ネフィリムお披露目くらいまでを書けたら良いなと思いますのでお楽しみに!
投稿は今日中は難しいかもしれないので週末頃と思っていてください

次回『双翼相打つ』

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