シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜   作:凌介

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新たな【機衣人(ネフィリム)】を仕上げルストとの再戦に挑む


第28話新たな潮を招く者/天と地を翔ける剣獣

ルストの【機衣人(ネフィリム)】『緋翼連理』を衣替えさせるまで

ネフィリムホロウを続ける事にした俺達となぜか着いてきた

スーパーボール男と一緒にネフィリム捕獲に乗り出していた。

「で?なんで着いてきてんの?スーパーボール男」

「スーパー玉男だ!玉男!なんでスーパーボール男なんだよ!」

「……提案がある!」

「「提案?!」」

「……俺と再戦してくれたら奴の強さの''鍵''教えてやってもらっていいぜ」

「「よし、わかった」」

そしてルストについての情報をもらいネフィリム捕獲に乗り出す途中俺達はオープニングというかプロローグを調べ直していた

 

―――かつて世界に最初の巨人が堕ちてきた。巨人は暴れ狂い首都を破壊し吐息を撒き散らし最後には爆ぜて死んだ

危機は去ったかのように思われたがそれを口火に巨人は世界各地に次々と飛来し続け遂には文明そのものが半壊窮地に立たされた人類はある技術を発見するそれが【巨人との融合】である

『第1次ネフィリム大戦そう呼ばれた『人が駆る巨人』と『狂える巨人』との戦いから二百年と幾ばくかが過ぎ...』

「……あぁそんな世界観だったねぇオープニング飛ばすから忘れてたぜ」

「俺もだけどオープニング飛ばしがちだもんね」

「何してんだサンラク、SUN・SHINE打倒ルストのネフィリムを組むんだろ?見つけたぞ5体のうち右端のと1番後ろのが奴がそうだ」

「おっ確かに見た事ないタイプだアイツがアップデートで追加された素体だな」

「あぁ、けど...特性のクセが強くて難点が目立つ使ってるやつらなんて殆どいないぞ本当にアレでカスタムする気か?」

「右端の奴は猫背気味だね俺アイツにしようと!イービルクロウ!」

俺はさっそくネフィリム捕獲に乗り出し捕獲した

「さすがの手際だなぁ〜」

「これでもゲーマーなんでね!」

「SUN・SHINEお前の捕獲したやつも特殊個体だぞ!?マジでアレでやるのか?」

「モチのロンさ!俺の理想とロマンが火を吹くぜ!」

「まぁ、SHINEならそう言うと思ったよ、それに使ってる奴が少ないってのは利点だまだ開拓されてないって事だからな!」

新しくネフィリムを造り出すために必要な工程が3つあるまず最初に''野生''のネフィリムを捕獲する

天より堕ちてくるネフィリムの殆どは目が開いている『開眼個体』だ

こいつらは敵(エネミー)としてプレイヤーに攻撃を仕掛けてくるだがまれに目を閉じたネフィリム『瞑目個体』が発見されることがある

プレイヤーが操り素体として利用可能なネフィリムはこの『瞑目個体』だけだ

「うっしゃあぁ!捕獲完了!」

「流石の手際だ」

「さっすがラク兄」

次の工程は『捕まえた裸のネフィリムを着飾る』つまり装甲や武装のカスタムだ施設や闇市プレイヤーが出品したものから入手出来る

そうして街を歩いているとプレイヤー達が話しかけてくる

「おお!サンラクにSUN・SHINEじゃねぇか!」

「早速新しいネフィリムを組んでるのか?」

「まぁな」

「その通り!」

「どんな機体なのか気になるが明日の楽しみにしておくぜ」

「絶対ルストに勝ってくれよ!皆アンタ達に期待してんだ」

「スーパー玉男じゃあ望み薄だからな」

「俺より弱いやつに言われたかねぇー!」

「ハハハッじゃあな!しっかりやれよー!」

「ルストって嫌われてんのか?」

「あ?」

「んなわけ無いでしょ!」

「SUN・SHINEの言う通り違ぇよむしろプレイヤーとして尊敬すらされてるだからこそ負かしたいんだ」

「言ったろルストは『負けるまで機体を替えない』ってみんな見たいのさ『緋翼連理』以外の機体で戦うルストをな!っていうか奴を打ち負かす構成とやらは思いついたのか?」

「そう簡単じゃないって」

「俺はもうコンセプトはあるよ」

「「マジか!?」」

「聞いても良いか?そのコンセプト」

「天と地を翔る剣獣」

「なんだそれ」

「魔法で例えるなら超速で地を駆けて空歩等で空を翔て剣を振るう獣で剣獣」

「な〜るほどな!でもSHINE、緋翼連理の不規則機動は俺のキングフィッシャーやお前のイービルクロウの比じゃないぞ」

「それを補うのが獣であり獣が振るう剣なのさ!」

「お前にはある程度勝つビションってやつが見えてんだな」

「まぁ、一応ね」

「だがなSHINE、問題なのはここにいるスーパー玉男が言ってたように『モルド』ってプレイヤーが俺達の動きをルストへ伝えてるって事だぞ」

「それも含めて剣獣ならイケると思うんだよな〜実際」

「だがモルドは優秀なオペレーターだぜ並の悪巧みでは奴に通用しないだろうな」

「それがルストの強さの鍵...か...なら付け入る隙はルスト自身にあるかもな」

「おっさん脚パーツ見せてくれ!」

「あいよ!」

「思いついたぜ対ルストネフィリム」

俺もパーツは揃ったので仕上げに入りネフィリムを完成させる

「完成だ!そうだな〜名付けるなら某ニチアサヒーローのロボからとってタテガミライオーだな!」

「見た目はライオンってよりオオカミだしタテガミウルフじゃねぇのか?」

「それだとちょっと古いカードゲームアニメのやつだね」

「お前はなんでそんなにサブカルに詳しんだよ!」

「ん〜ゲーム始める前はそっちに特化してたしそれ以外でも色々手出したからね〜」

「まぁいいやならお前のネフィリムはタテガミライオーでいんじゃねーの?」

「ラク兄のは?」

「俺のか?俺のはフィドラークラブだ!」

「シオマネキかよ!」

「まぁ、いいや!行こうぜ!対ルスト戦GO!」

そして昨日と同じ場所にルストが『緋翼連理』と共に現れ

観戦席にはネフホロ中のプレイヤーが集まったのかと疑う程のプレイヤーが集まる

「来た!」

ガチャガチャと音を鳴らし2体のネフィリムが

「よぉ待たせたな」

「お待たせしましたルストさん」

「……それがお前達の新しい機体か」

「おうよ格好いいだろ」

「イカすでしょ!」

「機体名はフィドラークラブ」

「こっちはタテガミライオー」

ルストはじっと2人のネフィリムを見つめる

以前の機体とは違いゴテゴテした装甲にもう一方は全然見かけることがない四足歩行タイプだがイービルクロウで見たレーザーソード系が目立つがおそらく地上戦メインという訳じゃない

「気になるのは六式断裁シザーユニットと両刃式ブレードユニットか...」

どちらも高速機動の緋翼連理と相性が良いとは言えない...

「何を企んでいる?」

「さぁてモルドお前は気付けるかな?2人の切り札に」

「ルスト見た目で侮ってると速攻で沈むぞおまえの緋翼連理」

「こっちは捕食者の頂点だ!速攻で狩られること間違い無しです」

「……ふっそれは楽しみだ早速始めようサンラク!」

「相変わらずラク兄を最初にご指名みたいだね俺は観戦させてもらうね!」

「おう!お前と俺で緋翼連理を落とそうぜ!」

「あぁ!最初は任せた!」

「早速始めよう!サンラク!」

「速攻で決めてやるよルスト!」

『フィドラークラブVS緋翼連理』のアナウンスが流れ大戦が始まると早速放たれるミサイルをドリフトの容量で躱すフィドラークラブ

モルドさんをみるとラク兄のあの脚パーツを最低限の機動性能しかないと思っているようだ主力は攻撃力が高いだけのあの鋏だと思ってる感じかな

そしてフィドラークラブの姿が消えるだけどアレが

''ただの光学迷彩''なら欠陥品なんだけどね

「マイナーパーツの構成なら意表を突けるとでも思った!?甘い!出直せフィドラークラブ!!」

フィドラークラブがいたところにミサイルが直撃する

「捉えた!」

「いいや、まだだね」

その瞬間フィドラークラブの鋏がルストの緋翼連理を襲う

「終わりだ」

その言葉と同時に緋翼連理の腕が切断される

「決め損ねたね、でも大丈夫でしょ!だってあれで終わるわけないしね」

「完全に決めたと思ったのに避けられたか」

「……ッ!モルド!奴は何をした!?」

「なんでフィドラークラブに接近された!?あの時点で奴は確かに地上にいた移動に気付けないハズが無い……!!」

「ブースターのエフェクトはダミーだ」

「ダミー?」

「光学迷彩が解けた瞬間に確認できたよ脚パーツが【重力浮脚】に切り替わっていた」

「……切り替わった?」

【偽装双脚】...!!2週間前に追加された『新機衣人タイプ』か...!!

変形することで2種類の脚パーツを組み込むことができる特殊機構を持っているけどその分エネルギー消費はバカ食いだし脚2種類分重量が嵩むため機動力も落ちる性能が残念過ぎて対人ではまず使われない機衣人実際相手にするのはこれが初めてだ

「ごめん...ルスト見慣れない脚パーツの時点で気付くべきだった」

浮脚でもあの距離を飛んでくれば砂煙は立つだろうつまり私の攻撃を避けつつ脚を変形させミサイルが着弾した瞬間にタイミングを合わせてジャンプすることで舞い上がる砂煙を隠しながら緋翼連理に接近したと

「ふっ」

「まぁ...思いついてもサンラク以外できねぇな」

「え?」

「どうやらバレちゃったみたいだなさぁどうする?緋翼連理」

「ルスト時間経過で光学迷彩は解ける姿が現れるリチャージ中を狙うんだそれまでは浮脚では届かない上空に待機していればいい」

モルドがアドバイスするが緋翼連理は地面に落ちる

「ルスト!何を...!?」

「へぇ〜」

「はっつまらない戦法はしないってかお前はそういう奴だと思ったぜ」

「...どこからでも構わない受けて立とうだが...あまり私を舐めるなよサンラク」

「ルストさんこそ勘違いしないでくださいねフィドラークラブの狩りはこれからなんですからね...」

「???」

「肝心な所でミスるなよ…ラク兄...」

「勘違いするなよルストフィドラークラブの狩りはこれからだ」

フィドラークラブは再び光学迷彩を纏って消えていく

「……無意味な小細工砂埃から軌道を読む必要も無い」

攻撃モーションに入ると同時にその機能を失うその一瞬さえあれば私には十分

緋翼連理が一瞬の隙をついてフィドラークラブの鋏を斬り落とすがラク兄も緋翼連理の左肩のブースターを破壊する

「流石だ見せてやるよ俺の切り札」

「ルストあの左腕『キャプチャーネット』だ」

左肩のブースターを破壊した程度でルストに当てられると思っているのか?

「モルドさん、考え込んでるとこ悪いけどラク兄の勝ちだよ」

「え?」

「なんせキャプチャーネットはあくまでも回避方向を誘導するためのものでね真の切り札なのは...」

背部搭載式工業型丸ノコ【ピザカットウィング】

重量級のフィドラークラブの総重量が乗った重い一撃が緋翼連理を爆散させる

「やっ……やりやがったぁぁ!!」

「いや、まだだ!サンラクだけじゃねえSUN・SHINEがいる」

フィドラークラブから分離したラク兄が歓喜の声をあげる

「はーっ!気持ちいいー!勝利の美酒は2Lをペットボトルで飲んでる気分ですわ〜!!」

「やったね!」

「あぁ!さぁ!お前の番だ!見せてくれよお前のネフィリムの活躍をさ!」

「あいよ!さぁ、ルストさん!悔しいかもしれないけど切り替えてて俺との勝負をお願いしますよ」

「わかってる!お前には負けない!」

俺はタテガミライオーと一体化すると勝負が始まる

緋翼連理VSタテガミライオーバトルスタート!!

俺はライオーを操り地を駆ける

「四足歩行なんて珍しいだけで空を飛べないなら意味無いんだよ!」

ミサイルが全方位から襲い来るが俺はそれを楽々躱す

「速い!だが!」

ルストは加速しライオーに迫るが…

「地に伏せろ緋翼連理!」

俺は軽く跳躍し緋翼連理に噛みつき地に伏せそのまま片翼を噛みちぎるが片翼を失ってもバランス制御で緋翼連理は飛翔する

「片翼を失っても緋翼連理は落ちない!」

「みたいですねでも俺のライオーだって空を翔けることは出来ますからね!」

ライオーは剣を口に咥えると再びかけ出しビルを蹴って空を翔ける

「空を翔けてる!?」

「ルスト!?ライオーの脚パーツ本来なら腕パーツになる重力操作型だ!」

「!?」

「気付いても遅いですよ!」

後ろ脚のブースターで加速し緋翼連理の片腕を斬り飛ばす

「なんて速さだ!」

「SHINEのアレブースターはブースターでもリミットブレイクできる特殊パーツだ」

「!?そんなレア装備どこで!?」

「アイツに聞けよんなもん!ただ1度使うとしばらく使えねぇらしいけど無茶すりゃ3回まで使えるらしい」

「でも直線的な動きしかできないなら勝ち目は」

「ねーよ!」

「なんでそんなこと」

「見てみろよ!ルストがライオーを捉えられてねぇ」

「な!?」

サンラクの言う通りルストはタテガミライオーを捉えきれていない

それどころかすれ違いざまに緋翼連理が切り刻まれていく

「鬱陶い!これでもくらえ!」

ミサイルを全方位に撒き散らす緋翼連理

「こりゃ躱せないな〜仕方ない!奥の手解放!ライオー変形!」

ライオーは2足歩行の戦士型機衣人へと姿を変えると両手で武器を持ちミサイルを全て薙ぎ払う

「俺の武器は速さだ!」

双刃タイプの武器に持ち替えブースターによる最大加速で緋翼連理を斬り裂き勝負が決まった

WINNER!タテガミライオー!

「あんなまっすぐ突っ込むだけでよく勝てたな」

「速さに対応される前に倒すってつもりでやったし実際ミサイルが全方位に来た時は変形しないと対応できなかったしヒットアンドアウェイは俺の基本戦法だからね」

「結局それかよ! 」

「それで?どうだルスト!俺達の勝ちだ!」

「...緋翼連理が負けたことは認めるだがまだだ...!!これで一勝一敗一引き分けまだ勝負は付いてない!次は...!」

「いや、悪いんだけど俺達の中での目標は達成したからそろそろメインのゲームに戻りたいんだよね」

「……?メインのゲーム?」

「待て!『ネフホロ』をやり込むために戻って来たんじゃないのか!?...まさかまたログインしなくなるつもりじゃ...!!」

「まぁ暫くはなその内またふらっと来るよ!」

「その時は俺来ますから」

「おいおい本気で言ってんのか2人共せっかく盛り上がって来たのによぉ!」

「2人が来たことで『ネフホロ』はこんなにも活発になったこれからもログインしてくれたらもっと楽しくなると思うんだけど」

「ン〜...そう言われてもねぇ」

「だよねぇ〜」

「……良くない!」

「「??」」

「良くないぞ!それは...!明日もログインしろっ!明後日もだ!」

「落ち着けオイッ!」

「ルストさん落ち着いて!」

「元々は『シャンフロ』のロボを俺達だけ扱えない憂さ晴らしをしに来ただけで……」

「!」

「...『シャンフロ』のロボ?」

「あ、やべ!」

「ラク兄!」

「メインのゲームって『シャンフロ』のことか」

「いや今の無し!忘れてくれ!」

「無理じゃね?それはさぁ、まぁ、ちょっと行き詰まってさ気分転換だったんだ」

「私も以前『シャングリラ・フロンティア』をプレイしていた...

でもいつまで経ってもプレイヤーが扱えるロボを見つけることができなかったが...やはり存在していたのか!サンラク!SUN・SHINE!

私と取引だ!」

「はぁ!?」

「取引ですか?」

「そのロボの情次第ではユニークモンスター『深淵のクターニッド』に繋がるユニークシナリオを教えてもいい」

「!?」

俺達は顔を見合わせて頷き合うと場所を移動する

 

「よし!ここまで来れば大丈夫ですかね」

「今のところ周囲には誰もいないな」

「わざわざ移動する必要があった?」

「お前ら以外にも『シャンフロ』やってるプレイヤーがいるかもしれないだろユニークモンスターの情報は貴重なんだぞ」

「それくらい知ってる」

「それじゃあ早速取引を始めましょうか、ユニークモンスター『深淵のクターニッド』に繋がるユニークシナリオの情報と『シャンフロ』に存在するというプレイヤーが扱えるロボに関しての情報これらを交換するということでいいですか?」

【深淵のクターニッド】ライブラリのキョージュの話では知られているのが名前だけでその姿を確認したプレイヤーすらいないユニークモンスターだそれに繋がるユニークシナリオをルストさんが知ってる...?

「何?」

「いやまさか『外の世界(別ゲー)』で『ユニークモンスター』の名前を聞くことになると思ってなくて」

「信憑性が無いってこと?」

「『シャンフロ』もそれなりにプレイしてたんですよ僕達」

「いや疑う訳じゃないんだけど『シャンフロ』のユニークモンスターに繋がるユニークシナリオはかなり複雑に構成されているんだ」

「持っているその情報がどれだけ有力なモノなのか確認してからじゃないとこちらの情報は渡せない」

「とはいえ俺達でも話せる内容は話しますけどね」

「先に話せと?...随分と慎重な」

「実は俺達の持っているそのSF的な装備やロボは俺達だけのモノじゃないんです他に2名いて4人での共有なんです」

「つまりそいつらを説得出来ないと何も話すことが出来ない」

一歩間違えたら...あの2人に何されるか分かったもんじゃないからね

「...説得できるか否かは私達が持っている情報次第ということ?」

「そういう事になりますね」

「...わかったモルド」

「はいはい、フィフティシアで受注できるユニークシナリオ『深淵の使徒を穿て』内容はNPC「自称大海賊スチューデ」の依頼で「幽霊船を追う」というものです」

「モルドだっけか、敬語はいらないよ」

「俺もその方が助かります。多分ですけど俺より歳上ですよね?」

「あ...うんじゃあそうさせてもらうよ。僕達はフィフティシアでこのシナリオを受注したんだけどその時に幽霊船...クライング・インスマン号の情報を聞いたんだ」

「自称大海賊スチューデ」曰く幽霊船は攫った人間を『深淵の盟主』に捧げる―――と

「深淵の盟主...ねぇ〜」

「SHINE、どう見るよ?」

「シナリオはクリアしてないんですか?」

「うん、受注しただけちょうどその頃ルストが「全然ロボが見つからないからもう辞める」って言い出してどうかな?この情報使えそう?」

「ン〜これだけとなると決定打が足りないな...」

「決定打?」

「ユニークモンスターに直接関わるシナリオには後ろに「EX」が付くんですおそらくですけど、その『深淵の使徒を穿て』はそのEXシナリオに繋がる一歩前って感じがします。」

「つまり''それ''だけじゃまだ弱い……裏を返せば『深淵の使徒を穿て』をクリアして『ユニークシナリオEX』を出現させれば交渉材料となり得る...!!」

「あぁ、そういうこった」

上手くいけば『致命兎叙事詩』だけでなく...更なるユニークシナリオEXに挑戦できるチャンス!

「乗りかかった舟だ俺達もその幽霊船のユニークシナリオに協力するぜ!」

「まぁ、言った通り乗りかかった舟だしね!ここまで来たら運命共同体みたいなもんか...」

「それは心強いね!じゃあ何処で合流しようかフィフティシアで集まるのが効率いいと思うけど」

「……サンラク、SUN・SHINE」

「ん?」

「なんですか?」

「『ネフホロ』には……本当に」

「ルスト、お前負けるまで同じ機体を使い続けるとか言ってずっと緋翼連理使ってたんだって?」

「一勝一敗一引き分けですけど緋翼連理が敗れたのは事実ですよね?」

俺達は頷き合うと声を揃えて告げる

「「新しい機衣人が完成したらまたログインしに来るよ(ますよ)」」

「...サンラク、SUN・SHINE...それなら今すぐやろう!」

「「え!?」」

「あはは...」

「え?えぇ?」

「どういう事?」

「私の新機衣人『二律灰反』だ!」

「「はぁぁぁ!?なんで既に組んであるんだよ!?(ですか!?)」」

「実は我慢できなくなってちょっと前からコツコツと...」

 

-その頃-

 

ネフホロ中のプレイヤーが総出でサンラクとSUN・SHINE達を探していた

「クソ!2人共どこに行きやがったんだ!?」

「確かにこのエリアの方に飛んでったんだけどなぁ」

「あの野郎...まさか本当にこのままログインしなくなるつもりじゃ...」

その時1人のプレイヤーが何かに気付く

「おい!あれ見ろ!」

「なんだあの機体...!?」

「見た事ねぇぞ...」

「ってか対面に出てきたのサンラクとSUN・SHINEの機体じゃないか?」

「やっぱそうだよな」

「!まさか...!!ルスト...!?ルストの新機衣人か!?」

対戦が始まるようで皆ワクワクが抑えられないといった表情をしている

 

サンラク、SHINE視点

 

ルストの新機衣人『二律灰反』

「右半身は近距離特化で左半身は遠距離特化...全く適当なこと言って幕引きにしようと思ってたのに目の前でこんな強敵出されたら攻略したくなっちまうだろうが!!」

「だよねぇ〜!!こんな面白そうな事黙って見てる俺達じゃあないしね!」

「とはいえ、こっちは手の内を知られた「フィドラークラブ」と「タテガミライオー」だぞ!分が悪すぎるっての」

「それじゃあ下にいる連中にその席譲る?」

「冗談ですよね?ライオーは最初から2足モードで行くしかないねってくらいワクワクしてるのに!」

「そういやアイツら見たがってたな緋翼連理以外で戦うルストを」

「うん、だからさ今回はドデカイはなび上げて一区切りとしようじゃん!」

「だなド派手なやつ上げて一区切りといくか!」

「「またすぐ倒しに来るから(ますから)待ってろよ!(ってて下さいよ!!)」」

こうしてネフィリム・ホロウでの激闘は一区切りをつけ

シャングリラ・フロンティアでの更なる激闘が幕を開けるのだった。

 

 

 

 

 




28話目です。ネフホロ編一区切りまでとします。
中々執筆が進まなくてすいませんでした。
楽しみにしてくれていた読者さんには申し訳ないですね
リアルで忙しい時と普通な時との差が大きくて中々手が回りませんでした。友人と共同で進めている別作品もあり話し合いをしても中々纏まらずって感じしでしたが色々おちついて来てはいるのでなるべくシャンフロ執筆していこうと思います。
次回はリュカオーンの影挑戦前あたりまでかなとは考えてますが場合によってはちょっと短い感じになるかもしれませんがお楽しみに

次回「やるべき事成すべきこと頼る存在」

GGC編も欲しいですか?

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