シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜 作:凌介
-イレベンタル-
去栄の残骸遺道のエリアボスを最短攻略しイレベンタルへと着いた俺達は防具ショップを訪れ買い物をしていた。
「おぉ〜っ耐久力400!?この腰装備だけで【煌蠍の籠手】の使用条件満たせるじゃねーか!」
ラク兄が装備しているのは発掘研磨腰帯【古兵】という装備名らしいけど俺は俺で【剛角の装具】に変わるものを探している
「SHINEはどうだ?」
「ん〜候補がねぇ〜」
「ん?候補?」
「そう、俺は脚も装備出来るし長ズボンスタイルというかパンツスタイルに腰帯になるからさ」
「あぁ〜俺みたいな感じにするか完全に帯だけかってことな」
「うん、正直序盤に作った剛角の装具が中々良いもんでね」
「なら帯にしろよ!せっかくだからパンツスタイル確立してけ」
「それが良いか!」
俺は俺で製錬と精製の黒帯【憲兵】を買うことにした俺も兜面無しでも問題なく【煌蠍の籠手】と【煌蠍の脚鎧】を装備出来るようになったがまぁいずれまた兜面等の装備の出番はあるだろうと考えつつショップを出ると道行くプレイヤーがサイガ-0の事を噂していた
「あれ?もしかして俺達は待ち合わせ時間間違えた?」
「そんなはずは……とりあえず急ぐぞ!」
「OK!」
俺達はサイガ-0が待つ場所に向かった
-その頃-
待ち合わせ場所でサンラクとSHINEを待つ2人は
「ゼロ、はっきり言って目立ってるアタシはアンタの背中に隠れてる感じになるから良いけどさ」
「……さすがに早すぎたか?」
「早すぎるわね…」
「そうか……」
なんて話していると走ってこちらに近付いてくるプレイヤーが見えたのでゼロの隣に並び出迎えた。
サンラク・SHINE視点
待ち合わせに遅れたかと思い謝罪する
「ごめんごめん!もしかして待ち合わせ遅れたかな?」
「いやいや、ゼロがね!自分達が待つ方があんた達を待たせるより良いって言ってさかなり早めに来たのよ」
「え?そうなの?」
「そうなんですか?ゼロさん」
「えぇ、まぁ、お恥ずかしながら時間が空いていたので待たせるよりはと...」
まぁ、そりゃ何よりかな?【黒狼】には1時間前集合とか謎のしきたりでもあるのかと思ったけどまぁ、時間厳守ではあっても最低10分前集合だろうなと思い直し俺はmomentこと雪菜に話しかける
「急に呼び出して悪かったな!今日は【無果落耀の古城骸】の攻略手伝ってくれるって事で良いかな?」
「問題ないわよ!」
「お礼とか報酬とかは?」
「ん〜、別にいらないわ!前に一緒に冒険しましょうって誘ったけど予定あってダメだったし仕切り直しって事でアタシとアンタ、ゼロとサンラクさんの4人で遊びましょう」
「本当にそんなんで良いの?」
「レアモンスター狩りとかなら多少なりとも分前貰うって考えにもなるけど、単なるエリア攻略だしいいわよ!それに、あっちはあっちでね...」
「あぁ〜な〜るほど」
「とりあえず行きましょうか!」
「だね!ゼロさん!ラク兄!行くよ!」
「あっ!おう!」
「はっ...はい!」
そうして俺達は無果落耀の古城骸に向かいつつ場所の説明を聞く
「ここ【無果落耀の古城骸】はさ1個前のエリアの【去栄の残骸遺道】と同じく神代の文明を強く感じさせるエリアなんだけど「工場跡地」だった残骸遺道と違ってここは「戦場跡地」なのよ」
「そりゃまだ随分と大戦争だったみたいだな」
「...随分と激しい戦いだったようで」
「【考察クラン(ライブラリ)】の方々曰く…兵器工場の眼前まで追い詰められる程の大規模な戦いがあった...と」
ゼロさんとmomentの説明を聞きつつ軽く周りを見るとウデと思われるものがなにかに貫かれてる様なものや朽ちた武器のようなものが見受けられる
「あれは巨大な腕...か?」
「残骸遺道を覆ってた背骨みたいなモノにしても一体どれだけでかいヤツらがやり合ってたんだろうね?」
「あのサイズのモンスターは『シャンフロ』出は未だ確認されていないわ」
「ゼロさんも心当たりはありませんか?」
「はい、私が知る限りですが『シャンフロ』では未だ確認されてないと思います。過去に何があったかを調べるために考察クラン【ライブラリ】が作られたらしいです」
「ラク兄、あの時地下で見たものも関係ないとは言っても言いきれないよね?」
「あぁ、そうだな」
ラク兄と一緒に見かけたモンスターの映像...それに【Ω】や【∑】
そして【Φ】の文字が何を意味するのか、あの背骨やここにある巨大ボス腕と何か関係があるのか?
それにウェザエモン攻略後に【セツナ】が言っていた言葉も気になるところだ。あのとき、【セツナ】は俺達に【バハムート】をさがせと言った、そしてウェザエモンが言っていた2号計画(セカンドプラン)、アリス、フロンティアと言った単語、アリスとフロンティアはかけあわせて名前とも取れるが称し分からない事だらけで頭がこんがらがって来るし考えすぎて頭がいてー
どれもこれも点と点が繋がらないこれらを結ぶ線...というか鍵はユニークシナリオEXだろう
「つまり知りたければユニークモンスター達を倒して来いってところか?」
「だろうね、ユニークモンスターに通ずるシナリオが鍵だろうね」
「何の話?」
「いや、こっちの話だ。確定してない事をくちにしたくねー」
「そう?ならあえて詳しくは聞かないけど」
「と...時にサンラク...さんSHINE...さん」
「はい?」
「なんです?」
「明日までに『フィフティシア』に到着したいとの事ですが…もしかして...その待チ合ワセ……デスカ?」
「え?はい...」
「一応...待ち合わせ...ですね、別ゲーで知り合った2人組のプレイヤーなんですけどね」
「もしかして女性だったりするの?」
「まぁ、片方はね男女1人ずでつねに2人1組で動いてるんだけど...」
「サイガー0氏後ろ...!!」
敵が迫った事を伝えた瞬間大剣で両断されたモンスターがいた
「その方は...サンラクさんとSHINEさんのフレンドなのでしょうか?」
「ん〜別ゲーではライバルって言う方が正しい気がしますけど、こっちではまだ会ってないのでフレンドリスとには入ってないですね」
「まだ...フレンドではない...」
それならまだチャンスがあるとか考えてそうな雰囲気を感じ取る俺とmoment
「お前はあの人をどう見るよ?」
「多分アンタと考えてる事は同じよSHINE!それにアタシはゼロ程おかしな心配してないわよ」
「まぁ、何はともあれ張り切ってエリア攻略するとしますか!」
「そうね!ほっとくとゼロに全部出番持っていかれそうだし」
なんて話しつつ俺達はエリア攻略を進めて行った。
-その頃-
ペンシルゴンが不穏な動きをみせていた
「待たせちゃったかな?」
「問題ないわ誘ったのはコチラですし...で?来てくれたということは『取引』に応じる気があると受け取っていいのかしら?
アーサー・ペンシルゴンさん」
「えぇ、もちろん」
噂をすれば影が射すというように不穏な影がうごめく
サンラク・SHINE視点
「こっちだトカゲ!【幻影乱舞】参式!」
「トドメは任せてちょうだい!【ホーリーブリンガー】」
「さっすがmoment!一撃だな!」
「SHINEのおかげでやりやすかったわ!にしてもアンタどんなスキル構成してるわけ?くらったらやばそうな攻撃に平気で突っ込んで行って攻撃跳ね返してって」
「スキル名までは言えないけど、一撃必殺のカウンター戦士ってところかな?ヒットアンドアウェイを目指してたんだけどね〜スキルに偏りが出てきてね〜」
「なるほどねぇ〜スキルもだけど素のプレイヤースキルもかなり高いわよね〜アンタたち2人今まで一度も被弾してないじゃない」
「俺達は『呪い』のせいて一撃喰らったらお陀仏だからね」
「では早く装備が付けられるように『呪い』も解除しなければですね!」
「それなんですが正直少し悩んでるんですよ」
「え?」
「どういうこと?サンラクさん」
「装備不可で紙装甲だったり他プレイヤーからの強化スキルも受け付けなかったりで困ることが多いんですけど『呪い』のメリットに助けられることもあるんですよね、そうだよなSHINE」
「うん、まぁね俺達2人いるとかなり便利に働くことも多くて」
「でもできるなら脚くらいは解呪したいかも確かサイガー100の話によると『イリステラ』ってNPCに会えば良いんだっけ?」
「『シャンフロ』の世界観における宗教『三神教』の聖女『慈愛の聖女イリステラ』ですね」
「『三神教』とか嫌なネーミングだなぁ〜」
「何がよ?」
「あぁ、いや俺、かなりサブカルどっぷりでさ、とある勇者の話で出てくる宗教が『三勇教』って言ってそのまま主人公の勇者は迫害の対象でさ、どうにもそれに繋がりそうなネーミングがな」
「気にしすぎだろSHINEは」
「まぁ、ぶっちゃけその通りよ『シャンフロ』で唯一『全呪いの解呪が可能』な特殊NPCでリュカオーンの『呪い』も聖女なら消せるわよ」
「ですが聖女イリステラはとても人気が高く教会のNPCはもちろん大勢の高レベルプレイヤーの方々に囲まれていて会うことすら難しいんです」
「聖女ちゃん親衛隊か...怒らせると怖そうだ」
「ペンシルゴンさんが『聖女ちゃんはアイドル』だって言ってた理由がなんとなくわかったよ」
「んで通常であれば結構な額のお布施やら伝手やら色々面倒なところを『黒狼』のクランリーダーサイガー100なら聖女イリステラと会う渡りを付けられる……と」
「はい」
「そういう事」
2人は頷いて肯定する
「まぁ、切羽詰まってないし後回しかな、それより今は急ぎエリアボスを倒してフィフティシアを目指しましょう!サイガー0氏moment氏!もちろんSHINEもな!」
「だね!のんびりしてたら日が暮れちゃうし行こうか!」
「あ...あの、お2人に1つおねが...提案があるのですが」
「はい?」
「なんです?」
「そのサイガー0氏と言う呼び方は長くて呼びづらくないですか?かといって『サイガ』だけですと団長のサイガー100と被りますよね...」
「そうですね、なら何か呼んで欲しいと言うかこう呼んで貰えたらって提案ですか?」
「はい...もしよろしければで構わないのでれっ...れれ...0の方で呼んでいただければわかりやすいかなぁと」
「わかりましたじゃあレイさんで良いですかね?」
「俺はレイ氏と呼ばせてもらいます」
呼び方が決まってラク兄がなにかに気付いたのか微妙な表情をしているが俺はmomentに話しかける
「momentは良いの?呼び方」
「アタシはいいわよ別に呼び方にそこまで拘り無いものそれに...SHINEはわかるでしょ!呼び方変えたら気付く人気付くだろうし」
「ああ〜なるほどじゃあそのままで」
なんて話しているとなんだか最短ルートで行くという話になり俺達は着いていくことになったが絶対道間違えてる気がする
「moment!道あってる?」
「正直分からないわ...見覚えのある道ではあるんだけど確証がないのよ...」
「な〜るほど」
なんて話しつつ俺は空を見上げると三日月が浮かんでる
「夜空を舞う蒼き三日月眩い世界は雲を越え今奏でる旅立ちを願いは彼方へ流れゆく」
「SHINE?」
「あぁ〜いや月見てたらね」
「たしかに...月が綺麗だな」
「「!?」」
「あのお二人さんどういう意味かな?」
質問に答えようとした時第六感が危機感知を発動する
「!?なにか来る!」
俺達は左右にバラけて攻撃を躱す
「これは...呪術!?」
「間違いないわね!こんな強力な呪術放てる人なんてアタシは1人しか知らないけどね」
「あら?見た事ある顔ね」
「申し訳ないけどここから先は通行止め別の道を行くか引き返してもらえるかしら?」
「そのセリフは地面に剣を突き立てて言うセリフですよダンジョンのボス部屋の前でね!」
俺は傭兵の斬剣を構えながら告げる
「お前...」
「Animaliaさん!?」
「トッププレイヤーに名前を覚えてもらえるなんて光栄ねサイガー0さん、サンラクさん、The・momentさんにSHINEさん」
「動物園の園長様がなんでこんな所にいるのかしら?」
「ガチ装備メンバーを引き連れて何をやってる?まさか山賊ごっこじゃねぇよな」
「貴方達こそ終点から外れたこんなエリアの端っこで何をやっているのかしら?」
「何って攻略に決まってんだろ!」
「素材集め件攻略って感じです」
俺は警戒を緩めることなく告げる
「だったらダブルブッキングってわけではなさそうね」
ダブルブッキング?なんの事だ?
「攻略目的なら引き返しなさいこちらにエリアボスはいないわいくら貴方達でも私達全員を相手にするのは無謀だとわかるでしょう?」
「どうでしょうね?俺達ならやれる気もしますけど?」
「随分とピリついてんなまさかラビッツ入国の件の返事が遅いから怒ってる?もうちょい待ってくれよ」
「ラビッツ側からの返事待ちなもんでね!でも多分なんか違う目的があるんでしょう?」
「えぇ、そうよ!それとね『あの件』はもういいの悪いけど破棄させて貰えないかしら」
「話が見えないぞ」
「ふふふっ貴方のところのリーダーさん借金を肩代わりしたらペラペラ教えてくれたわ貴方達が必死に隠していた【ユニークシナリオの発生条件】を」
「「……はぁ!?」」
ペンシルゴンさんが...!?
「夜襲のリュカオーン相手に合計100回以上のクリティカルを当てることでラビッツ側から招待が届きユニークシナリオが発生する達成すれば恒常的にラビッツへ訪れることが可能になり私達の悲願がツイに果たされるのよ!!」
「なるほどねぇ〜」
「大体状況はわかった。けどもまだ解せないことがあるそこまで目的ならわかっていながら【夜襲のリュカオーン】を探しに行かず戦ってでもこんな『エリアの端』を死守している理由はなんだ?」
「そんなの分かりきってるよラク兄...」
「気付いたかしら?まぁ……いいわ!……私達はSF-Zoo黙秘とした『動物(モンスター)』の生態、行動パターンをどんな手段を使ってでも限界まで徹底的に調査を行なう」
「その1点においては【考察クラン(ライブラリ)】をも凌駕する」
「来るよ……!俺達に『呪い』を刻んだ夜を纏いし獣がねで」
空気が変わり月が隠れあの夜...俺達を襲った夜を纏いし獣が顕現した……
30話目です。今回もキリがいいのでここまでとします次回はリュカオーンと対戦させますのでお楽しみに今日中に書ければ登校日しますけど難しい場合まだ日曜になりますのでよろしくお願いします
次回「大志の灯火を抱いて其の一」
GGC編も欲しいですか?
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お願いします。
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そのまま深淵の使徒を穿てを進めてください