シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜   作:凌介

36 / 36
ルスト、モルドと共にユニークシナリオ攻略に乗り出すSHINE達に盟主の影が迫る


第36話運送品はナマモノ注意/盟主の影

チビジャリもといガキんちょスチューデを見ていると思い出すのは

『フェアリア・クロニクル・オンライン』に登場するクソガキだ

『アーク』という名前で自分の立場を利用してやりたい放題フェアリアというカスにただでさえイライラさせられるのに邪魔をして来るあのクソガキに何度イライラさせられたか...でもそのおかげで俺達2人の中でクソガキのハードルは跳ね上がっている

「ヒョロノッポは相変わらずなよなよしてんなぁ!!」

「はは...僕、文系だから」

「あ?ベンケイ?なんだか知らんがもっと肉食え肉!」

2人には刺激的かもしれんが俺達2人にとってスチューデはまだまだ可愛いもんだ

「クソガキめ相変わらず生意気なことしか特徴がない」

「なんだとチビ女!」

「おっ!煽り耐性の無さはクソガキポイント高いなぁ」

「バカそうだけどね」

「ん!?なんか言ったかおまえ…た...ち…!?お...おま…お前...たちそれは!?」

「ん?」

「コレ?」

俺は自分の【爪刻傷】を指差す

「あーやっぱ【刻傷】と【爪刻傷】のせいなのか?このNPCの反応…」

「来る途中もやたら怯えられてましたわ」

「お2人から放たれるヴォーパル魂は近付く者を切り刻むような威圧感を放ってますから!」

「え?そういう感じなん?」

「イカルガもいたら多分怯えて話どころじゃなかったかもね」

「お前おお...おまえたちのなまえを!きききき…きいておこうかぁ!?」

「効果抜群だなオイ名前はサンラクだ」

「俺がSHINE理由(ワケ)あってこの2人に協力する事になったらからよろしく特技は...」

「「リュカオーンの顎をカチ割ることです(笑)」」

俺は剣を取り出し突きつけラク兄は拳を合わせながら答える

「……そ…そそそそっそうか...!!ふ…ふふんっごご剛毅な奴だァ...!!ぼぼ僕様のために働けばしかるべきほほ……ほっ…」

「報酬?」

「そ…そう!ほーしゅーを支払ってやるぞ!」

「泣かすな」

「いやなんか別のクソガキを思い出したらちょっとイタズラ心が出ちゃって」

「面目ないです」

「それじゃあ、さ...早速船に案内してやるから付いてこい!」

「船?」

「船が無ければ僕様のパパ...いや親父を殺した幽霊船【クライング・インスマン号】を沈めることは出来ないからな!」

 

ユニークシナリオ【深淵の使徒を穿て】を開始しますか?

はい/いいえ

「!ユニークシナリオ……!!」

「来たねユニークシナリオ!!」

「「もちろんオーケーだ!」」

迷わずはいを選択する

「それじゃあ早速その幽霊船とやらをとっ捕まえて【深淵の盟主】様とやらを紹介してもらおうか!!」

「やってやりますとも!」

船に移動しつつ事情を説明される

「幽霊船【クライング・インスマン号】あの船と遭遇した親父はたった1人で幽霊船に乗り込んで化け物と戦って子分たちと船を逃がした命と引き換えに…」

「親父の敵討ちか」

「それとも親を奪われた復讐か?」

「どっちもだ!親父に代わって幽霊船を沈める!!それが果たされた時僕様は本物の【赤鯨海賊団】スカーレットホエール号の船長となる!!」

「これがお前の船かいい船じゃん」

「だね!いい船だよ」

「さぁ!!急いで積み荷を運べ!1時間後には出航だ!武器も忘れるな!バリスタの整備もしっかりやっておけよ!」

「了解!!」

「へースチューデの奴ちゃんと船長っぽいことしてるじゃねぇか」

「船に乗るの初めてですわ!ドキドキしますわぁ」

「ウチも楽しみです!」

「いつも振り回しているけど大丈夫そうだし船酔いも心配しなくていいな」

「まずもって船酔いあるのかな?」

「さぁな、ってか、街は立派なのにここら辺って少し荒れてるよな」「確かに、急ピッチで建てられた感あるよね」

「新大陸への調査船を建造するために労働者達が住む場所を早急に作って出来たのがこの『裏町』らしいよ」

「なるほど船が完成して用済みになった仮住まいがそのまま裏社会の温床になってるって訳か」

「裏賭博的なやばい事も行われてそうだよね!そういうの潰したりするクエスト無いかな?」

「物騒なこと言うなよな!」

『おうおうおう!!赤鯨海賊団名物バレル・デリバリーだ!!』

「んお!?なんだ!?」

「何事!?」

「アンタ宛ての荷物だぞ!配達完了!!」

「俺宛てぇ!?なにこれ全部貰っていいの?」

「死体でも入ってたり?」

「いやちげぇだろ!大方船旅に必要なアイテム支給とかだな!『シャンフロ』にしては妙に気が利いてるじゃん」

「?こんなイベントあったっけ?」

「さぁ覚えてない」

「どれどれ?一体何が入って…」

樽の蓋を開けるとサイガ-0さんが入っていた

「ばぁあぁー!?れれれレイ氏!?え!?なんで」

「ぷはっ!やっと出れました!」

「秋津茜さん!って事は残りは…」

「【速鋭斬(ソニックラッシュ!)】」

樽をバラバラにして現れたのはイカルガだった

「って事は最後の樽は…」

「全くなんなのよ!」

「やっぱりお前か…moment」

「みたいね…どうやらサンラクさんがパーティ解消し忘れてたみたいで私達も巻き添えって感じよ!」

「ラク兄!」

「あっ!!そういえば解消してSHINEと組み直すの忘れてたわ!」

ラク兄がポカーンとしたり焦りだしたり百面相してるので俺が代わって謝罪する

「ラク兄が色々ミスったみたいですいませんでした。こっちとしても借りのある相手なんでこのまま参加させてもらう感じで大丈夫ですか?」

「まぁ、僕らは何人増えても構わないけど…」

「って事だし、4人共このまま参加しないか?」

「勿論です!」

「面白そうだしやるぜ!」

「ここまで来たらやるわよ!今更嘆いても仕方ないしね!思い立ったが吉日よ!」

「そ…そうですね!全力でサンラクさんに協力させてもらいます!」

「お手柔らかに…しかしまぁ思いがけず強力なメンバーが集まっちまったな!待ってろよ!【深淵のクターニッド】アポ無しで家庭訪問してやるぜ!」

なんて言ってる間に渡橋が持ち上がり錨が上がる

「準備完了だ船長!」

「よぉし帆を張れ!!赤鯨海賊団『スカーレットホエール号』出航だ!!

目標は幽霊船!【クライング・インスマン号】!!」

スチューデの声掛けにより船が出航した

「わぁ凄いですね!進んでますよ!」

「確かにすげえちゃんとAI(モブ)が船を動かしてる」

「幽霊船と遭遇する海域まで行くには結構時間が掛かる今のうちにちゃんと戦う準備しておけよ!」

「はい!」

「……船上戦か」

「『嵐と共に...』とか言ってたし不安定な足場で戦うことにはなるよね」

「皆ちゃんと動けるか?」

「幽霊船船相手にどうやって戦うんです?SHINEさん」

「次元ごと切り刻むかなぁ〜空間を歪めて全部消し去るか」

「んな事出来んのはお前くらいなもんだ!それにお前はカウンター戦士なんだろ?」

「それなりに連撃や刺突スキル持ってるしいざとなれば徒手格闘でどうとでもなる」

「乗船前にアタシとゼロがNPCからその化け物について聞いてみたのだけど『奴らは腐った魚と人間の死体をぐちゃぐちゃに混ぜたような怪物でさぁ、あぁ口に出すのもおぞましい』って言ってたわ」

「さしずめ魚人ゾンビって感じかな?」

「さすが!既に情報収集してくれたのね俺やラク兄、イカルガじゃビビって逃げられるからね」

「僕達もこのユニークシナリオを開始するのは初めてだからね、どうなるかサッパリわからない」

「さっきからなに弄ってんだ?ルスト」

「バリスタの使い方を確認していた」

「用心に越した事はないからね」

「そういや海賊船っていえば大砲が主流なのに全部バリスタなんだな」

「そういえば火薬を見た事ないねこの世界」

「世界観的に火薬が存在しませんからバリスタが主流なのかもしれませんね」

「そういや銃って見た事ないわまぁ、見たところ結構しっかりとした造りの船だいきなり沈んだりはしないだろ!」

「当然だ!赤鯨海賊団自慢の船だからな!!幽霊船なんざあっという間に片付けてやる!!」

「ほぉー言うじゃねぇか」

「ホントホント、言ってくれるねぇ〜」

「それじゃあ航海は船長に任せて【イベント】が起こるまでのんびりしてるかな」

「だねぇ〜ゆっくりさせてもらうとしますかねぇ〜」

「じっとしてろよな!敵が来れば刀が教えてくれる!」

「お前の刀は妖刀かなんかかよ!」

「ふ〜...全くアイツらは心臓に悪い」

「そんなになんだ」

「私にはただの変態にしか見えない」

まぁ、傍から見たらそう見えるのかもしれないけど、この刻印にビビらないのはエムルやジーラ達ヴォーパルバニーくらいな気がする

なと考えていると見張り台の上にいた船員から声が上がる

「船長!!前方!西の空だ...!!」

「何!?」

スチューデは望遠鏡を覗く

「遂に来たな...!!」

「お二人とも釣れてますか?」

「全然!ボウズだね」

「やっぱり動いてる船の上からじゃダメっぽい」

「「??」」

「んあ...どうしたんですわ?」

「何かありました?」

「レイ氏、moment氏『シャンフロ』ってこんなに急に天候が変わることってあるのか?」

「いえ私が知る限りでは」

「アタシも知らないわね」

「なんだろうあれ...丸い雨雲がどんどん大きくなってる...?」

「船長!間違いねぇ!!''あの時''と一緒だぁ!!」

「ここ...怖くなんてない...!!僕様はパパの息子なんだ」

「来たな!」

「お前の妖刀が震えてんの?」

「妖刀じゃねぇよ!【水晶刃・晶蠍(しょうかつ)】!お前がくれた水晶群蠍の素材でビィッラクに作って貰ったんだよ!血を吸わせたくてウズウズしてらぁ!」

「えっとまだ致命の刀は強化されてないんだよな?」

「あぁ、毒刀・蜂蛇(ほうじゃ)と一緒に【水晶刃・晶蠍】を作ってもらってからとりあえず試し斬りとか思ってる間にこのシナリオ受注したからな」

「とりあえず致命の刀中心にまた手を替え品を替えで上手く戦ってくれ!俺たちも何とかする!」

「任せろ!これでもLv82だからな!」

「俺は99のExtendだからな!」

「このシナリオやってるうちに絶対追いつく!」

「もう一面真っ暗ですわ!」

「ホラーゲームの海賊船だと霧の中からゆっくりと現れるパターンが主流だが…コイツは...」

バリバリ!ビリビリと音を立てて雷が落ちる

「「んぎゃああぁあ!!」」

海面を突き破るようにボロボロの船が姿を現す

「あれが幽霊船【クライング・インスマン号】」

「お出ましだね!」

「海底から派手に登場か」

「何が人影のようなものが沢山見えますね」

「あぁ、まだよく見えないが...例の魚人だろうな」

「気持ち悪い船ですわぁ!!」

「う...うう...うわぁぁ!!この野郎!来るなぁあぁ!」

「待て闇雲に攻撃するな!射程圏内まで引きつけろ!」

「命令を出すのは僕様だぞ!」

「しっかり自分の立ってから言えよ!復讐でも仇討ちでもさ自分の足で立ってやらなきゃいけないんだよ!今のお前が出来ると思うか大海賊!」

「んぐ...!!畜生...!!」

「船長!幽霊船が速度を上げて向かってきやがった!」

「正面突破で沈める気!?」

「流石幽霊船捨て身タックルか」

「船長早く避けねぇと!!」

「いや...下手に避ければ側面に穴が開く...このまま迎え撃つ!!」

「え!?」

「幽霊船(ヤツ)は破損していてボロボロ...!!僕様のスカーレットホエール号の頑丈な船首なら耐えられるはずだ...!!」

「ほ...ほんとに大丈夫なんですわ!?」

「船があぁ言ってるんだ任せようぜ!」

「ラク兄がそう言うなら任せますよ!」

「お前らも海に落ちるなよ!」

「はい!」

「総員衝撃に備えろー!!」

「さぁ始めようぜ!幽霊船【クライング・インスマン号】攻略開始だ!」

船首同士が激突し魚人ゾンビが乗り込んでくる

「ぴええええ!!」

「しっかり捕まってろ!SHINE!全体指揮任せるぞ!」

「俺!?」

「お前が適任だ!やれんだろ?そういう面では俺より適任だ」

「わかったよ!各員戦闘準備!」

「船首が幽霊船にくい込んでる!船の損傷を確認しろ!」

「ギギギギ...」

「ば...!!化け物...!!」

「ギィギャギャギャ」

スチューデに襲いかかろうとした魚人ゾンビをルストがバリスタで撃ち抜く

「逃げずによくやったスチューデ!ここからは私達の番!!」

「さぁて盛り上がって来たぜ!!跳んで来た魚人ゾンビはアイツらに任せるとして早速俺は...いや俺達は幽霊船にカチコミと行くか!なぁ!SHINE!」

「指揮官抜けて良いの?まぁ、面白そうだけどさ!」

目の前には群がる魚人ゾンビ達

「ワラワラと入って来ますわぁ!」

「ジーラ!一応【光属性付与】!」

「お任せを!」

「さぁて正面突破しますかね!」

「幽霊船まで行ければいい?なら私が道を作る!」

「ルストさん弓使いだったんですね!」

「モルド!」

「わかってる【ファラウェイ・チアー】」

「邪魔雑魚共!!」

「一撃ですか!さすがですね!」

「ナイスだ!ルスト&モルド!行くぞSHINE!【遮那王憑き】」

「【星天大跳躍】!」

幽霊船に乗り込んだ俺達は早速武器を構える

「……そうだな強化仕立ての帝蜂双剣【改四】お前らで威力試してみるか」

「なら俺も!蛇蜂槍【改四】!くらえ!」

俺は目の前の魚人ゾンビを数体槍で突くとボロボロに崩れ落ちる

「強化によって【壊毒】の付与率が上昇しているこいつら程度なら速攻で肉体を破壊できるな!」

「だね!俺の槍もさらに扱いやすくなってるし!覚悟しろ!」

「増々気持ち悪いですわー!!」

「いいから撃てエムル!今なら大ダメージだ!」

「ジーラ!ブーストしてやれ」

「はい!【マジックブースター】」

「いくですわ!【マジックエッジ】!!」

一向に数が減らないどころか増える気もする

「【遮那王憑き】」

「【ライトニングステップ】」

「【愚者】の効果でリキャストが早い!早速恩恵受けてるじゃねぇか!」

「俺も【月】の効果でリキャスト一律だから変に気にしなくて良い分楽だよねっと!」

「にしてもどんだけ湧いて来るんだ魚人ゾンビ!」

「さすがに数多すぎてイラついてきた!」

「全然減らないですわ!」

「ルスト!向かって左2体!!」

「「!?」」

「お前らっ!!」

「やぁ幽霊船の方が的が多くて楽しそう」

「海賊船の敵は片付いたんですか?」

「まだ少し残ってたけどあの人達十分強いし後は任せても大丈夫だと思う海賊達(NPC)はこっちに戦闘を任せるつもりみたいだ

僕は上からサポートするよとりあえず防御系の強化(バフ)掛けようか?」

「いや悪い俺そういうの大体無効化される」

「俺もです!」

「……また増えた」

「無限湧きを疑いたくなるな!とりあえずSHINE!1度吹っ飛ばせ!」

「了解!」

俺は傭兵の斬剣を装備しスキルを発動する

「【次元斬月破】!」

次元が斬り裂かれ群れていた魚人ゾンビが消え去る

「何あれ...」

「SHINEのスキル」

「次元斬り裂いた?」

「おう!SHINEのスキルは強力な反面武器の損耗が激しいんだよ」

「それを各武器に付き1度代償ダメージをゼロに出来るからなそれがアイツの【神秘】の効果でな!」

ギュンと錨がこっちに向かってくる

「【完全反転撃】!」

ガキィィィンと音が響き攻撃が跳ね返っていく

「3人共大丈夫!?」

「SHINEが攻撃弾いてくれたからな!」

「アレでくたばってくれたら良かったんだけどね」

「分かりやすくボスっぽいモンスターが出てきたな!」

【深きに生ける羅鱶-ゾンビ・ラブカ-】

「幽霊船の船長?」

「あいつを倒せば魚人群は止まるかも」

「雑魚敵の強さから見て今更苦戦するような相手じゃないだろ」

 

-その頃-

スカーレットホエール号の方でも継続して戦闘が行われていた。

「おい!ジェイド!もうへばったのか?」

「冗談キツイですよ!イカルガさんこそ!もうへたばってないッスよね!」

「言ってろ!【武神光輪剣】」

「【斬鉄剣】」

「クソッ!!海に落としても上がってきやがる!船長!外は危険だ!早く中に!」

「いやだ...」

「え?船長?」

「僕様は...パパの仇を取るために幽霊船まで来たんだ...!!」

「くっ!」

「この!マズイわねゼロ、倒しきれない」

「ステータス半減が響いてる!」

「でやぁ!」

「くたばれ!オラァ!」

「大丈夫ですか?サイガ-0さん!」

「そっちも平気か?moment」

「えぇ、何とかね」

「はい、ありがとうございます」

「だいぶ魚人も減ってきましたね!」

「向こうで暴れてる連中がなんかしたんだろ!」

正直【アルマゲドン】と【ゴッドブリンガー】の反動...

全ステータス半減、スキル使用制限に武器、防具の性能低下

やっぱりこの状態では【神魔の大剣】を使いこなせないしmomentも【ダーインスレイヴ】と【ホーリージャッジメント】を持て余してる

これ以上足手まといにはなるわけにはいかない!

ウィンドウを操作し装備を切り替えた

 

-幽霊船-

 

俺は【真眼】を発動する

「ふぅ〜っ」

「早速ボスの登場か」

「やってやるですわ!!」

「うちもやってやりますよ!」

「おう!しっかり頼むぜ!」

俺とラク兄はエムルとジーラを掴むとモルドさんに投げ渡す

「モルドー!!ちゃんとキャッチしろよ!」

「こっちもお願いします!」

「ちょっ!?何するんですわ!?」

「対ユザーパードラゴンの時にやろうと思ってたスーパーエムルキヤノンと」

「超ジーラバスターだ!」

「「ゴー!」」

「何するですわー!!」

「あぁ!もう!【浮遊】!」

モルドさんの方に投げ渡したエムルと浮遊でなんとか体制を立て直したジーラ

「上から援護頼んだぜ!」

「お願いします!」

「さてとそれじゃあ暴れるか!SHINE!」

「だね!」

「俺の【兎月】とSHINEの【雪兎】に続き【真化】によって生まれ変わった【湖沼の短剣】と【湖沼の直剣】改め...【傑剣への憧刃】と」「【憧憬への不壊刃】(エクス・デュランダル)」

「「初陣だ(といきますか!)」」

「ルスト!右側はは僕達が喰い止めるから左をお願い!」

「了解」

「行くよ!」

「は...はいな!」

「もちろん!」

頑丈さが特徴の【湖沼の短剣】と【直剣】を通常強化ではなくビィッラックによって更にVIT特化に【真化】させ英傑の振るうそれに劣らない強き刃となった両刃の片手剣

「行くぞ!SHINE!」

「うん!やろうか!ラク兄!」

「「【縷々閃武】!!」」

クリティカル時はVIT減少を無効にする事もできる

「コイツがあれば長時間戦闘も耐えられる!」

「俺もカウンタースキル以外でやるなら余裕だ!」

ちなみに今回はラク兄に合わせたが一応白刃の方も【真化】済だったりする

「まぁお前が相手ならそう時間はかからなそうだけどな」

「にしてもSHINE、なんか妙じゃねーか?お前なら違和感の正体気がついてんじゃねーのか?」

「おそらくだけどね、すぐわかるよ!【無尽連斬】」

......時…満ちる

「こ...この化け物めぇ!!僕様がパパの仇を討ってやる」

「え!?」

「は!?スチューデ!?なんでお前こっちに」

「やっぱり......」

「あれ?戦闘は僕達に任せるんじゃなかったの!?」

「ぼ......僕様だって戦えるんだ!」

「総員!スチューデを守れ!これは討伐ミッションでも探索ミッションでもない!護衛系ミッションだ!」

「【ツインブースト】【ブーステッドバーニング】【キラーパンツァー】【月狼の誇り】【ライトニングステップ】」

自己強化スキルで身体能力を底上げして加速するがギリギリ届かない

「ギリギリ届かない!スキルの重ねがけも難しい!」

その時、ガギィーンンンと金属同士がぶつかる音がして錨が跳ね返る

「邪魔よアンタ!【ホーリー・レイ】」

「ステータスのデバフは如何ともし難いですが…この装備であれば十分戦えるはずです!!」

「アタシもね!どっちかに限定すれば何とかってところかしらね!」

「え…あれって…」

「レイ氏…!!か!?」

「片方はmomentだよね?」

「一瞬新しいモンスターが湧いたかと思ったぜ」

「momentの方もなんか雰囲気変わってるし…」

 

-スカーレットホエール号-

 

イカルガ、ジェイド、秋津茜、シークルゥの4人で魚人掃討を行っていた2人と2匹?2羽?は周りに敵がいない事に気がつく

「あれ?もう周りに魚人がいませんね」

「何やら幽霊船に戻っていくものが多いでござるな」

「片付いたなら向こう行くか!」

「行きましょうッス!」

「それじゃあ私達も向こうに行きましょう!シークルゥさん」

「了解でござる!」

「行くぞ!」

全員が幽霊船に集まる

 

-幽霊船-

 

スチューデにヘイトが集中しているためスチューデを取り囲むように集まる

「護衛系ミッションって事ならのんびりしてられねぇ!!サッサと勝負を決めるぞ!」

「了解!【残光瞬閃】!」

すれ違いざまに残光が見える程の速度で敵を斬り付ける

「すいません!遅れました!私もコチラに参戦します!」

「これで全員揃ったろ!一気に行くぞ!」

だが、一瞬嫌な予感がして危機感知センサーとも言うべき第6感が働いた

「なんだ!?」

なんか今、一瞬嫌な予感が…それに混じってラグがあったような…

けど今まで『シャンフロ』の読み込みでラグが発生した事なんて1度もなかった

あの巨大なオーバードレスゴーレムの時ですら感じなかったのに

「スチューデ!とりあえず下がれ!」

「SHINE!」

「わかってる!さっきのだよね!?」

「あぁ!そうだ!あんな感覚初めてだ」

風は…嵐に変わる 雨は…豪雨に… 空は…雲に覆われ雷鳴が響き雷が落ちる

「天候が荒れてきたでござる!!」

海が荒れ船が揺れる

「やばいやばい落ちるぅ!!」

「ぴええええ!」

「落ち着いてください!【念力付与】」

念力付与で身体を浮かせ柱に固定する

「うおわぁ!!なんなんだ急に!?」

次々に船外へ投げ出される魚人ゾンビ達を他所に海から巨大な触腕が現れる

「こいつは…」

「間違いない!」

「やばいですわ!!やばいですわ!!」

「まずいです!まずいです!!」

「想像以上にヤバいのか来るッスよ!」

「島をもつかむ巨大な腕…」

「全てを引き込む触腕」

「深淵の盟主!」

「「「クターニッドですわぁーーー!!(ですーーー!!)(スよーーー!!)」」」

「……んなっ…なんだとぉ!?」

「コイツが…深淵の盟主」

「わわっわぁ!!」

「深淵のクターニッド…!?」

「あくまで1部でしょうけど、想像以上ね!」

「まだ通常のユニークシナリオなのに…なんでもうユニークモンスターが!?」

「このまま戦闘!?」

「まさかこのシナリオ…EXまで直通なのか!?」

「それにしたってなんの告知もなしに…」

「こういうのは開始前に断りがあるもんだろぉぉ!!」

 

ユニークシナリオEX

【人よ!深淵(ソラ)を見仰げ世界は反転(マワ)る】

を開始します

 

「事後報告するんじゃねぇぇーーー!!」

ラク兄の叫びを最後に俺達は深海へのまれ意識が途切れた…




36話目ですクターニッド登場まで書きたかったので長くなりました。キリのいい所までとはいえその場所というかシーンによるのでどのタイミングで切るかによって長くなったり短くなったりしますが次回も少し長いかもしれませんがお楽しみに

次回「深淵に抗う鮫と鳥そして蝶」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

シャングリラ・フロンティア〜音ゲーマー、神ゲーに挑まんとす〜(作者:トレセン暮らしのデュエリスト)(原作:シャングリラ・フロンティア)

世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。なんなら10000の凡ゲー、良ゲーだって存在する。▼勿論その中にはジャンルとして、音ゲーと呼ばれるものも存在するのだ。▼そんな音ゲーをこよなく愛する少年は少しのきっかけから音ゲーですらない大衆が認めた神ゲーに挑む。▼掲示板大喜利会場▼https://syosetu.org/?mode=kappo_v…


総合評価:3143/評価:8.23/連載:184話/更新日時:2025年12月10日(水) 00:00 小説情報

戦闘狂が行く理想郷(作者:烏鷺)(原作:シャングリラ・フロンティア)

戦闘バカで運動バカでクソゲーマーの弟がシャンフロで大暴れする話し。


総合評価:2871/評価:8.31/連載:94話/更新日時:2026年06月20日(土) 23:12 小説情報

シャングリラ・フロンティア 〜神ゲーのモンスター共を天誅しに参ります〜(作者:YY:10-0-1-2)(原作:シャングリラ・フロンティア)

▼ 世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。▼ だが、そんなクソゲーの中でも、本人にとっては『神ゲー』になる可能性もある。▼ これは、『辻斬・狂想曲:オンライン』……通称『幕末』をこよなく愛し、そして、神ゲー『シャングリラ・フロンティア』のモンスターを天誅しに参る、青年のお話である。▼※設定ガバガバです。▼※ヒロインはペンシルゴンです。▼…


総合評価:1825/評価:8.6/連載:106話/更新日時:2026年04月14日(火) 09:19 小説情報

神ゲーなのに、今日も釣り日和(作者:ひよこ大福)(原作:シャングリラ・フロンティア)

幼馴染の一言をきっかけに始めた神ゲー――シャングリラ・フロンティア。▼だが幼馴染の朝倉湊の目的は攻略ではなく、暮らすこと。▼採取、釣り、料理、調薬。戦闘は最低限。▼のんびり過ごすはずだったゲーム世界は、気づけば少しずつ広がっていく。▼最前線を走る幼馴染の裏で、マイペースに遊ぶもう一人の物語。▼これは《えびす天丼》のスローな冒険記。


総合評価:424/評価:7.11/連載:41話/更新日時:2026年05月29日(金) 15:00 小説情報

VR初心者ゲーマーが往くシャングリラ(作者:ガリアムス)(原作:シャングリラ・フロンティア)

VR技術の発展により、ゲームのレベルが飛躍的進歩を遂げた世界。ディスプレイがレトロへ、フルダイブが主流へと変わった現代━━━━。▼数多あるタイトルの中で、映像技術の進化に追い付けずシステムに問題を抱え、リリースされたゲームにユーザーが『クソゲー』と烙印を。また其の逆として、落とし込まれたシナリオがシステムと相乗以上に噛み合い、ユーザー達が『神ゲー』の太鼓判を…


総合評価:10024/評価:8.56/連載:1082話/更新日時:2026年05月30日(土) 07:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>