シャングリラ・フロンティア〜兄を超えんとする者、神ゲーへと挑む〜   作:凌介

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クターニッドによって海底へと引きずり込まれたSHINE達は盟主の力の一端を目の当たりにする


第37話深淵に抗う鮫と鳥そして蝶

深淵の盟主クターニッドによって海底へと引きずり込まれた俺達は

船の残骸の上で目を覚ます。

「ここは…海…底…?…あれ?なんで息できてんの?つか他の皆は?」

「……おい!皆!どこだ!?」

「ラク兄!良かった!皆とバラけたから誰もいないと思ったけど近くに居てくれて良かった!」

「とりあえず俺達だけか…」

「みたいだね」

敵も…パーティメンバーもいない…!!クターニッドも…これはスチューデの護衛どころじゃない

まさか死亡確率が極めて高いEXシナリオに続いてしまうなんて…エムルやジーラを連れてきたのは完全に失策だったな

「そもそもどこなんだここは?海底洞窟にでも引きずり込まれて…いやというよりかはこれは…」

「海底洞窟というより海底都市って感じだね」

「……一体何が起きてるんだ?とりあえず思ったよりも早く【深淵の盟主】に会えた…それはいい多少強引なお招きも多めに見よう…けどな…」

【深淵のクターニッド】…なんて規格外の化け物を作りやがるんだ

「あれと殴り合えってか…?はっおもしれぇじゃねぇか…!

【七つの最強種】!!」

「最高…!俺達からの挑戦状!突きつけてやろうじゃないの!」

「だがその前にまずはエムル達を捜さねぇと…!!どこにいるんだエムルーーー!!」

「ジーラ!聞こえてるなら返事しやがれーー!!」

「……今の声近くに誰かいるな…何者だ?」

声に反応はなかった…距離が離れてるのか…はたまたまだ目覚めていないのか…

「…コイツらさっきの魚人ゾンビ共……か?」

「ただの魚になっちゃったね…しかもよく見ると体力回復やスタミナ回復効果まである」

「理由は分からんがとりあえず…この海底都市の情報が欲しいな」

「話の通じるNPCに会いたいものだね」

「1面淡い青色の風化したような街…中央にそびえる城クターニッドが居るとしたらあそこだろうな」

「そして戦闘の途中にも関わらず開始されたユニークシナリオEX

【人よ深淵を見仰げ世界は反動る】」

EXが始まる直前のあのラグのようなもの…タイミング的には秋津茜が幽霊船に来た瞬間に発生していた

「スチューデが生存した状態かつ全員で幽霊船【クライング・インスマン号】に乗り込む事が発生条件ってところか?どう思うよSHINE」

「おそらくそれで間違いないと思うよ、あと可能性があるとすればあのボスモンスターに一定以上ダメージが入ってる事かな?」

「なるほどなぁ〜その可能性もあるのか…つか何だ?このカウンター?」

「特殊状態だと思うおそらく時間制限」

リュカオーン戦の報酬にあった【導きの灯火】ウェザエモンの【レベル制限】がそれに当たると思う

「今回はこれが特殊状態なんだと思うよ」

「なるほどこの目減りしていくカウントダウンこの場所に滞在できるタイムリミットか?」

「だと思う7日間で攻略してみせろって事だよねこれは」

これが長いのか短いのか分からない状態では探索しつつパーティメンバーを捜すしかないよな

「おーい!誰かいないのかー!?エムルー!!」

「おーいジーラ!ルストさ〜んモルドさ〜ん!イカルガ〜!」

声に反応したのか人影が見えた

「人影が見えた!」

「よく見えなかったけど大柄だったような…!!」

「もしかしてレイ氏か…!?」

「追ってみよう」

「おう!」

人影を追ってみるが知ってる誰とも違う…尻尾が見えた

「尻尾?だよね…」

「あぁ…」

現れるモンスターの群れ

「ぶはぁ!?ぎょ…魚群!?」

「何だこの大群はぁぁ!?流石に多すぎるだろ!!」

「この街にも出やがるのか…!!」

「カッツォさんの仲間とかいないかな?」

「いるわきゃねぇーだろ!真面目に戦え!」

「へいへい、【残光瞬閃】【シューティングソニック】」

「SHINE!ヘイト散らせねぇか!」

「ウツロウミカガミじゃあ難しいのか…やってみますか【幻影乱舞参式】!」

「さすが!ちょっとヘイトが散った!でもやっぱりAI(あたま)はバカだな!仲間の山を避けて回り込む頭もない…!!」

「とりあえず壁に登ろう!【頂点大跳躍】」

「【遮那王憑き】【グラビティゼロ】よぉーしここらでいいか!直進しか能のない魚人共じゃ壁に詰まって団子になるのが関の山だでっかいつみれができるかもな!腐ってるけど」

「まるで『コスモ・バスター』5面『連合軍殿撤退決戦』みたい」

「俺も同じこと考えてたぜSHINE」

「まぁ''戦わない''が正解の時もあるよね」

「だなそれを嫌ってほど学ばせてもらった」

「「記憶とは経験であり経験とは力であるってね…」」

振り返るとさっき見かけた魚人がいた

「うわぁーーー!?いつの間に……!?」

「上にも魚人いたのね…」

「ま…待て鳥人族(バーディアン)!と蟲人族(バグマン)!俺は奴らとは違う…!!」

「喋った!?」

さっき走っていった奴か…?確かに知性のかけらもない腐れ半魚人とは様子が違うイベントNPCか!?

「その怪我奴らにおわれてるのか?」

「……」

ギギッ

「!!んげっ…!!」

「マジで愚直に真っ直ぐ登ってきやがった!!SHINE!吹っ飛ばせ!」

「えぇ〜もう!【次元斬月破】!」

次元がズレて魚人共が消し飛ぶ

「SHINEの場合それやると素材が程んど消し飛ぶからな〜」

「仕方ないよ!それに同じやつ狩り続けてれば何とかなるよ素材なんて」

「まぁ、そうなんだけど…とりあえず飲んどけ!」

ポーションを投げ渡す

「まだ敵残ってるし飲んだら走るぞ!」

「……あ、あぁ!!誰とも知らぬが感謝する!」

最初に遭遇するのがプレイヤーじゃなくNPCとは考えてなかったがこれは間違いなく【イベントフラグ】だ見逃す手はないよね

それにこのエリアについても色々情報手に入るかもしれないジーラ達を見つける手立てになる何かを!

「その声先程叫んでいた男達だな忠告しておくがあまり不用意に声を荒らげぬことだ奴らの敵感知の大部分は目と耳に頼ってる注意しなければあのように集まってくる」

「もしかしてさっきの傷って俺らのせい!?」

「気にするなただのヘマだ!」

「とりあえずゆっくり話を聞きたいなえーと…」

「……『アラバ』だ借りは返すぞ見知らぬ鳥人族と蟲人族だがまずは安全な場所を確保する」

「了解!俺はサンラクだ宜しくなアラバ!あと俺普通の人間だから!これ被り物!」

「俺はSHINE!宜しく!俺も人間!これは仮面だよ!」

「何!?その格好でか!?確かに羽はないようだが…それによく見ると目も違うような…」

とりあえず魚人共から逃げ切り物陰に身を隠す

「ふぅとりあえず魚人ゾンビ共を撒けたな」

「ふぅ〜とりあえず落ち着けるかな?」

「てか奴らと同じ魚人なのにアラバも襲われるんだな」

「何を馬鹿なっ俺は誇り高き魚人族(マーマーン)だあんなもどきと一緒にしないで貰いたい君が野鳥と同じだと言われているのと同じだぞ!」

「だから俺は鳥人族とやらじゃねぇって!」

「俺も蟲人族じゃないしね」

とりあえずセーブゾーンを確保して話し合う為に腰を落ちつける

「んじゃ早速色々聞きたいんだけど、そうだなまずはこの街について……」

「待て!」

「?どうした?」

「歌が聞こえる…」

「歌?」

俺は聴覚を研ぎ澄ます

「確かにまだ遠い気はするけど聞こえる」

「不味い!人魚か…!?」

「人魚…」

見上げた先に物語なんかでよく見る人魚の姿があった

「なんで空飛んでんの?」

「ちょっと見に行ってみるか!」

「何を言っている!先手を取られた早くココを離れ…ぐあ……!!があぁあ…!!」

「アラバ!?」

「人のように見える上半身は…敵を…油断させる餌……擬態だ

釣った相手を…歌で…ぐああぁ」

「なるほどねぇ俺達はこれで防げてるけど普通ならやばい訳か…とりま…やるか!」

「だな!言っておくが俺達は美少女だろうがイケメンだろうが一切遠慮容赦なくキルできるぜ!」

「顔だけなら俺達のゲームフレンドの方が良いもんでね!」

「そんでもって俺達にはその状態異常は効かないし宙に浮くのも…なんのアドバンテージにもなってねぇんだよ!!」

「出直してきな!」

スキルを起動して人魚達の喉元を斬り付ける

「【フリットフロート】による切り返しだ」

「俺は【星天大跳躍】と【星々の舞踏】の効果だね」

ダン!と音を立ててラク兄が着地するが落下ダメージを受ける

俺は跳躍して浮いてるため問題ない

「【残光瞬閃】」

「SHINEはスキルで空中浮遊してるからな〜しかも跳躍スキル中心に空中ステップしてるから動きがスムーズなんだよな〜空中戦は事故が起こりそうだ一応回復入れとこう」

体力回復が確率で失敗することを忘れてたようで1人で騒いでる

「邪魔!【剛力崩拳】!」

殴り飛ばした人魚にアラバが噛み付く

「アラバ!?」

そのまま頭を振り回し壁に投げ飛ばす

「かかってこい魚共め!!このアラバの牙に噛み砕かれたいのであればな!!」

アラバの叫びに人魚達が逃げ去っていく

「…フンッ所詮はただの魚か」

「結構ワイルドな戦い方するのな!見直したぜ」

「そちらこそあの宙での身のこなしと滞空力やはり鳥人族と蟲人族だったか!」

「「いや、しつけーなあんた!」」

「実はこの街で武器(エモノ)を無くしてしまってなさっきのあれは仕方なく奥の手というものだ」

「!そうだ!道中でこれくらいの片刃の剣を見なかったか?鉱人族の名工に鍛えてもらった業物なんだが…」

「いや見てないな」

「大きさ的には俺の斬剣よりちょっと大きいくらいくらいの剣ですか…道中も見てないですね…」

「この海底都市に来てすぐ魚群に襲われてな」

「海底都市?そうか…来たばかりなら分からないのも無理ない」

「「??」」

「上に見える『あれ』は岩の天井ではなく『深海の底』だ」

「……ん?」

「どういう事です?」

「俺達の足元…この先に海面がありそのさらに向こう側には空がある」

「ちょっと理解が追いつかないんだけど上が底で?下が海面?」

「俺もまだはっきりわからないけど【反転】してるって事かな?」

「そうだ!ここ【深淵盟都ルルイアス】は深淵の盟主による【反転】の力がこの街全域に満ち溢れている言わば…【反転都市】」

「はぁ…!?街全体を丸ごと【反転】…!?」

「やっぱり…これで確信が持てた」

「SHINE、説明してくれ」

「アラバ、俺の説明を聞いて間違ってたら訂正を頼む」

「わかった」

「【反転】するってのは生と死、地上と水中を反転させてる俺達が最初に出会った魚人ゾンビもその一つ」

「と言うと?」

「人とは違う生きた魚を魚とは違う死せる半魚人に人ならざる死せる魚を魚とは違う生きた人魚に【反転】させるつまり盟主様の力は''死をも覆す''」

「驚いた…我の話を少し聞いただけでその結論に至ったとは…」

「って事はあってるんだね」

「あぁ、間違いない」

「冗談だろ…!!何だよそのデタラメな能力は…」

【盟主の力は死をも覆す】そこから導かれる結論は【深淵のクターニッド】の力それが【反転】街全体を【反転】させる事により

【深淵盟都ルルイアス】を存在させている

「つまり俺達は水中に逆さにされてるってのか?」

「ただの逆さではない元々存在していた街全体の空間を捻じ曲げ【反転】していると考えればいい」

「カウンタースキルを多数持つ俺だからこそいち早く気付けたって所だな」

「だから空気が無いはずの水中でも呼吸はできるし石も''上''に落ちる」

「つまり、SHINEはカウンタースキルでどんな攻撃も相手に向かって【反転】させるまたは次元に干渉して次元そのものを【反転】させたりしてるのとある意味原理は同じって事か」

「ある意味でね、でも規模が違いすぎるよ!」

「でもその理屈だとあの人魚落ちるはずだろ?」

「そこも歪め捻じ曲げてるんだよ!『水のない空中』を『水がある空中』としてね」

「お主、かなり頭がキレると見える」

「考えるのは俺の仕事、情報を集めるのはラク兄の仕事ってね」

「まぁ、俺も考えるのは嫌いじゃねんだが、如何せんSHINE程結論に至るまでが短い訳じゃないんだ。とりま情報を整理すると」

「この世の理を裏返し、逆さにし、乱し死をも覆す世界そのものを変質させてしまう超越者それが…【深淵のクターニッド】だ」

「SHINE!お前の代償の肩代わりはまだイケるか?」

「斬剣以外でならね」

「そうか…なら今は温存しとけ!いざとなれば武器破損覚悟で色々やってもらわないといけなくなりそうだ!おそらくただ戦って倒すってのは無理だろう!脱出が出来るなら良いんだが…」

「無理だと思うな!招かれた以上招待主様を楽しませないと出してくれないだろうね」

「そうだな、深淵の盟主が俺達のような者を招くのは殺すためではなくその足掻きを見て無聊を慰めるため、要は気晴らしだ」

「嫌な趣味してやがる」

「確かに悪趣味だね」

「男はクターニッドの左眼を貫き気づいた時にはルルイアスから脱出していたらしい」

「知り合いなのか?その魚人族」

「俺の祖父だ」

「なるほど因縁ありって訳ね」

「俺の知っていることは大体こんなところだろうな」

「でいつまでこんな目立つ場所にいるつもりだ?塔の位置を確認するためにわざわざ来たわけじゃないだろうな?」

「まぁ、街の全体像を把握しておきたいってのもあるがルルイアスって移動する度にコソコソ隠密しなきゃいけないだろ?」

「当然だまがいモノ共がそこら中を徘徊しているのだからな」

「だからこんな場所からは早く...」

「はぐれた仲間を捜しているのにお互い隠れてたら効率が悪い」

「ちょっと待て...なにを考えている...?」

「多分ものすごく目立つ事」

アラバが止めようとするが無駄である

「''見つかるには''目立つのが1番だと思うんだ」

「!!まさか...!!よせっ...!!」

「無駄だって!」

「スウぅぅぅぅ」

「だれかあぁいるかああ!」

大声で叫ぶ

「ば...馬鹿な!どういうつもりだ...!?」

「静かにっ」

「……サァァ...ン」

「サンラクサァァン...!!」

「SHINEさぁぁぁぁん!」

「ビンゴ!応えた!!」

あの声はエムルとジーラだ

「結構近いぞ!」

「みたいだね!」

「言ってる場合か!!奴らが集まってくるぞ!!」

「心配するなって人魚は移動しながら歌は歌えないし、魚人ゾンビも思考は単純だ」

「それにいざとなればSHINEが次元ごと消し飛ばす!」

「なんで俺?やだけど?代償ダメージ事ラク兄に当てて良いならやるけど?」

「ふざけんな!ここで死んでリスポーンできるとは限らねんだぞ!」

「とりあえず全力で走ればいいんじゃないかな?」

「全力で走り続ければ意外と何とかなる!!」

「行き当たりばったりだねぇ〜」

「言ってる場合か!早く走れ!」

「サンラクサァァン!!助けてですわあぁ!」

「助けてくださ〜い」

「おお!!エムル!!スチューデも一緒か!!」

「もう大丈夫だ!魚人共のヘイトは俺が引き受ける」

「待って!もしかして魚人じゃ無いんじゃない?」

「ジーラ!何連れてきた!」

「ちょっとヤバいやつです〜」

建物を破壊しながら現れたのはデカイリュウグウノツカイだ

「でっか!何あれ!リュウグウノツカイ!?」

「エムルが魔法で呼び出したんです〜」

「いつだったか言ってたランダムエンカウンターで呼び出したのね…」

「つか待って!ジーラも使った!?」

「使っちゃいました〜」

「嫌な予感……」

デカイリュウグウノツカイを追うように現れたのは双頭の鮫だった

「某洋画で出てきたやつそっくり」

見た目だけじゃなくて名前も似ていたのだツインベッドシャークキング

「まぁ、ツインベッドタイガーなんてのがいたくらいだし似たようなのいるんだろうなとは思ったけどさ」

「で?どうする?ラク兄」

「どっちがいい?」

「どっちでもいいよ」

「ならジーラが呼び出した方責任持って倒せ!」

「了解!」

俺は【煌蠍の籠手】と【煌蠍の脚鎧】を装備しスキルで跳躍する

「【星天大跳躍】からの〜【剛力崩拳】」

強烈な一撃を鼻先に叩き込む

「もう1発!【瞬天壊脚】!」

左右の鼻先に1発ずつ叩き込む

ツインベッドシャークキング...めんどくさいから双頭鮫で!

双頭鮫は鼻先を殴られ蹴られて左右に頭を振る

「多少は怯んだみたいだね!なら連弾だ!」

跳躍した後の自然落下を利用して顔目掛けて連弾スキルを発動する

「【縷々閃舞】!」

グギァァァ!

「うるせぇよ!【ハンドオブフォーチュン】!!」

この程度でくたばらないのは百も承知、【神秘】の効果でリキャストは一律90秒なので【剛力崩拳】はもう使えるが...ここは【煌蠍】シリーズで攻める!

俺はその手に【煌蠍の光剣】を出現させ構える

「いくぞ!【無尽連斬】」

俺の攻撃に苛立ちを覚えたのか尾鰭で俺を攻撃してくる

「その重そうな一撃は返すよ!【完全反転撃】」

尾鰭の一撃がそのまま自分に返りもがき苦しむ双頭鮫

「来いよ!ブレスとか撃ってこいよな!」

グガアァァァァ!

牙を剥き出しにして突っ込んで来る

「【ウツロウミカガミ】」

ヘイトを置き去りにして【獅子連撃】で切り刻む

「頭は双頭のくせに悪いみたいだな!【シューティングソニック】」

ガアアアアア

「お!ついに撃つか!ブレス!」

このタイミングで撃ってきたってことはある程度ダメージ受けてからじゃないと撃たない仕様なのだろう

「時空よ歪め!時を巻き戻しその力を己へと返せ!【歪曲反撃(ディストーションカウンター)】」

攻撃が歪められ反転し双頭鮫に返る

「終わりだな!【致命の刺突撃】」

双頭鮫はポリゴンの欠片となって爆散する

「よし!勝った〜!」

「漁夫の利天誅!」

「見えてるよ!イカルガ」

「暴れてたんなら混ぜろよな!ったく!」

「暴れてればお前らが来るかな〜と」

「つか、おまえだけ?」

 

首を縦に振るイカルガ

「あぁ、俺だけだ、ジェイドとも離れちまってな!」

「ん〜ラク兄側に誰が合流してるかによるよね」

「あぁ、とりあえず合流するか」

 

俺達が合流すると秋津茜さんとモルドさん、ジェイドも合流していた。

 

「おう!皆集まったか」

「いや、レイ氏とmoment氏がいねぇ」

「なんか事情があるのかもね」

「合流出来たら聞くしかないわな」

「とりあえずもう少し待ってみて……!?」

戦闘で崩れた建物が元に戻りだした

「なんだ!?新手か……!?」

「違うよ!時間が巻き戻ってる!」

「あんなにボロボロだった建物が一瞬で……!!まるでリセットされたみたいです!」

「言い得て妙だな!これがユニークモンスターの能力なのか...」

「確証はねぇけど、多分こいつもクターニッドの能力だ...!!」

「え!?クターニッドの!?」

「完全におちょくられてるね!」

「あの野郎……馬鹿にしやがって……!!」

「楽しんだからお片付けはやってやるってか……!!」

「これで確信が持てたよ、クターニッドの能力は間違いなく【反転】だ……!!」

 

建物が元に戻る瞬間、アラバの話を聞いて俺の立てた仮説が確信に変わった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




37話目です。正直どこで区切ろうか迷った結果昨日の夜投稿する予定が間に合いませんでしたがタイトルに盟主の力と入れているので
その力の1部だけでも確信が持てたという形に区切りました。
次回はGGC編の顔合わせくらいまでを予定していますのでお楽しみに

次回「そして旅狼は海から摩天楼へ」
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