ポケットモンスターSpecial 冒険記録   作:KAZ1421

12 / 14
『ifの世界』編 スタートです。


『if』編
マサラタウン


 

ポケットモンスター、縮めてポケモン。

 

この世界の不思議な不思議な生き物。

 

人とポケモンは様々な関係を築き、過ごしていた。

 

 

 

そのような人々を人は『ポケモントレーナー』と呼ぶ。

 

ポケモントレーナーはポケモン同士を戦わせたり、捕らえた後、共に家族として過ごしたりと関わり方は様々だ。

 

 

そしてマサラタウンのある家、そのある部屋である少年とポケモンがベッドで寝ていた。

 

 

「Zzzzzz。」

 

 

少年とポケモンが寝ている時、モンスターボール型の目指し時計が鳴る。

 

 

「……ピカ?」

 

 

ポケモン、ピカチュウは“ピッピッピッ”となる目覚まし時計の音で起きる。

 

 

「ピ〜カ。」

 

 

ピカチュウは眠そうにしながらもモンスターボール型の目覚まし時計を止める。

 

 

「ピ、カ、 チャー。」

 

 

ピカチュウは大きくあくびをしてそのまま少年の所へ行き、少年を精一杯の力で揺らす。

 

 

「ピカピ。 ピカチュウ。」

 

 

どうやら少年を起こそうとしている様だが、全く起きる気配がない。

 

そこでピカチュウは『ある事』をする。

 

 

「ピカ、チュウ!!」

 

 

それは少年に向かって電撃を浴びせる事だ。

 

 

「あぎゃぁぁぁぁ!?」

 

 

その強い電撃を受けて少年は思わず叫び、一瞬起きるも。

 

 

「……Zzzzz。」

 

 

眠たいのか再び寝てしまう。

 

 

「ピカチュウ。」

 

 

どうやっても起きないとピカチュウはガックリとするが、久しぶりの家だ。

 

 

約束があるが、遅刻してもいいだろうと考えてピカチュウは少年の近くに座る。

 

 

しばらく経った後、部屋へ近づく足声が聞こえる。

 

その人物はサトシの部屋の扉を開けて言う。

 

 

「サトシ。 いつまで寝てるの? 約束の時間は過ぎてるわよ。」

 

 

サトシの母、『ハナコ』が起こしに来たのだ。

 

ハナコは流石にこれ以上寝てるのは良くないとサトシを起こしに来たのだ。

 

ハナコはサトシの頬を両手で触れながら言う。

 

 

「もう『みんな』オーキド研究所で待ってるわよ。」

 

「……オーキド…研究所……。」

 

 

その言葉を聞いたサトシは“ハッ”と目覚めて慌てる。

 

 

「わああああ!? ママ!! なんでもっと早く起こしてくれなかったの!?」

 

「…自分で起きるって言ってたでしょう?」

 

 

サトシは慌ててすぐに着替えて既に焼かれていた食パンを持ち、食べながら靴を履く。

 

 

「行ってきます!!」

 

「ピカチュウ!」

 

 

サトシとピカチュウはそのままオーキド研究所へ向かう。

 

 

「行ってらっしゃい。」

 

 

ハナコは慌てて向かっているサトシに手を振って見送る。

 

変わらず元気な息子を暖かい目で見ながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この少年、マサラタウンのサトシ。 

 

相棒のピカチュウと共にバトル&ゲット。

 

ポケモンマスターを目指し、ポケモントレーナーとして修行を続けている。

 

 

 

 

 

 

─── オーキド研究所 ───

 

 

サトシはこれ以上遅れない様に急いで走り、オーキド研究所に到着する。

 

 

「おはようございます、オーキド博士!!」

 

「ピカチュウ!」

 

「おお、サトシ。 ようやく来たか。」

 

 

オーキド博士は遅れてやってきたサトシにそう話す。

 

 

「みんなは?」

 

「サトシが来るまでの間という事でシゲルが今相手をしておるぞ。」

 

 

その言葉にサトシは目を輝かす。

 

 

「シゲルが!! 誰と戦っているの?」

 

 

オーキド博士が答えようとしていると後ろから大きな音が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

シゲルは“こうそくスピン”で上を取り、指示する。

 

 

 

「“ハイドロポンプ”!!」

 

 

カメックスは下にいるポケモン『リザードン』に対して“ハイドロポンプ”を指示、その攻撃を受けてリザードンは地面に落ちる。

 

 

リザードンは相当なダメージを受けるが、どうにか立ち上がる。

 

 

「リザードン、“かえんほうしゃ”!」

 

 

リザードンのトレーナー、『グリーン』はシゲルのカメックスに対して“かえんほうしゃ”を放つ。

 

 

「“こうそくスピン”で防御しろ!」

 

 

シゲルは“こうそくスピン”で“かえんほうしゃ”を弾きながらリザードンへ近づく。

 

 

「! “かえんほうしゃ”を弾きながら、“きりさく”!」

 

 

グリーンは近付いてくるカメックスに対して“きりさく”で対応しようとする。

 

 

「“ハイドロポンプ”!」

 

「何!?」

 

 

しかし、“こうそくスピン”で回転しながらカメックスは“ハイドロポンプ”を放ち、リザードンに命中させる。

 

 

「“ロケットずつき”!」

 

 

そのままカメックスはリザードンに“ロケットずつき”を放ち命中。

 

リザードンはなんとか立ち上がるも、倒れてしまう。

 

 

 

「リザードン、戦闘不能。 シゲルの勝利。」

 

 

審判をしていたケンジはポケモンバトルの勝者の名を言う。

 

 

「…うん。 確かにサトシの言う通り、頼りになるトレーナーだ。」

 

 

とシゲルは口にする。

 

 

「リザードンの技の威力を利用して空中に跳ぶとはな。 それにさっきの“ハイドロポンプ”。 虚を突かれた。」

 

 

グリーンは悔しそうに言いながらリザードンに労いの言葉をかけ、ボールに戻す。

 

 

「さっきの“ハイドロポンプ”はサトシのゼニガメの戦術を参考にしたのさ。 あのまま“こうそくスピン”で攻撃しても、君のリザードンなら的確に攻撃を受け止められるし、“ロケットずつき”も耐えるか回避されると思って“ハイドロポンプ”で牽制した。 あの攻撃が無ければ倒れていたのはカメックスだったかもしれないね。」

 

 

その言葉を聞いて、観戦していた3人の1人が言う。

 

 

「サトシの戦術か! 確かに驚いたよ。」

 

 

少年、『レッド』は自身の素直な感想を言う。

 

 

「はい。 シゲルさんの実力も凄かったです!」

 

「サトシがライバルって言うのも分かる。 これでポケモン研究者っていうのが驚きね。」

 

 

『イエロー』と『ブルー』も先程のポケモンバトルを見てそう言う。

 

その言葉を聞き、シゲルは言う。

 

 

「今の僕はポケモン研究者だけど、ポケモンは鍛えているのさ。僕自身もね。」

 

 

サトシがライバルと心から言っているのだ。 実力が無ければ恥を晒す事になる。

 

幼馴染として、ライバルとして、そして自身の夢の為にも修行を怠る事はない。

 

 

「とはいえ、これから君たちが行う()()を乗り越えればもっと強くなるはずだよ。」

 

 

シゲルはそう4人に話していると、

 

 

「ごめんみんな! 遅れた!!」

 

 

そう言いながらサトシとピカチュウ、そしてオーキド博士が来たのだ。

 

 

「サトシ、おはよう。」

 

「おはようございます。 サトシさん。」

 

 

レッドとイエローはサトシに挨拶をする。

 

 

「……相変わらずの寝坊助ね。」

 

「……全くだ。」

 

 

ブルーとグリーンも呆れながら言う。

 

 

「まあ、今回だけは遅刻してもいいかって『全員』思っていたけどね。」

 

 

そうシゲルが言い、サトシは嬉しかったが、

 

 

「……でも寝坊したのは事実だよ。 ごめんみんな。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

サトシとピカチュウは全員に謝罪する。 それに対して全員気にしていないと返された。

 

 

「ああ、そう思ったのはオレたちなんだから気にするなよ。」

 

「……ああ。 サンキューみんな。」

 

 

サトシは全員にそう感謝を言う。と同時にカメックスを見てサトシは察する。

 

 

「……もしかしてグリーンに勝ったのか、シゲル。」

 

「ああ。 とはいえ流石は()()()()()()だ。 手強かったよ。」

 

 

そう言いながらシゲルはカメックスをボールに戻す。

 

 

「さて、僕はこれから学会での発表用の研究資料をまとめなきゃいけない。」

 

「…もう行くのか?」

 

 

サトシはシゲルに質問する。

 

 

「ああ。 おじいさまやサトシにも会えたし、4人のトレーナーとしての実力も見れた。 此処にはもう用はないさ。」

 

 

そう言いながらシゲルはサトシに手を出す。

 

 

「またな、サトシ。」

 

「ああ! またなシゲル。」

 

 

サトシも差し出されたシゲルの手に握手をして言う。

 

 

「シゲルさん、ありがとうございました。」

 

 

イエローの言葉に続き、全員も同様に感謝を述べ、シゲルは頷いてその場から立ち去るのだった。

 

 

「さて、皆準備はできたかの?」

 

 

オーキド博士の言葉に全員が頷く。

 

 

()()()()()()()に行くのは久しぶりだぜ。 楽しみだなピカチュウ。」

 

「ピカチュウ。」

 

 

そう言いながら5人はオーキド博士が乗る車に乗り、クチバシティにある『サクラギ研究所』へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

─── サクラギ研究所 階段前 ───

 

 

「皆、ワシは車を止めてから向かう。 先に行ってくれ。」

 

『はい。』

 

 

オーキド博士の車から降り、オーキド博士は車を駐車する場所へと向かう。

 

 

「…ここがサクラギ研究所か。」

 

 

レッドは階段の上にある建物を見てそう呟く。

 

 

「ああ。 久しぶりに来たよ。 行こうぜ、みんな。」

 

 

そう言いながらサトシは階段を登り、4人はその後に続く。

 

扉の前に到着し、開けようとすると。

 

 

「「サトシ!!」」

 

 

後ろから声が聞こえて振り向く。

 

 

「『ゴウ』! それに『コハル』まで!!」

 

 

そう、後ろにいたのは共に旅をしたゴウとコハルだった。

 

 

「2人共久しぶり!」

 

「久しぶりって、まあ元気そうで良かったよ。」

 

「ほんと。」

 

 

そうゴウとコハルはサトシの様子を見て呆れる。

 

 

「サトシ、2人は?」

 

「あ、紹介するよ。 俺の友達のゴウとコハル。 ゴウとは前にサクラギ研究所のリサーチフェローとして一緒に旅したんだ。 コハルとも一緒に旅した事もあったよ。」

 

 

そうサトシはレッド達に2人を紹介する。

 

 

「ふーん。」

 

 

そう話していると研究所の扉が開く。

 

 

「やっぱりサトシ君か。 よく来たね。」

 

「サクラギ博士! お久しぶりです。」

 

 

サトシはサクラギ博士を見て挨拶をする。

 

 

「ああ、久しぶり…かな? 君たちが平行世界の。」

 

 

そうサクラギ博士はレッド達を見る。

 

 

「レッドです。」

 

「初めまして、イエローです。」

 

「私はブルーって言います。」

 

「グリーンです。」

 

 

4人はサクラギ博士に挨拶をする。

 

 

 

「ああ、話はオーキド博士から聞いているよ。 既に準備はできているよ。」

 

 

そう言いサクラギは全員を研究所に案内するのだった。

 

 

 

─── サクラギ研究所 ───

 

 

「レンジ、キクナ。 準備は良いかい?」

 

「「はい。」」

 

 

そう言い2人はサクラギ博士に返事をする。

 

 

「サトシ君、君のスマホロトムを。」

 

「はい。」

 

 

レンジの言葉に従ってサトシはスマホロトムをレンジに渡す。

 

 

「まずはプロテクトを解除しないと……フランソワーズ、手伝ってくれないか?」

 

レンジがそうコイルの『フランソワーズ』と作業をしていると、

 

 

「おー遅くなってすまんのう。」

 

「オーキド博士。」

 

 

オーキド博士が研究所に来たのだ。

 

 

「もう始めているのか?」

 

「はい。 これで──」

 

 

そうサクラギ博士が話そうとしていたその時。

 

 

「ん? これは。」

 

 

突然何かを知らせるびっくりマークのモニターが空中に現れ、サクラギ博士が確認する。

 

彼が手を翳すとモニターが、キーボードが空中に現れ作業をする。

 

 

「……すげー技術。」

 

「確かにすごいわね。」

 

 

レッド達は急に手を翳すだけでPCが出るその技術に驚愕する。

 

 

やはりだが、この世界の技術は自分達以上の様だ。

 

 

「気圧、温度。 そして高度などを見ると……。」

 

 

そしてサクラギ博士はレッド達に言う。

 

 

「あくまで私の推測ですが、クチバの港に珍しいポケモンが出ます。」

 

「珍しいポケモン?」

 

 

その言葉を聞き、サトシは興奮する。

 

 

「おお! じゃ俺は早速港に──」

 

「すまんがサトシ。 お主は行ってはいかん。」

 

 

しかし、オーキド博士にそれを止められる。

 

 

「な、なんで!?」

 

「このプロテクトの解除にはサトシも強力が必要。 それに時間もないのじゃろう? すまんがサトシだけは行ってはいかん。」

 

「そんな。」

 

「ピーカ。」

 

 

サトシとピカチュウはガッカリとする。

 

 

「ゴウ、コハル。 レッド君達を港まで案内を頼めるかい?」

 

「え?」

 

 

その言葉にゴウ達は疑問に思う。

 

 

「この作業は僕達とサトシで行う作業。 その間に彼らにこの町の案内をして欲しいんだ。 ついでにそのポケモンを見に行けば良いと思ってね。」

 

「…分かった。」

 

 

ゴウとコハルはサクラギ博士の頼みに頷き、レッド達の方へ向く。

 

 

「サトシ、オレはレッド達を案内するよ。 ごめんな。」

 

「……うん。」

 

 

その様子を見てレッド達はサトシに申し訳ないと思いつつゴウとコハルの案内に従うのだった。

 

 

 

 

 

 

─── クチバシティ 港  ───

 

 

ゴウとコハルの案内で港に行くと、多くのトレーナーが港で待機していた。

 

 

「こんなにたくさん。」

 

 

その光景を見てレッドは驚きを隠せない。

 

 

「はい、どんなポケモンが現れるでしょうか?」

 

「……少なくとも珍しいと言っていたな。」

 

 

イエローとグリーンもどんなポケモンが現れるか疑問に思っていると、

 

 

「! みんな、上。」

 

 

ブルーが上空を見て気付く。

 

黒い雲から雷が鳴りながら近づいているのを。

 

 

「あの雲、もしかして!」

 

「ああ、『あいつ』だ!!」

 

 

コハルとゴウはその雲を見てそのポケモンの正体が分かる。

 

 

その言葉と共に雲からポケモンが現れる。

 

 

「──え。」

 

 

 

そのポケモンを見てレッド達は驚く。 なぜならそのポケモンは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()!?」

 

 

 

伝説のポケモン、ルギアだったからだ。

 

 

 




以上、いかがでしょうか?


『if』の世界ではレッド達がアニポケに来ている話を描写します。


ではまた。









来た経緯は考えていますがまだ………。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。