スタジオに座って、オーディションに参加する人を待つ。
「おはようございます! 今日はよろしくお願いします!」
「おはようございます。はい、お願いします。まずは魔法判定をお願いします」
親に連れられて来た少年は、ハキハキして水晶にタッチした。
ん。魔力送るの慣れてるな。
「練習して来て偉いですね。元気な火属性でいいと思います! じゃあ、中で待っててください」
「ありがとうございます!」
そうこうしている間に、次の人が来る。
30人ほど来た所で、中に入って順番に声を吹き込んでもらう。
滅茶苦茶上手くて詳しい人が結構いて驚いた。
知り合いだったのか、キャアキャアしている。
声優学校の生徒達が来たりとかしたのかな。それで知ってるとか。
でも属性でも選り好みした為、300人いても枠が全部埋まらず、何度かオーディションをした。
結果、歌い手含め、30人ほどになった。
歌い手も声優も、なんだか凄そうな人たちである。
このメンバーで、夏中収録部屋で合宿である。
インスピレーションが湧いたので、その間にミニアニメも作っちゃうよ!
「ありがとうございました!」
「キャラクターシート、大切にします!」
「また機会があったらお願いねー」
キャラクターシートと、次に応募したときの手間を省く為のお仕事シートを配り。
怒涛の夏合宿が終わり、何故か収益化できるようになったので収益化した。
9月1日。早速、俺は七日ごとにマイチューブで予約投稿をする。
それと共に、DVDにメインキャラのアミュレットを添付して売り出す事にしたのだった。もちろん、商品も再生産してたっぷりと用意した。
アニメ化の夢が叶った俺は、ドキドキしながら放送を待った。
そして、俺が見たのは。
開幕早々にコメントで埋まる画面だった。
どうやら、偽名でプロの人が混じってたようだ。
名前が違っても声だけでわかるなんてファンは凄い。
どうりで上手かったわけだ……。キャラに命が吹き込まれてたものな。
販売サイトの商品はあっという間に消えた。
特に数量制限とかはしてないというかシステム上出来ないので、転売ヤーだろう。
それでも買う人がいるって事だから値段もっと上げよ。
商品の補充をしつつ、ゲームプログラムを頑張る。
4ヶ月後、ゲームをダウンロード販売した。
それと、忘れていた二次創作を解禁した。
閃くものはいっぱいあったので、スピンアウトと自家二次創作をついでにいくつか投稿。公式設定の番外編も。
あとの夢は実写ばかりなり。
実写……実写なぁー。どうしようか……。
当たり前だが、街中で戦闘とかの撮影をするテクニックもノウハウもない。
格好よく戦うノウハウはあるが、怪我だって心配だ。
それに読者は同じ場面を、小説→漫画→アニメと見させられているわけだ。
いやぁ。四回目かぁ……。しかも難易度がルナティック……。
ないな。ないわ。
舞台は初めてのダンジョン実習にして、街中は買い物シーンぐらいか。
それぐらいなら、まぁ。
しかし、怪我は避けられんぞ……。あー。毎日ポーション飲ませればいっか。
しかし一応、危険のある撮影OKな人だけ募集しよう……。