相川もおかしいよ!(歓喜)
あ、それはそれとして前回はヤケクソで投稿したんで、前書きが適当でしたね。
って言っても、ハムの先頭打者から4者連続ホームラン、小笠原巨人移籍、野間のあーっとくらいか…野間は新井さんえぐい怒ってたよ…
~翌日~
いつも通りの部活が始まる…その前に、キャプテンユウナにより部室前に部員が集められる。
「えー…今日から野球部にコーチが就任することになりました」
「「「えー?」」」
驚いた反応を見せるみんな。何も兆候がなかった中なので、誰なのかは全く予想がついていないようだ。さらに、大会後すぐという時期も相まって、「なんでこのタイミング?」「遅くなーい?」と声が上がっている。
「じゃあ、出てきてもらいます」
ユウナがそういうと、部室から一人帽子を深くかぶり、サングラスをかけた人物が。
「…えー、初めまして。初めましてじゃない人は、お久しぶりです」
「「「?」」」
皆、その人物の挨拶を疑問に思っていると。彼は帽子のつばを上げ、目を隠していたサングラスを取る。
「「「えっ!?」」」
幽霊でも見るかのような目になった。
「…コーチとして就任しました、咲儂リントです。1年生はよろしく。2年生は…ほぼ半年ぶりですが、またよろしくお願いします」
リントが礼をする。普段はしない、深々とした礼。やはり、申し訳なさがあるのだろうか。
「ということだから、今後はリントコーチ、よろしく頼みます。じゃあ皆、練習行こうか!」
皆、いきなりの連絡で戸惑った様子ったが、練習へ入っていく。リントのサポートによって、今まで以上に質の良いものが出来る。そして、休憩の時にはリントの同期達が彼を質問攻めにし、久しぶりの会話を楽しんでいる。…そして、皆が好意的に接してくれていることに、リントは内心安堵していた。
〜練習後〜
リントとタマの2人は相対する。
「…昨日、言いましたよね」
「戻ってもいいけど、私は認めないだったっけ?おん、覚えてるけど」
「…」
「別に、俺はタマに認めてもらう為にやっとるんちゃう」
「…そうですか」
「話はそんだけ?」
「…はい」
「そうか」
タマが、荷物を少し乱雑に取り、さっさと帰ろうとする。
「あ、ちょっと待て」
リントは、思い出したように彼女を引き止める。タマは無視して行こうとしたのだが…
「今日、いつもより強く投げてたやろ」
「…はい?」
「プレーも、ちょいちょい荒かった」
「は?」
「別にそれを悪いとも言わんし、気持ちの問題もあるからな」
「ただ、身体のケアはしときや」
「…」
「そんだけや」
「…」
思いもよらぬ気遣いに動揺したタマだったが、すぐにそんな事は分かってると言わんばかりの顔で背を向け、帰っていく。
「…」
タマの姿が見えなくなった位で、俺は周りに聞こえるくらいの声で言う。
「あー、そろそろ出てきても良いんじゃないですか?」
「!!」
「そこに居るんでしょ?キャプテン」
「…」
読んでも反応がないので、(あれ?)と思うと、先日の告白?の件を思い出した。あの後結局、告白の話は一旦無しにしてもらって、その代わりキャプテン呼びをやめる約束にしたのだ。
「…はぁ、はいはい、ミイヤ先輩」
「あー!バレちゃったの!」
嬉しそうな顔で飛び出してくる先輩。
「何だこの面倒臭い先輩」
「次からはミイヤで、呼び捨てでもいいの!」
「何だこのダル絡み先輩」
「もう!散々言ってくれるの!悪い子はギューしなきゃなの!」
「やめて下さい!」
俺は全力で抵抗した。
〜帰り道〜
「先輩って家こっちでしたっけ?」
「?いや、ほぼ真反対なの!」
「ですよね、知ってました」
「ふふ〜ん♪」
高機嫌な先輩を横目に、俺はタマとの先程のやり取りを振り返る。
「はぁ…」
「どうしたの?ため息ついたら幸せが逃げちゃうの、だから私が幸せを分けてあげるの!こっち向いて!」
「今日はもう勘弁です。それより、先輩。さっきタマと俺のやり取り見て聞いてたでしょ」
隙あらばスキンシップを取ろうとしてくるこの人を警戒しつつ、悩みを相談しようと模索する。
「あー…タマが帰るあたりからしか見てないの」
「ありゃ?てっきり最初から見てたのかと」
「まだ居るかなと思って…」
「さいですか…」
十秒ほど、沈黙が流れる。
「…先輩。俺は、どうしたらええんでしょう」
「?。どうって?」
俺は決断を下した。悩みを話すことを。
それを聞いた先輩は、ゆっくりと語り始める。
「リントが8割くらい悪いの」
「あっはは…デスヨネー」
「でも、タマも…いや、あの子だから…」
深く考えに浸かる先輩。
「…あの子は、多分憧れてるの、リントに」
「憧れ?俺に、ですか?まさか、あの態度で憧れてるなんて」
「リントが見に来てくれた試合。タマは、ピッチングスタイルを変えていたと思うの」
(…あぁ、あの時の既視感って…)
「リント、気付いた?」
あの時、タマは完成度の低いフォークやシンカーを多投していた。他に完成度の高い球はあったのに、まるで、無理やり球種を増やしたいかのように。誰かに似せたいかのように。
「…俺の、ピッチングスタイルですね」
「何処かで動画でも見たんだと思うの。リントの友達と、一緒に探していた時期もあったから」
「…」
(でも、俺の動画なんてあるか?所詮、中学生の大会。知名度なんて知れてるし、そんな俺ばっかの動画なんて…)
その時、頭に1人の顔が浮かび上がった。
(…あー、あいつか…?サイト作ってる言ってたし、わんちゃんあるなぁ)
俺が考えに耽っていると、先輩は話を続ける。
「それに、タマも焦ってる筈なの。正直、リントは届く気がしないから」
「届く気がしない…ですか」
「私は羨ましいです!あなたみたいな“天才”が!!」
タマに言われたその言葉が、頭の中を反芻する。
「…先輩」
「ん?どうしたの?」
「俺は、天才ですか?」
表面上は、ただ質問するみたいに。でも、なんて回答が来るのか、すごく怖かった。
「…んー、そうなの…」
「…」
先輩が考えるその数秒が、四、五倍にも引き伸ばされる。そして、回答が返ってきた時。
「リントは天才じゃないの!」
「…なんでそう思います?」
「あっ、悪い意味じゃないの!ただ、天才って、“天”から与えられた“才”能、って意味でしょ?じゃあリントは違うの」
「リントは、自分で努力して、手に入れた力なの。だから、リントは頑張り屋さんで、天才なんかじゃないの!」
「…1年間だけだけど、私は、リントの努力をちゃんと見てたから。そんな二文字だけで、済まされていいものじゃないから」
俺は、救われた気がした。
「…ははっ!ありがとうございます。少し気が楽になりました」
「!!。ギューってする?」
「いやっ!?なんでそうな…」
「…?」
手を広げる先輩。
「…まぁ、今日くらいは甘えますか」
「えーっ!?リントいいの!?」
「そんな驚くことないでしょ!ほんでちょっとだけですk「ギュー!!」ちょっ!!息できなっ…!!」
俺は窒息しかけた。
…でも、かなりの期間、かかっていた重荷を下ろしてもらって、心は満足に呼吸ができるようになったと思う。
試合描写、どれが良い?
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ダイジェスト形式多め
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細かい描写(打者投手の心理描写等)多め
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なんでもいいから書いてくれ