日公は…最近見てないです。また見てきます。
…あ、レイエスのヒーローインタビューは泣きました。
さすがにカッコよすぎる…
野球部にコーチとして復帰してから、もう2週間は経つだろうか。大多数の部員ともすっかりと馴染み。コーチとしても十分に仕事が出来ていた。ただ、やはりタマとだけは、その間に大きな溝が出来ているままだった。
〜ブルペン〜
「おっ、ええカーブ投げるやん」
「ありがとうございます!でも球種がこのカーブしかなくて…」
「なるほど…カーブはどう握ってんの?」
「えっと、こうです!」
握った手を見せる。
「ほなら、握るとこちょっとだけ変えて…手首の角度こんぐらいのイメージで投げてみ?リリースは変えんでええから」
「こうですか?…」 シュッ
先程まで斜めに曲がっていたカーブが、縦へ大きく曲がるカーブになった。
「あっ!コーチすごい!縦に落ちた!」
「初球でほれるとは、君が凄いんやで」
育成しがいがあるなぁ、と腕を組みながら見つめる。そして、ゆっくりと隣に目を移した。
「…んっ!」シュッ
黙々と投球をするタマ。
「…んっ!」シュッ
投げている様子は、こうしてパッと見ている限りでは全然悪くはないのだが、暫くの間観察すると。
(…フォークといい、シンカーといい、シュートといい、未熟な球種が多いなぁ…)
そういった印象を強く感じる。やっぱり俺のピッチングを意識しているのだろう。
(ストレート、スライダー、カーブ、チェンジ、縦スラか。実践レベルなのは。もう十分やと思うねんけどね)
しかし、心の中でそう思うだけでは絶対に伝わらないもの。とりあえず話しかけようとしてみる。
「あの、タマ…」
「…」シュッ
1度こちらの方を見るも、話す気なしといった感じで、練習を続ける。
(こりゃ俺から話すのじゃ無理だべ、いろいろ試してみるかぁ)
[パターン1-捕手から-]
「タマ?流石に4球種習得は厳しいし、タマも無理をしてると思うんだけど。前までの球種で十分戦えてたし、それの完成度を高めるのじゃダメかな?」
「いや…でも、私は今のスタイルを完成させたいし。…それは、メグムでも譲れない」
「うーん…」
[パターン2-ささやき戦術-]
〜バッティング練習〜
「…あー、メグム!そこはこう、狙いを"絞る"感じで振ればいいよー!」
「そうなんですね!"球種を絞る"感じで!ありがとうございます!」
「…レイノ!こう、"スタイルを変えて"振ってみたら?」
「…えぇ、分かったわ」
「…」ブンッブンッ
「…聞いてないな」
「これ意味あります?」
「あまり無さそうね」
[パターン3-ささやき戦術リベンジ-]
「ね〜、聞いてやユウナ」
「何?」
「ピッチングの時の悩みやねんけどさ、正直沢山球種持ってても、実践で多く使うのは数種類だけやねんな」
「そうなの」
「個人的には、数種類極めた方が強いと思うねんなぁ!」
「…聞こえるようにあからさますぎない?」
「そうかな?」
「…」シュッ
「…」
「聞いてないみたい」
[パターン4-影響されてしまえ!-]
「タマ!」
「…なんですか」
「これ!いいこと沢山書いてたよ!」
変化球のバイブル本をいくつか渡す。しかし、どれも使う球種が少ない投手が書いたもの。
「…貰っておきますね、ありがとうございます」
「やったぁ!(頑張ってね)」
「?」
ーーー
「どう?本の反応は?」
「出来たら全部マスターしたいと言ってました」
「逆効果ぁ!?」
それからも、様々なパターンを試し続けたが、タマの決意は一向に変わらず、今日も今日とても悩み続けていた。
「どしたん?そんなに難しい顔して」
モンタが声を掛けてくる。
「ん?誰が見るに耐えへん酷い面やって?」
「え、そんなん言ってへん!!」
「冗談や。ちょいとな、野球部で」
「なんかあったん?」
俺は、タマの事を一通り話した。
「そりゃムズいなぁ…」
「モンTもそう言ってくれるか。なんか思いつかへん?」
「うーん…ちょっと酷いかもしれんけどさ、打ってみたらどうなん?」
「打つ?」
「練習試合?紅白戦?でもええからさ、リントがそのボール打てば、多少は考えるんちゃうん?」
「…確かに?」
モンタが中々の名案を出してくれ、俺は頭の中で流れをシュミレートする。
「うん、ええかもな!」
「お、マジ?それなら良かったわ!」
「ほな、早速集めてくる!」
「行ってらー!」
俺は、モンタを後に教室を飛び出た。
「…集めてくる?」
次回はちょっと長いです。何話かに分けようと思いましたが、めんどっちいので、全部出します。ってか、こいつを書いてたせいで投稿を度々忘れてました。
試合描写、どれが良い?
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ダイジェスト形式多め
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細かい描写(打者投手の心理描写等)多め
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なんでもいいから書いてくれ