【再稿】ペルソナ3でハム子のヒーローアカデミア!   作:Cran

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予告どおりの箸休め、周囲の評価です。
今回は3名の方にお聞きしました。


2回目の中学生時代⑭~あのひとこのひとに聞いてみた!~

【轟焦凍】

 

 

 公子について聞きたい? 冬姉に夏兄、2人していきなりどうした。

 どたばたしてなんとなく聞きそびれてたからインタビュー……って、別にいいけど。でも冬姉、そのノートいるか? 記者みたいだな。

 ……夏兄は、なんだそれ、質問リスト? 手え込んでんな。

 

 

――馴れ初め

 

 

 初めてあったときの印象でいいのか?

 そうだな……。 

 

 速えやつ。

 

 なんで怒んだよ。最初に見た時の感想がそうなんだから仕方ねえだろ。

 

 俺、いつも朝走りにいってるだろ。いまは一緒に戦闘訓練もしてるけど。

 あそこの、でっかい芝の広場がある公園。ああ、それ。中学がはじまって一週間かそこらだと思う。あんま正確には覚えてねえけど、その日、公園まで走りにいく途中で後ろからあいつにいきなり追い越されたんだよ。そんで、あっという間に遠くにいっちまって。

 

 前、夏兄と一緒に走ったことあったろ? すぐに夏兄がばてちまったとき。あのときよりも速く走ってたんだけど。うん、本気(マジ)。でっかいバッグしょってんのにな。

 中身? ああ、薙刀。そうだな、武蔵坊弁慶が持ってるような、ああいうのを小型にしたようなやつ。俺も持たせてもらったことあるけど、(おめ)え。同じくらいにしてもらったっていってたけど、本物のほうはもうちょっと重いらしい。ん? ああ、公子の家にあるらしいな。相澤さんのかと思ったけど、公子のもんなんだと。

 あいつ、平気で片手でもそれ振るんだよな。ジムのときはあいつも俺も個性ありでやってるんだけど、あのリーチで軽々とぶん回してくるし、並行して個性で攻撃してきやがるし、本当に同い年の女子なのかわけわかんねえ。

 

 話がそれたな。

 

 まあ、そんなでけえバッグ持ってんのに速いってのがなんか気になったし、後ろ姿でも女子だってのはわかったから余計に負けたくなくってさ。俺もすぐにスピード上げたんだけど、追いつかなかったんだよ。それも本気(マジ)。手ぶらなのに追いつかねえ。

 

 あー、それで、見失ったからあきらめて、予定通りに広場にいったら、いたんだよな。ああ、公子が薙刀使って、演舞みてえなのやってた。近くにバッグが転がってたから、入ってたやつがあれなんだなってのはすぐにわかったな。

 

 どうだったかって?

 

 すげえかっこよかった。時代劇であるようなのとは当然だけど全然違う。使い慣れてるっていうのか、様になっているっていうのかはわかんねえけど。なんつーか、きれいだったな。どうした冬姉、ページ破れてんぞ*1。いいけどよ。ん? 公子がきれいだったかって? 大丈夫か、公子がきれいだったって今いったろ。

 

 演舞っていったけど、単に薙刀を振るっていうんじゃなくてな、本当に踊りながらやってるようなやつだった。飛んだり跳ねたりしながら、時々蹴りとか拳とかも使って、何か相手を想定するシャドーボクシングに近い感じだな。

 

 それで、こいつもプロヒーロー目指してんのかなって思って、滅多に対人訓練なんかできねえから、声かけて手合わせしてもらったんだけど、予想した以上に強かった。そんときは勝たせちゃもらったけど、相当手加減されてたしな。そのあとは、公子の方からできるだけ毎日朝練をやるっての誘ってもらって、いまに至るってわけだ。

 

 

――写真ない? ぶっちゃけ可愛い?

 

 

 撮ってねえ。可愛いかどうかはわかんねえ。クソ親父にでも聞けばいいんじゃねえ? まあ、どうせ個性とかにしか興味ねえだろうから、あいつが覚えてるかはわかんねえけどな。そんなもん親父に聞きたくない? 夏兄はそりゃそうだろうな。

 

 どうした、冬姉。ちょっと考えがある……って、公子をここに呼んでみたい? 日ごろのお世話になっているお礼って、まあ別に来れるかどうか聞くのはいいけどよ。もし公子が来れるってことになったとしても、クソ親父にだけはいうなよ。公子ん家のジムで訓練してるときも一体どこで聞きつけんのかいきなり乗り込んで来やがったりするし、うちに来るなんて知ったら、あいつ絶対に帰ってくんだろ。ジムのときなら相澤さんが代わりに構ってくれてるから相手しないで済んでるけど、こっちじゃそうもいかねえし。ん? そりゃ相澤さんも来てくれんなら助かるけど、どうなんだ、それ。日ごろのお礼に迷惑をプレゼントすんのか?

 

 

――焦凍にとってその子は?

 

 

 友達。

 あと、なんだろうな、冬姉とは違うけど、冬姉以外に姉貴がいたらこんな感じかもなって思ったことはある。相澤さんは親父っぽい。あいつと似てるとこあるかって? ひとの親父(相澤さん)のこと馬鹿にしてんのか?

 

 まあ……、俺は友達ほとんどいないからわかんねえけど、被身子だったらもうちょっとわかるんじゃねえ?

 

 

――被身子!? 女の子2人目!?

 

 

 うおっ。冬姉も夏兄もどうした、そういや知らなかったっけか。

 被身子は……って、公子から電話。遅えし、終わったら寝るわ。あとはまた今度な。

 

 

――待って待って、女の子よね、ああーっ

 

 

【轟炎司】

 

 

 どうした、冬美。

 

 ん? イレイザーヘッドの娘のことか。

 

 そうだな。いい個性にいい戦闘センスを持っている。俺が磨いてやれば一段と光るだろう。見目も悪くないから、市民の受けも問題ない。焦凍のサイドキックとして現時点ではやつ以上の候補はおらんな。事務所を持たせて、焦凍と並んでNo.1とNo.2を獲ることもできるかもしれん。

 

 将来の話になるが、2人の子は史上最高のヒーローになれる可能性も高い。ふむ、イレイザーヘッドの協力があるに越したことはないが、奴は本人同士の問題といっていたからその期待はできんのはネックか。なに、いまのうちに抱え込んでおけばどうとでもなる。

 

 なんだそのため息は。

 お前も、妹も欲しかったといっていただろう。義理にはなるが妹だぞ。

 

 どんな子、どんな性格か? ふむ……。そうだな、俺を怖がるような反応はないな。先日は俺に好きなものを聞いてきた。葛餅と答えたが。

 

 何? 今日焦凍が持って帰ってきただと。……全部食ったか。そうか……。

 

 笑うな。馬鹿者、俺が食いたかったかどうかという話ではない。礼儀の問題だ。食ってもいないものの礼をどうやっていえばいいのかということだ。

 

 ……今度菓子を持たせるから、焦凍にやつの好みでも聞くように伝えておけ。

 

 

【渡我被身子】

 

 

 お父さん、お帰りなさーい!

 お荷物お持ちします! いいです? 残念です。

 

 はい。メッセージ入ってませんでした? 福神漬けが切れてたのを忘れてたので、キミちゃんはお買い物なのです。私が行こうと思ったんですけど、ついでにほかの物も見てきたいからって、鍋の監視でお留守番のトガです。おたまでお鍋をぐーるぐーるです。 

 それじゃあ出迎えてたらダメだろというのは、確かにそうですね。でも、弱火でコトコトですから少しくらいは離れても大丈夫っていわれてますから、きっと大丈夫です。

 

 

――最近の戦闘訓練

 

 

 そうですねー、今日はこの前お父さんが教えてくれたやつ試してみたんですけど、手加減モードのキミちゃんに何とか通用するくらいでした。どうやったらお父さんみたいにできるのか試行錯誤です。はい、ナイフは奥深いですね。よく考えたら、キミちゃんはお父さんのナイフ相手の経験値がある分、私相当にハンデ抱えてませんか?

 

 

――学校での公子の最近の様子

 

 

 授業中とかはもちろんわからないんですけど、最近はなんだか、キミちゃんのことが分かってきた子がさらに増えたみたいで、同級生から相談されることが多いみたいですね。

 

 キミちゃん頭もいいですし、授業のわからなかったところとかも質問しやすいんじゃないでしょうか。私もよく教えてもらってます。雄英高校の過去問、私は全然わからないのに、キミちゃんすいすい解いてましたもんね……、さもありなんです。私の方がお姉ちゃんのはずなんですけど、へこたれトガです。

 

 もちろん、勉強のことだけじゃなくて、恋バナも私とか私の友達とかとも一緒に集まってやってますね。

 

 好きな人に告白できないって悩んでた子がキミちゃんに相談して、次の日になったらそのお相手とお付き合いすることになって2人でお礼をいいにきたなんてこともありましたし。

 

 それも何度か同じようなことありました。そうですね、恋愛アドバイザーというか、恋愛の達人みたいなところがあるかもしれません。嫉妬しちゃいそうなので聞けませんけど、小学校の時とかも告白とかたくさんされてたりしたんじゃないかと思ったりします。何人もの男の子を手玉にとっちゃう悪女! とか……あれ、冗談ですからね? いえ、頭を抱えなくても心配ないと思いますよ? たぶん。

 

 

――なにか気になること

 

 

 なんかたまにですけど、ぼんやりした顔をすることが多くなってきたのは気になりますかねー。なんていうんでしょう、忘れ物をしているような気がするのに思い出せないときの顔といいますか。

 

 あ、それで、思い出しました。いつもキミちゃんにお夕飯作ってもらってるので、このまえの午前授業の時に、お礼にって思って、お弁当を作ってみたんです。はい、初挑戦です。

 

 放課後に校舎裏に来てもらって出したんですけど、そのとき、「なんか嫌な記憶があったような」とかいいながらさっきいったような表情をしてたかと思ったら、今度はなんか落ち着かない感じになって、それからすっごい汗かきだしちゃって。体調が悪かったのか心配したんですけど大丈夫って。それで、私がお弁当の蓋を開けたら、えーと、コント? こんとん? って、お笑い番組の録画でも忘れていたのかなと。

 

 あ、はい。どうぞっていったら食べてくれました! ゆっくりでしたし、あんまりおなかは減ってなかったみたいで少しだけですけど、なんだか涙目になっちゃって、おいしくなかったのに我慢して食べてくれちゃったのかもしれませんが、でもでも、泣きながらお礼をいってくれたので、たぶん大丈夫だったんだと思います。

 

 残ったお弁当は私が持って帰ったんですけど、おうちに帰ったときには悪くなっちゃったみたいで変なにおいもしたので捨てちゃったのは悪い子でした。

 

 それにしても、ふうかって、なんでしょうね。え、あ、はい、お弁当食べたあとですけど、「思い出したよ、ふうか。まさかこれで思い出すことになるなんて」って、いってました。

 

 お父さんも大丈夫です?

 なんかそわそわしてるような……あ、キミちゃん帰ってきましたね!

 

 おかえりなさい、キミちゃん!

*1
勢い余った筆圧でペンがページを引き裂いた。




以上、箸休めでした!
アンケート、面白い推移をしていますね。

これを投稿する現時点で、荒垣先輩が105、いないがほぼ半数の55、全員が22、全員ひく男主人公が10(つまり実質ハーレム勢は32)で、意外なことに禁断の男主人公が20。

アンケートはこれ以外にもいくつか予定しているものがございますので、そのときもぜひご意見いただけると嬉しいです!

次は、轟くんちとのお付き合いです。
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