【再稿】ペルソナ3でハム子のヒーローアカデミア! 作:Cran
もう順位は変わりそうもなさそうではありますが、アンケートは明日の21時までとしておりまーす。
皆様、いつも誤字指摘やご感想などなど、ありがとうございます!
個性把握テスト。
相澤消太曰く文科省の怠慢によりこの個性社会においてまったく正しく把握されていない子供たちの全力での運動能力について、このヒーロー科に所属して早々に学校側と生徒側がともにきちんと把握することで今後の育成に活用するための取り組みである。
全力を見せてみろとの発破に、大方の生徒がよし見せてやろうじゃないかばかりにと前向きに意欲を示した場所であったが。
だったのであるが。
そこは突如として阿鼻叫喚の渦に包まれていた。
きっかけはほんの少し前のちょっとしたやりとりにある。
υ´• ﻌ •`υ
「実技試験の首席は相澤公子――中学のときのソフトボール投げは何メートルだった?」
「えーと」
「ハァ!?」
公子が答えるより早く、少し離れた場所にいた金髪の少年がとんでもねぇ表情で声を上げる。その隣にいた緑色の髪の少年がびくっとして、はた目にも明らかに引いている。
「あの弱そうな茶髪が首席だと? ふざけやがって……!」
「爆豪うるさい。それで?」
「記録は60メートルです」
「チッ!」
大したことねェじゃねーかと、記録が67メートルの爆豪少年はブツブツと漏らしている。また注意を入れるほうが時間の無駄だと、今度は消太も口を出さない。
「
「はーい」
「はい、だ。伸ばすな」
示された円の中に立つと、大きく息を吸う。ボールを掴んで手を掲げるように上げ――。
「≪セタンタ≫」
ちょうど円に被さるように、公子を中心に光陣が広がる。
「んなっ」
「なんだあれ!」
「えっ、うそっ、幽霊!?」
影が降り立つように現れたのは槍を手にした白衣の少年の姿だ。周囲のざわめきを他所に、指示。
「【チャージ】!」
少年が槍を掲げると同時に、公子の身体に眩い輝きが弾ける。続けざまに、もうひとつ歌う。
「≪ティターン≫」
消え去る“セタンタ”とバトンタッチをするように現れた屈強な全身甲冑の姿。厳めしいそれが、公子に導かれるようにソフトボールを手にする。
「行って、【電光石火】!」
その男性がふっとボールを軽く宙に放ったかと思えば即座に、凄まじい打撃音が刹那にして3回轟く。
何が起きたか。まず、セタンタを宿してのテスト開始に伴う自動的な攻撃力の増強*1、次にチャージによる飛躍的な攻撃能力の倍力化*2、これらの支援を受けたティターンがその剛腕によって放つ、大砲にも等しい瞬時の拳打3回分*3の直撃。哀れソフトボールは周囲に衝撃波を撒き散らしながら大気を切り裂き、空の彼方に消えた、というわけだ*4。公子はそれを見届けて、ふぅ、と息をついた。同じくソフトボールを見届けたティターンもバイザー越しにでもうかがえるイイ笑顔でうなずきかけ、消え去った。
「記録は、999.9メートルを超えたな、∞表示だ。測定不能」
もはや、ざわめきではなく静寂が支配する場に、淡々とした消太の声が響く。
「お前の中学は計測用の白線が60メートルまでだったな」
「うん。たぶん、70メートル以上はいけてたと思うんだけど」
「おい敬語。ま、2回目をやる必要はないだろ。戻っていいぞ」
「はい、先生」
わざとらしく丁寧な返答で敬礼をして、戻っていく。被身子はそれをぱやぱやとした笑顔で拍手して迎えてくる。そして、一同はというと。
「なんだあれ! なんだあれ!」
「スタンドみてぇ」
「ちょっと待って、本当に幽霊じゃないの、なにあれウチ怖い」
「いきなり背後に現れたし独立した意思があるような佇まいもあってなんだろうゲームの魔法のようなものも使っていた感じだったぞそれに選手交代みたいに出てきた2人目もいたしもしかしてほかにもいるんだろうか仮にそれぞれに別々の魔法や特技があるんだとするとあの子単独でもとんでもなくやれることが多いということじゃないかもし本当にゲームの魔法が使えるんならきっと攻撃とか回復とかもそうだスピードをあげたりとかヴィランを遅くしたりするとかもしかすると空を飛ぶこともできたりするんじゃないか戦闘や救助もなんだってこなせることになるかもしれないしそういえば最初の方は槍を持ってたけど武術の類も使えるんなら教えてもらうことだってできるかもしれないしヒーロー事務所でも引く手あまたに」
「いやこっちのが怖えよ!」
「最初に出現したのを彼女はセタンタと呼んでいた。まさか、ケルト神話におけるダナン神族の英雄、太陽神ルーの息子にしてケルトの英雄クー・フーリン、その幼名であるセタンタのことではないだろうか。次に現れたのはティターン。相澤公子といったな、かの少女は神話の存在を顕現させ使役できる個性の持ち主ということだろうか。あの不可思議な輝きも、その神威すらも呼び起こすことができるということか。なるほど、ティターン、それは古の神々の種族名や総称を示すはずだが、あれは其の一柱だとすれば、12柱のいずれだろうか。しかし神格まで呼べるのなら例えば四聖獣たる朱雀であれば業火で以てヴィランを焼き尽くすことも容易であろう*5。他にも天使や悪魔、邪神の類も使役ができるのか話を聞いてみたいものだ。降霊術、いや、降神術とでも称するのが妥当か。現代に舞い降りし巫女。ううむ、この体の震えは畏怖か憧憬か、あるいは」
「フミカゲ、ステイ」
「オイラはこっちも怖ぇよ……。ってかこっちもスタンドみてーなの出てきたし」
「うーん、どっちも怖いけど、公子ちゃんはすごい! 私は増強系でもないし、ほらこのとおり、あんまり筋肉ないから自信ないよ」
「見えないわ、透ちゃん」
「個性ありなら、私いけるかも! ふわっと!」
そんなこんなで我に返るや否やの大騒動である。なお、首席云々のところで何やら反応していた爆豪少年は、何があったか愕然とした様子だ。冷や汗を掻きつつ、ソフトボールが消えていった先を見つめている。
(なんっじゃ、ありゃぁ……。俺が全力で爆風の勢い乗せてやったとして、あそこまでやれるか? いや、やってみなきゃわかんねェ。クソっ、汗だ。順番が回ってくるまでに熱くなりやがれ。汗全部集中させりゃ、俺もあれぐらいは……!)
驚愕によって掻いた冷や汗も、激しく追い立られるような焦燥感によって流れ出てくる汗も、体操服の裾に擦り付けて、その爆発性のある分泌液を可能な限り留めておけるように努める。
(なんだこりゃ、これが俺か? クソだせェ……!)
舌打ちすら漏れる彼を他所に、3人衆は落ち着いたものである。
「わぁ、すごい騒ぎ」
「ちょっと狙ったところあるけど、こんなに反応してもらえると達成感あるよね」
「お前、親父殴るときにあのティターンっての呼んでもよかったんじゃねぇか?」
「無茶なく呼べるようになったのはけっこう最近なんだよね。あと、直撃させたらさすがに轟お父さんでもちょっと大変な感じになりそうだよ?」
「1回くらいなら大丈夫だろ」
「1回くらい死んでも大丈夫なのか1回くらいなら耐えられるから大丈夫なのかのどっちの意見なんでしょ」
「たぶん、後者じゃないかな。前はともかく今は死ねばいいのにとかは思っていないだろうし」
「一応、そっちであってる」
一方で、他のメンバーのパニックめいた様子に消太は想定とは別方向に薬が効いたかと少し不本意そうな表情だ。額をおさえて、軌道修正のための一言。
「驚いているのは構わんが、その呆けたような調子でいいのかい? 言い忘れていたが、総合成績が最下位の生徒は見込みなしとして除籍処分にするからな。カッコいいどころか悲惨なところを見られたくなけりゃ、気合入れなおせ」
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と、それが、前述の“阿鼻叫喚”の原因であった。まあ、悲鳴もあがれば怒号もあがる、絶望の顔もあるが、いずれにしても消太の目的であった、掛け値なしの全力での挑戦をさせるということは達成できそうである。
「発言はそこまで本気じゃないだろうけど、本気で見込みがなかったら本気で除籍しちゃうから怖いよね」
「ね」
そして始まる各自のテスト。
・50メートル走
「みんな普通でしたね」
「いや、アンタたち3人とも普通に早いからね?」
「私、皆さんのように速く走れないから羨ましいです」
「おっぱいがおもグヘァッ!」
「私の突っ込みが間に合わなかった……」
「キミちゃんより早く鋭い一撃でしたね」
「蛙がハエを捕る舌の速度は普通のカメラじゃ捉えられねえっていうが、さすがだな」
「褒めてもらえてうれしいけれど、私はハエは捕らないわよ、轟ちゃん」
「あはは、ハエのほうがマシかもね」
「うわっ、キミちゃん、笑顔が怖いんよ」
「キミちゃんは怒ると笑顔になるんですよ。こっちの笑顔もカァイイですよね!」
「笑うという行為は本来攻撃的なものってやつか、熱ぃな!」
「暑いか。氷いるか?」
・握力
「本日2回目のティターンさんでした」
「握力計、あれでぶっ壊れねーのな。今度俺と腕相撲させてくんね?」
「短時間しか出ないから即決着でよければいいけど、怪我の保険とか入ってる?」
「入ってねえけど楽しそうだ!」
「恐ろしい根性だ。そういえば、緑谷くんといったか。君はあの超パワーは出さないのか? 君のためにあるような項目だと思ったんだが」
「あ、あはは……。ちょ、ちょっと、ありまして……」
「いきなり汗だくね、大丈夫かしら?」
「お前も暑ぃのか?」
「氷はいらないと思うよ焦凍」
「そうか」
・反復横跳び
「すごい*6」
「すごいですね」
「すごいとしかいえへん」
「爆豪のやつ、ちゃんと測れてんのかな?」
「100だオラァァァ!」
「みてえだな」
「あ、お父さんがとめた。1位確定だから時間の無駄ってことかな」
「でも峰田くん止まりませんね」
「もしかして、止められないのではありませんの?」
「凍らせてやるか?」
「壁のほうのブドウ? 頭がブドウのほう?」
「どちらにせよ痛いか寒いかの違いになりそうやね」
「壁のほう焼くか?」
・ソフトボール投げ
「まさかああなるとは私の頭脳を以てしても」
「∞が2個目ですね。チャコちゃんカァイイです」
「ヒミちゃんは変身できてたらもうちょっといけたかな」
「持ち込みしてませんからねー」
「できてたら誰にしてた?」
「お父さんですね。捕縛布でスリングみたいにできないかなって」
「200メートルは簡単に届きそうだね」
「あ、お帰り焦凍。溶かすのお疲れさま。でも円から出てないのはそのとおりだけどあれはずるいと思う」
「怒られてねえからセーフだ」
「氷の滑り台、私も乗ってみたかったなあ*7」
「小せえのでよけりゃ今度うちで作ってやるよ」
「仲いいねアンタたち」
「まぁな。……緑谷はどうした?」
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「そしてこうなるとは私の頭脳を以てしても」
「読めなかったの2回目ですね。でも、あれは読めませんよね」
「なるほどな。飯田たちがいっていたのはこういうことか」
「ああ! あの0ポイントも一撃だったからな、しかし、指が腫れあがってしまうとは……」
「私もそれどころじゃなかったらからよく覚えてないけど、あのときもそうだったのかも」
「歯を食いしばって必死そうなのはカァイイですけど、指まっかっかです」
「どうすんだ? 公子」
「うーん、リソースの配分を考えるのもテストの一部っていいそうだし、今は治すのはやめとこうかな」
「そうだな」
「あ、お父さんの捕縛布出ました。私だと引きずられちゃいそうですし、体格も重要ですよねえ」
「でっけぇ被身子か……*8」
「焦凍?」
「クソ強そうだな」
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騒動はありつつも、引き続いて。
・立ち幅跳び
「ペルソナに投げてもらうってのは、あれはあれでどうなんだ?」
「怒られなかったからセーフ。焦凍も飛んでなかったけど怒られてなかったし」
「氷で移動したショートくんはともかく、キミちゃんは着地に失敗してたら怒られてそうですね」
「地面に氷敷いてやっても公子のすりおろしになりそうだな」
「立ち幅跳びで負けたのはちょっと悔しいわ」
・持久走
「今日の私の結論。人間はエンジンには勝てない」
「ああ! ここで負けてしまっては、俺も立つ瀬がないからな!」
「相澤はこれだと、あの変なの出さないんだね」
「ペルソナね。持久走は向いてないんだよね」
「ナチュラルに早いけどな、50メートルでも思ったけど俺も電光石火とかいえりゃいいのに」
「電気の仲間なのに悲しいですねぇ」
「……? 上鳴は何をぶん殴りたかったんだ?」
・上体起こし、長座体前屈
「結論、個性の入る余地あんまりなし」
「どういう個性なら活かせるか考える練習にはなりますわ!」
「おお、ポジティブだな! 俺も見習いてえ!」
「そういえば、切島を見てたら誰かを思い出すとずっと考えてたんだが、夜嵐か。暑苦しいやつ増えたな」
「焦凍は熱いし冷たい。そういえばアフォガードみたい」
「食いもんとは知ってるけど食ったことねえ」
「なら作ったげようか?」
「ああ、頼む」
「ショートがいたら手作りアイスも簡単だし、好みの甘さにできるね」
「オイラたちの目も気にせずイチャつきやがってよお……!」
「峰田、わかる、俺もわかるぞ、その気持ち……!」
「あ、私も一緒に作りますー!」
「じゃあ、今夜。予定のお寿司には合わないデザートかもしれないけど、帰りに材料買っていって焦凍の家で作ろ」
「おう」
「はーい。パパさんママさんたちにも食べてもらいましょう。楽しみ!」
「なんなんだよこいつら新婚かよぉぉぉあぁぁぁ!」
「わかる、わかるぞ峰田ぁぁぁぁ!」
「声が耳に障りますわ……」
「でもちょっと羨ましいのはわかるわ、百ちゃん」
「どっちと付き合っとるんやろ」
「まさかの3人でのラブ? きゃー!」
「ないんじゃない? 私と切島みたいな感じある」
「あー、切島と同じ中学だっけ。でもそっちでもなくって、どっちかっていうと家族っぽいやつじゃない?」
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全種目が終わって、リザルト。1位は八百万百、2位は轟焦凍、3位に相澤公子と続いて、4位が爆豪勝己。飛びに飛んでの最下位は緑谷出久と来たが――。
「除籍はなしな。君らの最大限を引き出すための合理的虚偽」
「はーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!??」
ということで、またしてもの騒ぎ。今度は怒号などのほうが多い。
予想どおりの景色を横目に公子はさっさかと出久のところへ向かう。被身子も焦凍も続く。本日は着替えやテストでの抜けなどを除いてずっと団子三兄弟のような振る舞いだが、不慣れな状況というのが、無意識にそうした行動をさせているのかもしれない。
「緑谷、魂が抜けてんな」
「わぁ、近くで見ると本当に痛そう」
「嬉しそうにしちゃって、もう。大丈夫? ちょっと見せてね」
「あ、は、はい……」
諦観と絶望からの衝撃と安堵などの感情のジェットコースターで完全に虚無になっている出久には、女子にそっと手を取られたことで動揺する心も残っていなかった。なお、その様子を見て、遠くから気にした風な視線を寄越していたお茶子もやってきて、うわぁ、とつぶやいている。
「うん、折れてないから、
「骨の整復はいらないんだろ、無駄に体力を使わせないで済むならお前がやるのが合理的だろう」
「お父さん……?」
「あー、さっきから普通に口にしてたけど、男子たちにはちゃんといってなかったね。相澤先生は私のお父さんなんだ。それはそれとして、≪ピクシー≫、【ディア】」
「わっ、可愛い」
先ほどから何回か見た召喚のサインと、現れる小妖精。ふんわりと緑谷の指先のところにやってきて、ちょんとつつくとあふれる光がそれを包みこむ。するとたちどころに、指やその他の擦過傷などの怪我が癒えていく。
「すごい……。本当に、回復までできるのか……!」
「ほへー……」
「キミちゃんはすごいのです!」
「消耗はするけどな。今日のこれくらいだと問題はないだろ?」
「ふふーん、まだまだー」
「この調子でスタミナが増えてくと、いよいよガス切れ狙う戦法は取れなくなってきたな……」
「4月に入ってからのキミちゃんの進化がやばいです。全然追いつけないです」
「いまだってすごいのに、もっともっとすごくなるってことだよね。こんなすごいひとと同じクラスになれたなんて、僕はなんて幸運なんだ!」
「なんやろ、なんかもやっとする……」
憧れのまなざしを公子に向ける緑谷に、表現しがたい感情がわいてきて困惑する麗日であるが、ふと周りを見渡せば、いつの間にか消太もクラスメイトもすでにいなくなっているということに気が付くわけで。
「ああっ、もうみんなおらん!」
「あ、本当だ。それじゃ、解散! また教室でね!」
そんなこんなで、着替えも終わり、彼らは不参加ながら始業式も終わり……。
明日からも試練の連続だとのクラスへの消太の激励だか脅しだかが行われて、本日の学校は終わる。
そして、翌日は翌日で確かに消太の言葉にいつわりはなく、また激しい一日が待っているのであった。
「イレイザーヘッド。あれは毎年行っているのか?」
「どれのことですかね。あと毎度のことですが、今はヒーローの時間じゃないですよ、轟のお父さん」
「物忘れ増えたな、親父」
「焦凍が強く殴りすぎたからじゃないか?」
「そりゃ姉さんだろ」
「私なんてそんな大した力ないわよ」
「「「「それはない(です)」」」」
「いつも大きな紅葉ができてたものね。逞しく育ってくれて、私も嬉しいわ」
「……あれらのことか」
「最初のあれというのが個性把握テストと除籍のことだっていうなら、そうですね」
「まあ、生徒に効果的であるのは確かだ。俺は本気でないとわかっていたが、他の保護者も驚いていた」
「いえ轟お父さん、あれはあれでマジですよ」
「はい、マジですよねぇ」
「そうなのか」
「見込みがないならマジですよ。実際、緑谷は危なかったですね」
「泣きそうになってたよ、可愛そうに」
「根性見せててカッコよかったです」
「その必死さが見たかったってやつですか、相澤先生」
「まあ、夏くんがいうような面もあることは否定しないよ」
「夏も焦凍もあんまり必死そうなところ見せなさそうね」
「あ、お母さん、夏くんもゲームとかしてると結構するのよ。負けそうなときとか」
「そうなのか?」
「焦凍は一緒にやったことないもんね、公子ちゃんたちも一緒にみんなでやる? スマッシュブラザーズ」
「えへへ、リアルのですか? ナイフ使います?」
「やめてくれ」
難産でした。原作でも各競技を詳しく描写しているわけではありませんし。でも楽しかったです。
ペルソナ3で真田先輩の骨折がディア系で治されなかったのはなんでなんでしょうねという疑問はプレイした大方のひとが思うことかもしれません。
一応、本作での設定は考えてありまして説明を兼ねた描写予定ですが、とりあえず骨折の場合は適切な医療介入があれば可能ということにしています。
そして、この後、戦闘訓練があるってマジですか? 飛ばしちゃダメです?
次は、戦闘訓練です。