【再稿】ペルソナ3でハム子のヒーローアカデミア!   作:Cran

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間が空きました。
ごめんなさい、お盆休みとかではなく単にやたらと気力と体力がなかったのです。夏バテでしょうか。

できれば本日、2回目を投稿したいですが。

ご感想、ご意見、ご質問なんでもいただけたらニトロ投入にイコールです。評価もUAもお気に入りも、ですけど!

追記:NGシーン。ハム子がペルソナを召喚しました。別の物理になりました。


学級委員長決め!

 まあまあ、阿鼻叫喚。

 

 学級委員長とは、つまりクラスを導いていくリーダーの役割である。

 実際のところ、前のときに、たいしてその場所にこだわりがなかった公子としてはこちらでもやはり興味がない。はいはいはーいと挙手する面々を他所に、ふうん、そかーと思いながらも、机の上に頬杖をつく。

 

 何やら、他薦制になるようだ。自薦もよいとのこと。

 配られたものを見ながら、公子は先ほど考えたものをもとに、だれを書こうかを改めて、クラスメイトたちとのレポートを作成するために否応なく覚えてしまった内容から考える。

 

――頭から。

 

 座席順はあいうえお順である。

 

 まずは消去法。候補が多いならそこで多数を落とすべき。

 そんなこんなで、公子が考えたのが次の通り。

 


 

◇消去側

 

 青山君。

 指示を受けてこそ光るタイプ。戦闘能力は不明。直感はピカ一かもしれないけど、敢えてリ-ダーを推すところではない。

 

 三奈ちゃん。

 酸がすごい。カメラで見た感じだけど、運動能力も抜群で前衛から中衛のバリバリファイター兼かく乱にトラップに。リーダーにするなんてもったいない。

 

 お茶子ちゃん。

 引っ張られてこそ光るタイプっぽい。良妻型。あるいは、後衛に配置して巨大フロストとかを軽くして誰かに放り投げてもらってもいいのでは。リーダーにするなんてもったいない。

 

 尾白くん。

 お茶子ちゃんと同じく。指示したら着実に相手の首を取ってくれそうな感じ。指揮官ではない。堅実な身のこなし。打撃系の弱点を持った相手に安心して突っ込ませられる。しかも両手脚が外されても尻尾で追撃できる。

 

 上鳴くん。

 突撃爆破兵かな。話していた内容だけで判断する

と、メギド使いに近い。キノコ王国のボム兵みたいな。今のところ使い捨てなのでリーダーはダメ。

 

 切島くん。

 硬そう。自称硬いかつ実際に硬いなら、リーダーのそばにいてほしい。不沈艦としてのリーダーもありだけど、やっぱり役割をあげた方が動きやすそうなので、それっぽくない。

 

 口田くん。

 彼をリーダーだと任じるならその人は腹を切るべし。補助とか情報戦の側です。あとは、相手の陣地の中から城門を動物に開けてもらうとか。

 

 砂藤くん。

 突撃部隊のリーダー。個性の発揮を含めて考えるなら、間違っても、部隊の指揮官ではありえない。その点、上鳴くんに近いかも。重戦車として、相手をちゃめちゃにしてあげてほしい。

 

 障子くん。

 ニンジャ的な部隊の総指揮官にこそふさわしい。そういった行動の適性が万能すぎて、リーダーにする方がもったいない。万能な偵察遊撃兵。暗殺系も可。

 

 響香ちゃん。

 偵察系の偵察部隊のトップ。戦いもいけるらしい。ニンジャ的部隊の一員に組み込んでもいい。

 

 瀬呂くん。

 ドンマーイ。と不思議な文言が頭に浮かぶが、遊撃部隊長とか。リーダーにするのは利点を殺しそう。

 

 ヒミちゃん。

 リーダーにするかって? 馬鹿なの?

 

 常闇くん。

 前衛も遊撃もはれる有望株。影とあるけど実は目立った役割の方が得意かもしれない。ダークシャドウくんはすごいポテンシャルありそう。なので、そのオールマイティ性をどう鍛えてどう活かすか次第だと思う。

 

 透ちゃん。

 りー、だー……。見えないので、ちょっと。でも、ニンジャ部隊の一員なら最強かも。情報収集から暗殺係みたいなものもお任せできるキャパシティあり。もし電波が通じないところでの、相手に見つかっちゃいけないシチュエーションでの伝令とかだったら、最高レベルなのでは。フィジカルは中の上ぐらいじゃないかと想定すると、そこからどのあたりを伸ばすか次第じゃないかなあ。

 

 爆豪くん。

 突撃爆弾兵なら、それだけで相手が終わりそうだけど、今のところはメンバー付きの戦いはダメかなあ。代わりに、敵軍に放り出したら、あとは何もしなくても壊滅させてくれるんじゃないかな。無双的なゲームの呂布。指揮とかできるようになったら凄そうだけど、一般市民相手のウケが悪そう。とにかく敵軍を撃破する方と、敵軍がいなくなったあとでアライメント高い系で町を開放する方の、間違わなくても前者側。

 

 峰田くん。

 女性が付いてこないと確信できるだけで駄目だよ?

 


 

◇肯定側

 

 梅雨ちゃん。

 冷静で賢明で自他ともにできることを冷徹に判断できるインテリジェンス。ただ、他を圧倒するような強力な個はなさそうなので、側近向きかも。観察力と直感と行動力で誰かの弱点を補って一番の力を発揮するタイプ。リーダーもできそうだけど、短期間の臨時とかの方が光りそう。

 

 飯田くん。

 梅雨ちゃんの反対側のように強力な個……ではなく、明確なビジョンを持っていると感じる。物おじせずに物事を訴えられる能力は希少。何かと声が大きいのもいいことだ。背が高いし眼鏡だし。戦闘力は不明だけど、たぶん強い。

 

 焦凍。

 案外、悪くなさそう。

 人を率いる経験なんてなさそうだけど、本人のポテンシャルで直感的に……どうだろ。ひいき目が入っているかも。でも、そういう経験があったらまだまだ沢山伸びると思う。レベルアップ要素込みで。

 

 緑谷くん。

 Vも繰り返し見たけど、あんな短時間でも、ものすごく考えてたね。それでの指示が上手くはまってたし、私みたいな超前衛じゃない、少し下がった前衛の指揮系がいけそう。でも、戦闘中だと一瞬との交換が大きいから、そこさえ補えたらいいかもね。

 

 百ちゃん。

 お父さんも言っていたけれど、まだ、決定するのが遅そうなのはちょっと敬遠かなあ。でも、飯田くんと同じく率いる力はありそう。今後、化けてくれると思うな。あ、オフェンス、ディフェンス、サポートとか役割が決まってた方が動きやすいかも。そうしたら、梅雨ちゃんと同じような立場とかの方がいいかな。

 

◇その他

 

 自分。

 なし。前衛で戦いながらの指揮はともかく、それ以外も含めたのはちょっと。戦闘も、風花も桐条先輩もいないし。やっぱり突撃部隊が一番楽。

 


 

 そして開票。

 

 泡沫票は除いて、上位。

 

 緑谷 :4票

 相澤 :3票

 八百万:2票

 

「僕4票!? ナンで!?」

 

 こうなったかーと、公子は若干遠い目をする。

 入れてそうなひとを見やると、筆頭は、

 

「キミちゃんならいいクラスにできます!」

 

 であり。

 

「お前ぇなら、悪いことにはならねえだろ」

 

 であったり。

 

「……っ」

 

 ぶんぶん。

 

 ジェスチャーで曰く、動物たちも含めて誰かを率いるのに向いてそうだとのこと。

 

「あーあ」

 

 副委員長ならまだましだろうか。事務作業とかがあると家事に差し支えあるとか最初から言っておけばよかったと思っても後の祭りである。

 


 

「それじゃあ、委員長は緑谷、副委員長が相澤。それぞれ挨拶」

 

 教室の隅で椅子に座って状況を見守っていた消太に応じて、呼ばわられた両名の挨拶である。

 

み、みみどりやいずくです。よっ、よろ、よろよろよろよろよろしくお願いいたしままま、ままます……

「相澤公子です。副委員長です。あんまりできることはないかもしれませんけど――」

「なんっでクソデクが委員長なんじゃやっぱ納得いかね」

「とうっ」

 

 チョーク。

 

「チィっ!?」

 

 キャッチ。

 

「余計な狂犬の爆発は止められると思います」

「誰が狂犬じゃクソファンタジー女ァ!」

 

 十分です。皆の心がそろった。

 

「ほんじゃ、予想より時間が余ったから、1時限目が終わるまで、配ったプリントに関する質疑応答に応じる。自他のもの問わずだ。……真っ先に挙手した爆豪、なんだ」

「副委員長には物理行使もありなんかァ!」

「お前が言うな。また、プリントに関した質問じゃない。あと、授業の円滑な進行のための教育的指導の一環として事後的にだがあの程度なら俺が認める。ついでに敬語」

「クソがァ!」

 

 あばばば、とする緑谷を他所に、何かと噛みつく爆豪とそれを副委員長として取り締まる公子の姿がありながらも、配布されたプリントをもとにした互いの議論やそれにもとづく消太への質問などの時間は、それなり以上にA組の面々の糧になったらしい。




「……おい、黒霧」
「なんでしょうか、死柄木弔」
「混ざってくるとは思ってたが、なんだ、あの、馬鹿みてえなカスの群れ」
「あなたが招集した結果ですが」
「……。あんなにいんの?」
「金目当ての低能な兵隊の募集を命じたのはあなただったはずですが」
「普通、怪しまねえか?」
「そこで立ち止まらないから、吹き溜まりの一員なのだと思います」
「……。命令に従えるやつ、見どころのあるやつ、あとはそれ以外のここで全部叩きのめした方がいいやつに分けとけ」
「……私が、ですか?」
「俺はゲームでもしてる。戦闘シミュレーションだ」
「遊んでいるだけでは?」
「うっせ」



「……おい、黒霧」
「はい」
「少なくなりすぎちゃいないか?」
「どちらの候補がでしょうか」
「命令当たり前に従える見どころのあるやつ」
「当然では?」
「今度は少なすぎんだよ……。せめて、命令に従えるやつに検索条件分けろ」
「分かりました」



「黒霧?」
「はい」
「命令に従えてかつ見どころのあるやつがほとんどいねえのはそういうことか?」
「はい」
「……俺が悪かった」
「はい」
「命令に従えるやつだけに絞って、あとは全部、矯正施設に放り込んどけ。あの脳無しってのも使っていい」
「分かりました。……ようやく有意義な命令が」
「何か言ったか?」
「いいえ、死柄木弔」
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