【再稿】ペルソナ3でハム子のヒーローアカデミア! 作:Cran
前回の投稿でお気に入りがコリっと減り、それを埋める感じでモリっと増え。やはりあとがきの轟一家関連の部分は皆さま気になるところかしらと思ったりしました。まあ、エンデヴァーさんが45歳ですしね。高齢でいらっしゃるところというのもあるかしらとか妙なところに思いがあったり。
無更新だったのに、微増しているお気に入りとかUAに大感謝です!
低評価も頂戴しまして、どのあたりが変わるといいのかなーと思ったりもします。批判は大歓迎なのですけど、どのあたりがとおっしゃっていただけたら、ぜひ活用させていただきたいのです。
いずれにつきましても、更新頻度は職場復帰に伴って病院とかその他もろもろの通いで不安定ですが、継続できるように頑張ります!
今回ですけど、オールマイトヘイトみたいな感じになっています。ですが、個人情報管理としての観点で、かなり未熟そうな感じなのもありますし、イレイザーヘッドの除籍数なんかも書いてある資料をペーパーで持っているようなところもあり、そのあたりには疎いこんな具合になりました。いや、セキュリティ保護された端末へのデータダウンロードどころかプリントアウトって……、という私見はまあ多分にあります。
昼休みの時間に発生した、迷惑なマスコミどもの引き起こした騒動。
当初の認識は、根津校長とともに見聞した、やつらの侵入経路にかかる教員一同による確認によって容易く覆された。
重機でも持ってこない限りは破壊できない程度には強度のある、全自動防衛システムによる隔壁保護も加えた外壁、通称を雄英バリアとされる防壁を、それは鮮やかに粉微塵にさせていた。これが、マスコミたちの仕業というには、安易に過ぎる。あいつらに、そんな能力も根性もないだろ。
校長が俺たちに投げかけた言葉のとおりだ、ただのマスコミにできることか。そんなわけはない。ただのマスコミなどの有象無象がしでかせるものではない。あいつらも生活が懸かっているからな、おそらく、《たまたま都合のいい侵入経路があった》から。たまたま、その気持ちがそちらからの侵入に向かったから、そこから入っただけだ。となれば、その侵入経路を用意したやつが別にいたはずで、煽ったやつもいたはずで、それは決してマスコミではないのだろう。
であれば、ヴィランが作り上げた舞台にマスコミを含めて俺たち教員たちも踊らされたということになる。それに忸怩たる思いもあるが、問題は、そいつだかそいつらだかの目的だ。現時点で、人的被害も物的被害も確認されてはいない。だが、それで安心するとなればそれこそヒーローなんて呼ばれるべきじゃない。
そして、俺にはひとつであり、最大の、心当たりというべきか心配事があった。
公子だ。
本人の話を信じるなら――今更疑っているわけではないが――こことは異なる世界からやってきた、なぜか身体まで若返ったあの子について、その世界に関係するものや、あるいはその背景をどういった手段でか知ったものが情報を入手するために、あるいは身柄までも確保するための陽動として行使したものだったのではないかという、それだ。
俺のこれは単なる考えすぎかもしれない。だが、気になったことを提言しないというのも合理的ではない。
「校長。目的が破壊や殺害ではなく、情報収集という想定はないでしょうか。例えば、教員や職員、生徒たち。今でこそ表立ったものはなかなか聞かなくなったそうですが、有用な個性目的の拉致、購入などによる確保からの、裏切れない個性や道具を仕込んでの取り込み、犯罪行為の強制や、果てにはそれを欲しがるものへの売却などといったことが行われていた時代があります」
根津校長は俺の言葉に、しっかりとうなずいた。
「その点も考慮しているのさ。……改めて確認だけど、本当に破壊や窃取されたものはないんだね?」
その問いには、13号とパワーローダーがうなずきを返す。
確認をした結果、施設への損壊や工作などの物理的な異常も、雄英のデータベースなどへの侵入も認められなかったということだ。
そこへ、山田……マイクが挙手をする。
「イレイザーのいうように何らかの情報収集が目的だったとすんなら、職員室はどうなんです?」
なるほど、手書きのノートなりメモされたものはあるだろうし、プリントアウトされたものならカリキュラムなどもあるかもしれない。本当に重要な、先に俺が述べたアイテムなどの印刷も禁止されているはずだ。だが――。
「ふーむ。……うん、そうだね、私の直感だけれど、だれか、教職員や生徒の情報なんかをプリントアウトしたひとはいないかい?」
誰も反応するわけもない。当然だ。するとすれば、せいぜいが自身の教員用に配布されているタブレットにローカルダウンロードするくらいだろう。
と。
周りを見ると、視線が一か所に集まっている。
その先だが、おい。
「――あ、あのう」
「まじかよ」
妙にかわいらしく、両の人差し指をつつくようにする、日中の覇気に満ちた姿ではないやつれた身体を縮ませたナンバーワンの姿がそこにあり、マイクのやつがぽつりと言葉を漏らす。
「いや、えっとね、HAHAHA。あの」
「オールマイト?」
まさかとは思わなくもないが、まさかじゃないだろうな。
どうも無意識に個性が発動したらしい、隣にいたマイクが俺の肩をつついてくる。うるせえ。
「戦闘訓練にあたって、教員と生徒たちの情報をね、印刷を事務のひとにお願いして……」
「相澤くんステイ!」
「ちっ」
続く言葉が予測できた時点で思わず立ち上がりかけたが、香山さん、ミッドナイトの声で座りなおす。
その場の皆が、オールマイトの小さくなった体を見つめる。
「いや、も、もちろんゴミ箱に入れておいたんだけど、だけどね!?」
「ゴミ箱……」
普段の少し珍妙なセリフ回しもどこかへと失せたパワーローダーの言葉に――。
「オールマイトさん、それって、教員や生徒たちの履歴だの個性だのも含まれてないですか?」
「あ、いや、まあ、そうだね?」
「じゃあ、僕や先輩……イレイザーヘッドの経歴とか個性や弱点も書かれていたわけですね?」
「そ、そうだね?」
「それ、いま、デスクにありますか」
「そ、それが、なくてね」
まだ未熟なところはあれど、立派にレスキュー活動をこなし、それを後進に伝授することも認められた13号の妙に低い声に――。
「ああ、つまり、仮に侵入したのがヴィランであって、情報収集を目的としたものだった場合、それはきちんと達成できたわけだ」
険しい顔立ちだが基本的には温和なブラドがその組んだ指先をとんとんと組んだ腕の片方を指先でたたき――。
「なあ、No.1のオールマイトさんよ」
改めて、マイクがオールマイトを見据える。
「――あんた」
「まあ、気持ちは抑えて欲しいのさ。今、プリントのログも含めて洗ってもらっているからね」
根津校長の一声で、いったんは収まる。
オールマイトは縮こまったままだ。なるほど、俺も得意なほうではないが、情報管理は、こと、ヒーロー関係者については厳に扱わなければならないことは当然だということ程度は理解している。だからこそ、教員や生徒の情報を安易にプリントアウトしたオールマイトにも、それを可能にさせてしまううちの高校の態勢にも改善すべき点は多くあるだろうと思う。
が、やはり、気になるのが、
だが、改めて。それでもだ。むしろ、それだからこそだともいえる。
苦労した分だけ可愛いっていうのはよくいわれることだが、いま、あいつは俺の娘で俺はあの子の父親なんだ。結婚なんざしちゃいないが、それでも俺はひとの親だ、父親だ。そう思って接していれば、ほかの誰がどうとかは知らない。それなりの感慨も沸く。それに、俺以外の誰も知りはしないだろうが、あいつにはいくつもの顔がある。余所や内に向けるような違いと同様に、接する相手や環境に応じた最適解を出せるような態度を探して、見つけて、実行するようなやつだ。それは仮面というんだろう。
そいつは、別に、誰だってあるやつだ。だから、どこか隔絶したものを感じていたが、なぜかは知らないが、いつしか、こいつが素顔で俺に向かってくれるようになった瞬間があった。そのとき、瞬時に理解した。こいつは、常におびえている。受け入れられないって信じているし、実際に受け入れられてこなかったんだろう。なんでかはわからないが、いつでもにこにことしていて、冗談もいえばからかいもするし、陽気の塊のような振る舞いをするが、本質はそうじゃないんだろうなということがわかった。
こいつは、頼られることも頼ることもするが、甘えることができない。甘えるような振る舞いはできても、それだけだ。こいつは、甘えていい環境になかったやつだ。
なんでわかるかって聞くか? 俺自身もそうだったし、教員になるための講座をまともに受けてりゃ大体理解できることだ。
……。
結局、いまだに、この子のいう前の世界で何があったかのすべてを、そしておそらくこの子の中核にあたる部分については聞けていない。
きっと、本人も整理しきれていないんだろう。だから、いつか話していいときが来るなら、なんの先入観もなく聞いてやりたい、そう思っている。
というところで、場合によっては公子目当ての犯罪行為であったということも想定されるこの一切については、俺は自身で自覚できる程度に抑えてはいるが、怒りを感じている、というわけだ。本来、教師ならば実の子供だろうと公平に接するべきだということはそのとおりだし、こちらから優遇をするようなことはしているつもりはない。
さておき。
調査の結果、授業のカリキュラムの紛失を申し出た職員がいたが、それ以外にはオールマイトが白状した名簿以外には紛失等もないことが確認された。
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「今日の騒動を受けて、お前の週末の予定が変わった」
「へ?」
「当初はオールマイトやリカバリーガール筆頭の医療班を家に呼んでの試験的治療だったが、雄英でやる」
「警備のためとか?」
「ああ。マスコミによる張り付きや侵入がまたいつどこにあるかがわからん。オールマイトがここに来るよりも、最初からオールマイトを含めて詰めていたほうが誤魔化しも利くし、何かがあった場合でも対処可能だ」
「えー」
「もう、ヒミコや焦凍には連絡済みだ。変にマスコミたちに目を付けられたくないのには、お前のこともあるんだ、受け入れろ。明後日、放課後はそのまま雄英に泊りになるから、支度しておけ」
「まあ、久しぶりだしちょっと楽しそうだけど。……じゃあ、金曜日の特売、ヒミちゃんにお願いしておく」
「……今度は何の特売だ?」
「バナナ。ひと房が100円」
「そりゃ安いな」
「帰ったらバナナケーキ焼くから、楽しみにしててね」
「……冬美ちゃんが喜びそうだな」
パソコンで活動できる状態がとりあえず復活です。
できれば本日中か明日には続けて更新したいところです。
イレイザーさんは自他含め求められる役割は存分にこなそうとするところがあるという感じですので、これまでのお父さんっぷりのあり方は、そういったところもあるという。
次は、オールマイトの治療関連のごたごたとか、あとは、緑谷かっちゃん関連ですね。
それから、いよいよのUSJですね。