【再稿】ペルソナ3でハム子のヒーローアカデミア! 作:Cran
申し訳ないです、生活バランスがバグってますので、いきなり連日投稿とかしたりさぼったりありそうです。
そして昨日は誕生日で、更新しようと思ってたのですがパーリィナイトでできませんでした。
なお、一番、いっちばん、デクくんが強敵でした。
>10月1日追記
ちょっと相澤先生のセリフなどにおかしな部分がありましたので、修正予定です。
緑谷出久は焦っていた。これを焦りといわずになんと表現するのだろう。この数か月の間。いつだって、彼は焦ってきたのに、今でも焦っている。
「僕は、いつだってスタート地点についちゃいない。そんなこと最初から分かっていたはずだしそのはずなのに、クラスメイトのみんなはどうだ、みんな自分の個性を使いこなしているし相手の使いこなした個性をその見せ場を奪うくらいにして勝利をもぎとっていくんだそれができると限らないとしてももぎ取るくらいの力をいいやそうだ気持ちを込めて覚悟を決めてずっと突き進んでいくんだそうだここは雄英高校だ最強のヒーロー育成学校だからそれくらいの気持ちもなかったらやっていけるわけもないんだだからかっちゃんだっていつも以上にあんなに好戦的な様子を示したそうだきっと焦っていたんだだって個性把握テストであんなに異次元みたいなものをたくさん見せられたんだから僕たちの学校じゃ全然なかったようなものがいっぱいあったそれは確かだ学ぶものだって僕なんかが見ただけでも山ほどあったそれがあのかっちゃんが見過ごすわけもないしそうしたらかっちゃんが次は何を考える? それは当然だ自分が勝てるかどうかに決まってるそれで勝てるかどうかがわからなかったっていうところはありうるだろうと思うしそんなテストあとの戦闘訓練でよりにもよって相手が僕だなるほど冷静になってかっちゃんの気持ちになってみるとそういうことかなるほどそういうこどだかっちゃんが自分でいったとおりだかっちゃんはそれまでデクだって見下してきた相手にルール上は負けてる以前に轟くんや相澤さんたちに気持ちのうえで負けてたんだそこで僕との勝負があってそのうえでみんなの試合を見たんだだからこれまでのお山の大将みたいな状況じゃいられなくなったってことを実感したんだそうすると」
駄々洩れにされる思考のつぶやき。そこに当たり前のように突き刺さる周囲の視線。
ということは、なかった。
なぜならばといえば、
υ´• ﻌ •`υ
「そうか」
早すぎたら入校もできないんじゃないかと思っていたけれど、意外と6時半ちょうどについた学校の正門をくぐることができた僕は、すぐに職員室の相澤先生と向かい合っていた。
いや、おかしくないか?
僕は相澤さんたちが朝から学校で訓練をしているって聞いたから、そういうことができるならってやってきたんだけど。まさか、相澤先生が職員室にもう詰めているだなんてそんなに期待していなかったんだけど。じゃあなんで早く来たのかといわれたら、あわよくばという気持ちとか、衝動に突き動かされてどうしてもというか、校舎内に入れなくてもその辺を走っているのもありかとかそういうところがあったからなんだけど。もしかしたら、相澤さんたち、なんだか相澤トリオとか早速名前がついているみたいだけど彼女たちと一緒にトレーニングができたらいいなとか考えてもいたけれど。
「訓練に施設を使わせてもらいたい、ね」
「はっ、はい!」
「それで、なんの訓練をしたいんだ」
「なんの……?」
改めて訊かれると、さて、それはどれなんだろう。
鷹みたいな目で見据えられると、きゅっと腰あたりから冷たいものが広がっていく感じがする。オールマイトもこの学校の先生になったわけだけど、相澤先生とはまた別で、だから、こうした冷たい感じの視線には慣れていなかったんだなって、僕自身そう思う。
「せ、戦闘訓練で、僕は自分が不甲斐ないってことを自覚しました!」
かろうじて、言葉を発する。
だって、黙っていても状況は変わらないどころか、悪くなるような気がしたからだ。
「へえ?」
相澤先生は続けろ、といわんばかりに目で促す。
「そ、それで、あの、僕は、その、受験までずっとトレーニングをしてましたけど」
トレーニングっていうのの一番は、あの、大掃除のことだ。オールマイトの計画のもとで大片づけをしたあの、今となっては緊張でもなんでもなく心が落ち着くような気持ちと、頑張らなきゃっていう気持ちとが合いまった、僕の原点のひとつの場所。
「この前の個性把握テストでも! 戦闘訓練でも! この個性の使い方を含めてまだ全然足りないって思ったんです!」
「ふーん」
視線を一回、デスクのうえのモニターに移してから、また、相澤先生……イレイザーヘッドは僕を見据える。
「それと、君への施設の使用許可を出すことへのつながりがわからないね?」
さらにいえば、と、相澤先生は続ける。
「そうだな……お前の欠点を俺は理解しているつもりだが、自分ではどう考えている」
「はい!」
いくらでも思いつく。
たとえば、個性を使いこなすことができなくて、使わなければ個性なしの凡人並みになる。使おうと思えば過剰すぎるエネルギーが出て自分が重傷を負う、個性を抜いても持久力だってなんだってまだまだ足りないし、補う方法はトレーニングしか思いつかない。
思ったこと以上にいっちゃった気もするけど、それら全部を相澤先生は黙って聞いて、ただひとことを告げた。
「長所は?」
「え」
調書、庁所、超処、ちょう?
「長所だ。強み」
「あ」
強味? いやもしかして月見とか月夜見とか……。
「強い部分をさして強みだ」
「は、はい!」
長所で強みって、何だろう。僕にはあるんだろうか……。
「(僕が強いところなんてどこにあるんだろうかそういえば試験のときも)いろいろな個性を持ったひとなんて山ほどいただろうし実際に同じクラスになった麗日さんも青山くんも僕の行動をとがめてくれた飯田くんも真似をできないようなすごい力を持っていることが分かったし何より麗日さんなんてあの個性はいったいどう判断すればいいんだろう攻撃にも防御にもなんだって活用できるすごい力だいや僕の悪い癖だなヒーローがヴィランたちを倒すシーンばかり頭に残っているから戦闘面での使い方ばかりに目が向いてしまうなんてところは確かに短所といっていいだろうと思うしもしかしたらそういうことだろうか僕は戦闘面のヒーローを支える点でいえばそのところには確かに自信があるよそうだそうだよ僕がずっとつけてきたノートにいろんなヒーローの長所も短所も活用できる場所とかも全部記録してきたんだぞそれは現場でも使えるかもしれないサイドキックになるならとてもいいはずでもいやちょっとまてその程度のことはヒーロー同士で見知らぬ仲間とマッチングする可能性を踏まえるとみんなやっているはずだしヒーロー仲間なら一定の情報開示はしているだろうしそうするともしかして僕のまとめたものが役に立つとするならいやそれはそういうことかだから相澤先生は渋い顔をしているのかだとすると僕はいったい今まで何をいやでもここはちゃんと答えなくちゃだって僕が質問したんだからしかもこの朝の早い時間にわざわざ出勤しているということは時間がいくらあっても足りないということだからその大事なはずのときに僕なんかに都合をあてくれてるんだから」
すぱーん!
なんだかいい音がして、僕は痛いよりも驚きで相澤先生を見返した。その手にはなんだか使い慣れた感じのあるハリセンが握られている。
「少なくとも短所は、その思考が駄々洩れするところだな」
「は、はい……」
自然とうつむいてしまう。
「いつもずっと気持ち悪いっていわれてきていたそれを指摘されて、僕はまたやっちゃったかと思う。でも、どう反省しても、考えをまとめているときは、頭と口と耳がフルメンバーで頑張っちゃうんだ。確かに、ぶつぶつわけのわからないことをいっているヒーローなんてみんな嫌がっちゃうよねって思うし、治さないととも思うんだけど」
「それも声に出ているぞ。……お前の長所はいつでも頭を働かせるところにある、それが第一だろうと俺は思う。常時非常時にかかわらず考え続けられるということは確かな強みだ」
だが、と続けられる。
「考えを駄々漏らすのは短所だ。仮に、お前の敵なりお前の敵に味方をするつもりの間者でもいたときに、そいつがその考えを聞いていれば、今後の作戦を教えることにもなりかねん、お前のだけじゃないぞ、お前の仲間全体のも含めてだ」
それはそうだ、と素直に思う。
「考えるのは構わん、いくらでもしろ。だが、漏らさないように努力しろ。お前の幼馴染みが、お前のように思考を駄々洩れさせているかどうかとたずねたとすりゃ、その意味は分かるな?」
「は、はい!」
かっちゃんだ。
確かに、かっちゃんは感想や悪態を漏らすことはあっても、相手の戦力とか考察を漏らすことなんてほとんどない。なぜなら、それは相手に自分の行動を示す情報になるからだ。
わかっている。
わかっているんだけれど。癖なんだよなあ。なくて七癖。でも、かっちゃんだったら、どうなんだろう。
彼の場合は、どう考えて、どう実行しているんだろう……。
「爆豪に聞いてみたいか」
はぇ。
そりゃ聞いてみたいけど、あんなちょっと困る話の後で聞くのもはばかれるし、難しいんじゃないかな。
「お前が借りようとしていた施設、そこ。爆豪も相澤も轟も一緒に使っているから、そこでよけりゃ使えばいいし聞きゃいいさ」
はぇ?
当初、ここで区切ってスパッと飛ばして間は後からにしようと思って、そのように記載していましたが、すみません。撤回します。
いえ、プロット組み直そうと確認していたら、まだ割愛できないじゃんという大きなところがありまして。
これ以外にもあるかもしれず、焦って変更しないで地に足つけていかないとドツボる気がしました。
したがいまして、おおきく割愛するのではなく、早足にはしつつも当初の流れでまいります。
次の話の書きかけをポイしながら、重ねてお詫びを申し上げます。
次は、今話の顛末と、結局あの件はどうなった? を含む回です。