マネの設定は後から出てきますので。
練習が終わってミーティングが始まる。私は前に出て自己紹介をする。
「知ってるやつの方が多いと思うが、2年の八雲愛子だ。初日から来れなかったのにはちょっと理由があって、、ま、西谷や旭さんと同じ感じだ。えーっと、これから宜しくな!」
ミーティングが終わり、みんなで帰る帰り道。新入生が自己紹介をしてきた。
「えっと、1年の日当翔陽です。よろしくおねがいします!」
「1年の影山飛雄です。よろしくおねがいします。」
「おう、よろしくな!」
下の方で大地さんが叫んでいる。
「おーい、影山ー!日向ー!八雲ー!肉まんいるかー?」
「「肉まん!いります!」」
「肉まん!?今行きまーす!」
私たちは大地さんのところに走り出す。先にいた奴らが肉まんをほうばっている。私も大地さんから肉まんをもらってかぶりつく
「うまい!」
やっぱり坂の下の肉まんは最高だ。今ここで皆といるのが夢のように思えてならない。前もこんなふうにしてたなー、なんて思う。日向が急に質問してきた
「なんで八雲さんは初日から来なかったんですか?旭さんたちと一緒って言ってましたけど、、」
みんなの間に緊張が走る。空気が張り詰めるのが分かった。
「え?あれ?これって質問しちゃいけなかった、、?」
「空気見たらわかるだろ!日向ボゲェ!」
「あー、えっと、まあ、その話はまた今度、、それよりさ!日向くんは何でバレー始めたの?」
私が緊張をほぐすように違う話に変えると、張り詰めていた空気が少し緩まる。
「それは、小さいときに烏野高校の、“小さい巨人”を見たからなんです!俺は、身長も低いし、バレーに向いてないと思うんですけど、あの、ブロックも何もかも吹っ飛ばしてネットの先に見える、あの景色が好きなんです。それに、俺は、飛べます!」
「な、なるほど、、」
としばらく歩いていると、私の家が見えてきた。
「あ、うちの家ここだから!じゃあ、また明日な!」
「お疲れ様でーす!」
「さようならー!」
私は、家の前に立ってあいつらの背中が遠ざかっていくのを見送っていた。
自分の部屋で昔を振り返った
あの、3年前のあの日、私は、飛べなくなった。
旭さんと同じような理由だ。でも、ブロックが怖かったのではない。
私には、パワーがあって、どんなブロックでも吹っ飛ばせる力があることは、分かっていた。
でも、飛べなかった、、。
そのせいで、私たちは負けた。あと一勝で全国だったたのに。
あの日、あんなことがなければ、、
私の母も、父も、スポーツを愛する人だった。その中でも、特にバレーが好きで、私は父や母にこっぴどく練習させられた。そのおかげで私は「鳥獣の雌ライオン」と呼ばれるようちなった。
でも、3年前のあの日、私の運命の試合の日。
その日に、父と母は、、、、死んだ。
理由は、私の試合を見に来ようと、車を走らせていたところ、信号無視をしたトラックが両親の乗った車にぶつかったからだ。即死だった。両親が死んだのは私が飛んでしまったから、私が勝ち進んでしまったから、いけなかったんだ。この試合会場に来ていなければ、、母と父は死ななかった!全て私のせいだ!
その日から、私は飛べなくなった。飛ぶと、どうしても父や母の顔が出てくる。あの日、私が殺してしまった二人。優しくて面白くて大好きだった二人、、
気づいたら、朝だった。どうやら寝ていたらしい。シャワーを浴びて、制服に着替え、家を出る。
今、私は一人で暮らしている。飛べはしないし、試合にも出れないけど、やっぱりバレーに携わりたい。そんな思いで、男子バレーのマネージャーをやり始めた。でも、やっぱり試合には出たいな。なんて思いながら、私は学校に向かって走り始める。遅刻しそうだ、、
名前は八雲愛子、出身中学は鳥獣学園という架空のところです。
では、これからもよろしくお願いします