ナルト「三年ぶりだってばよ!」 サクラ「ヒナタならカレシ出来たわよ?」 《NARUTO -ナルト- 異彩伝 ~新たなる運命~》 作:北条 ゆう(いすわーる)
暗い洞窟の奥。秘密の出産診療所は、戦火に包まれている。
「……ッ、こいつら、次から次へと!!」
オビトは肩で息をしながら、襲いかかる白ゼツを木遁の術で
地面からは、あのマダラの地下拠点で自分を
「先生、ここは俺が何とかする! 里とあの仮面の男、このままじゃマズイだろ?」
オビトが叫ぶ。
ミナトは
そして決断を下す。
「カカシは三代目の元に急行し、状況の報告! オビト、お前はここでリンとクシナを死守してくれ!」
「了解!!」
「任せろ先生!!」
ミナトは飛雷神の術の印を結び、洞窟診療所を脱出し、闇に消えた仮面の襲撃者を追う。
カカシは白ゼツの大群を
「リンはクシナおばさんの治療に専念してくれ!」
残されたオビトは、地面から次々と湧き出す白ゼツの軍勢を
「どこの誰だか知らねぇけど……リンとクシナおばさんには、指一本触れさせねぇ!!」
写輪眼。
オビトの瞳が、怒りと決意で血の色に染まる。
「(なんでだ……!? なんでじいちゃんの部下だった白ゼツたちが俺たちを襲う!? 誰がこいつらを操ってやがるんだ!!)」
「リン! クシナおばさんの容態はどうだ!?」
「……
リンの声は震えていた。
彼女の両手からは、ありったけの医療チャクラが
クシナの容態は、
九尾のチャクラを半分、すなわち陰のチャクラを強引に引き抜かれたことによる肉体的な
「九尾の半分が抜かれた衝撃で、
深く息をし、己の
瞳を閉じる。
「……磯撫、力を貸して……」
リンの体が三尾のチャクラを宿す。
リンを媒介に、三尾の
「……うぅ……あぁ……」
陰の九尾チャクラを失った、クシナの体内の
荒れ
「クシナさん、戻ってきて……!」
リンが必死に呼びかける。
「ヒヒッ……」
だがその時、白ゼツの一体がリンとクシナに
オビトを筆頭とした、診療所に残る忍の
「リンッ!!」
気づいたオビトが叫ぶ。
即座に右手をその白ゼツに向かってかざす。
「木遁・
オビトの右手の平から、鋭い一本の枝が勢いよく撃ちだされる。
今まさにリンに飛び掛かからんとする宙の白ゼツに枝が突き刺さる。
次の瞬間、白ゼツの体内から無数の枝葉が突き出てきた。
「……ハァ、ハァ……」
その様は、さながら枝葉が白ゼツを養分にするかのごとく。
白ゼツは樹木に
「たとえ何が来ても、俺が二人を護り抜いてやる……」
三つ
オビトの右目に決意の色が浮かぶ。
仲間の忍たちと共に。オビトは押し寄せるゼツの白波相手に必死の防戦を繰り広げる。
・あとがき
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それでは、またお会いしましょう。