ナルト「三年ぶりだってばよ!」 サクラ「ヒナタならカレシ出来たわよ?」 《NARUTO -ナルト- 異彩伝 ~新たなる運命~》 作:北条 ゆう(いすわーる)
家々が、紅蓮の炎を巻き上げて
木の葉の里中心部に出現した《陰の九尾》が放つ、
その
「三代目様!!」
はたけカカシは、三代目火影:猿飛ヒルゼン率いる暗部
ヒルゼンは金棒:金剛如意を構え、
「カカシか? ミナトはどうした、クシナは無事なのか?」
「クシナ様は……九尾を仮面の襲撃者に引き抜かれましたが、リンが
「何?! ……九尾を引き抜かれた、だと……」
尾獣消失は、それを宿した人柱力の死に直結する。
何より、里の抑止力たる尾獣:九尾の消失。
目の前の、里に出現し暴れまわる九尾の存在により、おおよその事態は予測していたものの、現状を確認したヒルゼンの背に
「三代目様、ご指示を! 俺たちも前線へ出ます!」
「……ならぬ。カカシ、お前たち若い世代は非戦闘員の
ヒルゼンの言葉は重く、断固としていた。
「それはできません、三代目様」
しかし、カカシは一歩も退かなかった。
「今、この瞬間もオビトやリンは、死を覚悟して最前線で戦っています」
カカシの後ろには、彼のアカデミー時代の同期達の姿。
「俺たち若い世代だけが安全な場所でノウノウとしているなんて……そんな《青春》ありえません!」
カカシに呼応するように、ガイが拳を握りしめて三代目の前に踊り出る。
ヒルゼンは木の葉の若き芽たち見つめる。
カカシ、ガイ、紅、ハヤテ、ゲンマ……そしてなにより――
「アスマ……」
アスマ、己が息子:猿飛アスマの決意を秘めた眼差し。
父と同じく、里を背負わんとする覚悟が、その瞳には宿っていた。
「……フン、若造どもが」
ヒルゼンは小さく笑う。
「ガイ、紅! お前たちは今すぐオビトとリンの元へ援軍に向かえ! リンとクシナの身を絶対に守り抜くのだ」
ガイと紅は目配せし、洞窟診療所へと走り出す。
「カカシ、アスマ! お前たちはここに残れ!」
ヒルゼンは金棒を地に突き立てる。
「共に九尾を食い止めようぞ! 里の忍、その総力をもってこの
カカシが雷切をその腕に宿し、アスマは二本の愛刀に風属性のチャクラを纏わせる。九尾へと立ち向かわんと――
《八門遁甲》の門を開くガイ、クシナにかけられた写輪眼幻術を解く算段を練る紅。ガイは紅を抱え高速で洞窟診療所へと駆けつけんと――
三代目の旗下、里の忍たちが一丸となり、いざ厄災に立ち向かわん!!
・あとがき
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それでは、またお会いしましょう。