ナルト「三年ぶりだってばよ!」 サクラ「ヒナタならカレシ出来たわよ?」 《NARUTO -ナルト- 異彩伝 ~新たなる運命~》 作:北条 ゆう(いすわーる)
厄災。陰の九尾の
「九尾の半身を奪われ、里に
その首脳部。里の復興会議。
「この失態、火影としての資質を疑わざるを得ん」
猿飛ヒルゼン、水戸門ホムラ、うたたねコハル。
里の最高指導者たちの居並ぶ会議室にダンゾウの追及が響く。
「……責任は、全て私にあります」
オビトやリンたちの活躍により、うずまきクシナの命は守られた。紅の活躍により、幻術も解かれた。
里の抑止力たる九尾の力も、未だ半分は健在。
「責任を取るというなら……いや、これ以上は言うまい」
ミナトを鋭い視線で射抜くダンゾウ。
「里の安定には、経験豊かな指導者の力が必要だ」
しかし里に甚大な被害があったのは事実。数多の人命が、
誰かが責任を負わなくてはいけない。
この日、《波風ミナトの火影辞任》と《猿飛ヒルゼンの火影再任》が、復興会議の場で満場一致により可決することとなったのである。
九尾事件収束よりこの方、里には復興作業の
「木遁・連柱家の術!」
崩壊した家屋の
地響きと共に巨大な材木が組み上がり、簡易的な住居の骨組みが次々と形成されていく。
「さすが、オビト先輩」
その隣では、まだ少年の面影を残す若い忍が、オビトの術を補助していた。
「僕の木遁じゃあ、ここまでは無理です」
「ヘヘッ、お前も筋がいいぜ、テンゾウ」
名を、やまとテンゾウ。
カカシの部下で、オビトと同じく木遁忍術の使い手である。
「オビト、少しいいか?」
復興作業に取り組むオビトの元に、カカシが歩み寄ってきた。
「どうしたカカシ、深刻そうな顔して」
カカシの顔は影を帯びている。
オビトはヤマトにその場を任せ、カカシと共に近くの
「オビト、あの《仮面の男》のことだが……」
向かう途中。カカシがオビトを人気のない瓦礫の影に誘い込み、小さな声で
「奴は写輪眼を有していた。そして白ゼツの大部隊を率いていた」
カカシの次の言葉を察し、オビトの表情が固まる。
「これだけの条件が揃っている以上、
「……何が言いたい」
「俺達が
「ふざけんな!!」
オビトがカカシの胸ぐらを
「あの爺ちゃんが、里を襲うわけねぇだろうが!?」
「確かに偏屈だったけど、俺たちを助けてくれたのは本当だ! 死体だって、俺たちがこの手で埋めたんだぞ!」
オビトはカカシを鋭い眼差しでにらみつける。
「恩人を疑うような真似、すんじゃねぇ!!」
だがカカシは対照的に、あくまで冷たい眼差しで、
「オビト、冷静になれ。里に……いや、ミナト先生にこのことを報告するべきだ」
あくまで冷静な口調で、オビトに
「感情で目を
その言葉に、オビトが遂に感情を爆発させて――
「二人とも、やめて!!」
カカシに
「こんな時に仲間割れしてる場合じゃないでしょ!」
のはらリン。
里の負傷者の治療に当たる彼女が、休憩がてらオビトの様子を見に復興現場へ足を運ぶ途中、
「オビトの気持ちも、カカシの言うことも、わかるわ」
彼女の言葉には冷静さと同時に、温かみがあった。
「悪かったな、カカシ。少し熱くなり過ぎた」
「いやオビト、俺の方こそ……」
頭を冷やす二人。
頃合いを見計らい、リンは二人を
「オビト、確かに私も仮面の男とマダラさんの関係は気になってる……」
顔をそむけるオビト。
「でもねカカシ……今、先生のところへその話を持っていくのは、あまりに
「ミナト先生は、四代目の座を追われてしまった。その上、クシナさんが九尾の人柱力だってことが
ミナト一家は今、政治的にも社会的にも精神的にも
「今、ナルト君を抱えて必死に
リンの言葉は、正論だった。
オビトは拳を握りしめ、地面を睨みつけた。
「ああ、わかってるよリン……クソッ……先生もクシナさんも、あんなに頑張ったのに……!」
「すまない……色々
少しの沈黙が流れた後、リンが二人に提案する。
「ねえ……まずは私たち三人でもう一度、あの地下拠点に行ってみない?」
リンは二人ともそれぞれに顔を向ける。
「埋めたはずのマダラさんの遺体がどうなっているのか……自分たちの目で確かめるの」
「あぁ確かに……まずはそこからだ」
「……わかったよリン。爺ちゃんの
三人は、かつてマダラを
・あとがき
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