ナルト「三年ぶりだってばよ!」 サクラ「ヒナタならカレシ出来たわよ?」 《NARUTO -ナルト- 異彩伝 ~新たなる運命~》 作:北条 ゆう(いすわーる)
里から遠く離れた、在りし日マダラの
マダラの墓は、その拠点近くの森にある。
「……空だ」
だがそこは、今や掘り返された土の生々しい臭いと、冷たい風が吹き抜ける
墓標が
「そんな……嘘だろ」
オビトがふらふらと棺に近づき、カカシに続き確かめる。
棺の中にあったはずの老いた忍の
リンは口元を両手で
「実はなオビト……ミナト先生が言っていたんだ」
衝撃を受けるオビトとリンの二人に対し、カカシは意外にも冷静であった。
むしろ合点がいったというような様相。
「森で戦ったあの男に、ミナト先生が螺旋丸を食らわせたらしいんだが……」
だがもちろんカカシの声は低く、痛みを
「ダメージを負った肉体が瞬時に再生したらしい……さながら飛び散った紙屑が、吸引機に引き寄せられるように」
カカシは棺の底にある、不気味な術式の
「《禁術・穢土転生》。死者を復活させ、術者の意のままに操る
「……ふざけんな」
棺近くで
「死体がないのは、誰かがマダラさんの遺体を盗み出し、それを個人情報物質として死者蘇生したからだ」
カカシは続ける。
「これは俺の憶測だが……地下拠点の秘密を知る《悪人》が、マダラさんを無理やり蘇らせ、《仮面の男》として使役しているんじゃないかと思う」
「ふざけんなよ!!」
オビトの叫びが、森の静寂を切り裂く。
「ふざけんなよ!! じいちゃんは……あのじいちゃんは、最後は笑って死んだんだぞ! 団子が甘すぎるって文句言いながら……やっと眠れたんだ! なんで……なんでそんな、化け物みたいに死人を
『自分を救ってくれた恩人の
その事実が、オビトの胸の内で
「許さねぇ……絶対に……!!」
ドクン、とオビトの心臓が跳ねた。
脳内を、これまでにないほど冷たく、鋭いチャクラが駆け巡る。
「あ、が……あぁぁぁあぁぁぁッ!!!」
右目が焼けるように熱い。
オビトの視界が真っ赤に染まり、三つの巴が狂ったように回転を始めた。
「オビト?! どうしたの?」
オビトが右目を押さえて
リンがオビトにかけより抱きしめようと――、
「……すり、抜けた……だと?」
したが、オビトの体は
《万華鏡写輪眼・
前を向いたオビトの視線のその先。
空間が
・あとがき
来週は、第二章最終話です。
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それでは、またお会いしましょう。