ナルト「三年ぶりだってばよ!」 サクラ「ヒナタならカレシ出来たわよ?」 《NARUTO -ナルト- 異彩伝 ~新たなる運命~》 作:北条 ゆう(いすわーる)
降りしきる雨は、さらに激しさを増している。
「逃がすか、ガキども! くらえ、水遁・水龍弾の術!!」
巨龍の
霧隠れの忍が放った
「リン、カカシ、離れるな!」
オビトが叫び、白ゼツの組織が露出した右腕を地面へ叩きつけた。
「木遁・
地を割って噴出した巨大な根が、水龍を真っ向から粉砕し、そのまま霧隠れの忍たちを飲み込んでいく。
「木遁……だと? お前、本当にあのオビトなのか……?」
カカシはその瞳に、喜びと同時に困惑の色を
「オビト、その体、どうしちゃったの……?」
リンもまた、自分を抱き寄せたその手の感触に、かつての優しい少年の面影とは異なる、今の禍々しい力を同居させた姿に、違和感を
オビトは失明した右目を
「……話したいことは山ほどある。けど今はここを切り抜けるのが先だ。行くぞ!」
オビトが地を
カカシも
「千鳥!」
「
カカシの右手に纏う青い雷光が霧を裂き、敵を貫く。
リンが医療忍術を応用したチャクラの
かつてミナトの元で
「……ちっ、増援か!」
カカシの写輪眼が、森の奥から近づく無数のチャクラを捉えた。霧隠れの主力部隊が、包囲網を完成させようとしている。
「こっちだ、付いてこい!」
オビトは二人を促し、木々の間を
「ここは……?」
そしてオビトは二人を導く。根が
カカシが
「俺が今日までずっといた場所だ……神無毘橋で死にかけてた俺を、拾ってくれたじいさんがいる」
洞窟を進みながら、オビトはぽつりぽつりと話し始めた。
「あの日……岩に潰された俺を、この地下に住む《老忍》が助けてくれたんだ。右半身を失った俺にこの白い体を
リンが、オビトの白い右肩にそっと触れる。
「……ずっと、ここで一人頑張ってたんだね」
「ああ。一日も早く二人に会いたくて、必死にリハビリしてた」
暗闇の先には、巨大な人型の木像:外道魔像。
「着いたぞ、リン、カカシ。ここなら霧の奴らも手出しはできない」
そして外道魔像の側には一人の弱弱しい老人の姿があった。
「じいさん、戻ったぜ! 仲間を連れてな」
老人が、うちはマダラが、ゆっくりとその目を開ける。
「……遅かったな、オビト」
だがその眼光は、暗闇の中で妖しく、赤く燃えていた。
「だが運命を書き換え、三尾を従えし娘まで連れてくるとは……お前のその
・あとがき
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