連邦生徒会長の幼馴染―夜明けに2人は微笑んで― 作:笹の葉団子
さあ、ご覧あれ――――
ザアァァァァ
.......雨が降っている
雨の中で2人の人がいた
周りには誰もいない。ただその2人だけがいた
一人は倒れていて、周りに血の池を作り、今にも死んでしまいそうなほど疲弊している少女で
もう一人は片目を切られ、血を流しながら、その人の手を掴んで泣いている少年
「レイ..くん....」
片方の少女は涙を流しながら、自分を抱えて手を握って泣いている少年の名前を口にする
連邦生徒会長
「喋るな!アロナ!血が.......止まらない!」
レイと呼ばれた少年は泣きながら手を握っていない方の手で、アロナと呼んだ少女の血が流れている傷口を必死に抑えていた
「ごめん...これ..もう助からない......」
「そ.....んな.........」
レイは絶望した表情になり、傷口を押えていた手がアロナから滑り落ちる
「ごめんね...私のせいで..片目切られちゃって.....」
「これくらい大丈夫だ!それより..お前が....!」
「ごめんね...私がへまをしちゃったから..」
「ッ!」
レイは息をのんだ。レイは叫びたかった
違う。お前のせいじゃない。俺のせいだ。そんな言葉が頭に浮かんできて、その言葉を叫びたくても叫びだせなかった
「本当にごめんね....レイ君を巻き込んじゃって....」
アロナは泣く。ここで死んでしまう、自分の弱さに。彼に全てを背をわせてしまう、自分の不甲斐なさに。
「ねぇ..最後の..お願い聞いてくれる?」
震えている声を、肺の中から逆流してきた血で赤色になってしまっている口で喋りだす
「私はまた選択を誤ってしまった...この先の未来が..[捻じれて歪んだ終着点]へと向かってしまう...」
アロナは託す、またあんな未来へと向かってほしくないから。レイがみんなが笑ってほしいから。もう戻ることは叶わない。だからアロナは託す。己の全てを。
きっとレイ君が自分のことを助けてくれると信じて
「レイ君。君ならみんなを最高の未来へと連れていける。だからお願いレイk
「いやだ!」
「え........」
「な..ん....で......」
「お前のことが好きだからだよ!」
「....ふぇ?//」
「お前が言ったとおりに周りの人を救い、助けて笑顔になっても......
アロナ..お前がいない未来なんて....
俺からしたら[最悪の未来]なんだよ!」
「レイ.....くん........」
「だから待ってろ!」
「お前の言う[捻じれて歪んだ先の終着点]なんかへはいかせない!」
「そのあとに...お前を迎えに行ってやる!」
「だからまってろ!俺が....
[最高の未来]にお前を連れて行ってやる!」
「ば...か....」
手に涙が伝う。雨とは違い、ほんのり温かい水
「そんな...こと言われたら....期待しちゃうじゃん.....」
「期待して待ってろ!絶対に連れて行ってやる!」
「約束..だよ....。まってるね....」
「ああ......」
その時、2人の決意を祝福するかのように2人の場所だけ日が差した
そして自然と顏が近づき――――
唇と唇が触れた
そのキスは血の味とほのかな甘みを感じた
「まってろよ....アロナ......」
アロナが弾けて消えた場所にレイはただただ、そんな言葉を送った
歯車は今回りだす
さあ、物語を始めよう――――
あれ?ヒロイン死んだ?
大丈夫です!ヒロインですよ⁉こんなところで終わりません!
まあ、今回の話はこれで終わりです。
次回も読んでくれたら幸いです。
感想もお願いします!
東方の二次創作を投稿していいですか?(理由は活動報告の場所で)
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いいよ!
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連邦生徒会長の幼馴染だけで!