連邦生徒会長の幼馴染―夜明けに2人は微笑んで― 作:笹の葉団子
ふぁ⁉
とある都市の一角
その場所は、周りが焼け野原になっており、周りからは所々煙が上がっており、ビルや家が無残な姿へと変えられていた。その場所で、周りをめちゃくちゃにしたものと、その行為を止めようとしているものが、戦闘を始めようとしていた
片方はキヴォトスでは在りえない「ヘイローを持つ男」
そしてその腰には、こちらもキヴォトスでは見ない「刀」を腰かけてあり、その男は連邦生徒会の服を着ていて、相手を見つめている
もう片方は100人余りの少女(不良)の軍勢である。傍から見れば弱いもの虐めをしようとする現場に見えるが、少女達の目は全て「畏怖」で塗り潰されていた
それもそのはず、なぜならその片方の男の周りにはもう片方の少女達の仲間と思われる少女が、男の周りに50人程、全員気絶して倒れているからである。男は目立った外傷も、かすり傷すらも見当たらない
つまりこの男は一人で50人を相手にして圧勝しているということ。
「........はぁ」
突然その男がため息をついた。少女達はその男の行動を見た瞬間、ビクッと体を震わせた。その男に今から自分たちも倒されるかもしれない。そんな言葉が脳裏によぎる
(アロナ.......お前がいなくなってもう三ヶ月か.......)
男はそんなことをするつもりは毛頭なく、ただただ、三ヶ月前に死んでしまった、幼馴染のことを考えていた
しかし、この者たちがアロナが大切にしていた場所を破壊していると考えると、沸々と怒りがわいてくる
「お前ら.....覚悟しろよ?」
その言葉を少女達は聞いた瞬間、ほぼ反射で銃を構え、撃つ
今ここで100対1の戦闘が開始された
◇
場面は変わり【???】
―――――私のミスでした。
その場所は電車の中。その座席に、向かい合わせになるように2人の女性が座っている
一人は背が高く、優しそうな、責任を全て背を負うとする、まさに大人と呼べる人。
もう一人は、青とピンクの色が特徴的な、足まで届きそうなほど長い髪で、連邦生徒会の服を着ており、血を流している。当の本人は全く気にせず、喋っている
もう一人の大人は、そんな子の顔が見えないことなど気にせず心配と困惑といった顔をして、今にも動いて、助けようとしている。しかし体は金縛りにあったかのようにうごかない
―――――私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況
少女は再び喋りだす
―――――結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟だなんて.....
(やめて。そんな悲しそうに言わないで)
もう一人の大人は、その子の言葉を否定しようとするも、声が出ず、何も言えない
―――――今更図々しいですが、お願いします
(な....にを....?)
―――――きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません
(忘れる?)
―――――何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから.......
少女は微笑み、言葉を続ける
―――――ですから....大事なのは経験ではなく、選択
―――――あなたにしかできない選択の数々
―――――責任を負うものについて、話したことがありましたね
―――――あの時の私には分かりませんでしたが.....今なら理解できます
―――――大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心延えも
ガタン
電車が大きく揺れる
―――――.....ですから、先生
―――――私が信じられる大人である、あなたになら
―――――この【捻じれて歪んだ終着点】とは、また別の結果を.......
―――――そこへ繋がる選択肢は.....きっと見つかるはずです
そして、その少女は少し悲しそうな表情を浮かべ、先生を見つめる
―――――そして、できるのであれば、【私の言葉が呪いとなり、子供ながらにし、責任を負っている】あの子を......レイ君を.......
―――――だから先生、どうか........
視界が暗転する。その世界から追い出されたかのように。
「......い」
声が聞こえる....
「....先生、起きてください」
眠い....もう少し寝かせて....
「先生!!」
「うわぁ!」
鋭く、大きな声が聞こえ、跳ね起きる
目の前に、眼鏡をかけている少女がいた
「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね」
「えっと.....」
「.......夢でも見られていたようですね。ちゃんと目を覚まして、集中してください」
「は、はい.....」
(なんだろう。何か大切なことを忘れているような......)
「もう一度、改めて今の状況をお伝えします」
その少女は一度お辞儀をして
「私は七神リン、学園都市「キヴォトス」の連邦生徒会所属の幹部です」
「初めまして」
先生もそれにつられ、お辞儀をする
「そしてあなたはおそらく、私たちがここに呼び出した先生....のようですが」
「えっと....なんで推測系?」
「....ああ。それは私も先生がここに来た経緯を詳しく知らないからです」
「は、はぁ.....」
「混乱されていますよね.....こんな状況になってしまったこと、遺憾に思います。では、とりあえず、私についてきてください」
「あ、はい」
リンに連れられ、先生はエレベーターへと向かっていく
ウィィィィン
エレベーターが動き出す。周りがガラス張りとなっており、都市のほとんどがよく見える
「キヴォトスへようこそ。先生」
「うわぁ....」(キラキラ)
「キヴォトスは数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です。これから先生が働くところでもあります」
先生はガラスの外をまじまじと見つめ、リンは説明をする
「きっと先生がいらっしゃったところとは色々な事が違っていて、最初は苦労するかもしれませんが..........でも先生なら、それほど心配しなくてもいいでしょう」
リンは先生のことを見ながらそんなことを言う
チンッ
エレベーターがつき、扉が開かれる
「まずは連邦生徒会副会長のところへあいさつしに行きましょう」
「ふ、副会長⁉大丈夫かな~」
「大丈夫だと思います。それではこちらに」
先生はそれに連れられ、一つの扉の前へと歩いて行った
そこには「連邦生徒会長室」と書いてあった
「......なんで、会長室のところに?」
「連邦生徒会長のわがままで副会長と同じ部屋になったんです。深く考えないでください」
「う、うん」
コンコン
リンがノックをし、声をかける
「副会長、先生をお連れしました。入りますよ?」
しかし返事はない
ガチャ
「し、失礼しま~す」
「副会長?」
リンや先生が部屋に入るも、部屋の中はもぬけの殻で人など一切いなかった
「(プルプル)」
リンは体を震わせ、俯いた
「.....リンちゃん?」
「あんのアホ副会長!なんでいないんですかー!」
「うわぁ!リンちゃん!口調、口調!」
「ええい!うるさいです、先生!リンちゃんと呼ばないでください!」
リンは副会長がいないことにキレ散らかし、さっきの穏やかな口調とは違い、少し、いやかなり荒い口調になり、叫び始めた
「私言いましたよね!今日先生が来ると。なんでいないんですか!アイツは!」
「落ち着いてぇ!」
「ふぅ、落ち着きました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「い、いや.....ぜぇ.......大丈夫だよ.....ぜぇ.....」
先生の頑張りもあり、リンは落ち着き、いつもの調子を取り戻し始めた
「そういえばリンちゃん。副会長ってどんな人なの?」
先生は気になったのか、そんなことを聞いてくる
「......リンちゃんはやめてください。...そうですね......簡単に言えば【最強】ですかね....」
「最強⁉」
リンのその言葉に驚き、そんな言葉を返す
「ええ、最強です。このキヴォトスで一番強い、キヴォトス内では誰もがそう言います」
「ええ......?」
「まあ。ですが、今回みたいに勝手にどっか行って.....突然変なことを言いだしたり.....」
「り、リンちゃん落ち着いて....」
リンの突然の、副会長に対する悪口の数々を言おうとしているリンを先生は止めようとする
「鈍感で...うすらバカで......会長のことがすk.......」
リンは自分の言おうとしていた事に気づいて、言葉を止める
「リンちゃん?」
「.....いえ、なんでもありません。先生行きましょう」
「あ、ちょっと待って!」
リンはそう言ってどこか行こうとして、先生はそれについていく
ウィィィィン
再びエレベーターで移動し、その場所へ着く
チンッ
扉が開き、出ると同時に突然人が話しかけてきた
「代行!見つけたわよ、連邦生徒会長を連れてきて!」
「うわ!」
「...うん?隣の大人の方は?」
その人は先生がいるとは思ってもいなかったらしく、先生がいたことに疑問を抱く
「首席行政官。お待ちしてました」
「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています」
他にも二人ほど、リンに話しかけてくる。リンは心底嫌そうな顔をして言った
「あぁ......面倒な人たちに捕まってしまいましたね」
「り、リンちゃん?顔が怖いよ.....?」
リンはそんな先生の言葉を無視して、その3人にたいして煽り口調で話しかける
「こんにちわ。各学園からわざわざここまで訪問してくださった、時間を持て余している皆さん。こんな暇そ.....大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よくわかっています。今、学園都市に起きている混乱の責任を問うために....でしょう?」
その言葉に、一番最初に話しかけてきた青髪の子は起こった口調で....
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」
青髪の子はさらに続けて言う
「数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」
そのあとに他の生徒たちもそれに賛同するかのように言う
「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました」
「スケバンのような不良たちが登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています」
「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流出も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます」
リンは黙り、その言葉を受け止めつ
青紙の子は机を手でたたき、バンッと音を鳴らして.....
「こんな状況で連邦生徒会長と副会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ合わせて!」
「(はぁ...)」
リンはその言葉にため息をつき答える
「連邦生徒会長は今、席におりません。正確に言いますと、行方不明になりました。副会長に関しては、つい先ほど見に行きましたが、いませんでした」
「「「!!」」」
「やはりあの噂は.....」
「というか副会長は何してるのよ.....」
みんな驚き、一人は副会長がいなくなったことに少しの怒りと疑問を抱き、先生も連邦生徒会長がいなくなっていたのは流石に驚きを隠せず、驚いた顔でリンを見つめた
「結論から言いますと「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政権限を失った状態です」
「そ、それは大丈夫なんですか⁉」
「はい。この先生こそがフィクサーになってくれるはずです」
その言葉に先生は困惑と驚きの顏をして
「わ、私ぃ⁉」
「この方が⁉」
「ちょっと待って。そういえばこの先生はいったいどなた?どうしてここにいるの?」
青紙の子はそんな疑問をこぼし、それにリンは
「こちらの先生はこれからキヴォトスで働く方であり、連邦生徒会長が指名した人物です」
そんな言葉に困惑したのか
「行方不明になった連邦生徒会長が指名......?ますますこんがらがってきたじゃないの....」
と言葉をこぼした。とりあえず先生は挨拶したほうがいいかな?と思い挨拶をすることにした
「え、え~と、こんにちわ。よろしくね」
青紙の子は焦った様子で
「こ、こんにちわ、先生。私はミレニアムサイエンススクールの......い、いや、挨拶なんてどうでもよくて....!」
先生はどうでもよいと言われ少しショボンとする
そこにリンは少し、いやかなり怖い笑顔で
「そのうるさい方は気にしなくていいですよ。続けますと...「誰がうるさいって⁉わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」
うるさいと言われ怒ったのか、怒鳴りながら、焦った様子で続けて自己紹介をする
「う、うん!」
先生は自己紹介されたのが嬉しかったのか、顔をパアッと明るくして、返事をする
リンはその様子を見て説明を続ける
「......先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました
連邦捜査部【シャーレ】
単なる部活ではなく、一種の超法的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するSべての学園の生徒たちを、制限なく加入させることも可能で、各学園の自治区で、制限なしに戦闘活動を行うことも可能です」
その言葉に青髪の子、ユウカは驚いた声を上げて
「そ、そんなに権限を持ってるの⁉」
リンはユウカの言葉に少し困った表情を浮かべ
「私もなぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが....」
取り合えずといった感じの表情をリンは浮かべて
「シャーレの部活はここから約30㎞離れた外郭地区にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでいます。
取り合えず、先生をそこにお連れしなければなりません」
リンはそういって電話を持ち、話しかける
「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど....」
その言葉に電話の向こうの人はぶっきらぼうに
『シャーレの部室?....ああ、外郭地区の?そこ、大騒ぎだけど?』
「大騒ぎ...?」
『矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは戦場になってたよ』
「....うん.....?」
リンは不機嫌といったような顔をしてそんな言葉を漏らす
『連邦生徒会長に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼野原にしてたみたいなの。巡航洗車までどっかから手に入れたみたいだよ?』
「.....」(ミシミシミシ)
その言葉をリンは聞くと、顔には怒りが露わになっていた表情をうかべ、電話を力いっぱい握りしめ、今にも破壊しそうである。
ところがふとした顔になり、疑問をこぼす
「『なってた』?『してた』?なんで過去形なの?」
そんな言葉に電話の人、モモカは
『え?だって副会長がこれ聞いた瞬間、戦場に向かっていったもん。たぶんもう終わってるよ~』
そんな言葉にリンは起こった様子で
「なんでそのことを副会長に言ったんですか!」
『え、先輩どうs(プツッ)
「みなさん!シャーレに向かいますよ!あなた達も暇でしょう、先生の護衛をしてください!」
リンは怒っているような、焦っているような感じでそういった
「え、代行?どうしt「行きますよ!」ちょ、ちょっと待ちなさい!
リンが突然走り出し、先生たちはそれについていく感じに追っていった
..................
(副会長.....!)
リンは焦っていた。連邦生徒会長の失踪、それにより副会長は連邦生徒会長が失踪した日から心ここにあらず、といった感じだった。
きっとショックが強すぎたのだ。自分が愛していた人が消えたその状況。自分がその立場だったら、耐えられないと思っていた。
故にリンは心配しているのだ。そんな状態の彼が、他でもない連邦生徒会長が大切にしていた場所を破壊しようとしている、といった情報を聞いたときにどんな行動をするのかは予想できない。
最悪、相手を殺g(そんなことするはずがない!)
だからリンはひたすら走る、疲れを知らず、疲労を知らず、ただただ走る
「ねえ、なんか誰もいなくない?」
ユウカが唐突にそんな言葉を吐く
「確かにそうですね....暴れているはずなら銃声や、爆発音が聞こえてもおかしくないですのに..」
そんな言葉に先生は
「銃声や爆発って....大丈夫なの?」
先生のそんな疑問に
「そういえば先生は知らないんですよね。私たちはこのヘイローというものがあるお陰で、銃弾を受けても痛いですむんですよ」
「へぇ~そうなんだ」
「基本的にはヘイローは女性しか持っておらず、そもそも人間の男性自体がキヴォトスでは見かけないんですよ.....」
「そうなの⁉」
そんな言葉に先生は驚いたのか、大きな声を上げる
「はい、ですが副会長は異端で....男性であり、ヘイローを持つんですよ」
「え!そ、そんなこと在りえるの⁉」
そんなことを言っているうちに、前方に何かを確認した。
その光景を見たものが全員驚愕した。その光景とは、周りに暴れていたと思われる不良たち150人程が全員気絶しており、その真ん中に、ヘイローを持つ、連邦生徒会の服を着た男性がいた。
しかし、みんなが驚愕したのはそこではない。なぜならば、その男が誰もが【最強】だということが分かっていたからである。故にこのような状況は別に驚くようなものじゃない
では何に驚いたか。それは......
その男が膝をつき、顔を青白くさせていたからである
本来絶対に在りえないその状況に誰もが驚愕していた。それもそのはず、【最強】とまで言われた彼があんな風に膝をついているところだなんて、誰も見たことがないからである
「副会長!」
リンはそんな様子の副会長に走って近寄る
「大丈夫ですか⁉」
リンのそんな言葉を聞いたとき、その男は先ほどの顔が嘘だったように元気な笑顔を浮かべて
「大丈夫、大丈夫!ちょっと数が多くて疲れただけだから!」
と、元気いっぱいにそういった
「確かにいくら副会長と言ってもこの数は流石に疲れますよね」
「そうですね」
彼女たちはそんな言葉をこぼし、納得したように言う
「副会長.....本当に大丈夫ですか...?」
リンはまだ心配そうにそう言う
「大丈夫!もう回復した!あれ、そこの人は....あ、先生だな。俺は「夜桜レイ」連邦生徒会副会長だ。すまんな、こいつらを倒しに行ったせいで会長室で待っていられなくて」
「い、いや、大丈夫だよ。よろしくね、レイ君」
「っ!あ、ああ!よろしくな、先生!」
レイ君は一瞬驚いたような顔をして、すぐに笑顔に戻り、挨拶をし返してくれた。
私はそんな彼の笑顔が気味が悪いような、そんな感じがした――――――――――
いや....はい....
前回5000文字ー、とか言ってたのに結局3000文字になってしまいました.....
時間が....無い......!
本当にすみません。できる限り文字数を増やせるように頑張ります
感想、評価等よろしくお願いいたします。
本当にお願いします。自分の作品を皆さんがどう思っているか知りたいんです。本当にお願いします。
2025/06/27
リメイクが完了しました。文字が3000文字から7500文字へと増えました
東方の二次創作を投稿していいですか?(理由は活動報告の場所で)
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いいよ!
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連邦生徒会長の幼馴染だけで!