見苦しいかもしれませんがよろしくお願いします
とあるお屋敷で僕らは互いに微笑み
「今日からお嬢様付きになりました○○です。見習いですが宜しくお願いします」少年は頭を下げた
頭を下げた少年を見ながら少女は言った
「また会えましたね、○○さん」
少年も、また頭を上げて
「会えたね。百ちゃん」と少女に言った
そこで少年は目覚めた
少年は辺りを目で見渡した
そこは、炎と煙と鉄筋に囲まれた視界
何かが焼ける匂いが立ち込め少年は思う
(お嬢様は··だ··めだ··手が··足が··動か··ない、おなか··痛·い)
[おい!お嬢··はどこだ!]大柄なヒーローが少年に問う
(分か··ら·ない)
看護師の格好の女性ヒーローが駆け寄る[[挟まって!!早く治療を!キャ]]
[うるさい邪魔だ!]蜘蛛の様なヒーローが腕を振る
(痛い··あつ··い)
[どこにいる!]と大柄なヒーロー
(助け··な··きゃ)
[このガキ]黒尽くめの岩の様なSPが鉄筋を蹴る
(行か··な··きゃ)少年は、もがく
[おま··嬢··まはどこ··隠し··]大柄ヒーローが少年に詰め寄る(違··う·僕じゃ··ない)
[いたぞ!!お嬢様がいたぞ] [[早く治療しなくては!]]
ヒーローが少女を運ぶ(待っ··て)
[[この子···ど··ますか?]] [ほっとけ··裏切··だ]タッタ
[それにどうせ手遅れだ]
[でも·]タッタッ
(待っ··て··僕·も助け·て··)
(な··ん··で··置い··ていくの?)
(あ··れ··?眩し···い?)
Boooone!!ガッシャーン
この日少年が最後に見たのは自分に迫る鉄筋と炎···
そして、絶望と失望の現実だった
某日某所で某財閥令嬢誘拐未遂事件と工場爆発事件が発生したと報道があった
その事件後某財閥から[大人1名と少年1名]が行方不明と令嬢が保護された等の捜査機関の会見が有り[行方不明者]が何らの関与と騒がせたが数日後には事件等無かった様、報道が静まり
そして···6年の月日が流れ
ある場所に有る瓦礫の前に佇む一人の少年がいた
「ようやくか」とつぶやくと
[トゥゥルゥゥ··][トゥゥルゥゥ··]少年のポケットに有るスマホが鳴り
ピッ
「もしもし」[······?]
「あぁ、今からやるさ··」[·······]
「保存ヨロシク」[········]
「じゃあ」ピッ
スマホをポケットに仕舞う
一人の少年が瓦礫の前で手を叩き触れると瓦礫が閃光し閃光が消えると
一つの工場が出来上がっていた、少年は無表情で振り返り「··必ず··」と呟きをカシャンと歩きだした
これは
少年の····物語だ