アズレンss   作:しがなくない

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ある母港の指揮官のとある1日


指揮官の1日

~朝~

 

…チュンチュン,チチチチチ...

 

「…んん...。」

 

シャッ!

 

「ご主人様。朝でございます。」

 

カーテンが開かれ、凛とした声が耳に響いた

 

「…ん~...んあ、ああ。」

 

俺は体を起こした

 

「おはようございます、ご主人様。洗面台はこちらです。」

 

「んん。」

 

おれはメイド...ベルファストに連れられ、洗面台についた。

 

「ぺっ...しゃこしゃこしゃこしゃこ...ぺっ。」

 

「お水はこちらです。」

 

「うん...ぐちゅぐちゅ...がらがら...ぺっ。」

 

手渡されたコップで口の中をゆすぎ、洗面台に吐いた。

 

その後、顔面を水で洗い流した

 

「お顔、失礼いたします。」

 

「ん~...ふぅ、ありがとう、ベルファスト。」

 

「ありがとうございます。本日のお召し物は机の上に置いておきました。」

 

「ありがとう。じゃあ着替えるから、少し部屋から出てくれるか?」

 

「...。」

 

「ベルファスト?」

 

「...し、失礼しました。それでは、失礼いたします。」

 

ベルファストは部屋を出ていった

 

「...?まあいいか。さっさと着替えよ。」

 

俺は用意された洋服を着て、自分の部屋を出た。

 

部屋の前にはベルファストが立っていた

 

「待たせたな、それじゃあ行こうか。」

 

「はい、参りましょう。」

 

俺は朝ご飯を食べるために食堂に向かった

 

~~~

 

~食堂~

 

「指揮官おはよー!」

 

「おー、おはよー。」

 

挨拶してくる娘たちに挨拶を返しながら、食堂にたどり着いた。

 

食券機で食券を買い、受付にいるまんじゅうに渡した。

 

「おはよう、まんじゅうたち。これ頼むよ。」

 

「ぴよぴよ(わかりました)!」

 

まんじゅうはそれを受け取ると厨房にいるまんじゅうに渡し、俺はお盆をもって受け取り口に向かった

 

「おはよう指揮官!今日もいい朝だな!」

 

「おはよう、クリーブランド。今日も元気そうだな。」

 

「うん!今日も元気いっぱいさ!」

 

「しきか~ん、おはよ~。」

 

「おはよう、指揮官。」

 

「おはよ~。」

 

「コロンビア、モントピリア、デンバー、おはよう。今日は何をするんだ?」

 

「今日も母港のパトロールだよ。今日はユニオン寮をまわる予定なんだ。」

 

「なるほどな。パトロール、頑張ってくれ。」

 

「うん!指揮官もお仕事頑張って!」

 

「ありがと、じゃあな。」

 

そういってまんじゅうからご飯を受け取り、適当な席に着いた

 

「よっと...いただきます。」

 

俺は朝ご飯を食べ始め、そのまま食べ終えた。

 

~~~

 

~廊下~

 

食堂で朝ご飯を食べ終えた後、俺は執務室に向かった

 

「ベルファスト、今日の秘書艦は誰だっけ?」

 

「本日の秘書艦は、ウルリッヒ様とジャン・バール様です」

 

「うん、ありがとう。」

 

そういって、俺は執務室の前についた

 

「それではご主人様、私はこれで失礼します。」

 

「うん、ありがとう、ベルファスト。またね。」

 

「はい。失礼いたします。」

 

ベルファストはその場を離れた

 

「よーっし、今日も頑張るかぁ!」

 

そういって俺は執務室のドアを開けた

 

~執務室~

 

俺が執務室に入ると、すでに秘書艦の机にウルリッヒが座っていた

 

「おはよう、ウルリッヒ。」

 

「来たか、指揮官。今ジャン・バールが今日の分の書類を取りに行っている。」

 

「ん、了解。それじゃあ戻ってくるまで少し待とうか。」

 

「ああ。」

 

俺は自分の机に座り、仕事の準備をし始めた

 

少しすると、執務室の扉が開いた

 

「取ってきたぞ。...もう来ていたのか。」

 

「ああ、お疲れ、ジャン・バール。」

 

「気にするな、これくらい些細なことだ。これが今日の分の書類だ。」

 

「うん、ありがとう。それじゃあ始めようか。」

 

俺は一番上の書類を取り、仕事を始めた

 

~~

 

カリカリカリカリ...

 

「…ウルリッヒ、この書類を取ってくれないか?」

 

「ああ、分かった。」

 

「ジャン・バール、書類の確認を頼む。」

 

「わかった。...ああ、問題ないと思うぞ。」

 

「良かった。確認ありがとう。」

 

「取ってきたぞ。これでいいか?」

 

「ああ、助かる。ありがとな。」

 

俺たちが書類を片付けていると、ドアがノックされた

 

「どうぞー。」

 

「失礼する。」

 

ドアからエンタープライズが書類をもって入ってきた

 

「指揮官、書類の提出に来た。」

 

「ん、そうか。お疲れ様。見せてくれ。」

 

「ああ。」

 

俺はエンタープライズから書類を受け取った

 

「...うん、大丈夫そうだね。お疲れ様。戻っていいよ。」

 

「ああ、では失礼する。」

 

「書類ありがとうねー。」

 

エンタープライズは執務室から出ていった

 

~~~

 

~午後~

 

「よーっし、終わったー!」

 

「終わったか。」

 

「ああ、ウルリッヒもジャン・バールも今日はありがとうな。」

 

「気にするな、仕事だからな。それじゃあ書類を提出してくる。」

 

「ああ、頼んだ。」

 

「それじゃあ失礼する。」

 

「おう、お疲れ。ありがとうなー。」

 

ジャン・バールは書類の束をもって執務室を出ていった

 

「さて、ウルリッヒも自由にしていいぞー。」

 

「そうか、なら自由にさせてもらう。」

 

「おう...ん?」

 

ウルリッヒが俺を抱えて、ソファに座らせた

 

「う、ウルリッヒ?」

 

「座ってろ。」

 

ウルリッヒは執務室にあるキッチンから2つのカップをもってきて、隣に座った。

 

「これは...コーヒー?」

 

「ああ。」

 

「...いただきます。」

 

俺はコーヒーに口をつけた

 

「...あれ、あまり苦くない。というかちょっと甘い?」

 

「カフェモカだ。苦すぎるのは苦手だろ?」

 

「よく知ってるな。」

 

「まあな。」

 

「ずずず...うめー。」

 

「そうか。」

 

「コーヒーを入れるのが、ウルリッヒの趣味なのか?」

 

「コーヒーもだ。…試しに作ってみたが、うまくいってよかった。」

 

「実験台かい。まぁいいけど...美味いし。」

 

「…」

 

「何か言いたそうだな。」

 

「何でもない。」

 

「そうかい。...あ、おかわりってある?」

 

「…あと1杯だけだぞ。」

 

「はーい。」

 

そうして仕事終わりの時間は過ぎていった。

 

~~~

 

晩御飯を食べ終わり、適当なTシャツに着替えた俺は、母港内を適当にぶらついていた

 

「あら?指揮官じゃない。」

 

声のした方を向くと、私服姿の愛宕がいた

 

「ん、ああ、愛宕か。どうした?」

 

「ただ散歩していただけよ。指揮官はどうしてここに?」

 

「俺も散歩だ。ただただぶらぶらしてた。」

 

「あら、気が合うわね?」

 

「そうだな。奇遇だな。」

 

「どうせだ、少し一緒に歩かないか?」

 

「ええ、いいわよ。」

 

「どこにいく?」

 

「そうね…指揮官に任せるわ。」

 

「ん、そうか。そうだな…。重桜寮に向かって浜辺沿いに歩くか。それでいいか?」

 

「ええ、いいわよ。」

 

「よし、それじゃあ行くか。」

 

俺と愛宕は並んで歩き出した

 

〜〜〜

 

俺と愛宕は他愛無い話をしながら浜辺を歩いていた

 

「最近何か変わったこととかは無いか?」

 

「変わったこと…パッと思いつくのは特に無いわね。」

 

「ん、そか。まぁ、毎日何かしら変なことがあるよりかはマシだけどなー。」

 

「ふふふ、何それ?」

 

「偶にはこーゆー平和なのもいいだろ?のんびりできるしなー。」

 

「ええ、そうね。…そういえば、駆逐艦の娘達が今度ゲーム大会をするそうよ?」

 

「ゲーム大会…ジャンルは?」

 

「流石にそこまでは聞いてないわ。あくまで小耳に挟んだ程度ですもの。」

 

「なるほど…あとで詳細来るかもな。教えてくれてありがと。」

 

「別に大したことしてないわ。ちらっと聞いただけだもの。」

 

「些細なことでも感謝は忘れちゃいけないからね。ありがたく受け取ってくれ。」

 

「…なら、そうしようかしら。」

 

「ああ。」

 

〜〜〜

 

その後重桜寮に愛宕を送り届けた俺は、自室に戻った

 

「ふわああぁ…今日も頑張ったー…」

 

寝巻きに着替えて、ベッドに入った

 

「おやすみー…。」

 

俺は目を瞑り、眠りについた…

 

 

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