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人は、生まれながらにして平等ではない。
これが、齢4歳にして緑谷出久が知った、社会の現実。
今日それに初めて逆らった。
小さく構えた出久は、爆豪よりも早く突貫。
顔スレスレを何とか避けた爆豪の頬が、摩擦で裂けた。
「っ!!?」
「はァァァァッ!!」
そのまま続く怒涛のラッシュ。
既にその身で威力と脅威を理解させられた爆豪は、かすむ左側の視界により、大げさに回避することを於余儀なくされていた。
「俺との、長期戦を避け、ようって魂胆かぁ!?随分自信がねぇなぁ!?俺を倒すんだろ、あぁッ!?」
「ないよ!君の才能も強さも!僕は君自身より理解してる!それに君に長期戦を仕掛ける程、自惚れちゃいない!!」
片や凡才、片や天才。
対策も、そのアプローチも変わってくる。
(かっちゃんの個性は時間をかければかける程僕が不利になる!短期決戦しか、僕がかっちゃんに勝つ方法は僕にはない!!)
慣れていない個性を使い強化を続けると、反動なのか体がきしむように痛くなる。故に緑谷は短期決着を狙う。
対する爆豪は、さすが幼馴染とでもいうのか、緑谷の焦りに気が付いていた。
(コイツ、まだ個性の扱いに慣れてねぇな…!!焦ってやがる!)
ならば、攻撃を避け続け、自身の土俵でもある長期戦に持ち込むべきだ。
だが、爆豪はそれを認めない。
(そりゃナードの思考だろうが……!!俺が求めんのは完膚なきまでの完全勝利!!)
小細工も、どれだけ練った策だろうと、真正面からねじ伏せ、手にするは完全勝利のみ。
スイッチが完全に入った爆豪は、緑谷の攻勢を爆破の衝撃を用いての立体軌道で空中を駆け、攻勢を強引に自分に切り替えた。
「甘ぇんだよデクっ!!どれだけ派手な個性があろうと!どんだけ小細工仕掛けてようとなぁ!!」
「ぐっ!なんだその軌道!?」
「テメェは、俺より下だぁッ!!」
緑谷の背面に回った爆豪は、緑谷の背中で爆破。そのまま右腕を鷲掴み、爆破の勢いで回転。その勢いのまま地面に向かって緑谷を投げつける。
「がはッ!?っらぁぁぁぁッ!」
「っ……チィッ!!」
追撃を加えようとした爆破する手を無理やりに払い、爆豪のコスチュームである篭手を思い切り殴りつけ砕く。その余波で吹き飛ばされた爆豪は、爆破により空中で軌道を変えながら着地。緑谷も、何とか背中の痛みを堪えながら、立ち上がる。
そして、緑谷は先ほどのやり取りで自分の個性の性質に気が付く。
(今、かっちゃんの爆破を掴んだ時、ダメージ覚悟だったけど全然痛くない!服は破れてるけど…そうか、逢魔君も言ってた…!エネルギーによって体の部位を強化してるんだから、それはイコール防御にも転用できる…!かっちゃんが気が付いていない、今しか武器にできない…!!)
ぐっと握った拳は、少し煤けているも、ダメージはほとんど感じられない。
これは使えると踏んだ緑谷は、爆豪と同じタイミングで飛び出した。緑谷が拳を構えたタイミングを見て、爆豪は爆破による軌道変更を行い、緑谷の真上を陣取った。
(来た!!)
爆豪の行動を予測し、真上から注ぐ爆破を右腕で防いだ緑谷は、爆煙を貫いて拳を突き出す。
「なんっ!?」
予想外の攻撃に目をむきながらも、爆豪は脅威の反射で攻撃を回避する。
(今のも避けるのかよ…っ!!)
(ダメージ覚悟か…!?いや、違ぇ…あの感じ、クソデクの個性は指定部位の強化!あの程度の爆破なら気にせず攻撃できるってか……とことん、俺をナメ腐りやがって…ッ!!)
両者の状況が拮抗し、睨み合いの状態から、再び激突する。
そんな中、急激にレベルの上がった2人の戦いにモニタールームは再び湧いていた。
「渡我と逢魔も凄かったけど、こっちもヤバすぎだろ……!?俺自信無くなっちゃうよ!?」
「勝己、もう少し状況を見て動けるように……いや、見ていてこれなのかな?戦闘能力は、才能だけなら被身子に迫るねこれ。」
「私の場合個性なしでも動けるようにはしてますけど、ちゃんとした訓練を積んでこれですからね。そう考えると才能は全然私より上かも?」
「どっちにしろ才能マンかよ……」
「緑谷、最初はオドオドしてると思ったけどこんな動けるなんて凄いよ!ねぇ、青山!」
「スィ!凄いね、彼!でも、僕の方が─────」
「でも、多分強さで言ったら爆豪ちゃんの方が強いのに、余裕なさ気なのは爆豪ちゃんね。」
青山の言葉を遮り、蛙水が言葉を続ける。それに答えたのは尾白だった。
「……多分だけど、心の強さ…だと思う。」
「どういうことかしら、尾白ちゃん。」
「武道をやってるとよく言われるんだけど、心技体って言うでしょ?アレって重要な物を順番に言ってるんだ。心が第1、技がその2、体はその3。って感じに…さっきオールマイト先生も似た事を言ってたけど、心の強さはそのまま実力に繋がるんだ。爆豪は執念がつよすぎるあまり周りを見る余裕が無い。けど、緑谷は周りを見て広い視野で戦ってるように見える。ここの差……だと、思う。」
尾白のその言葉に、あまりピンと来ないクラスメイト達だったが、オールマイトはその言葉に深く頷く。
「うん!尾白少年の言葉はまったくもって正しい!心の強さ、それは直接実力にも直結する!まぁ、勝ちにこだわるのも良いが、優先順位をちゃんと考えなくてはならない!」
「多分ですけど!イズク君は勝とうとはしてますけど、積極的に倒そうとは思ってませんね。」
「あのパワーがあっても、多分相当な隙をつかないと今の勝己に攻撃を当てることは出久君じゃ無理だね。多分本人もそれは分かってると思う。」
「イズク君はどちらも狙っていますが、十中八九!核の確保を優先すると思います!」
自信満々に胸を張った被身子の予測は正しかった。
「麗日さん…聞こえる?」
『うん!聞こえとるよ!核の位置はさっきから変わってないみたい!東側の窓付近に…飯田くんはそばにおるけど、少し距離もあるみたい!』
「ありがとう、流石だよ麗日さん!それとごめん、こっちはやっぱり倒すのは無理かもしれない…!タイミングはこっちで言うから、できる限りあの部屋の近くにいて…!」
『全然!大丈夫、任せて!』
通信を切った緑谷は、未だ続く膠着状態に焦れている爆豪を真っ直ぐに射抜く。
「すっげぇなぁ…!通信してる余裕もあるかよ、アァ!?」
「ごめんよかっちゃん…でも僕も本気なんだ…本気で君を超えるために、なんでもやってやるんだ!!期待してくれてる人達を!僕は、失望させるわけには行かないんだ!!」
キラキラと煌めく熱を孕む緑谷の瞳が、爆豪にとっては煩わしくて仕方がなかった。
「その目ぇ、やめろやクソナードォッ!!」
(冷静な時間を与えるな!イラつかせろ!これでいい!)
「もう、お前には俺の爆破も大したことねぇもんなぁ!?」
冷静な時間を作らない事で正常な判断を鈍らせる策をとった緑谷。しかし、爆豪勝己という男は、怒り狂う程、冷静になる質だった。
「テメェのストーキングならもう知ってんだろうがよぉ…俺の爆破は掌の汗腺からニトロみてぇなもんを出して爆発させてる。このコスチューム……要望通りの設計なら───!!」
そういって残っていた右腕の篭手を突き出し、緑谷に向ける。その様子に、緑谷はついに来たと、冷や汗が背中を伝った。
(あの大きな篭手……戦闘には邪魔なものだし、防具とするにしても違和感があった…!それに、かっちゃんが何の意味もない装備をするとは思えない…!何かギミックがある!今この間合い、タイミングで出してきたってことは、遠距離攻撃用のアタッチメントとみて間違いないはず……!!)
中遠距離攻撃による、大規模爆破と予想した緑谷は、爆豪の次の動きを凝視した。
「俺の汗を溜めて!!ぶっ放せる!」
(やっぱり、遠距離攻撃…!!)
『爆豪少年!やめろ!殺す気か!?』
「当たんなきゃ死なねぇよ!!」
オールマイトの静止も無視し、手榴弾型の篭手につけられたピンを引き抜いた。
瞬間、閃光が弾け緑谷の視界を白一色で埋めつくした。
轟音と共に3階層を破壊した爆破の波涛は、緑谷の姿を掻き消し、爆豪の視界すら爆煙で埋め尽くす。
「緑谷少年!!緑谷少年!!無事か!!」
「ヤベェって!爆豪クレイジーだぜ!先生!止めねぇと!!」
「……っ!」
応答の無い無線にオールマイトが焦り、中止を宣言しようとすると、それを詠斗が止めた
「逢魔少年……?」
「止めたくないんでしょう。」
「っ!」
「何を思って、彼らの戦いを停めたくないのかは知りませんが、大丈夫。だって───────」
爆破の余波を残したその場には、緑谷の姿は影も形も無い。
「すっげぇ…!!溜めれば溜めるほど、威力は上がってくんだぜ…────?!」
興奮した様子で自分の力を誇示する爆豪は、姿の見えない緑谷に、爆風で外に吹き飛ばされたものと広間に踏み入ると、地面に開いた穴を発見する。
「───────麗日さん!!」
モニタールームで逡巡していたオールマイトが、緑谷の絶叫に肌を泡立てた。
「彼は、既に読んでいる。」
(緑谷少年…!君ってヤツは!!)
緑谷の叫びとともに、爆豪の背後の地面が爆発。
「なぁ!?」
緑谷が床から飛び出した瞬間、ほんな一瞬だけ目が合った。
(かっちゃん…!やっぱり君は凄いよ…!まだ、タイマンじゃ勝てっこない…!でも!!この勝負、僕の勝ちだ!!)
(コイツっ!地面を割って爆破を避けてやがったのか!?)
そう、緑谷は大規模攻撃を予測。その瞬間に地面を叩き割り爆破を回避し、真下から大跳躍で地面を叩き割ったのだ。
そのまま爆豪の目前を通過し、4階の地面を叩き割る。爆豪が咄嗟に爆発による空中移動で追いすがるが、瓦礫に邪魔をされた影響で、距離が開く。
「麗日さん!!」
「場所バッチリ!!」
そのまま麗日の手を取って抱え、勢いのまま5階の天井を叩き割る。
「なぁ!?地面からぁぁぁッ!?」
突如地面が爆ぜた衝撃に、飯田は一瞬対応に遅れる。
空中に躍り出た2人は、体勢を整え、緑谷が麗日を核にぶん投げる。
「即興必殺!人間ロケットぉぉぉぉ!!」
「ロケットではなくないか!?」
相当な速度で核に激突した麗日は、ゴロゴロと転がりながらも、確保を叫んだ。
「───────っかく、ほぉぉぉぉあぁぁぁッ!!?」
「あっ、あああああああッ!!!?」
飯田の虚しい叫びが響く中、天井に頭を激突させた緑谷がドスンと麗日の傍に落下する。二人とも大の字のまま、息を切らし、顔を見合わせる。
「やったね、デク君っ…!!すんごいたんこぶ出来とるよ!?」
「へ、平気だよ…うん、ありがとう。麗日さんのおかげだよ!」
「もう、また~…じゃあ、これも二人のおかげってことで!」
『ヒーローチーム……ウィーーーーンッ!!!』
オールマイトの宣言と共に、にひっ!と笑った麗日が突き出した拳に、緑谷は迷わずコツンと拳を合わせた。
残り時間1分20秒。
勝者
緑谷・麗日ペア
爆豪が5階に到達した瞬間、それは敗北の瞬間だった。
「───────」
体から力が抜け、ただ敗北の事実だけが叩きつけられた。
(……負けた……デクに……俺が……?)
爆豪勝己という少年は、今まで負けたことが無かった。
勉強でも、運動でも、個性でだって。
でも、この学校に来てから負け続けていた。
詠斗に、被身子に、八百万に、轟に。
そして、緑谷出久に。
初めて経験する挫折。
実力も、個性の扱い方も全てが勝っていたのに、それでも負けた。
(…じゃあ、俺は…っ、ガチでやっても…デク、に…ッ……)
今まで出来損ないと思っていた石ころによって、爆豪は大河を見た。
井の中でいい気になって、お山の大将を気取っていた自分が、惨めで、恥ずかしくて、悔しかった。
「……爆豪少年」
「……オール、マイト……」
「講評の時間だ。結果はどうあれ、それを糧として、初めて成長するんだぜ。」
憧れの言葉も、上手く呑み込めないまま、モニタールームまで戻った。
「つっても、今回のMVPはぁ……逢魔少年、渡我少女よろしく!」
「はい!私はヒーローサイド寄りの講評をします!」
「では、僕はヴィランサイド寄りのMVPを。」
オールマイトに指名されたふたりが、それぞれ順番に答えて行く。
「ヒーローサイドは結構文句ありません!方針、作戦、それに伴う行動……全部が一貫されていて、とても良かったです!2人にはなまるをあげちゃいます!」
「やったよぉ〜、デク君!!」
「うん!」
被身子の言葉にはしゃぐふたりに微笑むと、八百万が遠慮がちに手を挙げた。
「概ねその意見には同意しますが、その、お二人の確保の仕方が些か乱暴だったように思うのですが…」
「いい視点ですモモちゃん!」
びしッ!と八百万を指さした被身子は、再びいつの間にかかけていたメガネをくいっと上げた。
「またメガネ取られてんじゃん飯田。」
「あぁ、今回は事前に許可を取ってきたから別にいい!」
「今回のイズク君とオチャコちゃんの反省点は主に2つです!1つ目は〜……!」
「な、なんやろ…!!」
ゴクリと唾を飲んだ二人に突きつけられた事実は、残酷だった。
「シンプルに実力不足!」
『ほんとにシンプルだった!!』
「お、落ち込まないで!ほ、ほんとに!作戦は良かったんです!ただ、それを実行するだけの自力が2人とも欠片も足りてなかっただけで…!」
「欠片も!?」
「足りてない!!?」
ガックリと膝を着いて落ち込む二人を見て、被身子はアワアワと慌てながら詠斗にしがみついた
「い、言い過ぎちゃったかなエイト君!?」
「マジで作戦は良かったよ、作戦は。」
「強調しないでよ!?余計惨めじゃないか!?」
「自力があれば、爆豪撃破を諦める必要も、麗日の行動を隠密一択に絞る必要もなかった。」
「二つ目は、オチャコちゃんの対応ですね。すこし、受け身すぎたかな!」
「うぅ…確かにそうだったかも…」
「まぁ、二つとは言いましたが、それも実力不足による選択肢の少なさです。それは、これから週三回の放課後特訓で挽回しよ!!」
「ぅぅ…うん!!そやね!私頑張る!」
意気込み新たにフンスと気合を入れた麗日をクラスメイトが微笑ましく見ていた。
「んで、ヴィラン側に関しては……正直、天哉が滅茶苦茶輝いてた。この演習の中で見ても、MVPをあげていいと思う。」
「お、俺がか…!!?」
「うん。ね、オールマイト先生。」
「そうだね!今回の戦いのMVPは間違いなく飯田少年だ!なぜかなぁ…わかる人!」
「は~い!私答えたいですせんせー!」
「では葉隠少女!答えてみようか!」
宙に浮くグローブが見えないのにやかましく動いて自分の存在をアピールしていた。葉隠が元気よく答えた。
「やっぱり、とっさの対応力だと思います!多対一の状態から振出しに戻したのと、二人が逃げてからの判断の速さ!だから飯田君がMVPだと思います!」
「うむ!正解だ葉隠少女!よく観察できている!飯田少年にも硬すぎるところはあるが、初めての演習でここまでできるのは、及第点以上!誇ってくれ!」
「おぉぉぉぉぉぉぉッ……!」
まさか自分がMVPに輝けると思っていなかった飯田は、感動しつつその言葉を噛み締めていた。
対する爆豪は、俯いたまま、詠斗を睨む。
「勝己は、わかってると思うけど私情を出しすぎだね。君、出久君の策に気づいてあえて乗ったね」
「……それが何だってんだよ……」
「それなら、追いかけること自体は間違っていなかった。むしろ最善。ただ、倒しに行く相手をお茶子にするべきだったね。」
「あぁ…?」
詠斗の言葉にどういう意味だと眉尻を上げた爆豪に、詠斗は続ける。
「うん、いい機会だ。みんなも現実を知ろう。」
「現実……?」
「そ、例えばだけどあの場面。僕がヴィランなら、迷わずお茶子を再起不能にしていた。」
「再起不能…?確保じゃなくて?」
敢えて再起不能という言葉を使った詠斗に、皆が首をかしげる中、オールマイトは神妙な面持ちで成り行きを見守っていた。
「うん、再起不能だ。ヴィランは狡猾で、残忍だ。殺すこと、痛めつけることに躊躇はない。ヒーローの死因の第一位はヴィランに殺害されること。この意味が分かるかな。」
みんなが数秒考えていると、八百万が顔を青ざめさせた。
「……まさか、ヒーローを捕らえたヴィランは…拷問をして仲間を誘き出すと……?」
「正解。頭いいね、百。」
その言葉に、クラスメイトのほとんどが顔を青ざめさせた。
「ヴィランというものを自分たちの物差しで測ってはいけない。残忍で冷酷で、何よりイかれてる。」
ま、そういう手段もとる可能性があるってこと。と話を区切った詠斗は、講評に戻った。
「ま、そんな感じかな……あとは破壊を厭わなすぎ。あの広範囲破壊攻撃は普通に軽率すぎる。戦闘技術に関しては文句なし。わかってると思うけど、負けた理由は偏に君の慢心だ。あのブッパがなければ、普通に君が勝ってた。」
「チッ…わかってんだよ。」
「みんなも覚えておいて。面制圧の高威力、広範囲の攻撃はこういうメリット、デメリットがある。安易な広範囲攻撃は自分を追い詰めるかもしれない。最低限の威力で最高の結果を…僕の理想になるけど、みんなにも目指して欲しいな。」
『は〜い!』
とクラスメイトが返事した様子を無感情に見ていると、爆豪が「おい」と背後から声をかけた。
「何かな、勝己。」
「……クソデクの、アイツの策だの、個性の使い方。お前が教えたんか。」
「個性の使い方に関して少しだけ。策に関しては彼のオリジナル。なんにも関与してないよ。」
「…………そうかよ。」
それだけ言って、端の方に寄った爆豪はそれ以降口を開くことはなかった。