フヘンの愛   作:イベリ

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B組全体が活躍する最後になる章の予定。

一部はその後も活躍の場を設ける予定。




勇者パーティー

「『魔王退治』をしてもらいます!」

 

被身子の言葉に、ぽかんと首を傾げた皆に、詠斗が補足する用に説明を始めた。

 

『さて、これだけでは分からないだろうみんなにルール説明。皆にはこれから3〜5人でパーティを組んでもらう。おおよそ10組できるはずだから、それを半分の5組ずつ、僕が支配する領域Aブロック、被身子が支配する領域Bブロックに分けて、パーティ単位で戦ってもらう。僕達のどちらかに勝利した場合は、戦っていない方と戦闘を行って、それも勝ったら優勝候補になる。』

 

『つまり!どっちにしろ私たち二人を倒す必要があります!でも〜、チームになっただけで私達に勝てるだなんて、みんなは思う?』

 

悔しいが、たった数人で組んだだけで勝てると思えるほど、目の前に聳え立っていた山の標高は低くない。

 

『そこで、君達に2つのハンデを用意した。』

 

『ひとつは、私達の戦闘方法を縛る!』

 

『僕は近接戦オンリー、遠距離攻撃、飛行の禁止。遠距離攻撃を使用した場合、ペナルティが発生する。』

 

『私は中遠距離のみ!近接攻撃、飛行の禁止!近接攻撃をした場合、ペナルティが発生します!』

 

結構なハンデ…と、思われるがこの2人、既に近接のみで数人がかりで襲いかかろうと平気であしらってくる。

 

(悔しいけど……これだけで、僕達が詠斗君達に勝てるとは思えない…つまりは、2つ目が本命か。)

 

頭を回した緑谷は、この競技の本質を見抜く。

 

『2つ目、勝利方法の縛り。』

 

『私たちがみんなと戦う場所は、リングの上!』

 

『僕と被身子には、3つの負け筋がある。1つ、リングの上から落とされること。2つ、時間制限15以内に君達を倒せないこと。3つ、ヒットポイントを10点取られること。』

 

『ヒット&KO制について説明するね!』

 

((((天空〇技場だ……!!))))

 

説明を聞いている数名が元ネタに勘づいた。

 

ポチッ、とどこからか取り出したボタンを押せば、スクリーンにデフォルメされた勇者パーティーと魔王が動き回るスライドが写った。

 

『ポイントは、私達に攻撃が命中した時に加算されるよ!1点『クリーンヒット』、2点『クリティカルヒット』、3点『KO』の3種類!』

 

『ヒットポイントの判定については、審判の匙加減に丸投げするよ。そして、僕達にヒットポイントはない。僕達の勝利条件はただ1つ。時間内に君達パーティを戦闘続行不能にすること。ここの判断も審判に丸投げするね。審判が続行不能と判断したら、本人の意思に関わらず負けになるよ。』

 

『怪我はいくらしてもいいよ!絶対治してあげるから!!』

 

『分からないところは……あぁ、そう忘れてた。僕たちを含め、ここからはヒーローコスチューム、サポートアイテムの使用を許可する。」

 

パチンッと詠斗が指を鳴らすと、それぞれの足元にサポートアイテムとヒーローコスチューム入りのスーツケースが現れる。

 

「では、勇者を中心にパーティーを組んでくれ。』

 

『勇者は今から読み上げる10人!私達を抜いた、予選TOP10のメンバー!』

 

ガサゴソと紙を取り出した詠斗は、コホン、と咳払いをひとつ。

 

『2位。モサモサの勇者、緑谷出久』

 

「あっ、なるほど、そういう感じなんだね。」

 

『3位。爆撃の勇者、爆豪勝己』

 

「…ケッ……!」

 

「………えっ?」

 

『4位。健脚の勇者、飯田天哉』

 

「ロールプレイか…!うむッ!勇者としての責務を果たそう!」

 

「…ねぇ、ちょっと……?」

 

『5位。創造の勇者───────』

 

『八百万百!!』

 

『フフッ、声デカ。』

 

「拝命したからには、精一杯やらせていただきますわ!」

 

『6位。氷点の勇者、轟焦凍』

 

「…………」

 

『7位。柔の勇者、骨抜柔造』

 

「お手柔らかに、ね。」

 

『8位。拳の勇者、拳藤一佳。』

 

「勇者か……柄じゃないんだけどね。」

 

『9位。百獣の勇者、宍田 獣朗太』

 

「百獣……!光栄ですぞ…逢魔氏!」

 

『10位。漆黒の勇者、常闇踏陰』

 

「光と闇の、交わる時……!」

 

『11位。欠片の勇者、取陰切那』

 

「んま、及第点…って感じ?」

 

『以上10名を勇者とする。』

 

「ね、詠斗君。僕だけ名前おかしいよね?ねぇ?ねぇ!?」

 

『パーティーを考える時間はお昼と合わせて2時間以上あるから、じっくり考えてね!』

 

『まぁ、とりあえず1時間、この場でパーティーを決めて見てくれ。』

 

そのままマイクを投げ捨てて、みんなの元に降りる。ぐるっと見回し、一人一人の目を見ていく。その瞳の中には、燃え揺らめく闘志があった。

 

「健闘を祈るよ、勇者共。」

 

「ねぇ、詠斗君ってば。ねぇちょっと。ねぇ!!緑の勇者とかでいいじゃん!」

 

別の部分で猛る緑谷に、誤魔化すように笑いながら、詠斗は踵を返す。

 

「ハッハッハッ………グッバーイ、ジョ〇ョー。」

 

「ごめんねイズク君っ、私もやめなって……少しは………………一言……………グッバーイ!」

 

「誰がジョ〇ョだっ!!あと渡我さんそれは何も言ってないね!?」

 

緑谷の文句を華麗に無視して、スタコラサッサと2人は逃げていった。いつも通りのボケとツッコミに慣れていたメンバーは、思わず吹き出しながら、緑谷の肩に腕を回した。

 

「頑張ろうぜぇい!モサモサの勇者ぁ!」

 

「アッハッハ!いいじゃんモサモサ!」

 

「やめてよ取陰さん芦戸さんっ…!僕もどうせならかっこいいのが良かった!!怪力とかでよかったじゃんっ!」

 

「怪力ってビジュじゃないでしょ?」

 

「パワーもあるけど、アンタどっちかと言うと技巧派じゃん。」

 

ギャル2人に絡まれ、ギャンっとツッコミながら涙を流す緑谷に笑い、それぞれ自身が組みたい者の元に向かった。

 

涙がちょちょぎっていると、緑谷の目の前に、一番に誘おうと思っていた人物がワキワキとしながら立っていた。

 

「デクくん!パーティー入れて!」

 

「麗日さん!勿論だよ、誘おうと思ってたんだ!」

 

元々緑谷とコンビを組むことが多かった麗日は誘うつもりであった。彼女の体術はUSJを超え、サポートアイテムを手に入れた事で、あの時とは一線を画すものとなっている。

 

「ほんとっ!?よかったぁ、断られたらどうしようかと思っとったんよ…!」

 

「まさか!な、なんだか、相しょっ、コンビネーションも良いし!」

 

「えっ!?う、うん!そうだね!そうかも!?」

 

「そ、そうだっ!作戦があってね……!そのためには、必ず誘いたい人がいるんだ!」

 

「さ、さっすがデクくん!聞かせて!てか早速行こう!」

 

ワタワタとした2人は、とある人物の元に向かう。

 

緑谷にはひとつ確信がある。自分は詠斗と必ず当たる。どうブロックを決めるのかはわからないが、必ず、これは運命だ。

 

だからこそ、確実に詠斗にこちらの有利を押し付けるには、彼こそが自分には必要なのだ。

 

詠斗に勝利するため、あらゆるシミュレートを行った。ただ、自分には火力が足りない。それを補う最後のマスターピース。

 

「───────待っていたよ、緑谷君。」

 

奇しくもその人物も、同じことを考えていたようだ。

 

 

同刻、続々とパーティーを組む勇者たちを差し置いて、ぽつねんと1人その場に居たのは、爆豪勝己。

 

『ごめん、アンタに合わせんのは無理かな。確かにアンタは強いけど、正直…ウチらの印象はそれだけ。アタシたちはたしかに強くなったよ。けど、ヒミコちゃんにも逢魔にも……チームワーク無しで勝てるほど自惚れられない。だから今のアンタと、組みたくはないかな。』

 

『いや、無理。絶対無理。お前合わせるつもりも引っ張るつもりもないじゃん。強さとセンスは認めっけどさ、リーダーとして引っ張る印象がねぇっつーか。言っとくけど、ただ付いてこい、付いてこれねぇなら死ね、はリーダーシップじゃねぇからな?』

 

パーティープレイにおいて、連携が取れない身勝手さ、自我と言うのは致命的な欠陥になる。

 

この1ヶ月、他人の強さと自分の弱さを知った爆豪勝己は、同時に焦りを隠すことができず、輪をかけて身勝手に振舞っていた。元々他を顧みない性格を知られていた故に、誰も彼について行こうとしなかった。いや、ついていけないと元から皆の選択肢に入っていなかったのだ。

 

そうして爆豪勝己は初めて己を省みて、納得した。

 

確かに、組みたくねぇ。と。

 

今までマトモにチームアップなどしたことはない。唯一協調性を見せる機会も、暴走した挙句に完膚無きまでに敗北、チームプレイなど考慮していなかった。

 

どっかりとその場に座り込むと、全く同じタイミングで隣に座り込む人物がいた。

 

「……やぁ、嫌われ者君。」

 

「お互い様だろがモノマネ野郎。」

 

「君よりはマシだと思うけどねぇっ!!」

 

B組、物間寧人。何かとA組に対抗意識を燃やしている1人だ。

 

A,B組女子、男子問わず『心がアレ』という評価を受けている、残念な人物だ。

 

物間と爆豪の周りに人はいない。俺ってコイツと同枠かよ、と明らかに、初めて落ち込み、己を省みるべきかと本気で悩んだ。

 

少しの沈黙、破ったのは物間だった。

 

「……僕ら嫌われ者同士、いいコンビになれると思わないかい?」

 

「ハッ、ざけんな。嫌われてんじゃねぇ、俺が近寄らせねぇんだよ。」

 

「嫌われてるだろ十分に。渡我さんには『かあいくないから近寄るな』って言われてるじゃないか。」

 

「そりゃあの団子頭の問題だろが。野郎に可愛さなんざ求めてんじゃねぇよ。テメェこそ、ここ最近の訓練は随分とボコボコにされてたじゃねぇか、えぇ?」

 

「理不尽だよねぇ彼女も!!『エイトくんと音が似てる。なのに性格がコレだから許せない。コレでエイトくんと仲良くしてるのも許せない』ってさぁ!!僕、割と逢魔とはちゃんと仲良くしてるのにねぇ!!」

 

「そりゃテメェの問題だろが、俺に当たんじゃねぇよ!嫌なら直せタコ!」

 

呆れを孕んだその言葉に、お前が言うなというツッコミが飛んできそうなところだが、さすが爆豪と言ったところか。気にした様子もなくよっこらせと立ち上がり、手を差し出した。

 

「………なんの真似だい?」

 

「てめぇが言ったんだろが。接触がキーだろ。とっとと受け取れ。」

 

ポカン、と目を見開いて硬直した物間は、笑いながら手を取った。

 

「アッハッハッハッハッ!君そんなキャラだったっけ!?」

 

「るせぇッ!あの色ボケ共に吠え面かかせてやんぞ。」

 

「ハハッ、強引だなぁ相変わらず。聞いてくれ、提案だ……スマートとは言えないが…聞くかい?」

 

「ろくでもねぇモンだったら即刻却下だ。」

 

嫌われ者同士のコンビは、意外と馬が合いそうだ。

 

 

「いいね、みんな順調そうだ。」

 

「うん!あーあ、私達もコンビで動きたかったなぁ……」

 

「ははは、それはもうオールマイトに殺す気で来てもらうしかないかな。」

 

会場の天枠、その縁に腰掛け、天上からみんなの様子を眺めながら、膝に頭を預ける被身子を撫でる。猫のように転がった被身子は、頭上の詠斗を見上げた。

 

「…んぅ……ねぇ?」

 

「ん?なんだい。」

 

もにょっ、と口を変な形に曲げた被身子は、最近よくするなんとも言えない表情のまま、不安げに詠斗を見ていた。

 

「………ワタシは、アナタのトクベツ……?」

 

揺れる瞳孔、ほんの少しカチカチと震えている口元を見て、彼女がどう感じているのか、を理解する。

 

「………君の真意はわからないが、そうだ。君は僕のトクベツ……君がもし特別じゃないなら、僕にソレはないだろうね。」

 

恐怖。彼女が感じている感情のひとつは、どこか場違いであり、理解ができなかった。

 

その返答を聞いた被身子は、ギュッと胸元で手を握り、安堵と罪悪感の混じる、苦い顔をする。

 

また、また、またあの顔だ。

 

(……わからない。安堵に罪悪感……今の質問に何が隠されていた。何を思っている?わかりきった質問、その返答に恐怖していた?)

 

いくら頭を回しても、人の心の内側まではわからない。悲しいかな、詠斗は確かに万能ではあるが、全能ではない。

 

心の内までは、見通せない。

 

「なにか、あったのかい?喋りたくなければ、喋らなくていい。君が言えるようになるまで、待とう、いつまでだって。」

 

そう言って、彼女の頭を再度撫ぜる。

しかし、彼女はずっと無言のまま……いや、何かを言いたいのに、言葉にできないという感じだろうか。

 

「………エイトくん、あのね、私───────」

 

何かを言いかけた時、ビィィィィッと、1時間が過ぎたことを知らせるブザーが鳴り、彼女の言葉を遮った。

 

「………被身子、何を言いかけたのかな。」

 

「……………ううん!なんでもない!行こっ!!」

 

空元気のように声を跳ねさせた被身子につられて、天井から落下。眼下に広がるスタジアムのど真ん中に着地する。

 

分からないことをいつまでも考え込んでも無意味だと、一旦頭の隅に置き、パーティを組み、コスチュームに着替えた皆を見る。

 

「へぇ、結構良いパーティーかも!」

 

「本気だね、僕らを喰らわんと牙を剥いてる。」

 

ふたりの余裕の笑みに、戦士たちは闘志でもって応える。

 

 

スタジアムのスクリーンに、それぞれのパーティーメンバーが表示される。

 

モサモサの勇者パーティー

・緑谷出久

・麗日お茶子

・峰田実

・庄田二連撃

・心操人使

 

「ウチらも気合い入れよ!えっと…デクくんが勇者やし…ファイトー!モサモサー!」

 

『モサモサー!』

 

「ハハッ、言われてんぞ緑谷?」

 

「これ訴えたら勝てるかな?」

 

爆撃の勇者パーティー

・爆豪勝己

・物間寧人

・鉄哲徹鐵

・切島鋭児郎

 

「…マジで、頼むぞ2人とも!チームワークだからな!」

 

「切島…俺は、男らしくねぇが……至極不安だ…!!!」

 

「さぁァァァ行こうかァァッ!!A組B組混合超精鋭部隊!!」

 

「潰す。」

 

 

健脚の勇者パーティー

・飯田天哉

・瀬呂範太

・回原旋

・尾白猿尾

 

「征くぞ!悪しき魔王を討伐するのだッ!アッセンブルッ!!!」

 

「それ最後に言うやつだろ……ま、ワクワクしねぇとは、言わねぇけど?」

 

「さて、俺らはどう対抗するよ、尾白。」

 

「全力でぶつかるだけだよ、回原…!」

 

 

創造の勇者パーティー

・八百万百

・小大唯

・柳レイ子

・泡瀬洋雪

・鎌切尖

 

「皆さん、私ありますの……とっておきのオペレーションが…!」

 

「ん*1

 

「ヒミコちゃん…恨めしい…可愛くてイケメンの彼氏持ちで滅茶苦茶強いし……」

 

「いや、柳が言うのはちょっと違うだろ……」

 

「キヒャヒャッ、激しく同意だなぁ…!」

 

氷点の勇者パーティー

・轟焦凍

・上鳴電気

・耳郎響香

・鱗飛龍

 

「……やるぞ、お前ら。」

 

「おうよ!任せたぜ轟ぃ!」

 

「……なーんか、嫌な予感がすんだよなぁ。」

 

「アンタも……?実は、私もそうなんだよねぇ……」

 

 

柔の勇者パーティー

・骨抜柔造

・砂藤力道

・円場硬成

 

「骨抜、このパーティーで良かったのか?」

 

「あぁ、これ以上は必要ない。これが、最適だ。」

 

「うっし、度肝抜かせてやろうぜ…!」

 

 

拳の勇者パーティー

・拳藤一佳

・塩崎茨

・小森希乃子

・葉隠透

・青山優雅

 

「よーっし!いっちょ、あの二人にぶつかりに行ってやるか!」

 

「あぁ……主の加護を受けた逢魔さんと敵対するなど……それに、やはり謀は……」

 

「茨ちゃん、こういう嘘はついていいノコ!」

 

「そーそー!神様も、人を助けるため、真剣にやるために作戦を立てることを怒らないだろうし!」

 

「僕のキラメキっ!ぶつけちゃおうかな!!」

 

百獣の勇者パーティー

・宍田 獣朗太

・障子目蔵

・口田甲司

 

「では、2人とも……全力でぶつかりますぞっ!」

 

「あぁ、こんな機会は滅多にないんだ…ありったけだ。」

 

「うん……ぼ、僕も、全力で行くよ…!」

 

 

漆黒の勇者パーティー

・常闇踏陰

・黒色支配

・吹出漫我

・凡戸固次郎

 

「漆黒の帳が、その場を俺たちだけの舞台へ変えるだろう……」

 

「クククッ……我ら闇に生き、闇に溶ける……」

 

「グワーッて感じで、ドバーッと黒くしちゃおう!」

 

「……ちょっと着いてけないかも。」

 

 

欠片の勇者パーティー

・取陰切奈

・芦戸三奈

・蛙吹梅雨

・角取ポニー

 

「んじゃま、やってやりますか!」

 

「うぉっしゃー!目にもの見せたらァーっ!」

 

「Oh, Yeah!オーマさんとヒミコさんにメニモノメサタリマァース!!」

 

「三奈ちゃん、言葉遣いがポニーちゃんに移っちゃってるわ。」

 

以上10組の勇者パーティーが、最強の魔王達に挑む。

 

『では、お昼休憩、レクリエーションを挟み、本線を開始するわ!』

 

そして、お昼に入り皆が食道になだれ込むタイミングで、詠斗が何かを感じて立ち止まる。

 

「…ん、ごめん被身子、少し外れるよ。先に真さん達のところに行っておいて。」

 

「あ、うん!」

 

「───────渡我。ちょっと、いいか。」

 

そそくさとその場を離れた詠斗を見送り、真達のところに向かおうとすると、被身子を呼び止める声に振り返った。

 

「ショート君に……イズク君…?」

 

そこには、どこか少し困惑する緑谷と、暗く遠くを見つめるように俯く轟が立っていた。

*1
八百万の作戦なら信用できる




ここから完全にオリジナルになります。

はい、もうおわかりの方もいると思います。体育祭編クソ長いです。その代わりに多分ステイン編とかがサラッと終わりそう…

B組含めて10チーム分の戦闘描写全部考えてるの馬鹿だろ私。

モチベーション維持のため、早く読みたい方は感想とか、ここ好きしてくれるだけで頻度に直結します…よろしくね!
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