フヘンの愛   作:イベリ

4 / 30
ワンフォーオールに対しての独自解釈あり

とがちゃん


本能

「─────やぁ、出久君。こうして会うのは久々だね……まずは、お疲れ様。」

 

「おお〜!本当に海岸が復活してるのです!」

 

「逢魔君に、渡我さん…なんでここに…!?」

 

「あれっ!?おふたりさん、なんでここにいるの!?」

 

半年以上ぶりの再会に驚く緑谷と八木を差し置いて、詠斗は緑谷に歩み寄る。

 

「一応激励に。未来のクラスメイトかもだし。あと、はいこれ。」

 

そう言って、懐からガラス玉を差し出す。受け取った緑谷はガラス玉の中に刻まれた青白く発光する幾何学模様に目を奪われた。

 

「えっと、これは…?」

 

「僕が個性を使って作った玉。最近新しい使い方を考えててね。怪我をしたら使ってみてほしい。割れば使えるようにしてるから、多分傷が治るはず。」

 

「えぇ!?そ、そんな!貰えないよ!」

 

「いいんだ、僕も手慰みに作っただけだから。気にせず受けとって欲しいかな。」

 

「エイト君の手慰みは本当に手慰みなので気にしなくていいのです。それよりイズク君!試験頑張ってね!」

 

「えっ!?あ、ありあ、ありがとうございます!頑張りますっ!!」

 

手をギュッと握り縦にブンブンと振りまくる被身子に緑谷は顔を茹でダコのように赤くする。そんな彼の様子に、八木は呆れながらも柔く微笑む。

 

「緑谷少年…女の子の対応も覚えないとなぁ…」

 

少し離れていた場所で見ていた八木の傍に立ち、詠斗は綺麗に清掃された海岸を眺めた。

 

「八木先生。凄いですね、彼。」

 

「おお、逢魔少年!そうだね、私もここまで見てきたけど、本当に想像以上にギリギリで、予定以上に仕上げた。君も、わざわざアイテムを作ってくれたんだろう?ありがとう!」

 

「いえ、たまたまあれを作ってる時に、彼の顔が思い浮かんだだけです。そう言えばとね。知り合って、すぐにさよならでは、味気ない。それに、僕も"無駄を好む"という感覚を知りたかった。」

 

そう言って緑谷を眺めた詠斗は、そう言えばと人差し指をピンと立てた。

 

「受験の立ち回りは決めているのかな。筆記はどうしようもないが、実技は立ち回りくらいは決めていいはずだ。」

 

「そうです!市街地にランダムに配置されたロボをぶっ壊す!単純なのです!」

 

「そ、そう言えばだいぶ前にそんなことを言われたような…?なら、僕は機動力もないし、路地裏から攻めて堅実にポイントを取るべきか?いや、それなら派手に行動してる人の後ろをついて撃ち漏らしを狙う方がいいかな…でも、それってヒーローとしてどうなんだろう…?や、やっぱり、個性を使ってどうにかするしか────」

 

「……個性?」

 

緑谷のブツブツの中に含まれていた言葉に、詠斗が反応する。瞳を怪しく光らせた詠斗は、無機質な表情の中に、ほんの少しだけ驚愕を混ぜた。

 

「え……うん、どう、したの?」

 

「……待って、君は─────……どういう事だ。」

 

「えっ、え?ど、どうしたの?」

 

「逢魔少年……?」

 

ツカツカと緑谷に近寄り、手を取る。そうして、疑惑が確信に変わる。

 

「……個性がある…どういう事かな。出久君、僕は君の事を無個性だと思ってたんだけど。」

 

「えぇ!?そっ、それはその…なんというか…僕の個性、体が出来上がってないと発現しない特殊なやつだったみたいで……」

 

ギクリッ、と体を固まらせながらあたふたと説明を始めた緑谷の言葉を聞いて、詠斗はなるほど、と少し納得した。

 

「たしかに、とてつもないエネルギー……使ってないのに漏れ出すエネルギーだけでこれなら、体がセーフティをかけていたとしてもおかしくはないか。発動型にはこういうものもあるのか。」

 

先程から、あまりに的確に当てられる情報に、緑谷はもしやと疑問をぶつけた。

 

「えっと……逢魔君、もしかして人の個性が見えるの…?」

 

「正解。正しくは個性因子が生み出すエネルギーを目視できる、かな。エネルギーの操作も、触れてれば他人のもね。」

 

正確には、生み出したエネルギーの性質、形質の変化や操作で、見れるのは副産物だが、今はそこはいいだろう。

 

こんな感じに、と彼が手の平を見せる。すると青白い光によって編み込まれた魔法陣が現れ、そこから炎が立ち昇る。

 

「うわぁっ!?ま、魔法!?」

 

「うん、イメージはそれ。個性の本質は違うけど、それを応用して、発火現象を引き起こしてる。」

 

「現象を引き起こせるって……!凄い!攻撃用の技もあるの?」

 

「うん、エネルギーを放出したり、固めて剣にして飛ばしたりかな。雷とか爆炎とかも起こせるけど、過剰だから使うタイミングないかな。」

 

「現象の再現だなんて……なんて、強力な個性なんだ…!!」

 

驚愕する緑谷の言葉に、チッチッチ!と指をふりふりしながら「甘いのです!」と続ける。

 

「エイト君の個性は、戦闘面では"没個性"扱いなのです!」

 

「とっ、ととっ、渡我さん!ち、近ぃぃ……って、うっ、嘘ぉ!?こ、こんなに凄い個性なのに?」

 

「うん。物は使いようって事だよ。」

 

それは別にいい、と無感情に話を切った詠斗は、緑谷の手を握ったまま、もう片方の手を緑谷の肩に手を置く。

 

「個性はいつ発現したかな。」

 

「き、昨日だよ!昨日の夜中に発現して……」

 

「なら、まだ個性の詳細は分からない感じか。ここで試してみよう。僕なら死にかけくらいなら治せるし……ONとOFFくらいはできそうかな。」

 

「ど、どうかな…それも怪しいけど…」

 

不安げに八木を見詰める緑谷に、被身子は、少し昔を思い出した。

 

「イズク君、個性は"本能"なのです。赤ちゃんの時に発現した人も、無意識で使っているのです。」

 

考えこんだ緑谷に大丈夫だと告げる。そうして見つめる目線は、懐かしいものを見るようだった。

 

「彼女の言うことは正しい。大丈夫、初めなら強く使うことをイメージするんだ。君はこの個性をどう使う?」

 

「どう、使うのか…?」

 

「そう。君の体も個性も言ってしまえば道具に過ぎない。僕もそうだが、個性はイメージが大切だ。さぁ、イメージして。最初の制御は手伝ってあげる。」

 

触れながらエネルギーを管理する詠斗は、リラックスするようにゆったりした口調で緑谷に語り掛ける。

 

次の瞬間、ふわりと詠斗の髪が重力に逆らうように浮き上がり、宇宙に散りばめられた星空のような毛髪が、淡く発光した。

 

「君の場合は……丹田だね。へその下を起点に、お腹、心臓を通って、上腕、指先まで、満遍なく……そう、その調子。」

 

「リラックスですよ、イズク君。大丈夫なのです、個性は敵じゃありません、受け入れるのです!」

 

「ぐっ、これ、きつっ…!」

 

右腕に集中させた力が、緑色のスパークを迸らせながら可視化される。本当に物凄いエネルギーだ。外に放出するような使い方ができる性質のエネルギーでないにも関わらず、可視化されるほどのエネルギー。総量は詠斗に及ばないが、瞬発的な火力は本気の自分を超えるかもしれない。

 

(ここまでの出力が出る個性が彼に宿ってるなんてね……まるで漫画の主人公だな。)

 

そんな感想を抱きながら、詠斗は同時並行で緑谷への指導を続ける。

 

「気を抜かないで。君の個性、とてつもないパワーだ。気を抜けば腕が弾け飛ぶことになる。」

 

「こわいっ、ことっ…、いわないっで…!?」

 

右腕に巡らせた力は暴発寸前。何とか八木に教わった「電子レンジに入れた卵が割れないイメージ」を保つ。

 

それから数秒。よし、と詠斗が頷く。

 

「とりあえず、まずオンはクリア。スイッチは入れられるようになった。今度はオフだ。指先まで浸透させたパワーを丹田に移動させて…そう…そしたら、丹田まで移動させたパワーを維持、そのまま弁を閉じる様にイメージ……よし、一旦ここまで。今の感覚を忘れないで。」

 

個性の発現と操作。まさかこれ程疲れるものだとは思わなかった。実際に自分でやったのはほんの数秒だけ、それだけでこれほど疲労するとは、流石の緑谷も考えていなかった。

 

「はぁっ、はぁっ…!!思った以上に、キツすぎる…!」

 

汗だくになった緑谷に、八木がすかさずタオルを渡す。

 

「緑谷少年、大丈夫そうかな。」

 

「は、はい!オー…八木先生!ギリギリまで、やってみます…!」

 

「わかった、頑張ってくれ!しかし、逢魔少年に渡我少女も!個性指導がとっても上手!その〜、ほら!なにかコツとかあるのかな?先生、新米だから、そういうの知りたいなぁ〜って…えへへ。」

 

「八木先生は本当に教師なのです?裏口教員とかじゃないですよね?」

 

「渡我少女?先生、流石にその言い草は傷つくかも…」

 

この教師、あまりに自分が役に立っていない事に危機感を覚えたのか、これから生徒になる子供に個性の指導方法を教わりやがるという暴挙に出た。

 

被身子の肩に手を置いた詠斗は、なんでもないように口を開く。

 

「個性に向き合うことと、イメージ。この個性で何が出来るのか、それをより広い視野で想像し、試行錯誤し続けることです。ほら言うでしょう、己を知ればなんとやらって。」

 

「個性に向き合い、イメージ、己を知る…なるほどなるほど…たしかに、必要な事だ。なるほどなぁ、なら今はこういう感じに伝えるのが効果的かも……メモしとこ。おじさんの時代はとにかく体に染み込ませる肉体派だったからね…アッ、思い出したらブルってきた。」

 

「昔の個性教育は過激とは聞いてますが…そこまでなのです?」

 

被身子の疑問に「そうだよ、おじさんの時代はね…」と昔の話をする2人を置いて、詠斗は続ける。

 

「さて、出久君。その個性、少し使い方を考えないとズタボロになって終わりの1発芸になりかねない。」

 

だから、少し考え方を変える必要があった。その辺の石を掴み、砂浜に何かを書き始める。

 

「これ、出久君ね。」

 

「えっ」

 

「出久君ね。」

 

ぶっさいくなモジャモジャのヒトガタを緑谷と言い張る詠斗に、被身子は相変わらずだと笑った

 

「エイト君相変わらず絵が下っ手くそなのです。」

 

「美術の成績、テストで3を取ってるからね。校長に成績表出したら案の定突っ込まれて目の前で自画像書かされた。」

 

「想像力を売りにしてるエイト君の絵心がこれって酷いのです。神は二物を与えないんだね。」

 

「ははは、想像はできるし造形もエネルギーを固定化する形でなら完璧にできるんだけど、如何せん絵は手が言うこと聞いてくれないんだよね。」

 

「初めて見たかも…この人種…」

 

地面に緑谷(?)を模したヒトガタの丹田と腕に数字を振る。

 

「恐らくだがそのエネルギー性質からして、活性による身体強化とみていいと思う。現状体が追いついていないから個性に耐えられない……でもこれは間違った認識。エネルギーの操作によってどうにかできる問題だ。100は無理でも、現状でもやり方次第で突貫だけど1割は引き出せると思うよ。」

 

「えっ」

 

「八木先生。なにか。」

 

「あ、あぁ!いや…なんでもない…続けて!」

 

そんな馬鹿なと内心考える八木を置き去りに、詠斗は下手くそな緑谷に数字を書き込む。

 

「例えば、君の右腕にHPが設定されている。力を使うとその分のHPが減ってしまう。それを50としようか。その時、君が個性を使い50の力を右腕に注いだ。すると、どうなると思う。」

 

「えっと……腕のHPが無くなるから……壊れる?」

 

「そう、壊れる。このままだとね。壊れないようにするには、君ならどうするかな。」

 

「えっと……体を鍛えて、基礎HPを上げる、それと使うエネルギーを調節して10とかにする…?」

 

緑谷の言葉に、砂浜にバツを書く。

 

「残念。後者は、現状不可能。前者は非効率的だし、完全な間違いではないけど今は置いておく。そもそも君の個性、筋力増強の類じゃないから素体の筋肉を今からいくらつけても威力は上がらないし、耐えられる上限もその程度じゃほとんど変わらないと思うよ。」

 

『えぇっ!?うそぉっ!?』

 

驚く2人に何を考えて個性を使っているのだろうかと、割と酷めの罵倒を内心で呟きながら続ける。

 

「内部のエネルギーの量が関係してるなら当然の思考じゃないかな。まぁ、筋肉も無駄ではないだろうけど。効率は良くないだろうね。」

 

「というか、なんで八木先生まで驚いてるのです?」

 

「あっ、いや!なんでもない!なんでも!」

 

「そうですか……出久君。君は、どんなイメージで個性を使おうと考えているかな。」

 

「えっと『電子レンジに入れられた卵』みたいに感じたから、それをイメージするかな!」

 

「地味だがユニーク!それなら、ワット数を下げるでも、タイマーを短くする、でもいいから卵が割れないイメージを持つんだ!」

 

緑谷の地味なイメージに、それをユニークとそのまま進めさせようとした八木。

 

その余りにもあんまりなイメージに二人はポカン、と茫然とした後にそれぞれ頭を抱えた。

 

「は?なんですかそれ、今すぐに忘れるのです!そんなイメージしてたらすぐにぐちゃぐちゃになっちゃいます!」

 

「うん、これはイメージから刷新する必要があるかな。」

 

「あ、あれ…そんなに悪かったかなこのイメージ……私も似た個性だからさぁ…」

 

コイツ感覚派かよ、という顔を向けた被身子に肩身の狭い思いをしながら八木がゴメンナサイ!と頭を下げる。

 

「いいですか、電子レンジに卵を入れて爆発するメカニズムは、中の液体が振動により膨張して、圧力に耐えられなくなり殻が爆発する。」

 

「さっきのイズク君の使い方だと、逃げ道がないとてつもない力で中身をシェイクしています。八木先生、ちょっと教え方が直感的すぎます!反省してください!」

 

「殻を強くする、という考えも間違ってはいないのでしょうが、仮に筋肉を強靭にしたとて、この量のエネルギー強化は素の筋肉だけで補えるものではない。僕でも四肢が吹き飛ぶ。」

 

「それに、仮にその圧力に耐えられる卵の殻を作ったとしても、中身はぐちゃぐちゃになります。これでは意味がありません。」

 

要は内側と外側の強度が釣り合っていないのだ。外側の殻をいくら強くしたとて、中が脆いままでは外側からの圧力に耐えることが出来ず内側がぐちゃぐちゃになってしまう。

 

筋力を上げる、というのはこの卵の殻を強靭にしようと言っているのだ。しかし、これは効率の問題と、内包しているエネルギーを100%で使った場合、ただの人間が付けた筋力では耐えることは物理的に不可能なのだ。

 

「くぅ〜…ボロクソだぁ…あっ、その目やめて。ごめんなさい…」

 

散々な評価をいただいたイメージ案に、肩を落とす八木。しかし、2人の説明に納得させられた。

 

「けれど、現状そこまで細かな操作はできないだろう。君ができるのはアクセルべた踏み100%と、強化部位の指定だ。ならどうするかな。」

 

「100%の部位指定ができる…それなら、もっと力の分散に意識を…いや、でもそこまで細かい操作をしながら動けるとも思えないし、無意識下で制御できる状態じゃない…!なら僕はどうするべきだ?整理しよう、ワンフォーオールの本質は体内でのエネルギーの操作って逢魔君は言っていた、それなら対策は─────殻を強化…じゃなくて、内部まで強化する……?」

 

もはやお決まりとなった緑谷の完全詠唱(ブツブツ)にも特に反応すること無く、詠斗と被身子は彼の答えを待つ。こうして考える姿は、2人も通ってきた。

 

こういう形もあるんだな、と思いながらふと気になって被身子が携帯を見ると時刻は8時40分。

 

「あッ、あと20分で試験開始ですよ?」

 

『うそぉ!!?』

 

時間を忘れ制御訓練を行っていた緑谷は今日が試験日だということをすっかり忘れていた。

 

「あちゃ~、個性の制御に時間使いすぎちゃったね。」

 

「どッ、どどどどうすれば八木先生!?」

 

「お、おおおおちつくんだ緑谷少年!まだ!まだ間に合う!!」

 

「面白いなこの二人。感情の振れ幅どうなってるんだろう。」

 

「冷静に観察してる場合じゃないのですエイト君。」

 

経路を調べおおよその時間を確認して、絶対に間に合わないことに絶望する二人の似た者師弟を興味深そうに観察していた詠斗は、仕方がないと地面に手をそっと手を触れた。

 

「ま、今回は僕の責任もあるし送ってあげるよ。」

 

「えッ、もしかして転移で!?」

 

「いいのかい?逢魔少年!!」

 

「ここまでやってあげたのに、受けもしないで落ちましたなんて嫌ですから。」

 

そういって扉を作った詠斗は、急かす様に二人を押した。

 

「よし!行こう緑谷少年!」

 

「っ…ここもう雄英のすぐそばだ……走っていけば余裕…!」

 

扉の向こう側にいる二人に、詠斗と被身子はそれぞれに激励の言葉を贈る。

 

「ファイト!イズク君!」

 

「緑谷出久。春に、雄英ヒーロー科でまた会おう。」

 

その言葉を噛み締める。自分の夢を笑わぬ人たちに背中を押してもらって、個性の使い方まで指導してくれた。そんな二人に、恥をかかすわけにはいかない。

 

だから不敵に、大胆に、憧れのように歯を見せて笑ってやった。

 

「うんっ!また!!」

 

バタンっ!と閉まった扉は、役目を終えるとスゥっと溶ける様に消えゆく。

 

それを見守っていた詠斗は、被身子の手を握る。

 

「帰ろうか。今日はゆっくり、歩いてさ。」

 

「うん!それにしても、エイト君はイズク君がお気に入りなの?」

 

彼にしては珍しく手厚い対応だった。本来他人に興味を示さない詠斗がやけに応援していたのは何だったのか。

 

「ほんとうに、気まぐれだった。彼の努力を、まぁ遠くから見ていたんだ。」

 

「えっ、見に行ってたの?」

 

「うん。だからかな。本気で努力してる人が、夢を叶えられない世の中であって欲しくない。」

 

それは、過去を重ねたのだろうか。真意は分からずとも、詠斗としては随分彼に昔を重ねていたようだった。

 

「そっかぁ……イズク君。受かってるといいね。」

 

「うん。そうだね。」

 

そうやって話していると、被身子があっ、と声を上げた。

 

「そう言えば、今日って試験時に怪我人でた時の臨時要員で呼び出されてるの忘れてたのです。」

 

「あっ」

 

緑谷と2人の再会は、春にヒーロー科で、ではなく数時間後の試験会場だった。




正直な話オールマイト並の筋力があったところで、あの力をリスク無しで扱っていた説明は出来んやろ。筋肉だけでクレーター起こすパワーを耐えられるわけないよ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。