シーザー「ハァッ!!」
火の湖、そこで、一匹の化け物と、二人の戦士が相見えていた
まずシーザーが飛び、片手剣でエーテルバーンスマッシュの胸元に斬りつけたが……
『グギャァァァァァァァァァァァァ!!!!!』
エーテルバーンスマッシュは擦り傷程度に思っており、その巨大な腕を振り回し、シーザーを巻き込む
シーザー「ぐふっ…!!」
ポンペイ「ッ…!!」
シーザーは吹っ飛んだが、壁に衝突する寸前にポンペイがクッションとなった事で事なきを得た
シーザー「あいつ、くそつえぇ…!」
ポンペイ「油断するな…」
シーザーとポンペイは再び剣を構え直す
セイズ「……」
その様子を、高い丘からセイズは見ていた
青衣「……何故」
セイズ「ん?」
青衣「何故わざわざ我にあのエーテルライドウォッチなる物を取らせに行かせた?セイズ殿ならあの火の湖のエーテル結晶を吸収出来るであろう?ブランクウォッチがなかったとしても、セイズ殿が取りに行った方が早いはずじゃ」
セイズ「それは……」
セイズが発言しようとした瞬間、突如としてセイズの脳内にノイズのようなものが響き、頭を押さえ始める
青衣「セイズ殿?」
セイズ「…確かに、なんで俺お前にエーテルライドウォッチを取りに行かせたんだ?俺のオーロラカーテンを使えばすぐのはずなのに…」
青衣「…?」
セイズは困惑していたが、突然エーテルバーンスマッシュの方から殴るような鈍い音がし、考えは吹き飛んだ
セイズ「…まあいい。今はこっちだ」
シーザー「はあ…はあ…!」
シーザーはもうボロボロであった。
幾らポンペイがいるとはいえ、その戦力差は大きかった。
シーザー「クソッ…!」
流れている鼻血を手で拭き取りながら、エーテルバーンスマッシュの方を見る
『グルガァァァァァァァ……!!』
エーテルバーンスマッシュは、右腕の火器、『スマッシュバーナー』をシーザーに向けていた
そして、そのバーナーの火口から炎が溢れ出す
シーザー「や……べッ…!!?」
ポンペイ「シーザー!!!」
そしてそのまま火炎放射がシーザーに直撃───
???「ふん!!」
する直前、何者かがエーテルバーンスマッシュの顔を殴り、火炎放射は火の湖の岩壁に当たり、それはドロドロに溶けた
???「大丈夫か?大将」
シーザー「ライト!助かったぜ!」
ライトはサングラスを掛け直し、シーザーに手を差し伸べる
ルーシー「私らもいますわ」
シーザー「ルーシー!パエトーン!」
そしてルーシーとパエトーンも合流した
ルーシー「色々聞きたい事がありますわ。あのエーテリアスは何なのか、何故火の湖がエーテル結晶まみれなのか…それは追々聞くとして…まずはあのエーテリアスをボコボコにぶちのめしますわよ」
シーザー「お、おう!」
ルーシーが怒ってる事に気づいたシーザーは、ルーシーにそれを指摘せず、乗っかった
ライト「立てるか?」
ポンペイ「…すまねえな」
ポンペイはライトの手を借りて立ち上がった
プロキシ『ポンペイは僕らが見ておくよ』
シーザー「おう!サンキューな!…良し、行くぞお前ら!!」
シーザーは片手剣をエーテルバーンスマッシュに向け、それに続くようにライト、ルーシーが突撃する
そしてその様子を見ていたセイズは……
セイズ「…確か奴らは…カリュドーンの子陣営の奴らか」
青衣「それと、プロキシもおられるようじゃな」
セイズ「…ハハハ、俺の読みは当たったらしいな」
青衣「どうしますか?セイズ殿」
セイズは少し考える素振りを見せると、すぐに答えた
セイズ「どうせエーテル結晶を吸収出来ねえんだ。ここいらで撤退するぞ」
青衣「了解」
そうしてセイズと青衣はカリュドーンの子らの連携によりボロボロになっていくエーテルバーンスマッシュを見ながら、闇夜に紛れて姿を消していった
セイズ(…まあ、あのエーテルライドウォッチは不完全だったからな、改良の余地有りって所か)
カリュドーンの子らにより吹っ飛ばされたエーテルバーンスマッシュ
シーザー「踏ん張れ!もうちょいだ!!」
だが、エーテルバーンスマッシュは最後に岩をシーザーに投げ自分も突っ込み、そしてそのままシーザーをエーテルバーンスマッシュごと火の湖に突っ込んだ
ポンペイ&ルーシー「「シーザー!!」」
ライト「大将!!」
エーテルバーンスマッシュはエーテル結晶にぶつかりながら落ちていき、最後は火の湖に落ちて死亡した
エーテルバーンスマッシュが火の湖に落ちた直後、物凄い量のエーテル結晶が突き出てきた
ルーシー「シーザー!シー………ふう」
シーザー「はあ…無事だぜ…」
シーザー「なんてこたぁねえ」
ルーシー「やっと終わりましたね」
プロキシ『でもシンダーグロー・レイクは後数分で完全に消えてしまう…』
ルーシー「ふん、皮肉ですわね。火打石があっても、この距離じゃどうにもなりませんわね」
ポンペイ「……」
ライト「石油が消えたら、ルシウスはここをどうするんだったんだろうな」
シーザーは自分の手にある火打石を見て、決意を固めた
プロキシ『もう、奇跡でも起こらない限り…』
その時、下からバイクのエンジン音が聞こえ、皆が下を向く
シーザー「火打石を届けるぜ!」
シーザーの言葉にライトとポンペイは驚いた
ライト「何?」
ポンペイ「何だと?」
ライトは火の湖までの距離を見て、止めようとする
ライト「待てシーザー」
ライトが言い終わる前に、ルーシーが前に出た
ルーシー「こんの大馬鹿!!」
ルーシー「死にますわよ、正気ですの!?」
ライトとルーシーはシーザーの所に向かって走るが、既にシーザーは走り出していた
ルーシー「シーザー!待ちなさいってば!!」
シーザーはパイプの上をバイクで走り、火の湖に近づく
ルーシー「シーザー!」
ルーシーとライトはシーザーの後を追う
ルーシー「居場所なんて、いくらでも替がききますわ!」
シーザー(そうだよな、ルーシー)
シーザー(石油がなくたって、俺らは別の場所で生きてける)
シーザー(けど、そうしたくても奴らはどうなる?)
シーザー「わりぃ、これしか思いつかねえんだ…!!」
シーザーはアクセルを全開にして突っ込む
シーザー「うおぉぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!!」
シーザーはパイプの途切れから飛んで、バイクから飛び降りる
そしてシーザーは泣きそうになってるルーシーを見て……
シーザー「そんな顔すんなよ」
そしてシーザーの持ってる火打石が火の湖に落ち……
シーザー「怖くなっちまうだろ…」
その直後、火の湖からマグマが噴射した
ルーシー「ッ…!!」
噴射したマグマは、エーテル結晶をどんどん破っていく
ルーシー「…」
ルーシーはその場で膝から崩れ落ちた
ルーシー「シーザー…貴方…」
ルーシーは泣いた。戦友が亡くなったのだから当然だろう
だか、プロキシが何かに気づいた
プロキシ『ん?あれ…』
プロキシ『急に近くで空間の乱れが…』
プロキシ『何かが近づいて来てるみたい!』
ライト「まだ終わってないだと?どこからだ?」
ポンペイ「……」
ライトが警戒態勢に入る
すると、ライト達の頭上にホロウの裂け目が出現した。
そしてその裂け目から、バイクのエンジン音が聞こえてくる
ルーシーはハッとした顔で見上げると……
シーザー「うおおおぉおぉぉおおおおおお!!!」
シーザーがバイクの持ち手を持ちながら落ちて来た
そしてそのままドリフトして、ルーシー達の前で止まった
シーザーはマフラーについた火を消して、ルーシー達に軽く再開した
シーザー「よお!また会ったな!」
???
カリュドーンの子らの物語が終わった一方、別次元では……
???「……(glitch音)」
???「あら、貴方は確か……」
別次元のゲートからやってきたのは、【ドキドキ文芸部】に出てくるモニカだった
モニカ「びっくり、貴方も生きてたのね。Null」
Null「(glitch音)…お前もな!」
赤いTシャツ、長ズボン、肌は全て透明になっている彼は、【バルディ先生】というゲームの裏ボスキャラだった
彼らがいる次元には、何やら色々な物が宙に浮いていた
モニカ「もうそろそろ私達を読んだ張本人が来るはずだけど……」
???「やあやあ!遅くなってすまない!」
するとまた何もない所からゲートが出現し、ピラミッドみたいな一つ目の化け物がいた
モニカ「…やっと来たのね、ビル・サイファー?」
ビル「おや、私の名前を知っているとは、光栄だね?」
ビル・サイファー…【怪奇ゾーングラビティホールズ】に出てくるラスボス的な存在である
ビル「いやすまない、 AML089に協力を要請してたら遅くなってしまった」
モニカ「 AML089…確かに彼なら何とかいけるかもしれないわね」
ビル「更にSCP3812、Gan、アザトースも仲間にしたんだ。少しの遅刻は大目に見てくれたまえ」
Null「…どれも現実改変が出来たり恐怖の象徴だったら邪神だったり…良く仲間に出来たな」
ビル「まあ彼らも今回の異常性に気づいてたからね。このままでは全ての存在が消滅してしまう可能性だってある」
ビルが考えてると、またもやゲートが現れた
ビル「おや!まさか君も生きていたとは!」
ゲートから出て来たのは、スーツを着た成人男性だが、頭は180°逆さまになっている
彼はカートゥンキャットやサイレンヘッド等を作り出したTrevor Henderson氏によって生み出されたキャラ、逆さまの顔をした男である
ビル「元気にしてたかい?私は元気だが」
逆さまの顔をした男「えぇ、ですが、私以外のキャラは全て奴に吸収されてしまいました」
ビル「ふむ、やはりまだ最悪の事態は収まってないか…」
Null「奴が潜んでいる世界を見つけなければ終わっちまうぞ?」
モニカ「そうね…一体いくつの世界を破壊されたかしら?」
ビル「奴はどこかで力を蓄えてるはずだ。カードになってしまった生き残りも、見つけなければ…」
逆さまの顔をした男「奴が今吸収してるのはライダーの力のはずだ」
モニカ「えぇ、後は奴が潜んでる世界を見つけて、削除しないと…」
モニカの周りを{サンドスター}と{神秘}が漂う
ビル「…まあとりあえずここいらで解散でいいだろう」
逆さまの顔をした男「ほとんど何もしてないのに良いのか?」
ビル「良いよ良いよ!どうせ今回も安否確認みたいなもんだし」
Null「…それはそうと、他にも来てない奴がいないか?(glitch音)」
ビル「彼らは奴の居場所を突き止めようと努力している。まぁ、未だ見つかってないが…」
Null「そうか…」
そうして四人はそれぞれのゲートに入り、行動を開始した
うぇい