アナザーTimeホロウ   作:蹴りこそ全て

20 / 21
動き出す悪意

とある廃墟の中、セイズはタブレットで話題のニュースを見ていた

 

セイズ「…歌姫アストラねぇ…」

特に興味もないセイズは電源を切り、机の上に置いた

 

セイズ(…ん?)

セイズはこの廃墟の外から複数人の気配を感じた

 

セイズ「…感じるか?青衣」

青衣「うむ、隠れる気がないのぅ」

 

青衣は文玩胡桃*1をしている手を止め、三節棍に手を掛ける

 

導く者『…いかがなされますか?』

導く者も気付いているようだ

 

セイズ「…例え相手が完全装備であろうと、俺には敵わない。故に、通してやれ」

導く者&青衣「『はっ!』」

 

 

セイズ「…さて、こちらも出迎えの準備をしておこうか」

セイズはテーブルの上に置いてあるワインの瓶を持ってラッパ飲みをすると、空になった瓶を窓から捨て、準備に取り掛かる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

讃頌会side

 

…私の名前はサラ

かつてはH.A.N.D.対ホロウ行動部特別調査部隊に所属していたが、ある事をきっかけに私の存在は抹消され、この世に棄てられ絶望した私は、讃頌会に入会した。全ては『始まりの主』のため

 

そんな私はとある場所の入り口前に来ていた

ここ最近、ある噂が広まっていた

 

 

人語を喋るエーテリアスがいた

いつからこの噂が広まったのかは知らない。

だが、噂のエーテリアスの強さは虚狩りにも匹敵する実力とも言われている

 

それに、私はある仮説を立てている

それは、バレエツインズの姉妹。

 

彼女らはエーテリアス化したという記録がある

なのに何故エーテリアスから人間に戻っている?

あの若さもだ。もう何年と経っているはずなのに、姉妹は再び衆目の目にとどまった

 

そんな事を思いながらー建物に入ろうとすると、中から殺気を感じた

 

サラ「ッ!!」

サラはガンホルダーから拳銃を取り出し、入り口に向ける

 

青衣「笑止。そのようなおもちゃなどでは脅しにもならぬぞ」

三節棍を持ちながら、サラの後ろから言う

 

サラ「いつの間に…!?」

導く者『お嬢さん。ここでそのような物を出すのはやめていただきたい』

 

入り口からゆっくりと導く者が現れる

 

サラ「ッ!」

導く者『もし貴女がここで銃声を響かせたのなら、貴女はここから生きて帰る事はないでしょう』

 

サラは、導く者から感じる’’異質な感覚''に思わず銃を下げた

 

導く者『貴女が話の分かる方で良かった。ささ、こちらへどうぞ』

そういうと導く者は入り口の壊れた自動ドアをこじ開け、中へと招く

 

サラ「……」

サラは警戒しながらも、廃墟の奥へと足を進めた

 

 

 

 

 

 

導く者『すみませんね。何せここは廃墟でして、エレベーターは動かないので、階段で移動してもらいます』

 

そう言われて、私と導く者と後ろの少女が階段を上がる

 

 

サラ「…一つ聞きたい」

導く者『なんでしょう?』

 

サラはこの建物に入った時から抱えていた疑問を導く者に問いかけた

 

サラ「私の後ろにいる者は…まさかとは思うが治安局に所属している者では?確か名は…」

 

サラが名前を出す前に、導く者が答えた

導く者『えぇ、''元''治安局特務捜査班の青衣です』

サラ「…何故治安局がここに?」

導く者『セイズ様ですよ。あのお方が青衣を滅亡迅雷netを使ってハッキングし、我々の仲間に引き入れたのです』

サラ「…あのベルトか」

 

サラがベルトを見る

導く者『さて、もうすぐでセイズ様の所に到着致します。無礼のないように』

 

サラは、導く者に言われなくとも分かっていた

階段を上る度に感じる凄まじい殺気、そして絶対的なオーラ

 

そして、一つのドアが見えた

 

そして私は感じた。この先にセイズとやらがいると

導く者が扉を開けると部屋の中には何やら人でもシリオンでもエーテリアスでも人工生命体でもない奴らが並んでいた

いや、人工生命体らしきものもいる

 

そしてその並んだ先に、白いロケット頭、しかし恐ろしい体の構造をしている何かが玉座のようなものに座っていた

 

サラ「…お前がセイズ、だな?」

私がそういうと、並んでた周りの連中が私の周りを取り囲んだが、セイズが制止させた

 

セイズ「よせ。久しぶりの客人だ。もてなせ」

セイズがそういうと、周りの連中はサラの前を去ったと思ったら、椅子とテーブルを持って、サラの前に置いた

 

セイズ「座ってくれよ。話したい事は山々あるし」

すると人工生命体らしきものが水と氷入りグラスを持ってきて、グラスに水を注ぐとそれをテーブルに置き、退室していった

 

セイズ「いやぁ、すまなかったな。ガーディアンとダスタード、マスカレイド・ドーパントにはキツく言っておくよ」

 

セイズは水を飲むと、なんとなくサラを水を口に含んだ

 

 

セイズ「…それで?わざわざこの俺に会いに来たんだ。何か俺にメリットのある話を持ってきたんだろうな?じゃなかったら殺す」

 

セイズの威圧感を受けながらも、サラは提案する

サラ「…単刀直入に言うわ。貴方、讃頌会に入会しない?」

 

それを言った瞬間、青衣や周りの奴らが武器を取り出した

だが、そこから動かない

恐らく、セイズが合図を出したら、一斉に襲いかかってくるだろう

 

セイズ「…俺に対するメリットは?」

サラ「…勝手ながら、貴方の事を少し調べさせてもらったわ。まぁ、素性は分からないけど、貴方は大型エーテリアスやエーテリアス化した人間を中心的に探しているみたいね?」

 

セイズ「根拠は?」

サラ「ブリンガー大佐がエーテリアス化した際や、郊外の覇者ポンペイがエーテリアス化した際も、貴方は現場にいた。加えて、あのバレエツインズにいたマリオネット・ツインズ、何年も前にエーテリアス化したのにも関わらず、当時の姿のままこの新エリー都にいる。これらの出来事には、全て貴方が関わっているのは分かっています。これが根拠です」

 

そしてサラは一呼吸置いていった

サラ「私が貴方に大型エーテリアスやエーテリアス化した人物の情報と現在地の提供…それでどうかしら?」

 

セイズ「good!」

セイズは満足そうな顔をした

 

セイズ「良いだろう。讃頌会に入ってやる。だが、『始まりの主』と会話は出来ん」

サラ「…何故?」

 

セイズ「決まってんだろ?讃頌会という馬鹿デケェ組織を支配している。いわば神様のようなもんだ」

セイズはニヤリと笑う

 

セイズ「そんな神すら俺の力に出来たら、どうなっちまうんだろうなぁ?」

 

 

サラ「…やめておくわ。貴方と始まりの主を会わせるのは」

セイズ「あぁ、賢明な判断だ」

 

サラは、セイズの言葉がただのハッタリではないと気付いていた

この男…本気でやりかねない

 

だがしかし、力があるのは事実。それはセイズも思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

サラ&セイズ「「とことん利用させてもらう/ぜぇ〜?」」

 

二人はそう思っていた

そしてセイズの活動拠点が変わり、悪意が動き出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、場面は変わり、スレンダーマンが瞬間移動してきた

スレンダーマン「……」

 

すると奥から何やら高価そうな衣服を身につけた人物が現れた

 

 

???「久しいな。スレンダーマン」

スレンダーマン「…鳳凰・カグヤ・クォーツか」

 

 

現れたのは鳳凰・カグヤ・クォーツ。仮面ライダーレジェンドだ。

そして今いる建物は、鳳凰タワーの最上階である

 

スレンダーマン「ライダーという存在は''我々が破壊''したというのに、何故お前は生き残っている?」

カグヤ様「それに関しては礼を言おう。咄嗟の事だったが、あれ以上の打開策はなかっただろうしな。しかし、カグヤ様の変身能力が消えたのはかなり痛いな。」

スレンダーマン「お前が存在しているなら、恐らくお前の変身能力を何か具現化してどこかにあるかもしれん。それこそ、この事件の黒幕に盗られたか」

 

カグヤ様「あまり考えたくないな。ただでさえライダーの歴史や存在を消すという苦渋の決断をするしかなかったというのに、それでも奴は消すのか。歴史を…存在を」

 

スレンダーマン「…」

カグヤ様「あいつはゴージャスとは程遠い。言わばヘドロだ。それも、化学物質だらけのヘドロだ」

 

カグヤはタワーの最上階から眺める

 

カグヤ様「あいつを生かす事は、カグヤ様の汚点となるだろう。そうなる前に、奴を倒し、ライダーや消えてしまった存在をゴージャスに助ける」

 

スレンダーマン「…お前らしいな」

スレンダーマンは瞬間移動をして去った

 

バトラー「カグヤ様」

カグヤ様「…バトラーか。例の装置はどうなっている?」

バトラー「…正直に申し上げますと、難航しております。オーロラ装置、せめて黒幕がいる世界の座標さえ分かれば…」

カグヤ様「そうか…」

バトラー「申し訳ございません…」

 

カグヤ様は再度鳳凰タワーの外を見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、何もない無の空間だけが広がっていた

*1
清の時代からあったくるみ回し




bokete終わるの悲しい。
俺らの青春が……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。