おのれアロナァァァァァァァァァ!!!
ホロウのとある廃墟……
アナザーフォーゼ「……」
ようお前ら。俺はあれからホロウの中にある図書館の本や資料を見て分かった事が色々ある
一つ、ここは俺が元いた世界じゃない
二つ、この世界にはライダーが存在しない
三つ、代わりにエーテリアスという異形が存在する
四つ、ホロウを無許可で探索するホロウレイダーも存在する
だが、分からない事もたくさんある。
何故この世界に来たのか?
何故俺は蘇ったのか?
何故半分人間で半分エーテリアスなのか?
この世界で俺は何をすれば良い?
そして極め付けは……
アナザーフォーゼ「……何故、エーテリアスからライドウォッチが…?」
そう、これが一番の謎であった
そもそも本来ライドウォッチは、ライダーの歴史が継承され、初めて出来る物である
そしてこれは本来仮面ライダージオウ───常盤ソウゴが持つ変身アイテムである
アナザーフォーゼ「全く分からん……何故俺は別の世界に来て、そしてこのライドウォッチがあるんだ?」
アナザーフォーゼは悩んでいると……
???『……それが、貴方の宿命だからです』
突如として響く低い声に、アナザーフォーゼは振り向き、警戒した
ROCKET ON
アナザーフォーゼ「誰だ!?」
振り向くとそこには、全身が黒いパーカーで、顔が見えない男がいた
???『私ですか?そうですね……【貴方を導く者】とでも言っておきましょうか』
アナザーフォーゼ「何……?」
アナザーフォーゼは疑問に思う……が、パーカー男は話を続ける
導く者『今も疑問に思う事があるでしょう。“何故別の世界に来たのか?'' ''どうして自分は生き返ったのか?'' ''何故半分エーテリアス化しているのか?'' ''この世界で貴方は何をすれば良い?''そして───何故エーテリアスからこの世界に存在しないはずのライドウォッチが出てきたのか……』
アナザーフォーゼは『何故それを…』と思ったが、皮肉を混ぜながら質問した
アナザーフォーゼ「……それで?導く者さんが何の用だ?俺が思った疑問にでも答えてくれるのか?」
導く者『……その疑問の中に、一つ答えられる物があります』
その回答に少し驚きながらも、アナザーフォーゼは聞いた
アナザーフォーゼ「……なんだ?」
導く者『……この世界で貴方がすべき事です。』
アナザーフォーゼ「この世界で……すべき事……?」
導く者『はい』
導く者『貴方には、全てのライダーの世界の力を手に入れて、王になっていただきたい』
そのとんでもない発言に、アナザーフォーゼは明らかに動揺した
アナザーフォーゼ「……何言ってんだお前?」
そんなアナザーフォーゼを無視するように話を続けた
導く者『既に知っての通り、貴方にはエーテリアスからライダーの歴史を''作る事''が可能となっております。そこで、貴方には1号〜ゼッツまでのライダーの世界の力を手に入れてほしいのです』
アナザーフォーゼ「……それはつまりあれか?ディケイドと同じようにやれって事か?」
導く者『まあ概ねそんな所でしょう。しかし、ディケイドと違う所もあります。ディケイドはライダー''単体''の力を使えるのに対し、貴方はライダーの世界を使う事が出来るのです』
アナザーフォーゼ「……いまいち分かんねえな。ライダーとライダーの世界は何が違うんだよ?」
導く者『……例えば今貴方が持っているフォーゼとビルド……とは言っても、フォーゼウォッチはありませんが、ビルドだとビルドはもちろん、クローズやガーディアン、スマッシュやエボルト、グリスやグローグの力や召喚、武器召喚も可能です。フォーゼも同様、フォーゼ、メテオ、ゾディアーツ、なでしこの力も使えます』
アナザーフォーゼ「なるほどな……控えめにいってそれかなりチートじゃね?」
導く者『しかしこの力があれば、どの世界も支配する事が出来ます。そして……復讐も可能です。』
アナザーフォーゼ「……」
導く者『貴方を倒した最低最悪の魔王。ジオウに変身する常盤ソウゴ……彼にも復讐……いえ、オーマジオウをも倒す事が出来るでしょう……その為には、ジオウの世界の力も手に入れなければなりませんが』
アナザーフォーゼ「……」
沈黙が続く中、アナザーフォーゼが口を開いた
アナザーフォーゼ「一つ聞きたい」
導く者『……何でしょう?』
アナザーフォーゼ「その全ての力を手に入れれば……あいつを倒せるのか?」
導く者『えぇ…。もちろん』
アナザーフォーゼ「……交渉成立だ。良いだろう!!全ての力を手に入れてやる!!そして俺の邪魔をする者は、誰であろうと殺してやるよ」
導く者『……やはり、私の目に狂いはなかった…!!』
導く者『流石です。そんな貴方にこれを差し上げましょう。』
そういうと導く者は、懐から四つの物を取り出した
アナザーフォーゼ「ッ!!それは…!!」
導く者『えぇ……アナザーディケイドウォッチ、ディケイドウォッチ、クウガウォッチ、アナザークウガウォッチです』
四つのライドウォッチが、アナザーフォーゼに渡される
アナザーフォーゼ「おいおい大盤振る舞いすぎないか?こんなん貰ったらすぐにでも全ての力を手に入れられるぜ」
導く者『えぇ…是非とも早く全ての力を手に入れてください。それと……』
そういうと導く者は、アナザーフォーゼを指刺した
導く者『貴方の名前も決めてください。これから王になるというのに、その名は相応しくない』
アナザーフォーゼ「……そうか?だったら、とっておきの名前があるぜ?」
導く者『ほう?それはどのような……』
セイズ「セイズ……なんて名前はどうだ?星の図と書いてセイズだ!」
導く者『……なるほど。名前は青年っぽいのに見た目は50過ぎたおじさん。しかも半分エーテリアス化……』
セイズ「なんだ悪いか」
導く者『いえいえとんでもない!素晴らしいお名前です。……では全ての力。それは最早ライダーの枠に留まらない。そんな力を手にして、王になってみせなさい』
そういうと導く者は、オーロラカーテンを通り、消えた
セイズ「……上等だ。この世界を壊したら、次はお前だ!!ジオウ!!」
こうして、最悪のシナリオの序章が幕を開けた