闇堕ちリムルは実力至上主義の教室に通う   作:朝昼晩昼夜逆転

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お久しぶりです!やっと続きが書けました!プロットは、リムル陣営が優秀すぎてなかなか先の展開を考えるのが難しく、現在無人島試験編までしか作れていません。流石にそろそろ続き書きたいなと思い、この話を書きました。闇落ちリムルの性格なども考えて書く必要があるため、執筆に結構時間がかかるので、次が投稿できるのはいつになるか分かりませんが、気長にお待ちください。それでは、本編どうぞ!


報告

 翌朝、朝食を早めに済ませた俺たちは、ディアブロから報告を受けていた。

 

 ディアブロはたった一晩でこの学校の全ての情報を入手してくれた。

 

 ちなみに、有栖の悪魔化はなんの問題もなく終わった。

 

 まだ、その力を使いこなせてはいないが、数ヶ月で使いこなせるようになるだろうとシエルが言っていた。

 

 有栖の種族は『上位魔将(アークデーモン)』だ。

 

 原初の3人が力を入れて悪魔化したため、最初から上位魔将になった。

 

 現在、依代として使っているのは悪魔化する前の肉体だ。

 

 スキルはまだ獲得していないが、シエルが有栖に合ったスキルを考えているため、近いうちにそれが与えられるだろう。

 

 さて、肝心のディアブロの報告だが、所持pp(プライベート・ポイント)の多い者を纏めた報告書や学校のデータベース内にある情報から優秀だと学校側に判断されている者を纏めた報告書、利用できそうな弱みを持つ人間を纏めた報告書、ディアブロが個人的に人間にしては優秀だと感じた者を纏めた報告書など、分かりやすく纏めてくれていて、とても助かる。

 

 正直、どの報告書より、ディアブロ本人が目を付けた人間を纏めた報告書が1番使えるだろう。

 

 そして、そのディアブロ個人が目を付けた人間の報告書の中に気になる人物がいた。

 

「綾小路清隆?……こいつは確か」

 

「ホワイトルームの4期生ですね」

 

「ホワイトルーム……ああ、あの天才を人工的に作るという名目で、集めた人間に厳しい教育を施し、(ふるい)にかけ、本物の天才を見つけ出してそいつを研究成果にする、前提から破綻した施設か」

 

「ええ、それです」

 

 ホワイトルームについて俺が知ったのは、だいぶ前。

 

 ディアブロたちがこの世界について調べている時に見つけたのだ。

 

 聞けば、有栖は一度そこを訪れたことがあるらしい。

 

「何を考えているんだろうな。あのホワイトルームの創設者…綾小路篤臣は。あんなハードな教育だったらついて来れるのは天然の天才だけだと何故理解できないのか」

 

「人間は、見たいものしか見ないものですから」

 

「そうだな。……そういえば、何故そのホワイトルーム生が高育にいるんだ?確か、綾小路清隆は綾小路篤臣が最高傑作と評していた奴だろう?そんな奴を綾小路篤臣が外に出すとは思えないんだが?」

 

「執事の協力を得て抜け出したようですね。ちなみに、綾小路清隆が抜け出すことに協力した執事は家族共々綾小路篤臣によって圧力をかけられているようですね。心身共に追い詰められている様ですので、このままいけば自殺するかと」

 

「ふーん。ま、それはどうでも良い。人間がどうなろうが知ったことじゃない。……そういえば、綾小路篤臣は、綾小路清隆を高育から連れ戻そうとしてるか?」

 

「ええ、その様ですね。しかし、現状、上手くいっていない様です」

 

「ふむ……となると、最終手段として坂柳成守を貶めて内側から手を回そうと考える可能性もあるな」

 

「それは……嫌ですね」

 

 有栖がボソッと呟いた。

 

「よし、ディアブロ、綾小路篤臣が坂柳成守に害を与えようとした場合、それが実行される前に綾小路篤臣とそれに従う者を処理してくれ。頼めるか?」

 

 仲間、それも恋人が嫌がるのなら、それは徹底的に排除しなきゃな。

 

「悟様が望まれるのであれば、完璧に処理してご覧に入れましょう」

 

「おう!ありがとう」

 

「そのお言葉だけで、完璧な処理だけでは足りぬほどの報酬!綾小路篤臣とそれに従う者には地獄を見せましょう!そうしましょう!」

 

「ああ、頼んだ」

 

 さて、これで綾小路篤臣はこちらに対して何も出来ないことが確定した。

 

 ディアブロなら、綾小路篤臣を完璧以上の出来で処理してくれる。

 

 まだ坂柳成守に害を与えようとすることは確定ではないが、もし、害を与えようとするのなら、人間ごときが分不相応な行いをしようとした事の罪深さを理解することになるだろう。

 

「さて、他のディアブロが目を付けた人間は、まあ、なかなか優秀な奴もいるけど、綾小路清隆ほど裏がある奴もいないか。ま、警戒は一応しとくかな。ありがとうディアブロ。助かったよ」

 

「それは何よりでございます。悟様!」

 

 俺がディアブロと会話をしている途中、有栖は悪どい笑みを浮かべながら利用できそうな弱みを持つ人間を纏めた報告書を読んでいた。

 

「どうだ?有栖。めぼしい奴はいたか?」

 

「ええ、とても良い駒になりそうな者が数人」

 

「それは良かった」

 

 有栖はまだ悪魔としての力も使いこなせてないし、使える駒はいた方がいいだろうからな。

 

 俺とシエルとウルティマは別に駒はいらないし、この弱みのある者の報告書は有栖が1番有効活用出来るだろう。

 

「よし、それじゃ学校に行くか。確か今日は部活動説明会もあったよな」

 

「ええ」

 

 制服に着替え、学校に向かうことにした。

 

 ちなみに、昼食はシエルが弁当を作ってくれた。

 

 シエルの作る料理はどれも美味しいから、今から待ちきれない。

 

「それじゃ、僕は自室に転移で戻ってから出発するね。ここに泊まってたことがバレるわけにはいかないし」

 

「私もそうします」

 

 ウルティマとシエルがそう言い、自室に戻る準備を始める。

 

「分かった。それじゃ、寮の入り口で合流して一緒に登校しよう」

 

「あ、そういえば、私はどうしましょう?私はお2人と違い、歩いて来たので監視カメラに写ってしまっています」

 

 有栖が困ったようにそう言った。

 

「あー、そういえばそうだな。その映像を見られたら不純異性交遊があったと勘ぐる奴も出てくるか。流石に初日からそれはまずいな」

 

「まあ、不純異性交遊はあったのですけどね」

 

 有栖はそう言って、頬を赤らめた。

 

 いや……まあ、シタけど。

 

 有栖の悪魔化が終わった後に。

 

 全員と。

 

 ……だから尚更バレてはダメだな。

 

「ディアブロ、監視カメラの映像を書き換えて貰えるか?後、既に見ていた奴がいたら記憶処理も頼みたい」

 

「承知致しました」

 

 よし、これでオールオッケー。

 

 問題なし!

 

「それじゃ、有栖は俺が自室に転移させるよ」

 

「ありがとうございます」

 

「良いって良いって。それじゃ、転移させるぞー」

 

「はい。それでは、またすぐ会いましょう」

 

「おう」

 

 そう言葉を交わし、転移を発動させた。

 

 昔は演算をシエルに全て任せていたけど、今では俺も簡単な演算処理なら1人で出来るのだ。

 

「それでは、私も一度自室に戻ります」

 

「僕も戻るねー」

 

 そう言って、シエルとウルティマも自室に戻った。

 

 よし、それじゃ、出発するか。

 

 全員すぐ来るだろうし。

 

「それじゃ、行ってくる」

 

「「「行ってらっしゃいませ。おかえりをお待ちしております」」」

 

 ディアブロ、テスタロッサ、カレラに見送られ、今日の学校生活が幕を開けた。

 

 




闇落ちリムルならこれぐらいするって考えて書いてたら綾小路篤臣の人生終了が決定した……。月城も出て来れなくなった……でも、闇落ちリムルなら絶対これぐらいするからなぁ。シエルとか悪魔たちとかが絶対この世界のこと調べるからホワイトルームのこと知らないなんてこともあり得ないし。仕方ない仕方ない。うん、仕方ない!!!
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