インフィニット・ストラトス+3-1   作:月神サチ

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脳がバグってるので初投稿です。
感想、ここすき、高評価お待ちしてます(小声)


第四章 臨海学校準備編
第三十一話 臨海学校準備編 その1


――Side 氷室直哉

 

織斑家姉妹が3人になって数日……。

 

「それでは、1年5組のホームルームを始めたいと思う」

 

「ツッコミどころ満載なんだがツッコミは「だめだ」ちくしょうめ!」

 

オレは何故1年5組という出来立てほやほやなクラスに居るのか?

 

それは簡単。

 

1年1組で朝の支度してたら千冬先生がやってきて、なんの断りもなしにオレを俵抱えしてドナドナして7つしか座席のない新設した教室に放り込んだというのがことの経緯である。

 

あまりにも堂々とした犯行()だったから誰も突っ込めなかったという不具合ぶりである。

 

「――取り敢えず自己紹介していけ、手本で直哉、やれ」

 

「理不尽!まあいいけど」

 

オレは立ち上がり他4人の方を向く。

 

「――オレは氷室直哉。ISの男性操縦者の1人であり、10人以上と実質的婚姻してるたぶん女の敵です。趣味は演奏。好きな物は公私をしっかり切り替えできる生活と丁寧な下ごしらえした料理。嫌いなものはコチラの反応ガン無視の詮索と筋を通さない所業ってところか。昼休みとかに分身が学園の何処かで演奏してるから、上手と思ったら演奏後に拍手よろしく」

 

「次、ロラン」

 

千冬先生、ノーリアクションは精神的に来ます……ほぼ2回目焼き直しな自己紹介だとしても何が反応クレメンス……!

 

「はいっ。私はロランツィーネ・ローランディフィルネィ。ロランと呼んでほしい。今は元になっているが、オランダの代表候補生をしていたこともある。色々やらかした脛に傷持ちというやつだが彼のおかげでお日様の元を歩けている。ありがたい限りだ。趣味はお菓子作り。ほかには……最近一瞬でかつらを被るという謎技能が上手くなったことくらいかな」

 

「本当に謎技能だな……? まあいい。次、ギャラクシー」

 

オレのせい……だけど黙っておこう()

 

「はい。ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシーです。タイ代表候補生として書類関連の不備から遅れて編入することになりました。趣味はヨガでムエタイを基礎とした格闘技を少々嗜んでいます。よろしくお願いします」

 

「ヨガか……ポーズ次第で翌朝に……うっ……次、鳳乱音」

 

束と張り合って無茶なポーズしたやつかな?

 

「台湾代表候補生の鳳乱音です。鈴お姉ちゃんはアタシの従姉ね。……家族ぐるみで付き合いあったから、今の状況に色々思うところは有るわ。ただ本人が穏やかな生活してるから、差し引いてMr.氷室には感謝してる。それはそれとして氷室は女の子囲いすぎな気がするけど」

 

「私も同意見だ。次、クロニクル」

 

うーん、なんか鈴と乱は同じ髪型で髪色擬態させたら後ろ姿でわからなくなりそう(こなみ)

 

「――クロエ・クロニクルです。束様に拾われ、世話係などをしていましたが、社会勉強ということで、編入することになりました。旦那様のお役に立てるよう、勉学に励む所存です」

 

クロエは目の特殊性から目をほぼ閉じている。

 

糸目キャラ……開眼……うっ、あたまが……

 

「――クロニクル、ココには束のストッパーがいるから、困ったときは直哉に頼め。次、エヴァーガーデン」

 

オレ、束の保護監督責任者だった……?

 

「はい、エクシア・エヴァーガーデンです。お兄様……氷室直哉様のおかげで姉とともに暮らせています。姉やセシリアお姉様共々メイドをしてますので、兄様の癖や好み等を聞いていただければ、お教えすることができるかと思います」

 

「……最後、天上院華音」

 

腰まである豊かな白銀の髪の娘が立ち上がる。

 

あれ、エクシアについてもノーコメント……身内感強いからかな?

 

「天上院華音です。天上院のか夫が数々の無礼非礼を働いたとのことで、謝罪行脚のため、そして没落からの断絶が現実的になりつつある天上院家の存続のため、氷室様に縋るため、編入しました。氷室様の下僕として好きにお使いください」

 

「直哉の胃が死ぬから奴隷や下僕云々は保留な」

 

千冬先生が真面目にストップかけてくれた。

 

あぶねぇ、社会的尊厳が致命傷で済んでよかったぜ(手を出した人数的に手遅れ)

 

にしても『カノン』ねぇ……

 

前世の心残りが頭を過ぎる。

 

……転生し、複数人の女の子侍らせてしまった今、どの面下げて案件になってるので美しい思い出にしたほうが精神衛生的に良いのかもしれない(雑念)

 

「……わかりました」

 

しゅん、としながら座る華音。

 

「――ああ、あとそろそろ新しい整備科の先生が挨拶に来るはずだ」

 

「――失礼します!」

 

グッドタイミングで入ってくる黒髪の娘。

 

その姿を見て

 

「「イオン!?(イオナサル!?)」」

 

オレと華音は反射的に叫んでいた。

 

「えっ? 何でその名前を……?」

 

目を丸くする華音と先生にオレはやらかしたと内心頭を抱える。

 

「……私は貴女と別れた時と今の見た目がほぼ同じはずなのでわかると思いますが……」

 

「うん。カノンさんだよね……? でも私より年下だとしても整合性とか取れてないんだけど……」

 

「記憶を取り戻したのがここ数年ですから、貴女がこちらに戻ってきたのと連動してるのかと」

 

「なるほど?」

 

「なにやら会話が弾んでいるが、先に自己紹介してくれないか、結城先生」

 

千冬先生の言葉にはっとする娘。

 

「――結城寧と言います。ISの整備科の教員としてIS学園に招聘されました。よろしくお願いします」

 

彼女の深々とした一礼にオレたちも多少なり頭を下げた。

 

「……それで、直哉も結城先生に積もる話ありそうだが……?」

 

「――あとで別途天上院さんを交えてお話ぃ……ですかねぇ……?ちょいと込み入った内容だし、今の立場が立場なので……」

 

汗が止まらんな、部屋が暑いのかな???(錯乱)

 

「……浮気案件か?」

 

千冬先生の目つきが鋭くなる。

 

オレが答えに詰まっていると、カノンが口を開く。

 

「私の認識通りなら、イオナサル……結城先生と彼の関係はISが台頭する前からの話のため、浮気云々以前の話かと」

 

「……!?」

 

わけがわからん!とこちらを見る千冬先生。

 

すまんね、オレも『オレの知る結城寧』か分からんのでその探りを入れさせてもらいたいのだ。

 

「取り敢えず、結城先生側の状況がオレの知ってる通りなのか確認したいので……3人での時間お願いしても?」 

 

「……い、いいだろう。授業枠編成の都合でしばらく自習だし、結城先生は整備関連の授業は明日からだしな……隣の空き教室を使うと良い……」

 

困惑しながら千冬先生そう言うので、オレたちは部屋を移動することにした。

 

 

 

 

 

――Side 織斑一夏

 

何故か直哉が千冬姉に拉致られた日の1時限目中。

 

「――ん?」

 

スマホのグループメッセージ?

 

こっそりと確認すると直哉と『関係』……ストレートに言えば◯姉妹な面々が登録されたグループからで千冬姉から『直哉に昔の女疑惑、5分後に1年5組前集合』というメッセージが来ていた。

 

授業してた山田先生もその通知を受け取って困惑している。

 

「……えっと、急用ができたので自習いいですかね?」

 

「反応した面々的に氷室君絡みですよねー」「路藤原さんの方が教え方上手いし問題ないかなって」「それより何が起きたか、報告お願いしますねー」

 

なんか皆自習がちょくちょくあるせいか、自然な反応で許可出してくれてる。

 

「では、皆の言葉に甘えさせてもらおう」

 

「彼女絡みの関係は清算したと言ってたのに……ことと次第によってはお仕置き案件かなって」

 

「連絡取れなかったから関係が終わった扱いにしてたのが今暴発した可能性ありますし……」

 

「……じゃ、わたしたちも保健室って名目で席外すね……」

 

私たちが立ち上がると

 

「「「「いってらっしゃーい」」」」

 

と1組の面々が見送ってくれた。

 

教室を出ると、2組から鈴が、4組から簪がでてきて、5組の前に千冬姉と5人の生徒が居る。

 

そして千冬姉の側に束が現れたり、黒兎隊とチェルシーさんが廊下の窓から入ってきたり、私たちの後ろから楯無さんと虚さんが合流したりしている。

 

「……で、昔の女云々って?」

 

束さんが口を開くと

 

「今空き教室で直哉たちが話してる。……盗聴とかしたいんだが……」

 

と千冬姉が答えた。

 

「仕方ないなぁ。はい!自律式超静音カメラドローン!」

 

束さんがすかさずエプロンドレスのポケットからドローンとリモコンを取り出した(リモコンも合わせて出したがサイズが明らかにポケットよりデカい)。

 

そのまま束さんがリモコン動かすと、透明になり、気配的に、教室の上の窓から侵入した。

 

「それじゃ、こっちで見てみようか」

 

と5組に入る束さん。

 

ノートパソコン取り出し、アプリを開くと会話と3人の姿が見えてきた――。

 

 

 

 

 

 

――Side 氷室直哉

 

なんか透明化したドローンでこっち見てるんだが……まあいいか。

 

「しかし驚きましたね。前世の貴方がイオナサルを助けたり、セクハラしていたアーシェスだとは……」

 

「オレとしては幾多の可能性軸からオレが交流した2人とピンポイントで再会できたことの方が驚きだけどな!」

 

カノンの言葉にオレも同意しつつ、天文学的可能性に驚いている。

 

少なくとも結城寧が帰還した数千以上の可能性軸があり、転生したと思われるカノンも同じ可能性軸にたどり着いていて、そこに関わり持ったオレが転生したのだからさもありなん。

 

「私としては、前世、端末越しとは言え結婚した相手が別の人と実質婚姻してる事実がちょっと悲しい……かな。あ、今の立場が凄く複雑なのは理解してるよ? 試練の3年間や夢での記憶*1やソレイルやアルシエルでの出来事*2で柵とかは嫌ってほど経験したから……」

 

「「凄い罪悪感!」」

 

オレが崩れ落ちるのはわかるけど、何故カノンも?

 

……ああ、色々と柵あって衝突することそこそこあったからかな?

 

「イオン、……前世の約束がまだ無効になってないなら……」

 

「――その返事は保留で良いかな? 今あたまがゴチャゴチャになってるから」

 

「……ああ」

 

そう……だよな……是非もなし。

 

「あっ、本当は即答で貰ってくださいってしたいんだけどね? ……今の私はちょっとISや機械いじりできるただの小娘だし……雰囲気も何も無いし……色々準備したいかなって……」

 

……一周回って安心して力が抜けかけた。

 

カノンも同じなのか、苦笑している。

 

「……昔のイオナサルから変わりませんね。それはそれとして私は今の家の存続云々から、政略結婚だろうとなんだろうと彼の庇護下にヘッドスライディングしてでも入るのでよろしくお願いします」

 

「その胸でヘッドスライディングは……あ、うん、なんでもないよ。カノンさんの家、凄いニュースになってるし……告白云々は私の心の整理がまだ出来てなかっただけだから。それにアーシェスや端末を動かしてるのがクトゥルフ神話の神みたいな人かもしれないとか考えてたことに比べたら……今のアーシェス……直哉君が何人囲ってることくらい私からしたら誤差だし」

 

なんだろう、ボディブローみたいに胃にスリップダメージ入るんだけど……?

 

「取り敢えず私たちの会話を透明化した機械越しに聞いてる方々、イオナサル……結城先生も近い内に彼の時間を分けてもらったりしますし、私も彼の翼の元に入らせてもらいますので良しなに」

 

あ、カノンも気がついてたんだね……。

 

「オレとしても約束を果たしたいし……苦労の多い人生歩んできた2人ともこれから一緒の道を歩きたいから……よろしくな」

 

オレがそういうと、なんか納得したのかドローンが引っ込んだ。

 

 

 

 

……取り敢えずその日夜のオレはレイドバトルのボスになった気分だったとだけ、書き残しておこう。

 

あと有言実行とばかりにカノンもオレの婚約者になったけど……5組の他ロラン達4人はまだお預け……かな?

 

 

 

*1
シェルノサージュ

*2
アルノサージュ




キャラ紹介
結城寧
シェルノサージュ、アルノサージュの関係者。
詳しくはネタバレになるので自分で調べてください()
今は機械いじりが高じてISの整備をやるようになっている。
前世の直哉と端末越しで相手の顔もわからないが心を通わせ、結婚したある意味強い子。

天上院華音
前世がシェルノサージュ、アルノサージュの関係者だった転生者。特にチートなどはなく、因果によって前世を思い出しただけの模様。

以下次回予告
臨海学校が近づいているとのことで、休みに水着や着替え等の準備をすることに。

相変わらず5組扱いなのが理由わからないが、取り敢えず希望者と共に必要なもの購入するため、お出かけすることに。

……直哉は忘れていた、女の子の買い物が長いことを、そしてほぼ唯一な男の子に評価してもらいたいということを!

◯姉妹にした面々+5組面々との長い買い物タイム(いちにち)が始まる……!(なおキングクリムゾンされる過半シーン、無慈悲れ)

次回 インフィニット・ストラトス+3-1
第三十ニ話『臨海学校準備編 その2』
※予告内容及びタイトルは変更される場合もあります。
次回もお楽しみに!
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