第1話「冒険の夜明け」
小さい頃に幼なじみとした約束。大きくなったら 世界中を旅して
誰も経験したことの無いような大冒険をしよう。
ーーーそして今日は冒険の幕開けとなる旅立ちの日・・・
ーヤマト地方 キョウノミヤコ(街名) オオカミ神社 チョコボの部屋ー
セルカ「こら〜!いい加減に起きなさ〜い!!」
しっかり者の幼なじみ アリスの妹であるセルカが
朝寝坊したチョコボを起こしに来た。
チョコボ「なんだよセルカ〜…まだ真っ暗じゃんか!」
セルカ「それはあなたがカーテンを閉めているからでしょう!」
バサッと!勢いよくカーテンを広げるセルカ
真っ暗だった部屋に、朝日が差し込む……
チョコボ「うわっ 眩し!」
セルカ「もう朝の8時よ!それに今日は
お姉様達と約束していた、旅立ちの日でしょう?」
チョコボ「いけね、そうだった!」
セルカ「どうして私が覚えているのよ……
もう旅の準備は終わったの?」
チョコボ「いんや、まだ」
セルカ「はぁ!?もう…チョコボは昔っから世話がやけるんだから!
ほら 私も手伝うから、早く準備終わらせましょう!」
チョコボ「おう!」
そう言いセルカは手際よく”マジックポーチ”へと
チョコボの着替えなどをしまい込んだ。
※マジックポーチとは 魔法で作られたポーチで
その中は四次元空間となっており、生きているもの以外は
なんでも収納出来るという便利グッズ。
ただあまりにも大きすぎるものも収納できないよ!
(ちなみに元ネタは、皆さんご存知 四次元ポケットです)
ーそして1時間後の9時ー
街の出入口で幼なじみである、アリスとユージオが待っていた。
チョコボ「お〜い!2人とも〜!」
ユージオ「珍しい…集合時間ピッタリじゃないか」
アリス「あなたの事なので寝坊すると思っていましたよ」
チョコボ「まぁセルカが起こしてくれたからな!」
ユージオ「あぁ なるほどね、納得。」
アリス「ごめんねセルカ、チョコボがだらしないせいで…」
セルカ「ううん 気にしないでお姉様!
それに……3人とはしばらく会えなくなっちゃうから、
少しでも長く一緒にいたいなって……」
アリス「大丈夫よ、これで永遠の別れじゃないもの。」
ユージオ「それに一区切りついたら またヤマトのこの街に戻ってくるよ」
セルカ「うん…!」
チョコボ「セルカは寂しがり屋だな〜!」にしし!
セルカ「ちょっとからかわないでよ!……あ、そうそうチョコボ」
チョコボ「ん?」
セルカ「今日の夜はレッドムーンって言って
今夜 あなたの大好きなお肉が食べられなくなるの。
もし無理やり食べようとすると
お肉がどこかへ逃げて行っちゃうんですって」クスクス…
チョコボ「なにぃぃぃ!!?そうなのか!!?」
アリス「そんなわけないでしょう!」
チョコボ「え?じゃあ嘘か!?」
セルカ「あははは!やっぱりチョコボは面白いわ」
ユージオ「チョコボは騙されやすいんだから
セルカも程々にしてあげて…ね?」
セルカ「ふふっ は〜い」
アリス「そういえば、フブキ姉さんとミオ姉さんの姿が見当たりませんね」
セルカ「フブキさんとミオさんなら
仕事が立て込んでいて、見送りできないみたいなの。
でも伝言を預かっているわ」
チョコボ「なんて言ってたんだ?」
セルカ「チョコボは大きな怪我をしないように気をつけてね…って。
そしてお姉様とユージオには
世話のやける弟のことを、近くで守ってあげてね…って。」
アリス「なるほど…よくわかりました。」
ユージオ「うん、僕もよくわかったよ。」
チョコボ「俺は守られる必要なんてねぇよ。
お姉ちゃんと特訓して、小さい頃よりも強くなったんだから!」
セルカ「そういう事じゃないと思うけど…まぁいいわ!
元気でね、お姉様、チョコボ、ユージオ。
ミヤコから旅の無事を祈っているわ!」
ユージオ「ありがとう セルカ」
アリス「それじゃあ行ってくるね」
チョコボ「セルカも元気でな〜!」
セルカ「うん!またね!」
・・・行っちゃった
しばらく寂しくなるな〜…。でも、私も私で頑張ろっと!
ーーーそして街を出てから数分後
チョコボ「あ、俺やりてぇことあんの忘れてた。」
ユージオ「やりたいこと?」
アリス「なんですか?」
チョコボ「2人とも手ぇ出してくれ」
ユージオ「うん…わかった」スッ
アリス「こうですか…?」スッ…
チョコボ「ここに誓おう!俺は世界中を冒険する!!!」
アリス「なるほど……わかりました。私は世界を知るため!!!」
ユージオ「僕は世界を旅して、強くなるため!!!」
「おーーー!!!」
3人はここにそれぞれの夢を誓い合った。
・・・これはただの旅や冒険ではない
各自の夢に向かった 大きな意味のある大冒険だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーそこから数時間後
道の道中で2メートル程大きな獣に追われる
栗色の髪色をしたロングヘアーの少女と出会った。
???「あ、あの……!すみません助けてください!」
ユージオ「人…!?」
チョコボ「俺に任せろ!!」
腕に炎を纏い、ゴムのように腕を伸ばし
その勢いのまま大きな獣へと右ストレートを決め込む。
チョコボ「”銃”[ピストル]!!!」
???「!?」
すごい…大きな獣を一撃で仕留めちゃった……
チョコボ「よし!このイノシシみてぇなやつ昼ごはんにしよう」
アリス「今はそっちではありませんでしょう!」
ユージオ「君 大丈夫かい?どこか怪我は……」
???「いえ……大丈夫です。
助けていただきありがとうございました。」
チョコボ「…ん?お前 剣持ってんなら倒せたんじゃねぇのか?」
???「それは……急に背後から襲われたせいで
剣を構えようにも、逃げることに必死で……」
チョコボ「ふーんそっか、まぁ大丈夫そうならよかった!」
???「……あ、あの!助けてもらっておいてなんですが
私もあなた達について行ってもいいですか…!?私も旅人なんです…!」
チョコボ「あぁいいぞ」
アリス ユージオ「ちょっと!!」
チョコボ「ん?」
ユージオ「さすがに決断が早すぎるよ!」
アリス「私たちはまだこの方の目的はおろか、名前も知らないのですよ?」
アスナ「私…名前はアスナって言います。
目的は、この世界のことを知りたくて 小さな村を飛び出したんです」
アリス「…そうですか」
世界を知るため……なるほど、私と同じ理由ですか。
ユージオ「あ……ごめん、もしかしたら
君に不快な思いをさせてしまうかもしれないんだけど」
アスナ「?」
ユージオ「このチョコボって言う人、実は獣人なんだ。」
アスナ「え…!?」
※かつて人間と獣人の間で大きな戦争があり
世間的には人間と獣人はお互いにいがみ合っているのだ。
チョコボ「あぁ 俺人間みたいな見た目してっけど、これでも獣人なんだ」
アリス「私たちの暮らしていた街では、人間や獣人同士の
差別はありませんでしたが……街の外に出れば、
その常識も色々と変わることでしょう」
アスナ「大丈夫です…!私は人間だけど…獣人なら大丈夫です!
ただ魚人だけは…ちょっと苦手意識があるだけで……」
チョコボ「そっか ここに魚人はいねぇから大丈夫だ!」
アスナ「はい…!」
ユージオ「(魚人には苦手意識がある……か
このアスナさんという人には、何か嫌な思い出でもあるのかな)」
アリス「…わかりました、ではあなたも私たちと共に行きましょうか」
アスナ「! ありがとうございます…!
実は1人だけで心細かったんです……」
チョコボ「もう俺たち仲間なんだし、気楽に行こう!
俺はチョコボ よろしくっ!」
ユージオ「ユージオです、気軽にユージオって呼んでね」
アリス「アリスです、これからよろしくお願いします アスナ」
アスナ「うん……!よろしくお願いします!!」
to be continued
おまけ
第1話なので、特別に長く書きました!
…ただまだ色々と書き方が定まっていないというか……
これから一話一話の長さがバラバラになっていくかもしれません。
一話一話の話はなるべく 短くして、読みやすいようにして行けたらいいなと思っております。
この物語を続けて欲しいですか?もしくは次の展開などが気になりますか?
-
YES!
-
NO…
-
まだ様子見・・・