第8話「11年の付き合い」
鷹の目が去った後、再び戦闘を開始しようとした2人だったが
遠くにある木々の中から魔法が海兵目掛けて飛んできた。
その魔法は海兵達の目の前で強く光り輝き目眩しとなった。
ユージオ「これは……アリスの魔法だ。
撤退しよう、チョコボ!僕達がこれ以上戦う意味は無い。」
チョコボ「そっか、わかった!」
ーーー数分後、無事に海軍基地から逃げたチョコボとユージオは
魔法が飛んできた木々の方へと向かい アリス達と合流した。
チョコボ「おーい戻ったぞ〜!」
コブ「あ…!あの兄ちゃん達も帰ってきた!」
アスナ「おかえりなさい、大丈夫だった?」
チョコボ「俺は大丈夫だけど、ユージオの手当してくれ。
怪我しちまったんだ!」
ユージオ「さすがにここじゃまずいよ……集落へ戻ろう」
チョコボ「いいけど、大丈夫か?走るのつらそうだったぞ」
ユージオ「大丈夫だよ、心配してくれてありがとうね」
アリス「…分かりました。すぐに集落へ行き
ユージオの手当てをしましょう。」
ー ゴブリン達の集落 ー
アリス「傷を見せてください」
ユージオ「うん…」
※少年手当て中・・・
アスナ「これが魔力石だよ」
コブ「おぉ……!ありがとう!全部取り返してくれたんだな!」
チョコボ「おう!」
コブ「本当にありがとう!これでおいらの仲間たちは助かるよ!」
チョコボ「さてと、ユージオの手当てが終わったら俺達は行こっかな〜」
アスナ「でも もうそろそろ夜になっちゃうよ?」
コブ「だったらここに泊まって行ってくれよ!
集落の皆も、兄ちゃんと姉ちゃん達なら歓迎してくれるはずだ!」
チョコボ「そうか?悪ぃな〜 じゃそうさせてくれ!」
ーーーこうして、ゴブリン達の集落で1夜を過ごしたチョコボ達。
翌日 集落のゴブリン達に見送られながら 旅を再開した。
アリス「ユージオ、傷の調子はどうですか?」
ユージオ「アリスが手当してくれたおかげでもう大丈夫だよ。」
アリス「そうですか…念の為 完治するまでは
無理をしないようにしてくださいね?」
ユージオ「あははっ 相変わらずアリスは心配性だね」
チョコボ「昔っからそうだもんな〜アリスは!」
アリス「チョコボが昔からやんちゃな事ばかりしていたからですよ?
そのおかげで、こんなにも心配性になってしまったのですから」
チョコボ「えー俺のせいなのか〜?」
ユージオ「確かに チョコボは昔から
どこか危なっかしいところがあったからね
アリスの気持ちが分からないでもないよ」
アリス「ほら、ユージオもこう言っていますよ。」
アスナ「……3人とも、すごく仲がいいんだね」
ユージオ「まぁ 幼なじみっていうのもあるからかな」
アリス「基本的には、小さい頃からずっと一緒に居ましたもんね」
チョコボ「何年くらいになんのかな〜」
ユージオ「僕達が今16歳で、初めてあったのが5歳くらいだから……」
アリス「だいたい11年ほどでしょう」
チョコボ「おー 気づけば俺達ってもうそんな一緒にいんのか」
アスナ「すごい……通りで3人の仲が良いわけだよ。
……というか、皆 私より年下だったんだ……!?」
ユージオ「あれ そうなのかい?」
アスナ「うん…私今17歳なんだ」
アリス「おや、そうだったのですね」
チョコボ「まぁ 年下とか年上とか、関係ねぇよ!
だって俺達は仲間なんだからな!」
アスナ「う、うん……!そうだね……仲間……」
ーーーアスナはどこか歯切れが悪そうだ。
・・・早く、この人達から離れないと
私は……この人達のことを好きになってしまう
その行為は 私にとって決して許されることではないのに。
ーーーこの日の夜 事件が起きた。
to be continued
第9話「失踪したアスナ」
この日の夜は近くに村も見当たらないということで
皆でキャンプをすることとなった。
幸いにも近辺に獣などの敵対生物が居なく、人も居ない土地だったので
見張りなどはつけずに 眠ることとなった。
ー夜ー
アスナ「……ごめんなさい」
マジックポーチにある9割のお金を盗み
アスナは姿をくらました。
ーーーそして 翌日
目覚めたチョコボ達はアスナが突然姿を消したこと
マジックポーチからほとんどのお金が無くなっていることに気がつく。
チョコボ「アスナどこいったんだ?」
ユージオ「それに……マジックポーチにしまってあった
お金がほとんど無くなっている……」
アリス「……まさか本当にこのような事になるとは」
ユージオ「アリス…?何か知っているのかい」
アリス「……すみません、2人にも早く話しておけばよかったです。
私は少し…アスナのことを疑っていました。
本当に私たちの仲間なのかどうかを」
チョコボ「ん?どういうことだ?」
アリス「ユージオならわかると思いますが……
ゴブリンとの戦闘で見せた、アスナの反射神経 覚えていますか?」
ユージオ「うん…すごく反応が早くて 驚いたよ」
アリス「ではなぜ あの反射神経を持っているのにも関わらず
ゴブリンよりも格下である獣に襲われていたのでしょうか。
アスナの反射神経なら、あの程度の獣
たとえ背後を取られたとしても 返り討ちにできるはずです。」
ユージオ「!!」
チョコボ「・・・よくわかんねぇや
それよりアスナどこいったんだ!?」
アリス「気持ちはわかりますが、少し落ち着いてください。
アスナが向かった先には心当たりがあります」
チョコボ「本当か!?」
ユージオ「それはどこだい?」
マジックポーチからアリスは地図を取り出し、2人に説明をした。
アリス「アスナは無意識的に同じ方角を向いて、眺める癖がありました。
その方角から考えるに……恐らくここにいる可能性が高いと。」
アリスが指を指した場所は、ココヤシ村と書かれている。
海沿いにある小さな村だった。
ユージオ「この村は……!!」
チョコボ「なんだ、ただの小さな村じゃんか」
アリス「はぁ……チョコボ、忘れてしまったのですか?
あなたのお姉様達が言っていたことでしょう
この村には、危険な魚人が暮らしているから近づくなと。
好奇心旺盛なあなたには、何度も念を押されたはずですよ。」
チョコボ「うーん……あ、そういえばそうだった」
ユージオ「とにかく……この村に行けば
またアスナに会えるかもしれないんだよね」
アリス「えぇ……確実にそうだとは言いきれませんが」
チョコボ「それでもいいよ、行こう!アスナは俺達の仲間だ!!」
to be continued
第10話「アスナの秘密」
一方その頃アスナは・・・
ー ココヤシ村 アーロンパーク ー
アスナ「……戻ったわ」
アーロン「アスナか……それで、今回の収穫はどうだ?」
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魚人”ノコギリのアーロン”
懸賞金2000万ベリー
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アスナ「合計で100万ベリーよ。
これで目標の金額、3億ベリーに到達したわ。
約束通りに村を解放して。」
アーロン「何…?俺がいつそんな約束をした」
アスナ「ッ……!!ふざけないで!!何年も前に約束したじゃない!!
うぐっ……!?」
口を押さえ付けられ 無理やり制止させられてしまう
アーロン「シャーハッハッハッ!!!
だったら今ここで約束しようじゃねぇか。
また3億ベリー、用意出来たらテメェの故郷を解放してやる。
テメェ自身も、テメェが大好きな村の人間共もだ!!!」
アスナ「ッ……!!」
ーーーアスナには決して人には言えない秘密があった。
それは賞金首の魚人アーロンに加担し
自身の故郷でもある村を救うために 盗みを働いていたからだ。
実に11歳くらいの頃から 盗みを働き始め、今までに
何度も何度も人を裏切ってはお金を盗んできた。
全ては嵐の夜、森に捨てられ孤独だった赤ん坊のアスナ……
そのアスナを助け、育ててきてくれた村の人達のため。
ーココヤシ村ー
村長「アスナ……!!」
アスナ「……ごめん…ね。村長さん、みんな 私……ダメだった。」
「!!」
アスナ「でもね…!私が必ずお金を集めて
この村をアーロンの支配から解放させるから…!
だからごめんなさい……もうちょっとだけ、待ってて……」
村長「アスナ……すまん、もうわし達は我慢出来ん…!」
アスナ「え……?」
村長「わし達の娘を、何年も酷い目に合わせ続けた
あのアーロンをわし達はもう許せん……!!
皆 武器を構えろ!!アスナは充分過ぎるほど頑張ってくれた
次はわしらの番じゃ!!」
「おぉぉぉぉぉ!!!」
アスナ「そんな……ダメだよ……」
「すまなかったアスナ」
「お前一人だけに、辛い思いをさせ続けてしまった…!」
アスナ「皆……行っちゃダメ……!!
魚人に……敵うはずないよ……!!」
……アスナの想いは届かず、村人たちはアーロン達
魚人の住む アーロンパークへと向かっていった。
心が折れてしまったアスナは膝から崩れ落ち
涙を流すことしか出来なかった。
頼りになる人もいない、もうどうすることも出来ない
アスナは自分の弱さや愚かさを強く恨んだ。
ーーーその時 チョコボ達がココヤシ村へと到着した。
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ROMANEC DAWN編終了
次回新章突入
アーロンパーク編開始!!!
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to be continued
おまけ
ぶっちゃけアーロンパーク(ココヤシ村)だけの話はすぐに終わるのですが
今後もいくつかあるであろう短い章を全て
このROMANEC DAWN編というくくりにしてしまうと
とんでもない長さになってしまう恐れがあるので
出来るだけ いい感じに細かく章分けをしていきたいと思います。
そして今回はナミの立ち位置が、そのままアスナに変わったようなものです
もし不快に思われた方は申し訳ありません!
今後もこのような感じで、誰かと誰かの立ち位置が変わった状態で
物語が展開されることがあるので。
それらが苦手な方はここで読むのをストップしてください。
ここで読むのをやめてしまう方は、ここまで読んでくださりありがとうございました。
少しでも楽しんでいただいた箇所があったのなら幸いです……!
この物語を続けて欲しいですか?もしくは次の展開などが気になりますか?
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YES!
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NO…
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まだ様子見・・・