ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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総力戦編の中で今話はかなり気に入ってます
総力戦編 第23話です、お楽しみください


エリドゥ総力戦

『果実の分析を急いで!一時的にでも光の剣の動力に変えられればそれでいい!』

『無茶言いますね、参考になりそうなデータは以前アリスが暴走して果実を使おうとしたあの一件しか無いんですよ?』

 

『…あなたならそれで充分でしょう、ヒマリ』

『ええまあ?無茶ではありますが不可能ではありません、よく分かっているじゃないですかリオ』

 

 

 

不幸中の幸いと言うべきか、色彩による花岡ユズの汚染が終わるよりもペロロジラがエリドゥに辿り着く方が早い

 

故にリオは元々エリドゥにあった防衛都市としての機能をフル活用、ミレニアムタワーにある光の剣チャージに必要な祭壇を新しく作成しエリドゥタワー最上階──以前第二のゲーム開発部部室として使用されていた仮眠室に設置。

 

もちろん奔走しているのはリオだけではない。エンジニア部やヴェリタスはもちろん、急遽駆けつけたトレーニング部や野球部も総出で準備にかかっている。

 

 

 

とはいえ作業開始時点でペロロジラエリドゥ到達予測時間まで20分を切っており、ミレニアム生総出でも手が足りていなかった

だが──

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

『キキ、映えあるゲヘナ生達よ!聞いての通り今ミレニアムは未曾有の危機に陥っている!

周知の事実だがミレニアムの技術力は高く、特にサージタウスとそのパイロットは非常に有用だ!

 

故にゲヘナはここに介入する!ミレニアムを救い、その技術力をゲヘナに引き入れることができればあらゆること──たとえば円滑な温泉開発今より上質な料理の作成も容易になるだろう!

 

しかし同時に非常に危険を伴う助力だ、だから強制はしない!ここを去ったとしても一切の処罰はしないし、降格もさせん!

あ。風紀委員会ども、お前達は強制参加だ。逃げるなよ?

 

…というわけで残りたいヤツだけ残れ!ミレニアムを救うぞ!!!』

 

 

 

それまであまり口を開かなかった羽沼マコトがなんの前触れもなくゲヘナ生徒達をエリドゥに招集し、ミレニアム生徒達に加わって作業を開始。

 

万魔殿生徒はもちろん、なぜか温泉開発部残党や元美食研究会(現給食部)も加わったため作業進捗は格段に高速化した

 

 

 

それでも色彩ペロロジラ侵入までに作業が終わらないとミレニアムの機器は予測を出したが──

 

 

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

 

 

『…………』ずずずず…

 

 

 

配下を増やしながら侵攻を止めない色彩ペロロジラ。その視界の端で──配下の一塊が吹き飛んだ

 

「本体には近付くな!アレは怪獣と風紀委員会に任せてアタシらは周りのザコを片付ける!アスナ行くぞ!カリンは援護、アカネはゲヘナ風紀委員会の指示で動け!」

「「『了解!』」」

 

 

 

さっきの竜のように踏み潰そうとほんの少し軌道を変えようとするも今度はそれを妨害するように榴弾が炸裂する

 

「この市街地は無人です、砲撃による周囲への影響を考える必要はありません!迫撃砲、爆弾、ロケット弾、全ての無制限使用を許可!っ、ヒナ委員長!」

「左前方は私1人でやる。

アコ、後ろは任せるわ」

 

 

 

有象無象をビームで焼き払おうとすれば今度は別方向から飛んできた戦車砲や爆弾がそれを阻止し…

 

『あるちゃんしゃちょー!またあかいひとからばくだんがとどいたよー!』パタパタ

「よし…!ムツキ、ハルカ!遠慮はいらないわ、粉々にしちゃいなさい!

カヨコはアニと一緒に援護!

ラーミアはそのまま伝達係!行くわよ!」

 

「は、はぃ…!殺します…!粉々にします!」

「いやぁ、これでも校則違反者の集まりなのに使い放題なんて太っ腹だねぇ、くっふふ〜♪」

 

 

 

苛立ち。こうなればまた『あの力』で金の蔓を出そうかと思えば バシーン! …目障りな尾ひれがそれを妨害する。

 

『ぬーん…そろそろ海が恋しくなって来たんじゃが…若者達が頑張っておるのに年長者が帰るわけには──いかんのぅ!!』

『がうがうっ!ぶわわっ!』

 

 

 

C&C、ゲヘナ風紀委員会、便利屋68、近海のヌシ、そしてそれを援護する万魔殿によって色彩ペロロジラの足は鈍っていた

止められずとも確かに時間は稼げていたのだ、なにより決定的だったのは──

 

 

 

『ピョ、なに?あたまのなかにこえが──え?…ホント!?いま!?』

「ラーミア?どうし

 

 

 

「魔力、覚醒…」

「魔力、覚醒…」

 

 

 

『こうげきやめーっ!』

『みんなふせてーーーっ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ…【イオグランデ】!」

 

 

 

『──【ギラグレイド】♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆発と言うにも生ぬるい極大エネルギーが火山噴火の如く色彩ペロロジラの足元で炸裂。

 

近海のヌシやギャングアニマルのような怪獣はもちろん、同じ規格(サイズ)のサージタウスでさえ捨て身の体当たりで怯ませるのが精一杯だったペロロジラの身体が一瞬宙を舞い、追撃の灼熱呪文が分裂すら許さず巨体の身体を焼き尽くした!

 

 

 

『あははっ、最上位呪文を2発も喰らってまだ動いてるよアイツ!もしかして手を抜いた?』

「調子に乗らないでくださいクソ賢者さん。ワタクシは友人の…サクラコさんの顔を立てて全力で攻撃しました

今のワタクシにはメドローアに回す魔力以外残ってませんよ」

 

 

 

ほらやっぱり手を抜いてたじゃん、なんてほざいてる賢者を杖ではたき落とし踵を返す

 

 

 

「…ゲルニックさん、私のわがままを聞いてくれてありがとうございます」

「この作戦でワタクシが介入するのはこれっきりです

────約束を果たしました。今度はサクラコさんが守る番ですよ

今すぐ一緒に安全圏へ退避を。いいですね?」

「…ええ、もちろんです」

 

 

 

【ルーラ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いたた…アレ?もしかしてボク置いてかれた?』




ゲルニックと大賢者の合わせ技のところが個人的に総力戦編内で一二を争うほどお気に入りな作者のルルザムートです、ハイ。

投稿する少し前の時点で駆け付けるのは大賢者だけだったんですが『これゲルニックとの合わせ技にしたらクソかっこいいのでは?』と思い投稿1時間前になって急遽変更。
サクラコ様とゲルニックの登場場所が少し変わりましたが…うん、いいんじゃない?いいんじゃない!?

それではまた明日…
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