スミマセン、ほんとにあの響きが好きで…問題あれば変更しますのでなにとぞ…
…あ。エンディングみたいな雰囲気出してますがまだ終わりません、ハイ。
総力戦編 第27話です、お楽しみください
色彩ペロロジラ撃退より2週間
エリドゥタワー最上階
仮眠室(元ゲーム開発部第二部室)にて…
「…モモイ、考え直さない?これは強制じゃないのよ、別にあなた達が晒し者になる必要は…」
「だーかーらー!なんで罰ゲームみたいに言うのさ?
今こそ!ゲーム開発部の名をキヴォトスに知らしめるいい機会なんだし、それにこれはみんなで話し合って決めたんだからいいの!」
あまり乗り気ではないユウカにふんす、と鼻息荒く答えるモモイ。
…ユウカの気持ちはなんとなく理解できるが残念なことにモモイは気付いていないらしい
「…そこまで言うならもう止めないわ
それならそれでシャキッとしなさい、受けるって言ったのはあなた達なんだから!
そんなボサボサの髪はダメだしゲームも置いて行きなさい!」
「えー!」
「『えー!』じゃない!
ほらバルボロス!あなた保護者でしょ?見てあげて!」
と、いきなりこっちに飛び火してきた
かなり気の抜けた扱いに受け入れられたと喜ぶべきか闇竜として憤るべきか、ううむ
『ゆ、ユウカよ、私は保護者ではない。私は数千年生きた闇竜であり竜戦士と共に歩む「あなたが1番大人なんだから引っ張ってあげて、ね?
私は別の準備があるから任せたわよ!」
駆け足で去っていくユウカの背を呼び止めようとするがそのまま部屋の外へと消えてしまう
…残ったのはかつての惰眠室でわちゃわちゃとしている4人のゲーム開発部と更にもう1人(?)
《ほら髪を整えるので動かないでください。…よしできた》
「おお、ケイは器用ですね!アリスの髪が綺麗になりました!」
《ちょっぴりといただけですよ…………それにしてもホントにこれで出ろと?》
「はい!今のケイはすごくカッコいいので大丈夫です!」
左アームに弓、右アームにサーベル──ではなく両方に櫛を装着し、4つの足をカシャカシャと鳴らしながら抗議するように赤いモノアイを光らせる6人目の仲間。
サージタウスの残骸からヒマリとリオが作ったらしいが…大丈夫なのだろうか、色々と。
《王じょ…アリス、そういうことではなく…》
「ほらほら早く!パレードが始まっちゃうよ!」
「ユズ、大丈夫?無理して人前に出る必要は…」
「大丈夫…今は引きこもるより、みんなの隣に立ちたい、から…!」
未知の脅威、色彩ペロロジラはシャーレとゲヘナ、そしてミレニアムの手により退けられた
トップが現場にいたにも関わらず大きな助力をしなかったとしてトリニティに批判が集まりかけていたものの、作戦が失敗した時の保険として戦力を温存するよう取り決めがあったと万魔殿議長が公言したことで鎮火。
…が、それとは別の炎がネットを通じてキヴォトス中で湧き上がっているようだ
「・・・私とお姉ちゃんはともかくユズはサージタウスパイロットとしてかなり派手な戦いしてたし、多分アリスと同じかそれ以上に注目されると思うけど本当に大丈夫?」
「えっ?あ、えっと、大丈夫、多分大丈夫!」
「うわ、ユズ汗すっご!やめた方が「大丈夫!」
どう見ても大丈夫ではない様子だがユズは見た目よりかなり強情な人間だ。
それを差し引いたとしても彼女の勇気に水を差したくはない
『そろそろ時間だなアリスよ、竜戦士の鎧を着けるのだ』
「はいっ、分かりました!」
…これまで秘匿し続けてきたキラーマジンガという兵器とそこから派生したサージタウスという決戦兵器、それを作り出すミレニアムの技術。
防衛都市エリドゥに、イオナズンやイオグランデといった呪文を操る生徒(アウル)の露呈。
トリニティ自治区に現れた巨大魚に便利屋68の番犬…更にはこの私の闇竜としての姿──いやカジノとかの件を考えればこちらは言うほど秘匿してないような気もするが…とにかく今回の戦闘でキヴォトスに浸透した情報が多すぎるのだ
「よーし、アビ・エシェフ出撃用のシャッターを開けて…うわぁ!見てよあれ!エリドゥが人でいっぱい!」
「すごいです!見てくださいケイ!人が虫みたいにいっぱい集まって…!」
《・・・アリス、どこで覚えたか知りませんがその表現はやめなさい》
どう誤魔化すかミレニアムを中心とした上層部は話し合っていたようだが彼女らは逆に思い切って総力戦全容を公開に踏み切り、【キヴォトスを救った勇者達の凱旋パレード】を開くことにしたらしい
『どうせ隠しきれないのなら…』ということで本当に隠したい一部を除いた情報を公開すると共に、色彩にトドメを差したゲーム開発部を祭り上げてしまおうというのだ
何かしらの意図はあるだろう、ユウカの反応を見るにこのパレードの発案者は少なくともミレニアム生徒で無いことも確かだ。
…モモイとミドリはともかくあれだけの力を見せつけたアリスとユズは他学園も注目するはず。
この先政治に利用されるかもしれない、そう思うとできれば彼女たちには参加してほしくないが…
「ふっふっふ…最近はギュメイ先生やユメさん、ようはシャーレの話題で持ちきりだったけどこのパレードでそれをぜーんぶひったくるよ!そしてキヴォトス中でウチの部活が有名になって部員も部費も…むふふふっ」
「凱旋です!仲間と世界を守った勇者パーティが民の元へと戻る、これこそエンディングです!
………あ!もちろん冒険はまだまだ続きます!」
「あ、あんなに人が…!?緊張してきた…」
「私も…っていうかお姉ちゃんはなんでそんなに堂々としてるの…私とお姉ちゃん特に何もしてないような「ミドリうるさい!」
ミドリとユズはモモイ達のように多くを語らないがそれでもこのパレードに乗り気なのはよく伝わってくる
そんな彼女達を見ていると…参加するなとは中々言えなくなってしまうものだ
それならば私のやるべきことは
『──時間だ。行くぞ、背中に乗れ』
「あいさっさー!ミドリ、ユズ!乗って!」
「うん」「いこう…!」
「ケイはバルボロスに乗るのは初めてでしたね、落ちたら大変なのでアリスにしっかり掴まっててください!」
《掴ま…え、このアームでどうやって…?待って、待ちなさいアリス、ちょっと…!?》
4人の仲間に加え、新しくパーティに加わったケイを乗せた闇竜はアビ・エシェフ出撃口から飛翔。
歓声と高らかなラッパに迎えられた勇者一行はひとまず華やかなエンディングを迎えるのだった…
絆ストーリー編、書くかぁ…!となった作者のルルザムートです、ハイ。
これにてペロロジラおよび、一足早く襲撃してきた色彩との戦いは一旦決着となりました!
さてこのまま次の章へ…とはならず、もうちょっとだけ続きます。
アリス達が戦っている最中、なぜか合流しなかったアビドスのカジノ襲撃組…それについての話を置いて総力戦編は終了とさせていただきます
それではまた明日…