ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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『ヒマリとリオが合体してマリオってところかしら』
『さらにこれが超天才清楚系強健美少女スーパービッグハッカーマリオ!』

ってのを考えたんですがどう考えようとこの二次創作で使えそうにないですしここで供養しています
サブストーリー編 第6話です、お楽しみください


相応の覚悟

1日に22回、向き合う2人の旅人。

正確な2人。計り知れない20。そして半歩。

月の届かない場所、止まった舞とアンティキティラの裏側。

一度も授与された事の無い、贅沢であるが不遇な剣のもとへ伺います。

 

──慈愛の怪盗

 

 

 

『・・・なんだこれ???』

「【慈愛の怪盗】の予告状です。ますもってこれを読み解くのが難しく……」

「ふーむ、七囚人の予告状…これも撮っておきますか」

 

 

 

「…アリスから離れていていいのか?」

『壁1枚隔てただけです、問題ありません』

 

 

 

あーでもないこーでもないとバルボロス達が話し合いをしているよそに、ギュメイとケイは明太郎に用意された別室にて密談をしていた

 

 

 

『ギュメイ先生、今この場でハッキリさせたいことがあります』

「相手を計りかねているのはお前も同じか、なんだ?」

 

『…ガナン帝国軍第二将、ゲルニックについてです』

「!!」

 

 

 

瞬間言葉に詰まった

なぜガナンのことを?ゲルニックという名前はどこで?そもそもなぜそれを我に質問しようと思った?

 

冷静に考えれば元はガナンについていたバルボロスが話したのだろうと推測できたのだろうが全くの予想外な相手から話題を振られ、一瞬ギュメイの思考が停止してしまった

 

…従者はそれを見逃さなかった

 

 

 

『知っているんですね?』

「…………」

 

『先に言っておくとバルボロスはガナンについての話を一切していません、アリス達を怖がらせないよう彼なりの配慮でしょう

これを私に話したのはゲルニック…今は鳥山アウルと名乗っているあの女です

率直に聞きます、()()とどういう関係なんですか?』

「…………それは」

 

 

 

それまでキラーマシンのアームについていた掃除道具が消え、いつの間にかよく知る武器に持ち替えられている

 

キラーマジンガのサーベル…

 

 

 

『エリドゥでの一件の後、あの女は携帯端末に私を閉じ込め、またサージタウス建造計画始動に合わせて私に正体とガナン帝国三将について打ち明けました

 

ゲルニック、ゴレオン、そしてあなた…ギュメイ将軍…

答えてください【将軍】、ゲルニックとは…いったいなんなんですか』

「………分からない」

 

 

 

ヒナやホシノと一緒にカジノ行きを決めた時にも同じことが話題に上がった

あれから時間が経ったが相変わらずゲルニックの目的はよく分かっていない

 

カイザーPMC残党やケイを手足として利用しようとしていたことから彼女にも目的はあるはず。だが分からない

 

 

 

『仲間だったんですよね?それなら何か分かることが「ない、彼女について我が言えることは何もない」

 

『──斬られないとでも思っているんですか、私はアリスを守るために相応の覚悟を持って一対一の場を作っています

あの女はいずれ間違いなくアリスの脅威になる、そんな存在の肩を持つとなれば私は…!』

 

 

 

ケイの持つサーベルが鈍く光る

本気だ。返答次第では本気で我と斬り合うつもりだろう、ゲルニックとの間に何があったのか細かい話は知らないがアリスに対する過保護な姿勢とサージタウスの姿勢制御AIに組み込まれていたという事実からおおかた予想はついた

 

 

 

「ゲルニックは真意を語らない、300年前からずっと。奴との付き合いは我の主だった人間に次いで長いがそれでも我には──いや、誰1人ゲルニックという女を知らぬのだ」

『……………』

 

「故に確定的なことを2つ言っておく」

『………?それは?』

 

「我はゲルニックではなく、生徒の味方であること。

そしてゲルニックがキヴォトスに牙を向いた時、我が奴を斬る」

『──それで間に合うんですか』

「…どうだろうな」

 

 

 

もしかしたら今すぐ斬るべきなのかもしれない、今は特に何も起こしていないが起きてからでは遅い。ゲマトリアやカイザーなんかより余程危険な存在である彼女は今すぐ殺すべき──いや違う

 

 

 

「…少なくともグレイナル討伐までゲルニックはキヴォトス側につくはず。

あの竜に対抗するにはアリスとバルボロスだけではまだだめだ、今勝とうとするならばガナン三将全員が力を合わせなければあれには勝てん。

奴も自分1人ではどうにもできないことは分かっているはずだしな」

『グレイナルを倒した後は?』

「…警戒しつつ成り行きを見守るしかない」

 

 

 

奴が事を起こすとすればグレイナルが死に、我やバルボロスが消耗した時に何かしら呪文での大技を狙うだろう

いくらゲルニックでも万全の我やバルボロスと戦って勝てるとは思えん

 

──本当にそうなのか?まだなにか…見落としているものがあるのではないか?

 

帝国軍時代、様々な国の軍と戦ったが奴を超える軍師はついに現れなかった。そんな女が勝てない戦いを勝てないままにし、ただ時間が過ぎるのを待つだろうか?

 

そもそも…我自身はゲルニックをどう思っているのか?

 

 

 

「ゲルニックのことを…少なくとも我は仲間だと思っている」

『ギュメイ先生っ…!』

 

 

 

【シャーレの先生としてのギュメイ】はゲルニックを今すぐ殺すべきだと警鐘を鳴らしている。

だが一方で【元ガナン三将としてのギュメイ】はかつての仲間を信じたいと願っている。帝国軍将校として降り立った戦場で彼女に救われた戦いは多い…

底の見えない女ではあるが少なくとも我の視点で彼女が仲間であることに変わりはないのだ

 

 

 

──それでも彼女が敵になるというのなら

 

 

 

「だが彼女がどう思っているかは分からん、それによってはいずれ戦う時がくるかもしれない。…その時は元ガナン帝国軍第一将として、我が全てにけじめをつけると誓う」

『……………』

 

「奴について我が言えるのはこれで本当に全てだ、その上で我を容認できないというのなら刀を交えるしかないが。」

『…いえ、信用します。そもそもの話あなたとゲルニックが組んだ時点で私にはどうすることもできませんし、あなたの助力無しでゲルニックとは対立できません』

 

 

 

ま、仮に手を組まれたのならどちらかを道連れぐらいにはしてやりますがね。などと冗談では片付けられないほどの殺気がこもったケイの言葉が吐き終わるとほぼ同時、どうやらモモイ達の方にも動きがあったらしい

ドアがかなり乱暴に開け放たれた

 

 

 

「こらー!なにサボってるの2人とも!ユズが予告状の謎を解いたから早く来て!」

「ああ、今行く。…ケイ」

『ええ、行きましょう』




ゲーム開発部を見守るケイママとパパボロスってのを思いついて自分は天才だと思い込んでいる作者のルルザムートです、ハイ。

ケイちゃんかわいいよケイちゃん、でも真面目でシリアスなあなたも好き。
モフりたいしナデナデしたいねぇ

それではまた明日…
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