ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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ブルアカ原作の方ではシャーレの先生を陥落させるためにイロハを送り込んだマコトですがギュメイに色仕掛けが通用しないのは分かりきっていることなのでイロハではなく、ひたすらに真面目で素直で明るいチアキを送り込んでいたりします
実際策謀や裏切り、脱走が頻発していたであろうガナンにいた彼にとってゴレオンのような裏のない人間というのは割と特効だと思っている。

サブストーリー編 第8話です、お楽しみください


慈愛の怪盗

「ではパーフェクトな撮影をお願いします」

「ええもちろんです!ばっちりインパクトのある写真を撮らせていただきますね!」

「・・・トキ?」

 

 

 

軽い見回りから戻ってくるとどういうわけか飛鳥馬トキがノリノリでチアキに写真を撮られている場面に遭遇したギュメイ

困惑のまま声をかけるがパーフェクトメイドのノリは止まらない

 

 

 

「ギュメイ先生?ちょうどいいです。一緒に撮ってもらいましょう、どうぞこちらへ」

「トキちょっと待て──「もっとくっついてください。それでは…ぴーすぴーす」

 

「トキ」

「ギュメイ先生も一緒に。ぴーすしてください」

「トキ。我は写真を撮るとは」

「ぴーす。」

「撮らないぞ」

「・・・ぴーす。」

 

 

 

時間にして2分半、頑なに拒否するギュメイvs『はい』と答えるまで絶対に引かないトキの攻防がカメラの前で繰り広げられ、最終的にギュメイが折れたことによりトキとギュメイのツーショット(ピースサイン)がチアキのカメラに収められた

 

 

 

「はい!バッチリ撮れました!むふふ〜、ギュメイ先生のピースサインとは中々レアですね〜笑顔もあれば完璧でしたが…」

「さすがはギュメイ先生です。リオ様の半額弁当を止めた時は1分で折れてくれたのですが。記録更新ですね。」

「そんな記録競わないでくれ、トキはなぜここに?」

 

 

 

見たところエリドゥで出会った時と変わらぬ様子のトキだが今彼女は誰の下で動いているのだろう?ネルか、はたまたリオか…

 

 

 

「リーダー美甘ネルから【慈愛の怪盗】の情報を掴んだから調査、可能であれば捕縛を命じられてここに来ました」

「なるほど、ネルが…」

 

「本当は他にもありますが…ギュメイ先生、先に1つ聞かせてください」

「なんだ」

 

「なぜ盗まれたリーダーの服をゲーム開発部員達が着ているのでしょうか」

「・・・」

 

 

 

盗まれ…

 

 

 

「・・・チアキ」

「はい!なんでしょうかギュメイ先生!」

「ゲーム開発部を全員集めろ、バルボロスやケイ、大賢者もだ。説教する」

「はい!呼んできます!!」

「頼む。…やれやれ」

 

 

 

どうりで見たことのある服だとは思ったが…おそらく盗んだのは大賢者だ。

少なくともバルボロスやケイはそんなことはしないだろう、鏡強奪の一件から他部員はやりそうではあるが美甘ネルの私物を盗むなど技術的に彼女らができるはずがない、消去法で彼だな

 

ではなぜそんなことをしたかと欲望をたどって見るが…あの男、実力はあるようだが今のところ目的のない愉快犯のような面しか我は知らぬ、直接聞き出すとしよう

 

 

 

「ギュメイ先生っ、連れてきました!」

「ええーっとギュメイ先生ぇ…?そのぅ、これは大賢者サマから与えられた試練で、ね?

っていうか仕事がまた残ってて…」

「ギュメイ先生!これは大賢者からクエストです!悟りを開くためにメイド服を着てこのクエストをクリアしないといけないんです!」

 

 

 

チアキに連行されてきたモモイ達が口々にそう言う、あとから続くバルボロスとケイも【やっぱりこうなったか】みたいな様子をしているが2人も同罪である。

 

 

 

「…それが盗みを正当化する理由になるのか?」

「うえっ、で、でも実際やったのは「大賢者だな、やれやれ…」

 

 

 

事実ここに大賢者だけ来ていないのもそういうことだろう、察して逃げたか

ゲルニックではないが彼は彼で害悪だな…

 

 

 

「ケイ、バルボロス、お前達もだ。知っていたのなら制止くらい ガコン

 

 

 

「…!?」

 

 

 

説教をしようとした瞬間辺りが闇に包まれた

事故による停電…ではないな

 

 

 

「わわっ!?」「停電です!」

『…早速この機体が役に立ちそうですね』ピカッ

『その身体そんな機能もあるのか…よし、全員ケイのそばに集まれ!』

 

 

 

発光するケイのキラーマシンボディの近くへバルボロスがゲーム開発部達を集める。

ギュメイはそれを確認し抜刀。ぼんやりと見える人影に向け構える

 

 

 

お出ましだな

 

 

 

「ある者は、こう言いました。

──【価値ある物は、その手に収めてこそだ】と。

たとえ人目に触れぬまま…何年、何十年と経過し──いつしか人々から忘れ去られようとも」

 

 

 

…?花びら…?

 

 

 

「しかしそれは本当に正しいのでしょうか?美術品とは、広く知られてこそ、その価値を証明できるのでは?」

 

 

 

「トキ、そこにいるか?」

「はい、ここに。」

「…我はレッドウィンターでのダメージが回復しきっていない、短期戦なら負けはしないだろうが奴の逃走路を塞ぐまでの余裕はない。姿確認と同時に叩き込む。援護を。」

「おまかせください、先生」

 

 

 

「ある者は私を盗人と呼び…

そしてまた、ある者は私を咎人と罵る。

人は生まれながらにして名を持つわけではありません。呼び名とは、他者から与えられるもの。故に、私は──その名を受け入れました。

そう、我が名は──」

 

 

 

その時、明かりが元に戻り、ついにギュメイ達は七囚人と合間見えた

 

 

 

「──【慈愛の怪盗】。」

 

 

 

「まずは足から崩す…!『しんくう斬──

「あっ!!地下金庫の人です!!」




ワカモのワイヤレスイヤホンの音声聞いてたら幸せで脳が溶けそうになった作者のルルザムートです、ハイ。
駆け付けたトキですがバニー衣装ではなく、エリドゥにて登場したメイド服そのままです
着る理由になるイベント書いてないからね…
それではまた明日…
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