ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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今回結構短いです
ミニストーリー編 第12話、お楽しみください


隠し階段

アリス達と合流し、情報交換をしていると妙な話を聞いた

 

「じゃあ誰も明太郎の姿を見ていないのか?」

「そうですね、私も取材しようかと思ってあちこち探したんですが…」

 

 

 

ゲーム開発部、トキやチアキ含めパーティ開始から誰も彼の姿を見ていないという

既に怪盗は姿を見せており、2度も停電させられて尚、表に出てきていないというのは妙だ。普通襲撃後は守りたい美術品が無事かどうか確認したくてしょうがないはず。

 

………守りたい美術品はあの絵ではないのか?

それに先に我が怪盗と出会ったあの空間は…

 

 

 

「…この屋敷にはおそらく隠し部屋のような場所がいくつかある」

「へ?」

 

 

 

昨日から屋敷を見て回ったがあの部屋に入れそうな通路を我は見つけていない。ただ鍵を開ければ入れるような普通の部屋ではないだろう

 

とすればあのような部屋が他にもあり、そこに明太郎や怪盗がいる…?

 

 

 

「あ…!分かった、かも…!」

その時、予告状を見つめて唸っていたユズが声を上げた

 

「ナイスユズ!で、どういう意味?」

「あってるか、分からないけど…でもきっと…!」

 

 

 

そのままユズに先導され、屋敷内を突き進む

やがて大きなアナログ時計のある空間へと辿り着いた

 

「アンティキティラ島の機械は…天体の位置を導き出す複雑な装置…暦の計算もできるから時計の一種、とも言えると思う…」

 

「ええと…?ギュメイ先生、ユズさんの話は分かりやすく言うとどういう意味でしょうか」

「・・・すまぬ、我も理解できん」

 

 

 

困り顔でこちらを覗き込むチアキだったが生憎我もまったく理解できていない

戦うことなら他の追随を許さぬ自負がある。だがこの手の謎解きは我にはできん

ゲルニックなら即座に理解できただろうが…

 

 

 

「──なるほど、これが【止まった舞】ですか」

 

 

 

トキが何かに気付いたらしい

その視線の先は時計と並び立つ踊り子の像に向けられている

 

 

 

「………ふむ、これですね」

 

 

 

時計と踊り子の像、その間にあるタイルの1枚を引き剥がし、向きを変えて戻す。すると…

 

 

 

ずずずず…

 

 

 

「…隠し階段か」

 

 

 

時計が床ごと動き出し、隠されていた階段があらわになった

先は暗くて見えないがかなり地下深くまで続いているらしい

 

 

 

「進むぞ、我とトキで先導する、チアキはアリス達を連れて我らのすぐ後ろを歩け。

ケイとバルボロスで背後を警戒、異常があればすぐに知らせよ」

 

「えっ、この子達も連れて行くんですか?危険とスクープの匂いがぷんぷんしますけど…」

「………来るなと言ったところで無駄だろう。それにここの謎を解いたのはゲーム開発部だ、この先も謎解きがあれば彼女達無しでは進めん

頼りにしているぞ、お前たち。

…どうした、その顔は」

 

 

 

頼りにしている、ただそう言っただけだったが彼女らの表情は一目では読み取れないほど複雑な笑顔を浮かべていた

 

特におかしなことを言ったつもりはないが…

 

 

 

「おお…な、なんかギュメイ先生に頼りにされてるの結構嬉しいな…」

「確かに、ギュメイ先生ってあんまり誰かを頼ったりしませんよね…」

「そんなことは…ないと思うが」

 

 

 

いや、どうだったか?ユメやゲルニックを頼りに動いたことは何度かあるが…

 

 

 

『とにかく進みましょう。慈愛の怪盗や明太郎の真意が分かるかもしれません

いいですかアリス、私やバルボロスから離れないように

…先導をお願いします、先生』

「うむ」

 

 

 

「そうしてシャーレ一行(ギュメイ、チアキ)とゲーム開発部一行(モモイ、ミドリ、ユズ、メイド竜者アリス、バルボロス、ケイ)合同パーティは地下へと続く階段を降りて行くのでした!」

 

「・・・改めて聞くとすごいメンツだね、その気になれば中規模の学園1つくらいなら私たちで潰せるんじゃない?」

『モモイよ、冗談でもやめておけ。…行くぞ』




ストック切れたと同時に土日休みに入って生を拾った作者のルルザムートです、ハイ。
メモ書きの方ではそこまで感じなかったのにいざハーメルンに放り込むと2000文字を下回っていたという事実。
最初の頃は1話で7000文字とかもあったのに…
それではまた明日…
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