ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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(作者が)大ピンチな場面が多々ありましたがあと少しで白亜の予告状パートは書き上がりそうです。よかったよかった
サブストーリー編 第16話です、お楽しみください


これは招待状です

『いっ、痛っ!わっ、まっ、待てっ!刺さっている!刺さってる!先端ちょっと刺さってる!』

「うわ、ちょっとバルボロス動いたら ガチン! ギャー!私の腕が噛みちぎられ──てなーい!

セーフ!!!」

『うぎゃあーっ!刺さった!今完全に刺さったあああ!』

 

「・・・今度は何の騒ぎだ、お前たち…」

「あ、ギュメイ先生!それにケイとチアキさんも!」

 

 

 

意外な救援と共に屋敷の警備兵【全て】を粉砕したギュメイはチアキとケイを連れてモモイ達と合流していた

 

…その【意外な救援】に駆けつけた2人は既に帰ったものの、感情の読めない表情で『話があるから逃げないで(ください)ね?』と釘を刺されてしまったが。

 

 

 

「ご無事で何よりです、先生

こちらも無事に王冠を含めた証拠品を抑えることができました、容疑者もリーダー…ネル先輩が捕らえてくれたようです」

「そうか。みんな、よく頑張ったな。………それでバルボロスとモモイはなにを…?」

 

 

 

そもそもなぜ竜の姿に戻っている?目立つなと言ったばかりだというのに

 

 

 

『ううっ、モモイ早くしてくれ…』

「分かったって…うわ、歯茎に刺さってる」

『余計なことまで言わなくて良い!いいからさっさと ぶちっ! ギャッ!』

「はい取れたよ!ってうわきったな!!!」

 

「唾液と血でグチャグチャ…お姉ちゃんこれ大丈夫なの?下手したら持ち主にとんでもない賠償金を請求されるんじゃ…」

「え"!い、いやでも唾液も血もドラゴンのだし、ほら!逆に箔がついたりしてさ…!」

「やれやれ…」

 

 

 

ドロドロになった【時計王の冠】を持ってあたふたしているモモイとそれを諌めるミドリ、涙目で唸っているバルボロスを慰めるアリスとユズ…うむ、慣れてはいけない光景だというのは分かるが慣れ始めている自分がいるな…

 

 

 

『慈愛の怪盗はどうなりました?』

「モモイがバルボロスに王冠を食べさせたせいで逃げちゃいました」

「違うよ!私が機転をきかせて撃退したの!」

『…まぁアリスが無事ならそれでよかったです』

「ホントアリス以外どうでも良さそうだよねアナタ…」

 

 

 

やり切った!というお祝いムードでやいのやいのと騒ぐゲーム開発部、その中で急にチアキが声を上げた

 

 

 

「あの!…その、もしよろしければなんですが」

「? どったのチアキさん?」

 

「写真、撮らせていただけませんか?皆さんが問題解決した記念に。

大丈夫です、記事にはしません」

「え?別に記事にしたっていいけど…」

「お姉ちゃん、それバルボロスをどう説明するの?」

「あ、そっか」

 

「でも写真を撮ること自体はいいと思う、ユズとケイはどうする?」

「わ、私もいいと思う」

『え"、この姿で撮るんですか!?冗談では「ケイも一緒に撮りましょう!さあさあこっちに!」

 

 

 

アリスの無邪気な圧にたじろぎ、結局全員集合の写真を撮ることに。

ゲーム開発部はもちろん、共に戦ったギュメイやトキ、そしてチアキも一緒に映して欲しいというアリスの要望に文字通り全員集合の1枚が収められたのである

 

 

 

………ちなみに元宮チアキのカメラに自動撮影の機能は無い。故に誰かがシャッターのスイッチを入れなければならないのだが──

 

 

 

「ではここは私が撮りますね、はいチーズ」

「おーありがとー!チーズ!……うん?えっ!?」

 

 

 

いつの間にかその場に現れていた慈愛の怪盗が颯爽と現れ、なんでもないかのようにチアキのカメラで彼女らを撮影。そのままカメラごと夜の空へと消えていってしまった!

 

 

 

「ああっ!私のカメラかえしてくださーい!」

「ギュメイ先生」

「ここで追うだけ無駄だ、それより何か…」

 

 

 

去り際に彼女が落としていった予告状によく似た何かを拾い上げてみると…

 

「『天と地に眩く白き星々に、ただ1つ挟まれた赤き星でお待ちしております、先生』…か」

 

予告状…ではない。待っている、という文面からどちらかと言えば招待状のように思えるが相変わらず難解で解読不可能だ

 

 

 

「また予告状?」

「いや、何かを盗むとは書いていない。ユズ、解読を頼む」

「う、うん…」

 

 

 

…さて、慈愛の怪盗についての問題はまだ残っているが少なくともこの場においては──

 

 

 

「これでひとまず一件落着、か?」

「はい。慈愛の怪盗こそ捕らえられませんでしたが主犯の銅田明太郎と彼が集めた盗品は回収できています。あとのことは私たちC&Cに任せてお休みください、リーダーと合流して後始末にかかります」

「頼む、我も少し無茶をしすぎた。今度こそ素直に休むことにする」

 

 

 

…慈愛の怪盗と会った後でな

 

 

 

その後予告状──いや、招待状を解読したユズの助けを借りたギュメイはモモイ達と別れ、招待されたであろう場所へ1人向かうのだった




多分ギュメイは秩序側の生徒より七囚人やスケバンみたいな生徒により好かれるんじゃないかなぁ、と思っている作者のルルザムートです、ハイ。
これにて白亜の予告状パートは殆ど終わりですがまだ続きます、ハイ。
具体的にはギュメイとアキラの会談、そして途中からフェードアウトした【彼】、そしてそれと絡むゲーム開発部について。
ここまで来たんだ、なんとかなるさ!
それではまた明日…
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