それと前回のガナン帝国年表に対し、読者様から興味深いメッセージをいただきました。
…はい。ぶっちゃけるとラテーナとアルマトラの存在をかんっぜんに忘れてました!!
いや…アルマトラはともかく、ドラクエ9の二次創作書いておきながらラテーナの存在忘れてるとかカスですねハイ…
そして教えてくれたのは以前も色々と教えてくれた同じ人…なんか重要な場面や設定を書くときにいつも助けられてて面目ない…ありがとうございます!すぐには無理ですがワタクシの足りない頭を捻って年表は少し修正を加えますので少々お待ちください…!
それではサブストーリー編 第33話です、お楽しみください…
「これで分かっただろう、ワカモ。お前が好意を寄せているのは、何もできず、ただ見限られたくないというだけで無辜の人間を大勢苦しめて殺した、ただの悪党だと」
「……………」
隣に座るワカモはこちらを見ず、しかし耳だけはこちらに傾け、静かに何かを考えているようだ
無理もない、好意を寄せた相手がただの人殺しだったのだ。失望するのも当然だ。
「あの時、陛下の親殺しを止められたのは我だけだった。その事実には当時既に気付いていたが、それでも我は──陛下に逆らう選択が取れなかった」
「……………」
「我は守護天使の代理として責務を全うし、果実を回収する。
もちろんお前たち生徒を守ることも忘れてはいない、だがそれは【シャーレの先生】として全力を尽くしているだけだ。
ワカモやユメらは我に良くしてくれているがそれはギュメイという男が【ガナン帝国将】ではなく【シャーレの先生】だからに過ぎない。
肩書きや役割が変わろうと過去は変わらん。
故に…もう我を人間として見るのはやめろ」
俯いて何も言わないワカモを置き去りに、ギュメイはベンチから立つ
どこまで行こうと我は【元ガナン帝国将の先生】だ。先生としての居場所はあれど、ギュメイという人間の居場所はここにない。
いや、もうどこにも無いのだ。自分に許された居場所はガナンという国が消えたと同時に全てかき消えたのだから。
待って…
「っ? ワカモ?」
立ち去ろうとしたギュメイの手をワカモが掴んだ
「待って、ください…」
前髪に隠れて表情は見えないが…掴んだ手と声が震えている
「あなた様のお気持ちを、軽々しく理解できるなどとは言えません…
ですがこのワカモ、敬愛する方を裏切れないそのお気持ちだけは、誰よりも理解しているつもりです」
引き寄せられた手に、ポタポタと雫が落ちてゆく
「道を踏み外そうとした恩師を止めなければと想うその御心は、人間の証です
武器を向けねば止められぬ現実に足がすくむのも、人間の証です
ギュメイ先生、あなたは紛れもなく人間です
自分ができることをやらなかったと、責めないでください
わたくしは、あなた様の過去を全て聞いた上で、それでもあなた様への愛は変わらず──いえ…より強く、より深くなっております。ですから──」
吹き抜いた一筋の風が少女の髪をかきあげ、涙で濡らした顔を隠すものが無くなって──
「ワカモ── ぎゅっ…
「どうか、どうかいなくならないでください…!壁を作らないでください…!
帝国将としてのあなた様も、先生としてのあなた様も、わたくしは変わらず愛すると誓えます…!
ですからどうか、これ以上ご自身を責めないでください…!
自分のことを人間として見るな、なんて…そんな残酷なことを言わないでください…!
あなた様の苦しみを、わたくしに分けてください…!
どうかこれ以上、ぐすっ、ずびっ…!1人で、苦しまないで…!」
抱きついて嗚咽ながらに言葉を紡ぐワカモに、ギュメイはどうしていいか分からなかった
帝国将として、女性と接する機会は多かったが、それはみな帝国将としての地位を見た上でのものだった
ワカモのように、ギュメイ自身を見て、ギュメイのために悲しむ女性など、ただの1人もいなかったから──
「……………」ぎゅ…
どんな言葉を返していいか分からぬギュメイが取れた行動は、彼の胸で彼のために泣きじゃくる少女を抱き寄せ、静かに頭を撫でることだけだった………
帝国三将での最強はもちろんギュメイですがメンタルで言えば多分ギュメイが最弱だと想っている作者のルルザムートです、ハイ。
クッソ短い…というかほぼ無かったですがワカモの絆ストーリー編はこれで〆にさせていただきます
殆どブルアカ原作のカタチが残ってませんが…ワカモには【ギュメイの過去を知る】という描写がどうしても欲しかったのでこうなりました
まぁ彼女はこの先もユメや三将軍並みに出番を作る予定なので、ね?
尻尾モフらせろ。
それと前書きでも書きましたが前回ラストの年表を修正します。ハイ、ラテーナの存在を忘れるとかいうドラクエ9経験者とは思えないアホミスのせいですね、ハイ。
メッセージで教えてもらわなかったらマジでそのまんまだった…精進せねば。
それではまた明日…