ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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絆ストーリーなぞろうと思いましたが中々上手くいかず…結果原作関係ないヒナとユメがほんわか過ごす話になってしまった…
サブストーリー編 第34話です、お楽しみください


お泊まり会

「そう、それじゃギュメイ先生はちゃんと休んでるのね」

「うん。今はワカモさんと一緒にのんびりしてるみたい。怪我も殆ど治ったって言ってたよ」

 

 

 

ゲヘナ風紀委員会本部、ヒナの執務室にて書類を捌き続けるユメとヒナ。

 

周りがいくら注意しても休もうとしなかったギュメイがワカモの説得によりしっかりと休息を取るようになったため、心配事の無くなった2人の表情は明るい

 

──とはいえ

 

 

 

バンッ!!

 

 

 

「ヒナ委員長!!」

「キャッ…!?」

 

 

 

ドアを叩き壊す勢いで風紀委員の1人が部屋に飛び込んできた

椅子から転げ落ちたユメを起こしつつ、ヒナは飛び込んできた生徒に言葉を投げる

 

 

 

「ノックくらいしなさい、要件は?」

「す、すみません…しかし緊急です!

温泉開発部残党がヘルメット団と手を組んで襲撃してきました!狙いはやはり鬼怒川カスミと下倉メグの2人のようです!」

 

「また温泉開発部…叩いても叩いても湧いて出てきて…いいわ、分かった。すぐに行く、ユメさんは待ってて」

 

 

 

あの美食研究会ですら更生したと言うのに、部長と副部長を失ってなお──その熱意の半分でも他の何かに向けて欲しいのだけれど…

 

 

 

そう思うヒナであったが事はそう簡単にはいかないらしい。

 

温泉開発部残党はアビドスからの助っ人、小鳥遊ホシノとシャーレ最高戦力のギュメイ、並びに七囚人筆頭であるワカモの3名全員がゲヘナに来れない事実を知っていた

 

もちろんゲヘナ最強の空崎ヒナは健在であるが、彼女らも最強4人を相手にするより最強1人を相手にする方がまだマシだと言わんばかりに死に物狂いで攻撃を仕掛けてくる

 

 

 

「援護はいらないから人員を全員牢屋の方に回しなさい。派手に暴れて裏から脱獄させる気かもしれない」

「はっ!」

 

 

 

デストロイヤーを手にドアから外へ──

 

がし

 

っ?

 

 

 

「ヒナちゃん」

「ユメさん?別にこれは手伝わなくていいのよ、こんなのお手伝いの仕事じゃないから」

 

「各学園の問題を解決するのはシャーレのお仕事だよ。それにここのところ毎日だし…私決めた!私がなんとかする!」

 

 

 

眩しい笑顔でついてこようとする彼女の手には──スナイパーライフル?

 

 

 

「気持ちは嬉しいけど無理よ、私が出ても全員捕まえることは難しいし、結局取り逃した残党がまた次の日に集まってやってくる」

 

コツコツ地道に捕まえ続けるしか無い、だから休むのは当分無理だとユメに伝えたが──彼女は胸を張って答えた

 

【今日でみんな捕まえる】と。

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

「・・・・・え。」

 

 

 

流石に数の利はある。あるとはいえ無限のように逃走手段を用意し、逃げ続けてきた温泉開発部最後の部員が捕らえられたと今連絡があった

 

ユメがゲヘナ風紀委員会に指示した、パッと見歪で穴だらけの包囲網はことごとく温泉開発部の用意した逃走手段である車や地下通路を封鎖し、アコやイオリが率いる部隊によって規則違反者達は次々に捕らえられたのだ

 

途中ヘリコプターまで出して逃げようとする生徒もいたが…

 

 

 

「ヒナちゃん、あのヘリ落っことしてもいい?」

「え?」

 

 

 

いいけど…そうヒナが答えた瞬間、目を疑う速度で狙撃体制に入ったユメがスナイパーライフルでプロペラを撃ち抜き、見事に撃墜。

 

ちなみに今連絡があった最後の部員がそのパイロットだった。

これで襲撃してきた温泉開発部残党とヘルメット団は残らずお縄につくこととなった…

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

「とまぁ、みんな捕まえられたけど…ちょっとやりすぎちゃったかな…?怖がらせすぎちゃったかも…」

「…ゲヘナ生徒は3日あればまた忘れて暴れ出すから心配しなくていい。今日はありがとう、ユメさん」

 

 

 

久しぶりに仕事が全く無い夜。【一緒にお泊まり会をしよう!】というユメさんの提案により、今は私の家で、その…お泊まり会?というものをやっている

 

といってもやっていることと言えばただの添い寝──いや、これは添い寝なの…?

 

 

 

「えへへ…ヒナちゃんは偉いね…♪」なでなで

 

 

 

まるでヒナを抱き枕のように抱きしめ、ぽすぽすと頭を撫でるユメ。

 

 

 

「…………その、ユメさん」

「ん、なーに?」

「…なんでもない」

 

 

 

頭を撫でられるのは心地いい、しかしその…同い年とは思えないスタイルの差が密着してくるのはいかんせん複雑な感情が浮かんでくる

 

以前ギュメイ先生の好きな女性についての話題が出たと小鳥遊ホシノから聞いたけど、その時の彼の答えは確か──

 

 

 

「──ユメさんはギュメイ先生と付き合ってるの…?」

「? 私とギュメイ先生が付き合って──ええっ!?」

 

 

 

弾けるようにベッドの下に転がり落ちていく彼女を引っ張り上げながら今度はこちらが頭を撫でて落ち着かせる

 

 

 

…やっぱり聞くんじゃなかった

 

 

 

ギュメイ先生だって男なら、自分のようなちんちくりんな体型よりユメさんみたい色々と大きい方が好みなんだろう…自分で聞いておきながら答えを聞きたくないなどと思いながら、それでも深掘りしてしまう

 

 

 

「その、小鳥遊ホシノから聞いたの。もし結婚するなら?って聞かれてギュメイ先生は、ユメさんがいいって…」

「え?あ、あー…うん、確かに言ってたね…」

「…?」

 

 

 

付き合っている、と指摘された時は恥ずかしがっていたユメだが今の彼女はどこか…

 

 

 

「えっと、ね…実は…確かにそう言ったは言ったんだけど…理由はね…」

「……………」

 

 

 

なんだろう、いつも笑顔だから?頼れるから?やっぱりスタイルだろうか?

 

 

 

「………わ、私がドジだから」テレッ

「・・・え?」

 

 

 

その後、ギュメイがユメ結婚したいと言った(言ってない)事実の背景を聞いたヒナは内心ホッとしつつ、そのままユメと談笑。

 

特別ゲームをしたり映画を見たりすることは無かったが、ギュメイの話題で話すうち、互いに気を遣う必要のない相手だと改めて認識した2人はベッドの中で眠り落ちるまでお喋りするのだった…




ガナン帝国回想に力を割いたせいかちょっとスランプ気味な作者のルルザムートです、ハイ。
ホントは1話でまとめてサブストーリー編ラストの戦闘に移行する予定でしたが中々指が進まず2話分になりました。
とりあえずこのヒナとの時間ととある総力戦を一戦描写してサブストーリーは終わるつもりですが…うん。長いな…
それではまた明日…
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