ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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前回と繋げてちょうどいいくらいなのにボリュームが足りない…
ヒナと過ごす話はいつか作り直して新しいのを書きます…
サブストーリー編 第35話です、どうぞ


訪問者

「4班広まりすぎ、5班との距離を詰めて。」

「前衛は1〜3班までで大丈夫だよ!他の班の人は横と背後を警戒して!」

 

 

 

ゲヘナの素行不良生徒のストッパーになっていたギュメイとホシノの不在により、なんだかんだ休みが取れていなかったヒナ。

 

目の下に隈を作りかけていた彼女だったが、2日間ユメや、万魔殿のイブキとたっぷり遊んだことにより完全リフレッシュし、仕事に励んでいた。

 

演習場での練兵も、その仕事の1つである

 

司令室となった風紀委員会の本部から指示を飛ばすヒナとユメ…2人の立てた目標は『ヒナ不在でも治安維持ができるレベルへの練兵』だった

とはいえ今日明日でそんな強者が出来上がるはずもなく、数を活かした集団戦術を叩き込んでいるのだが。

 

 

 

「頼んでおいて聞くのもおかしいけど、ユメさんずっとゲヘナにいていいの?」私は助かるけど

「大丈夫!シャーレに何かあったらアロナちゃんが知らせてくれるから!ねー?」

 

 

 

相変わらず端末に向けて話しかけている彼女だけどそれに返ってくる声とかそういったものは聞こえない。…シャーレ所属の生徒にしか扱えない機能でもあるのだろうか

 

 

 

「いえ、シャーレよりアビドスの…ユメさんは会長なんでしょう?長く空けたら不安にならないかしら…?」

そうです!これはゲヘナの問題なので練兵は私とヒナ委員長だけに任せてアビドスのお仕事をですね…」

 

 

 

・・・アコがうるさい…

 

 

 

「大丈夫!シロコちゃんもセリカちゃんもノノミちゃんもアヤネちゃんも、ホシノちゃんもみーんな私よりしっかりしてて強いから!

だから実際の委員長はホシノちゃんだってみんな、みんなが………ひぃん…」

 

 

 

自分で言ってて勝手に落ち込んでいるユメだが【そんなことないよ】とは言えない。…ホントに言えないくらいドジなのだ。指揮や狙撃は一流なのになぜ…

 

 

 

「おやおや随分と仲が良さそうですねぇ、お2人とも。」

「へ?」

「…! 鳥山アウル…」

 

 

 

なんの前触れも無くふらりと窓から現れたトリニティ生、鳥山アウル。

体格はヒナよりさらに小柄ながらもその瞳の奥には体格に見合う甘さや優しさは一切見えない

 

 

 

どうしてここに…?シャーレ所属とはいえトリニティ生がゲヘナに来るのなら連絡くらいはあるはず…

 

 

 

「鳥山アウル…!トリニティ生がなんの知らせも無しに何のようですか!いくらシャーレ所属とはいえ礼儀を欠きますよ!」

「お気になさらず。用事を済ませたらすぐに出て行きますので…

ユメさん、少しよろしいでしょうか」

 

「うぇ!?わ、私何か失敗しちゃい、ました?」

「そんなビビる必要なんてありませんよ、少しアナタの狙撃技術を撮影させて欲しいと思いましてね。…彼女、少し借りますね」

 

「えっ、でもまだ練兵が…」

「いいわ。アコの言う通りこれは本来私やアコがやるべきこと…少し力を借りすぎたわ、こっちは気にしないでいいから行ってきなさい」

「そう?ありがとうヒナちゃん」

「ホントにすぐに終わりますから気にしないでいいですよ、では。」

 

 

 

ユメを連れて窓から出ていく彼女の背中。それを見送りながらどうにも言えない不安感が頭を巡る

 

 

 

「……………」

 

 

 

『奴のことを話せるほど、我は奴のことを知らない』

 

 

 

以前ギュメイ先生から聞いた言葉が思い起こされる

おそらく彼女、鳥山アウルはギュメイ先生と同じ場所から来た人…でもギュメイ先生のあの言い方は…

 

 

 

「………アコ、2人を追いかけて。何をしてるのか探ってきて」

「へ?しかし練兵が…「いいから。」

 

 

 

とりあえずアコに様子を見に行かせる。おそらく特に動きはないが…ギュメイ先生がいない場で彼女が何をするのか少しだけ気になった。そしてなんとなく、知っておかないといけない気がしたのだ

 

 

 

『ザザッ…ヒナ委員長!次はどうしますか!』

「次は…そうね、包囲網の訓練を始めるわ。3、5、6班を一旦外に出して。次は──」

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

「………こんなものですか、もういいですよユメさん」

「??? はーい」

 

 

 

言われたとおりにアウルさんの用意した的をライフルで撃ち抜いていったけど…いきなり私の狙撃が見たいなんてどうしたんだろう?

 

そう思い聞いてみてもはぐらかされてしまい、真意は分からない。

 

…でも携帯で撮るほどのことかな…?

 

 

 

「ええ、よく撮れている。ありがとうございましたユメさん」

「ええと、どういたしまして?」

 

 

 

ゲヘナ生に目をつけられないうちに帰りますよ、と携帯片手に去っていく彼女をぽかんと見ていると手元の携帯が鳴った

 

「ヒナちゃんかな?」

 

早く戻らないと、と思いつつ電話に出てみれば相手は予想に反して全く違う人物──

 

 

 

「あれっ、リンちゃん?」

『誰がリンちゃんですか…それよりギュメイ先生不在の際のシャーレ権限順位の頂点は梔子ユメさん、で合っていますよね?』

 

「? そうだけど…」

「実は…」

 

 

 

………

 

 

 

アビドス砂漠に鉄の蛇???




仕事の日付間違えてて出勤しながらこれを書いてる作者のルルザムートです、ハイ。
ヒナとの絆ストーリー編、諸事情によりただの短編になってしまった…
はい、作者の筆が死んでいてそれまでポンポン出ていたアイデアが急に浮かばなくなってしまった…
幸いビナー戦は固まっているのでそっちは大丈夫だと思うんですが…
見切り発車なんてするもんじゃないね、うん
それではまた明日…
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