ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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ちょっとバタついて危うく投稿が遅れるところだった…
前書きと後書きは投稿後に付け足しているので人によっては『ぬ』を見たのかもしれない…
カルバノグ編 第6話です、お楽しみください


ユメの提案

「待たせたな」

「アンタは──」

「しゃ、シャーレの…?」

 

ひとまずRabbit小隊の面々をロビーに集めてもらい、名簿を再確認。

…よし、全員揃っている。

 

 

 

「私もいるよ!」

「ひっ…!さ、さっきの狙撃手…!?」

「ひぃん、そんな怯えなくても…」

 

「災厄の狐もご同伴か、極悪犯罪者がヴァルキューレ事務局の中を堂々と歩くとは世も末だな?」

「連邦生徒会に牙を剥いたのはあなた方も同じでしょう。今更秩序側の面をしないでほしいですね」

 

「落ち着け2人とも。…我──いや我らはお前達Rabbit小隊に用があってここに来た」

「…? 私たちに、用事?」

「ああ。行政委員会から今回の処分についての通達だ。」

 

 

 

瞬間彼女らの表情が強張る。中には全てを諦めたような顔をしているのもいたがそう身構える必要は無い

 

 

 

「釈放だ」

「え?」

「全員釈放だと言った。お前達は素行不良生徒ではないからな、このまま自由の身にしてももう問題は起こさないと判断した」

 

「処罰は?ないの?」

「罰というものは侵した間違いを反省させ、改善させるためのものだ。どんな罰を与えたところでお前達には意味がない」

 

 

 

「…私たちが微塵も反省しない救いようのない馬鹿って言ってるのか?」

「そうではない、自分を悪だと思っていない者をいくら罰したところでなんの結果も生まれない」

 

「やっぱり言ってるじゃないか!くそっ、馬鹿にして!連邦生徒会の小間使いめ!」

「話を聞け空井サキ、誰もお前達を馬鹿にしてなどいない」

 

「そのスカした態度が既に馬鹿にしてるだろ!」

「言わせておけばこの女……わたくしは何を言われても甘んじて受け入れますがさっきからギュメイ先生に向かって…!」

 

 

 

「…!ワカモ待て──」

「ストップ!!みんな落ち着いて!」

 

 

 

激突寸前のワカモとサキの間へ滑り込むように割り込んだユメのおかげでなんとか鎮静化──はできていないが

 

「ワカモさんっ、私!私が喋るから!だから落ち着いて、ね?

ギュメイ先生も、ここは私に任せて!」

「ユメ…ああ、頼む」

 

 

 

このまま話し続けても新たなトラブルになりかねない、ここはユメに任せよう

 

爆発しかけているワカモの手を引いて三歩後ろへ。

 

 

 

「こほん、改めてこんにちは!アビドス高等学校から来ました、アビドス生徒会長の梔子ユメです!

今はシャーレ所属の生徒として頑張ってます!」

 

「へー、そう。で?自由の身って言ったけど私たちはSRTに帰れるのか?」

「ええと…ごめんね、それはできないんだけど…」

 

「なんだ、喜んで損した。というかなんで処分の話をシャーレがしにくるんだ?」

「それは「公園でのデモ鎮圧、その功績の分シャーレが処分を決めることになった…ということですね。理解し難いですが状況は分かりました

…それであなた方シャーレは私たちに何をさせたいんですか?」

 

「え?いや無いけど…みんなは何がしたい?」

「なんで聞き返すんだ…」

「SRTに帰れないなら…別にどこに行ったところで…」

「とりあえず私はどこかで休みたい。もうクタクタだよ…」

 

 

 

「そっか、それならシャーレで休むのはどうかな?なんならそこでしばらく生活するのはどう?」

「おいユメ…」

 

 

 

いくら処遇を預けられているとはいえ囲い込みのような真似をしては──

 

 

 

「は?シャーレってそこの猫と狐が根城にしてる場所だろ、冗談じゃない」

「ねこ…?あ、ギュメイ先生か。

じゃ、じゃあアビドスは?私こう見えて生徒会長だからもし来てくれるならおもてなしして──「休みたいって言ってるのにここより疲れる場所に行ってどうすんの…?」

 

 

 

ものの見事に撃沈し、いつもの如くひぃん、としょぼくれるユメ

あたふたしながら代案を探す彼女にミヤコが話し始めた

 

 

 

「…いずれにせよ私たちがシャーレに手を借りることはあり得ません

私たちがシャーレの手で快適な生活など送っていては【連邦生徒会への抗議】が成り立ちませんから」

 

「………ミヤコ」

お前は──

 

「じゃああの公園!あの公園でキャンプするのはどう?」

「あの公園?デモをしたあの場所ですか?

確かにある意味ではデモの続きになりますが…シャーレはそれで構わないのですか」

「もちろん!ね、いいよねギュメイ先生!」

 

 

 

抗議、か

 

 

 

「そんなことをしたところで「いいよって!ありがとうギュメイ先生っ!」

「・・・いや今思いっきりダメだと「さぁさぁ、善は急げだよ!早速始めよう!」

 

 

 

──やれやれ




改めて見ると原作先生、なんでこんなに優しいんだ…?と思っている作者のルルザムートです、ハイ。
仕事とか色々忙しくて少し仮眠を取ろうと思ったら18時ピッタシ…
あわてて投稿した次第ですが投稿時に前書き、後書きを書いているので今回それが間に合いませんでしたので投稿後に書き足した次第です

そういえば最近20話(パヴァーヌ編冒頭)に感想をいただきました。モモイを突き放すギュメイの描写はちょっと冷たすぎたかな…と思っていましたが共感のコメントをいただけたのでちょっとだけ後悔の念が薄まりました
まぁ最後がハッピーなら良いのです、ええ

それではまた明日…
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