【ルルザムート】
『……ほう?
無料分が100回分貯まったか
ならば 余も 本気を出さねばな。』
【ルルザムート】
『かかってくるがよい アロナ
ワカモ推しの先生が威光
その箱に刻んでくれようぞ。』
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
【ルルザムート】
『余を………ワカモ固有3の先生を
ここまで ぐろうするとは………
どれほどの大罪か分かっているのか?』
【ルルザムート】
『……よかろう。
ならば わが全力をもって
その罪 あがなわせてくれるっ!』
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
【ルルザムート】
『ゴォォォ……。
このルルザムートがぁ 純愛ワカモ推しが
破れるなど あってはなら
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎ ⬛︎
【ルルザムート】
「お…のれ……のれ……れ……。」
・・・初っ端3回連続最低保証とかひどいよぉ
長くなりましたがパヴァーヌ編第5話です、お楽しみください
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「頼む、どうにかしてくれ」
『むり』
「1番付き合いが長いんだろう、何か説得を」
『だから無理だよ、ユメ先輩は言い出したら聞かないんだ』
いくら言っても聞かないユメに押し切られそうになり、何か助言を貰おうとホシノに電話をかけたが早速絶望的だ
あのあと問い詰めるとゲーム開発部に勝手に肩入れしていただけでなく、なんと立ち入り禁止区域に指定されていた廃墟へ勝手に忍び込んでいたらしい
アリスもそこで見つけたと…
それも考えて今すぐユメを連れ帰りたいところだが…
『…でも他所の自治区で立ち入り禁止の廃墟へ勝手に入ったのはダメだよね
そこはちゃんと注意しておくけど…』
「・・・レッドウィンター行きはもう少し先になりそうだ
感謝するホシノ、また連絡する」
電話を切り、前を歩くユメ達の元へ
「うわ、結局ついてきてるじゃん」
「ユメの保護者だ。好き好んでお前達と一緒にいるわけじゃない、気にするな」
相変わらずゲーム開発部達との間に流れる空気は最悪だ。
ミドリと状況把握のための会話があるくらいで後からやってきた部長のユズはモモイの後ろに隠れて出てこないしモモイは言わずもがな
アリスに至っては何を言っているのか半分以上意味不明で意思疎通が困難だ、ユメの通訳でかろうじて分かる部分もあるが…
『嫌な大人だなぁ!?』なんて騒ぎ立てるモモイをいつも通り無視して帰るように促したが聞く耳持たず…
ユメ、最近我儘になってきてないか…?
それだけ気を許せる相手として見られているのならそれはそれで嬉しいものだが普段のおっちょこちょい具合のせいで1人にできないのは困る
「ひぃん、またロボットが…」
「全員下がれ、我が斬る」
最初『アリスに任せてください!』と何故かエンジニア部が持っていたはずの大砲を持ってロボット達に突っ込もうとしていたアリスを阻止
心配というより何をするかまるで分からない不安からとりあえず我が斬るようにはしているが…
「『さみだれ斬り』…ふむ」
…強くはないが数が多いな
結構な速度でロボット達が増えていくが幸い我の斬る速度の方が速い
このまま工場とやらに入るとしよう
「・・・ギュメイ先生って何者なの…?」
「さ、さぁ?」
「おお、ソードマスターです!レベルカンストです!」
「………」
…相変わらず緊張感の無い生徒達だ
そして…
【Divi:Sion Systemへ、ようこそお越しくださいました。お探しの項目を入力してください】
引き寄せられるようにどこかへ歩いていくアリスを追いかけると、見つかったのは喋る機械。
見たところ検索機か何かみたいだが…
「おっ、まさかの親切設計!G.Bibleについて検索してみよっか? ぐいっ うわ。」
未知の機械に対してなんの疑問も抵抗も抱かず手を伸ばすモモイを慌てて引っ張る
「モモイ!少しは警戒しろ!」
どこまで無鉄砲なんだこの生徒は!?
「ちょ、離してよ!?」
「何が起こるか分からないのだぞ!だいたいお前は「キーボードを発見……G.Bible、と入力してみます」
「アリス!勝手なことは…!」
「グッジョブだよアリス!さて返答は…?」
【#$@#$$%#%^°&(#@】
「こ、壊れた!?アリス、いったい何を入力したの!?」
「い、いえ、まだエンターは押してないはずですが【あなたはAL-1Sですか?】
? なんだこれは?
「「!!」」
「あ…」
「? アリスはアリスで…」
「待って、何かおかしい…アリスちゃん、今はとりあえず入力しない方が…」
【音声を認識、資格が確認できました
おかえりなさいませ、AL-1S】
「音声認識付き!?」
今のは…アリスの声に反応したのか?そもそもAL-1Sというのは…
「ミドリ、AL-1Sというのは…?」
「あ、そういえばギュメイ先生とユズにはちゃんと話してなかったかも」
人の名前というより機械の名前、システム名に聞こえるが…
「アリスの、本当の名前…本当の、私…
あなたはAL-1Sについて知っているのですか?」
【………】
「…反応が遅い?なんか画面もぼんやりして」
【そうで………@!#%#@!$%@!!!!】
「え、え?何これ、どういう意味!?」
【それは…】
「それは?」
気付けばモモイもミドリもユズもユメも食い入るように画面を注視し、次の言葉を今か今かと待っている
もっともこの得体の知れない場所から一刻も早く出ていきたいと思っているギュメイにはそれどころではなかったのだが。
【緊急事態発生。】
「「え?」」
【電力限界に達しました、電源が落ちると同時に消失します。残り時間51秒。】
「ええっ!?だ、ダメ!せめてG.Bibleのことを教えてからにして!」
【あなたが求めているのは、G.Bibleですか?】<YES/NO>
「YES!」
ミドリが食い気味に答える
【G.Bible…確認完了】
【コード:遊戯…人間、理解、リファレンス、ライブラリ登録ナンバー193、廃棄対象データ第1号。残り時間35秒。】
「廃棄!?どうして!?それはゲーム開発者たちの、いやこの世界の宝物なのに!」
「モモイ、声が大きいぞ。ロボットも全滅させたわけでは…」
だがギュメイの心配もモモイにはまるで届くことなく謎の機械と対話を続けている
………まだ遠いが足音がする、いい加減移動しなければ発見されるな
【G.Bibleが欲しいのであれば、提案します。
データを転送するための保存媒体を接続してください。】
「えっ…?G.Bibleの在り処を知ってるの?」
モモイの質問に『ここにある』と機械が答えた
直後ユズとモモイが機械にケーブルを差し始めたが…
「え、嘘!?もしかして私のセーブデータ消してない!?ねえ!?」
【容量が不足しているため、確保します。】
「だ、ダメ!お願いだからセーブデータ残して!
そこまで装備揃えるのすごく大変だっ
【残念、削除。】
「ちょっとおおぉぉぉぉおおお!?」
数度のやり取りのあとモモイの見窄らしい絶叫が施設内に響いた
! 足音が…!
どうやら今ので完全に気付かれたらしい、怒れるロボット兵の足音がまっすぐこっちに──
「仕方ない。ユメ、4人を守れ
行きと同じだ、我が斬る」
「はっ、はいっ!」
「やった!やった!これがあればミレニアムプライスは私たちの──」
「お姉ちゃん後にして!今は逃げよう!」
「………やれやれ」
得体の知れないロボットが追ってきているというのにまるで緊張感の無いモモイにため息をつきながらギュメイは刀を抜いた
結果を先に言うのならG.Bibleの回収は成功した。立ち塞がるロボット達をギュメイが細切れにし、ゲーム開発部は悲願だったG.Bibleを手に入れた
とはいえそのままでは閲覧できなかったため、ハッカー集団であるヴェリタスに協力を仰いだのだが…
▽▲▽▲▽
「ほ、本当にやるの?」
「うん」
「いくらネル先輩が不在とはいえ相手は──」
「やるったらやるの!…このまま終われないのはみんな一緒でしょ!?」
「それは、そうだけど…」
ミレニアムに帰還したモモイ達は解除不能のパスコードを解くために必要なプログラム…『鏡』を手に入れるため、あろうことか生徒会に襲撃を掛けようとしていた
が、しかし
「ひぃん、まさかギュメイ先生が敵に回るなんて…」
「ユメさんうるさい!別に倒す必要は無いんだから!」
「………その、お姉ちゃん?
私たちは今、1人でカイザーPMCやゲヘナ風紀委員会を相手に善戦できるような人に喧嘩売ろうとしてるの、ホントに分かってる?」
「ミドリも黙ってて!…ちょっと泣きそうになるから!」
ヴェリタスまでは着いてきてくれていたギュメイ先生が急に離反し、ユウカ側──つまり生徒会側についたのだ
ミレニアム最強と目される美甘ネルの不在により『なんとかなるかもしれない』と淡い希望を抱いていたモモイ達の光はギュメイの宣言によって砕かれかけていた
少し前…
「──我はユウカにつく」
「えっ」
「え」
「ふぇ?」
一通りヴェリタスから現状を聞き、決意も固まり、さぁ生徒会に襲撃を仕掛けるぞといったタイミングだった
ギュメイの静かな呟きはその場にいた全員の思考を停止させた
「え、えっ…なんで?」
協力は得られずとも邪魔はされないと楽観視していたモモイが素っ頓狂な声で聞き返す
「なんで、だと?お前こそ何を言っているモモイ、いいかよく聞け。お前達がやろうとしているのはただのテロだ
ならば我は全力で阻止するまで」
「どっ、どうして邪魔するの!?」
「当たり前だろう」
犯罪に使われてもおかしくない、というか使われかけていた物をユウカは押収し、結果ミレニアムとミレニアム外の治安を守ろうとしていた
それを、あろうことか武力で取り返そうとするなどただのテロだ
シャーレとして阻止しなくてはならない
「ユメ、お前がゲーム開発部に協力するのはもう止めはせん
だがシャーレ所属の生徒が他校の治安を乱そうとしているのを黙って見ていることもできん」
「………」
「モモイ、いや他の生徒も聞け。我はこれからミレニアム生徒会を守りに入る
言っておくが手加減も手心も加えん。
これからミレニアム生徒会を攻撃しようとする者はカイザーPMCやゲヘナ風紀委員会を叩き潰した時と同じように排除する
──それでも
ガナン最強の名に恥じない剣技をもって、このギュメイが!お前達を1人残らず地の底に沈めてくれる!」
一喝してヴェリタスの部室から出ていくギュメイを誰も引き止められなかった
モモイも、ユメも、他の生徒も同様、初めて聞く彼の咆哮に気圧され言葉が出なかった
──しかし
「っ、しょうがない!作戦を練り直そう!」
誰もが下を向いていた中、モモイだけは前を向いた
「え、いや練り直すってムリでしょ…私たちでどうやってギュメイ先生を倒すの?」
「私たちの目的は鏡でしょ?うまいこと誤魔化してくすねれば…」
「…仮に奪えたとして、追いかけてくるギュメイ先生を振り切れるとは思えないけど」
「それを今から考えるの!いい?どんな高難易度のゲームだって攻略法は必ずあるんだから!
ユメさん、ギュメイ先生のこと教えて!」
ヴェリタスとゲーム開発部、折れかけていた希望をなんとか繋ぎ止めたモモイだったがゲヘナ風紀委員会を刀一本で壊滅させるような相手に作戦など思いつくはずもなく…
「・・・これ、詰んでない?」
ユウカやネル不在のC&C相手ならまだ勝算はある。どれだけ欺いて、どれだけ油断させられるかの勝負ならまだ分があるからだ
しかし──
「えっと、あとギュメイ先生は刀で竜巻を起こせたり…」
「もういいから黙っててくれない!?」ぺちん!
「ひぃん、モモイちゃんが聞いたのに…」
次から次へユメから飛び出してくる絶望感満載な情報に嫌気が刺し、無防備なお腹をはたく
…シャーレ顧問のギュメイ、彼は一度
生徒会に攻撃を仕掛けた時点で私たちが全滅するまでやるのは目に見えている
倒す必要は無いと言ったものの、鏡を奪った後のことを考えれば少なくともしばらくは追いかけて来れないレベルのダメージをギュメイ先生に与える必要がある
もう鏡は一旦諦め、不意をついてアリスのレールガンでギュメイを吹き飛ばすしかないとさえ考えていたモモイ。だが──
「ホッホ、面白い話をしてますねぇ」
「「「!?」」」
「わっ、わっぷ!?えっ、誰!?」
「あれっ、アウルさん?」
いっっかにも性格の悪そうなトリニティ生がその暴走に待ったをかけた
「っ…!?どうやってここに入ったの!?」機器にはなんの反応も…
「トリニティ生…?」
「ユメさん、お元気そうで何より。そしてそれ以外の方は初めまして。
ワタクシは鳥山アウル…トリニティ総合学園から来た生徒です
そちらのユメさんと同じく現在はシャーレ所属として動いています
…ところでギュメイ先生と戦うとかいう興味深い話が聞こえたのですが詳しくお聞きしても?」
▽▲▽▲▽
「──以上が我の考えだ」
「た、確かにそこまで来たらもう感心するしか無いですがいくら彼女達でもそれは…」
「とにかく我は全力でゲーム開発部を排除する。ここではっきりさせなければならん、モモイ達が何を内に秘めてここに来るかをな」
マコトが用意してくれた専用の砥石で刀の手入れをしつつ外を見据える
「先に話した通り『鏡』は我が預かる。メイド部の実力を疑うわけでは無いがここに勝る保管場所は無いからな
…では後を頼むぞユウカ、アカネ」
「分かりました、無いように努めますがもし何かあれば助力お願いします」
「リーダー不在とはいえC&Cに『もしも』はありません、お任せを。」
部屋から出ていく2人の生徒を尻目に、ギュメイはこれから起こるであろう戦いを予期しながら呟いた
「──勇気の程を見せてみろ、ゲーム開発部」
Ⅶのヘルクラウダーも好きな作者のルルザムートです、ハイ。
振り返るとミレニアム生徒会へモモイ達と一緒に攻撃を仕掛けたブルアカ先生ってなんで止めなかったんだろう…と思いながら書いたためギュメイが敵に回りました
客観的に見ればこれが正しいハズなんだけどね…
そういえば投稿時間をいつも18時にしてますがお試しで12時にしてみようかなーと考えてます
近々試すかも?