ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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色々書きたいことはありますがまずこれを。
…いただいた感想が50件を超えました!わぁぁぁっ!!!
うん、すごい。すっごい!特に何度も感想を送ってくださってる方、本当にありがとうございます
『今日も楽しんでもらえてる』というのが文字になって目に見えるのが嬉しい!

…次に前話の後書きにて。ヘルクラウダーをハルクラウダーと書き間違えてました
Ⅸにも登場するのになんで間違えたのか…と思って『ヘルクラウダー』と入力してみたら予測変換の1番上に『ハルクラウダー』が…
なんですってぇーっ!?
そしてそれを指摘してくださった読者の方、ありがとうございます!自分じゃ間違いなくスルーしてしまってた…

そしてアカネとアヤネを誤字っているというのも誤字報告で気付くの巻…ちょっと前話の時のワタクシ間違えすぎでは?(誤字報告ありがとうございます!)

そしてパヴァーヌ編冒頭のギュメイとゲーム開発部…というよりモモイとの衝突についての注意書きの追加。
当初はブルアカ本編のように協力してゲーム開発部を助ける、という線で書いていたのですがどう頑張ってもあの時点で擁護できる要素が無く…
ネタ割れをしたくないので展開に関する注意書きは可能な限りしたくはなかったのですが作者がギュメイ将軍やワカモが推しであるように、モモイやミドリが推しの人もいるという事実を再確認し、パヴァーヌ編第1話に書き加えました
この先もしこういうことがあった時は………うーん、どうしようか…と考え中です。一応最後は必ずハッピーエンドになると決めているので書かなくてもいいかな…とどこかで思ってはいる自分もいるという…

あと…ものは試しでお昼に投稿してみました。いつもと違う時間に投稿することでより多くの人にギュメイ将軍の活躍を見てもらえたら嬉しいな、という考えの元に…

というわけで長くなりましたがパヴァーヌ編第6話です、お楽しみください


モモイの覚悟

「………」

想定、以上。

 

カリンが待機している隣のビルから戦況を伺うがまさかゲーム開発部がここまでやるとは思わなかった

 

 

 

ヴェリタスの他にエンジニア部も味方につけたゲーム開発部の進撃は凄まじく、ミレニアム外にも名が広まっているC&Cを後手に回している

 

不在だったリーダーの美甘ネルもこちらに向かっているようだがあの様子ではモモイ達が先に押収品保管庫にたどり着く方が早い

 

 

 

だが──

 

 

 

あらかじめ保管室に仕掛けてもらった盗聴器の電源を入れる

 

 

『あ、あれ?無い!鏡が無い!』

『そんなバカな!しっかり探して!早く見つけないと追手が…!』

『ひぃん、見つからない…』

 

 

 

モモイ達は保管庫にたどり着いたらしいが…当然そうなるだろう、なにせ鏡は我の元にあるのだから。

 

やがて気付くはずだ、鏡を持っているのが誰なのかを。

 

 

 

もはやゲーム開発部との戦いはギュメイにとって確定事項だった。

モモイ達がどのような想いを秘めているか理解できていなかったギュメイだがここまでやるからにはそれなりの決意と願いを持っていると確信していたから。

 

…だが次の瞬間、ギュメイは自分の耳を疑うことになる

 

 

 

『あ、あっ!あった!あったよモモイちゃん!これかな?』

『ん?あ!それだ!ユメさんナイスっ!』

 

「なに…!?」

 

 

 

盗聴器越しに聞こえたのは無いはずの鏡を見つけたという声

バカな…鏡はここにある。存在しない物を見つけられるはずがない

 

「ユウカ、鏡は他にあるのか?」

『いえ、それはあり得ません。鏡を押収した時に徹底的な調査がヴェリタスに入っています。2つ目はあり得ないかと』

 

 

 

ユウカはそう言うが事実モモイ達は退がり始めている

モモイを先頭にユメ、ミドリ、アリスと。あれだけ苦労して突破した防衛線をあっさりと逆戻りして──

 

 

 

…盗聴器に気付いて逆に騙しに来たか?だがそれをしてどうなる

G.Bibleを使うためにこれが必要なのは分かりきっている。

 

 

 

『ゲーム開発部が逃げていく…ギュメイ先生、鏡は今も持っていますよね?』

「持っている。………ユウカ、C&Cに戦闘中断の要請を。モモイやユメはともかくアリスのレールガンを使わせてこれ以上余計な損害を出させるわけにはいかん」

『確かにそうですね…分かりました』

 

 

 

ユウカから預かった小型端末にはモモイ達が逃げていく監視映像が映されており、彼女達を追って目まぐるしくカメラが切り替わっていく

 

『あっ!またカメラが!』

「………」

 

映るそばからカメラを壊していくモモイだが今更破壊したところで彼女達の動向は筒抜けだ

まっすぐ1階の出口へ向かっている

 

 

 

全くもって意図は不明だが行動に迷いが見えないということはこれも何かの作戦か?

モモイ達がタワーから出て、監視範囲内から消えるまでは警戒は維持しつつ様子を見るとしよう

 

 

 

『! ギュメイ先生!』

「分かっている」

 

モモイ達がタワーから出てきた。どうやら本当に外に──む?

遠目だが人影くらいは見える、中から出てきたのは…3人。

 

1人足りな「光よ!」

 

 

 

瞬間飛んできたのはキラーマジンガとの戦闘でも見た光。今はアリスの武器となっているレールガンの一撃だった

 

とっくに通り過ぎたはずのタワー中階から飛んできた光の一撃はギュメイ──ではなくギュメイのいるビルを貫いた

 

 

 

「っ」グラッ

 

タワーから薙ぎ払うように放たれた光の一撃は巨大な剣のように無人のビルを両断し、だるま落としのように屋上が崩れていく

 

『ギュメイ先生っ!!』

「問題ない!ユウカ達は引き続き監視のみ続行、ゲーム開発部は我が抑える!」

 

 

 

やはりこのまま終わるわけがない、ゲーム開発部は本気で我と戦うつもりか

…その意気は良し、だが意気だけではどうにもならんぞ

 

崩壊する屋上から飛び降り、側面を駆け降りて地上へ。落ちてきた残骸を斬り飛ばしつつビルから離れ「今だっ!!」

 

 

 

今も瓦礫が降り注いでいるにも関わらず突っ込んできたモモイとミドリ。

瓦礫を防ぎつつ危険地帯の外を目指すギュメイと対照的にモモイとミドリは多少瓦礫が当たるのも構わず猛攻を仕掛けてきた

 

もちろん当たれば『痛い』で済まない大きな瓦礫もあったが…

 

 

 

「ひぃん!やっぱり無茶じゃ…!」

「いいから防いで!」

 

遅れてやってきたユメが狙撃銃と盾を器用に使って致命的な大きさの瓦礫だけを防いでいる

 

 

 

「うぐっ…『鏡』を渡して!!」

「断る」

 

 

 

瓦礫を斬り、モモイとミドリの銃撃を打ち払っているが流石にこのままではまともに戦えないと判断して瓦礫の雨の外へ

 

…無茶をする、だが方法自体は間違っていない

本気で我を倒して鏡を奪うというのなら捨て身で向かってくるしかないだろう

 

 

 

『ギュメイ先生!モモイ達が…!』

「手を出すな」

 

ユウカの悲鳴に近い声が聞こえてくるがまだだ、モモイ達の目は死んでいない

瓦礫の雨に晒されながらも3人揃って追いかけてくる

──ならば我は敵として立ちはだかるだけだ

 

 

 

「ひぃん、私もうダメかも…」

「ユメさんは下がってて!ミドリ!」

「…うん、やろう!お姉ちゃん」

 

ユメは下がったがモモイとミドリは相変わらず向かってくる

 

──だが

 

 

 

「私たちは本気だよ…!鏡を渡して!」

「断ると言ったはずだ!」

 

挟み込むように前後から銃撃してくるモモイとミドリ。

だがヒナとホシノを同時に相手取ったこともあるギュメイにとって、それら全てを叩き落とすのはそう難しいことではなかった

 

 

 

…そろそろ終わらせよう

 

 

 

最後のミドリが弾倉交換したのを音で確認し、しっぷう突きの構えを取る

 

終わりだ

 

地面を蹴り、モモイの銃を貫い──「待ってたよ」

「…っ!?」

 

 

 

銃を貫こうとした瞬間、モモイの不可解な行動に切先が鈍った

──モモイが銃を捨てたのだ

 

「ぐっ!モモイ…!?」

銃を破壊するつもりで打った一撃、遮るものがなければ当然銃の代わりにモモイが串刺しになってしまう

 

なんとか止められたはいいがその瞬間モモイの表情が変わった

もう誰が見ても分かるほど『してやった』という顔をしていて…

「でぇりゃああ!!」

 

 

 

モモイの不格好なアッパーがギュメイの手から刀を弾き飛ばした!

 

「ミドリっ!」

「分かってる!」

 

分かっていたようにミドリが刀を回収し、そのまま逃走

…信じられないほど速い、全力で追えば追いつけはするだろうが

 

 

 

「させるか!」

銃を拾い直したモモイの銃撃が追跡を阻む

 

「モモイ…」

「刀と交換だよ、鏡を渡して!」

どうやらモモイ達は最初から鏡ではなく刀を狙っていたらしい。…見事という他ないがこちらも手を失ったわけではない

 

 

 

「──交渉は無い」

「え?」

「ユウカ!」

『っ、はい!』

 

 

 

念には念を。ユウカに無理言って用意してもらったものがドローンに運ばれてやってくる

使うとは、思わなかったがな

 

「うそ…2本目があったの…?」

「使う予定は無かった。…だがここまで来れば仕方がない」

 

 

 

一回り大きなサーベル…キラーマジンガが装備していた剣を構え、1人残ったモモイと対峙する

 

「ここまでだモモイ。C&Cとタワーのセキュリティを突破し、まさか我から刀まで取り上げるとは思ってなかった。うむ、ここまで来たのは褒める。だがもう終わりだ」

 

 

 

剣があれば銃撃など取るに足らない、真正面から1発残らず叩き落としてモモイを無力化するのは簡単だ

 

誰の目にもゲーム開発部の敗北は明らかだった

──しかしそれでもなお、彼女は…

 

 

 

「私は、諦めない」

「なぜそこまでゲーム開発部に固執する?部活でなくともゲームは作れるだろう」

「違う!ゲーム開発部は…あの場所は、私たちの大切な…!」

 

あの部室で見たような我儘なだけの子供はそこに居なかった。彼女は、モモイは確かな決意を宿してギュメイと対峙している

…その決意がなんなのかは、まだ分からないが

 

 

 

「…悪いが同情はしない、この騒動も廃部の危機も他ならぬゲーム開発部が引き起こしたことだ」

「分かってる。だから…私、責任を取るよ」

 

・・・

 

「っ?どういう…?」

「う、うおああああーっ!」

 

 

 

無謀にも突撃してくるモモイ。銃すら使わないヤケクソとも言えるパンチをギュメイは片手で防ごうとして──

 

 

 

ドゴォッ

 

 

 

「うぐぅ!っ?な…!?」

モモイに殴り飛ばされた

 

 

 

今のは普通の力ではない!これは、まさか、

「交渉も、細かい作戦も無い!ギュメイ先生、力づくで鏡をもらう!」

 

 

 

「モモイ、今のは…!」

《バイキルト》か──!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひぃん…なんて、ね」ホッホ




ギュメイ将軍に対するゲルニック将軍の評価は『忌々しいが頼れる剣士』ですが、反対にゲルニック将軍に対するギュメイ将軍の評価は『彼女が居なくてはガナンも軍も成り立たない』と思わせるほど高いものであるべきと思っている作者のルルザムートです、ハイ。

これまで裏工作や戦闘指揮がメインだった彼女がようやく腰を上げました
そしてギュメイの反応を見ても分かる通り、この二次創作で彼女は超強化させます。

というのも世界中の脅威となったガナン帝国軍の第二将を張る軍師兼、呪術師がバギマやメラミ、メラゾーマしか使えないというのはどう考えてもおかしいと思うので(Ⅸ本編の進行度を考えれば仕方ないんですがどうもね…)

ギュメイには魔神斬り以上の剣技は使わないよう考えてますが彼女は逆です。とにかく色んな呪文や戦法を取り入れます
…作者的に彼女には戦闘以外のあらゆることに秀でてて欲しい。
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