ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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ここからはデスマッチでゲス!1日1話書いていくという狂気の世界よ!ちょっぴり短くなるのは許して…
ギュメイ将軍、ワカモ、マコト、童磨様、コヤンスカヤ、カズヒラ、ジョセフ、ナルガクルガ、あやや、シリウスシンボリ、アニカビデデデ、ブラッドレイ大総統、全ての推しよ、私に力を…
パヴァーヌ編第15話です、お楽しみください


忠義の形。信頼の証。

「やっほー!久しぶり!」

「アスナ先輩!?」

「私だけじゃないよ?C&Cはみんな──おっと、とりあえずここから離れよう!」

 

 

 

【!!】

 

アスナに先導され走り去ろうとするユメ達の背中に狙いを定めるアバンギャルド君

だが、

 

 

 

「お前の相手はこっちだ!」

斬撃というには重すぎる横殴りのサーベルがそれを許さない

 

充分な時間がなく、剣の手入れが不十分だった故にアバンギャルド君を両断することこそ無かったがそれまでユメ達の攻撃をものともしていなかったそれに明確なダメージを与えていた

 

 

 

「ウタハさんっ」

「アウルから聞いただろう?ここは任せて行け!アリスを取り戻せ!」

「お願いしますっ!」

 

 

 

邪魔をしてくるARMSをアスナが薙ぎ倒しながら、そのままタワーへ駆ける

いける…!これならタワーに辿り着ける!

 

 

 

「…!あ…」

「アスナさん?」

ふと、アスナさんの動きが止まる

 

 

 

「どうしたの?」

「いや、えっと…なんだろう…ねぇユメさん、リーダーは?今どこにいるの?」

「へ?」

 

「──うん、やっぱりここから先はユメさんがお願い、私行かなきゃ

今すぐリーダーのところに…」

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

「バッテリーコンテナの配置を急げ!内蔵電力が途切れたら終わりだぞ!」

「ウタハ先輩!ウェポンボックスが来ました!」

「よしヒビキ、コトリ、手を貸してくれ!ここで組み立てる!

ヴェリタスはS・キラーマシンを制御!タワーにも私たちにも近づけさせるな!」

『簡単に言ってくれるね…』

 

 

 

まさかエンジニア部はここで作業の続きをやるつもりなの?

一旦エンジニア部を先に妨害しようとするがまたしても割り込んできたS・キラーマシンに阻まれる

 

 

 

まずいわね…

仮に活動限界があるとしてもそれを待っていては間に合わないがコピーマジンガを呼び戻すこともできない

 

 

 

──遅い

だからトキにすぐ戻ってくるように指示を飛ばしたのだが…一向に戻る気配がない

 

通信機が壊れたのか返答もないがアビ・エシェフを介して送られてくる反応を見るに今も戦闘中のようだ

 

さっき見た感じネルは死にかけていた、撒いてタワーに戻るのはそう難しいことじゃないはず

 

 

 

『トキ、いったい何をやってるの…?』

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

「………」

 

リオからの帰投命令は聞こえていた

通信機は破壊されてしまったが既に死にかけているネルを突き放して戻ることはそう難しいことではない

 

強いて言えば死ぬと分かっている相手を見捨てることに結構な抵抗がある、それだけのはずだった

にも関わらずトキがタワーに戻れていないのは──

 

 

 

「ヴオオオオッ!!!」

「ネル先輩、もう…!」

 

 

 

今もなお相対しているネルが強烈に行く手を阻んでいたからである

血涙と鼻血をびちゃびちゃと撒き散らしながらアビ・エシェフの予測をことごとく凌駕し、既に弾薬の尽きた銃で殴打を繰り返すその姿は狂戦士という言葉があまりに似合いすぎていた

 

 

 

「ぶえっ…ゲ…!ぐ、がああああっ!!!」

「なんで、そこまで…」

 

 

 

意識があるかどうかも定かではない、絶対に逃さないと言わんばかりのネルの気迫にトキは押され始めていた

 

 

 

「──友人を、助けるのに、細かい説明なんかいらねぇだろうが…!」

「………私には友人がいませんから、それはよく分かりませんが」

 

 

 

タワーに別働隊が迫っている、これ以上時間をかけてはいられない

もう撒くことは諦め、ここでネルにトドメを刺す。でなければ彼女は絶対に立ち塞がってくるから

 

レーザー砲の照準を合わせ、チャージを開始

いくらネルでもこの距離とレーザー砲の速度なら避けきれないだろう

 

 

 

「………」

撃ちたくない、いくらキヴォトスを守るためだといっても…自分の手で誰かの命を奪うのは嫌だ

それも本来仲間であり、リーダーであるC&Cの彼女を…

 

「──どうした、しっかり狙えよ

お前達はあのチビを殺すつもりでここにいるんだろうが、だったら命を奪うことに躊躇してる場合かよ…!

そんな半端な覚悟で…!あんなチビから笑顔奪ってんじゃねぇよ…!」

 

 

 

「…っ」

──だめだ、やっぱり私には

 

 

 

「『メタル斬り』」

 

 

 

えっ!?

 

 

 

レーザー砲が中央から両断され、反応する間も無くアビ・エシェフの装甲が斬り刻まれてゆく

 

「バカな…」

『トキ!やっと復旧して──

ギュメイ、先生…!?これはどういう…』

 

 

 

予知が機能しなくなったことで装置を切っていたことが仇となり、それまでトキの身を守る鎧であり武器であったアビ・エシェフがただの鉄クズへと成り下がってゆく

 

 

 

『コピーマジンガが全滅してる…どうやって…』

「残らず斬り捨てた」

『斬り捨て…いえおかしいわ』

(どう考えてもおかしい、彼自身そこそこ負傷しているが刀自体は折れるどころか刃こぼれ1つ無い、どんな手を使ったの…?)

 

 

 

ホログラムの向こうで目を丸くするリオ

250体はいたコピーマジンガを全て斬っておいて刃こぼれ1つしないのは理に反している

そんな彼女の心境を読み取ったのかギュメイは言葉を返した

 

 

 

「──おかしいことなどあるものか

この刀は、我が陛下に捧げる忠義の形。

そして我が陛下から賜った信頼の証…!

心なき機械兵をいくら斬ろうと!折れるわけが無かろうが!」

『バカな…と、トキ──』

 

 

 

「眠れ!」

「ギュメ──うぐっ…」バタ

 

 

 

応戦しようとするも持っていた銃器は残らず細切れにされ、頭部を正確に狙った峰打ちはトキの意識を奪って行った…

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

「ネルっ!」

がっくりと横たわるネルを急いで抱き上げる

く、かなり酷い…!

 

シャーレの制服の一部を破って止血布代わりに使う

…帝国軍の時、ゲルニックが兵士に無茶な強化をした時の症状によく似ている

やはり我がこちらに残るべきだった…!

 

 

 

「目を開けろ…!死ぬな!」

一応応急医療の心得はあるとはいえこの症状はおそらく頭…専門でもない自分にできることなど無かった

 

「ネル…!」

あまりにも小さな子供の身体を抱きしめる

 

 

 

すると…

「ごほっ…あー…あ?なんだ?どうなってる?」

「ネル!」

「メチャクチャ頭痛ぇ…んあ?戦いはどうなったんだ?…ん?ん!?これまさかあたしの血か…!?」

 

痛えぇ!!と真横で騒ぎ立てるネルにひとまず安堵する

…並の兵士なら間違いなく死んでいた、やれやれゲルニックめ、ここまでやるとはな

 

 

 

「…トキとコピーマジンガは崩した、残る脅威も駆けつけたエンジニア部が抑えているそうだ

もう障壁は無い。今はユメ達がアリスの元に向かっている」

「はっ、少し頼りねぇが…あたしもちょっと限界だ、休ませてもらうぜ」

「ああ、ゆっくり休め」

 

 

 

背中を優しく撫で、腕の中で意識を手放すネルを見守る

…我も少し動きすぎたな

 

 

 

すぐにでもユメの元に行きたいが250体ものマジンガと戦った反動は大きく、流石のギュメイも休まざるをえなかった

 

5分、いや3分だけ休ませてもらおう

 

 

 

持ち主の居なくなったアビ・エシェフの残骸に背を預け、ギュメイは一時の休息へと入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁ」カシャ

『アスナ…?リーダーは?無事なのか?』

「わぁ」カシャ

『どうしたんですか?まさか何かあったと…?』

 

2人の声が聞こえるがとりあえず写真を撮る

『おい、本当に大丈夫なのか?リーダーはどうなってるんだ』

 

強めに聞いたカリンの言葉にようやくアスナも言葉を返す

 

 

 

「・・・ギュメイ先生とリーダーが抱き合って寝てる」

『『・・・』』

 

 

 

はぁ!?




中の人ってどういうことや?って思って調べたらナギサの中の人、しのぶさんと同じだったのね…となってる作者のルルザムートです、ハイ。
前書きにも書いた通りのデスマッチ状態、幸い休暇中なのでなんとかなるところまではなんとかします
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