ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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今更だけどタイトルはもう少し考えようがあったんじゃ…と思っています
そして前回冒頭のゲームのネタですがどれもドラクエ9のものではないので一応答え合わせ。

1つ目ですがドラクエ8から暗黒神ラプソーン戦を。(実はセリフだけなら一部ドラクエ9、ラプソーンの地図で見ることができたり…)
2つ目はドラクエ4よりデスピサロ。デスモモイの存在知った時に間髪入れず書いたものでいつか披露したいと思ってたものを載せました
3つ目はドラクエ系列から外れるのでチョッピリ迷いましたが番外編かつゲーム開発部だから(?)ということでマリオ&ルイージRPG3!!!からダーククッパ戦。曲が好き。
そしてその、4つ目は…その、私にはとても言えないものですわ(ポッ)
ええと書いておきながら無責任ですがガチでここでは書けません、阻止したモモイの反応からどんな系統のゲームか想像していただければ…(←おい)

それではゲーム開発部視点その2です、お楽しみください


ゲーム開発部の1日! その2

 

「いたた…あれっ、ここは?」

中々起きないユメさんがようやく目覚めたらしく、頭をさすりながらキョロキョロしている

 

「あ!ユメさん起きた!」

 

 

 

聞きつけてミドリ達も仮眠室から出てくる

もちろんバルボロスものしのし器用に歩いてユメの元へ

 

「ひゃっ!?わ、私は食べてもおいしくないよ!?」

『落ち着け、私だ梔子ユメ』

 

 

 

寝起きでいきなり現れたバルボロスに驚くユメにゲーム開発部一同も『そりゃ驚くでしょ…』と思ったがバルボロスも割と気にしているらしいので口には出さない

 

 

 

「それにしてもいきなり屋上に落ちてきたって聞いてびっくりしたよ!」

「でも大丈夫です!アリスは勇者であり、竜戦士なので!華麗に3人ともキャッチできました!」

 

えっへん、と胸を張るアリス

対するユメはアリスにお礼を言いつつもなぜ自分たちがここに来たのか分かっていない様子だ

そこに…

 

 

 

「ごめんなさいユメさん、私のせいよ」

「あ、リオさん」

「あなたのを真似て羽を投げてみたのだけど…アビドスには着かなかったの」

 

 

 

同じく復帰したリオが説明を挟む…と言っても何言ってるのか意味不明である

…失踪したと思ったらある日空から落ちてきた、なんてまるでゲームみたいだけどゲームでももう少し説明があるものじゃない?

 

 

 

「ってそうじゃん!なんでリオ会長がここにいるの!?みんな探してたよ!!」

「…お姉ちゃんは大して探してないでしょ」

「ミドリうるさい!」

 

 

 

遅すぎる気もするがこれも聞いておかなければならない

なにせ今のリオ会長は半ばお尋ね者…ゲームでいうバウンティターゲットだ

 

 

 

「それは…」

「リオ、アリスとのイベントを気にしているのなら大丈夫です!

たとえ勇者でも失敗はあります!勇者でないのなら尚更です!」

 

 

 

続きを促す前にアリスが割って入った

…励ますのはいいんだけどまず説明が欲しいというかなんというか

 

 

 

「その…………ごめん、なさい…アリス」

「リオ様、アリスさんと会ったらと、たくさん謝罪の練習をしていたのにあまり役に立ってませんね」

「………」

 

 

 

たぶんメッチャ勇気を出しての言葉だったんだろうからトキさんはもう少し空気を読んで欲しいな…

だが色々なツッコミどころもアリスには関係ないらしい

 

「モモイもミドリもユズもネル先輩もユメさんもギュメイ先生もみんなみんな無事でした!

ですのでアリスはなんにも気にしません!」

 

 

 

瞬間リオの顔が…すごく分かりづらいけどちょっとだけ安心顔…っていうのかな?そういう顔になった

言っちゃ悪いけどビビりだなぁ…

 

 

 

『ふん、良かったな調月リオ。もしアリスが許さなければ私がお前を噛み砕いていたぞ

ボガッ! ゲ。』

「リオは食べちゃだめです!」

 

闇竜に相応しいプレッシャーを放って会話に入ってきたバルボロスだったが速攻でアリスに殴られる

 

『っぐ、いや食べはしないぞ!少し痛めつ──懲らしめようと ゴチン! げ。』

「パーティは違えどリオは敵じゃありません!」

『わ、分かった!食べないし敵対しない!だからアリスよ、殴るのはやめろ!』

 

 

 

平然とドラゴンを殴るアリスもそうだがアリスのパンチを耐えているバルボロスも相当だ

なにせ電柱くらいなら発泡スチロールみたいにへし折れる威力があるんだから

 

…会話が切れた、聞くなら今かな?

 

「そういえば3人はどうしてここに?」

「あ、そうだった!」

 

 

 

上手いことタイミングを測ってユメさん達から聞き出した内容は──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アビドスにカジノが?」

なんとアビドス自治区にカジノができており、すごい数の人が集まっているという話だった

 

 

 

「うん。でもカイザー…悪い大人が中心になってアビドスを利用しようとしてるかもしれないって…だから今からアビドスに行こうと思ってるの」

「・・・え、遠くない?」

 

 

 

さらって言ったがここからアビドスまではどうひっくり返っても半日はかかる。…というかシャーレから来るにしてもまぁまぁ距離あるけどどうやって来たんだろ?

 

 

 

「まってちょうだいユメさん」

「? なぁに?」

「ここからアビドスに行くには今ある手段を用いても数時間はかかる

でも幸いここは私の作った防衛都市エリドゥ…

兵器廠に残ってる機材を使えばジェット機くらいなら作れるわ

お願い、私を兵器廠へ行かせて」

「ホント!?うん、お願い!」

 

 

 

え。

 

 

 

ジェット機くらい、って…いや無理でしょ…

無理だよね?いくらリオ会長と言っても…

 

「じゃ、私は急ぐからこれで!助けてくれてありがとう!またね!」

とはいえその疑問に答える人間は今出ていってしまい、取り残されたのはポカンとした様子のゲーム開発部のみ。

 

 

 

「…行っちゃった」

「いいんじゃない?それよりも部費というか資金をどうにかしないと!未申告のお金と部費を豪遊に注ぎ込んでるのがバレたらまずいよ!」

 

「でも…どうするの?ゲームを作って売るにしても、元資金が600円じゃ…」

「・・・」

 

…ごめんね、リオ会長。でも私たちもピンチだから!

 

 

 

セミナーが撒いていたとある記事を思い出し、ユウカに電話をかける

 

「──もしもしユウカ?」

「「「『!?』」」」

 

 

 

《あらモモイ?珍しいわね、あなたが私に電話するなんて…何かあったの?》

「うん、それがね…今リオ会長がこっちに来てたんだ」

《!!それホントなの!?》

 

(! お姉ちゃん!流石にそれはあんまりだよ!?)

(モモイはリオを売るつもりですか!?)

(うるさぁい!そもそもリオ会長が問題を起こしたのは事実だし、賞金を掛けたのはユウカなんだから私はなんっにも悪くない!)

 

 

 

失踪したリオの情報をセミナーに渡せばバクダイな謝礼をもらえる、これを逃す手は無い!

 

「会長はユメさんと一緒にアビドスに向かったみたい!」

《でかしたわモモイ!ひとまず詳しい話を聞きたいから私もエリドゥに向かうわ!》

 

 

 

…え。

 

 

 

「あ、いや?リオ会長が向かったのはアビドスだよ!だから先にアビドスに…」

《エリドゥからアビドスに向かうには時間がかかるはずよ、こっちはエリドゥからアビドスに向かえる経路を注意しながらそっちに向かうわ》

 

これならかんぺき〜と電話の向こうで笑うユウカに内心冷や汗が吹き出す

 

え、え、まずい。今まで理由を付けたりコユキに賄賂を渡したりしてユウカをエリドゥには近付けなかったけれど…も、もしこの空間を見られたら…そしてお金の出所に疑問を持たれたら…

 

 

 

「い、いやぁ?アビドスで待ち伏せた方が良いと思うなぁ?」

《いくらリオ会長を探すためとは言っても私までセミナーを空けたらノアの負担が大きすぎるのよ、コユキはそもそも負担を増やしてるし…速攻で行って速攻で戻らないと…

とにかく今すぐそっちに行くわ、じゃあね》

「あ、あのちょっと!?ユウカ!」

 

 

 

…切れた

 

 

 

「「「『・・・』」」」じとー…

「な、なにさ!そんな目で見て!バルボロスまで!」

 

「ユウカが、」

「く、来るの?」

「・・・・・・・・・はい、来ます」

 

 

 

バレてしまう、この理想郷が。

理想郷がバレるだけならまだいいが今の軍資金について根掘り葉掘り聞かれたら…!

終わりだ。あくまのふとももによって粉々にされ、取り上げられてしまう

 

くっ、かくなる上は…!

 

 

 

「──こうなったら私たちもアビドスに行こう」

「え?」

 

さっきユメさんから聞いた話を頼りにネットで検索をかけ、予想通りヒットした記事をみんなに見せる

 

「これは…」

 

 

 

【アビドスカジノ《宿屋の地下室》本日開店!】

【スロットやルーレット、闘技場など盛りだくさん!一攫千金のチャンスは誰であろうと等しくここにある!】

【re.カイザーコーポレーション】

 

 

 

「ようは使いすぎたお金を元の5000円に戻せば良いんだ!ここで増やす!」

『・・・モモイ?私も詳しいわけでは無いがギャンブルというのは浮いたお金で楽しむものであって、活動資金を注ぎ込む危険を冒すのは…「黒トカゲは黙ってて!!」

 

『く、黒トカゲ…』ずーん…

「ああっ、バルボロスが!?」

 

伝説のドラゴンなのに凹んでるバルボロスをひとまず無視し、畳み掛ける

「いい!?私たちはゲーム開発部!ゲームを作るのはもちろんゲームの理解力も高い!

きっと私たちなら必勝法を見つけられる!」

 

 

 

それに億万長者になりたいわけじゃない、5000円だ。600円を8倍と少し増やせばいいだけの話。リスクの無い勝ち方をすればいい!

 

 

 

「で、でも部屋が見つかったら?」

「とりあえず外敵用のシャッターを下ろして出て行こう!開けられるのはゲーム開発部とトキさんだけだし、私たちがここにいなければ大丈夫!さぁみんな準備して!アビドスに向かうよ!」

 

 

 

半ば強引に引っ張る形で決定されたアビドス行き。熱中症と脱水症状の対策だけはしっかりと取り、みんなでバルボロスの背へ

 

「水分は持った?」

「おっけーだよ」

「地図!」

「うん、あるよ」

「軍資金!」

「はいっ、600円と…アリスのゴールド銀行から引き出した全財産の1万円です!」

 

『モモイ、本当に行くのか?今からでも正直にユウカに謝った方が…』

「行くの!!ほらアリス!」

「はい!…では闇竜よ、アビドスまでお願いします」

『だから私はタクシーでは無いのだが…』

 

 

 

なんだかんだ言いつつもアリスの言う事は聞いてくれるバルボロス

黒い翼を大きく広げ、タワー頂上から飛び立ったのだった

 

 

 

さぁ4人と1匹の冒険の始まりだ、誰も行ったことのないアビドスという土地には何が待ち受けているのか?

 

大ピンチではあったものの、未知の自治区へ行くことと人が集まらないはずのアビドスにとんでもない数の人を集めているカジノ…

 

みな言葉には出さなかったが内心ワクワクしていた、なにせバルボロス加入まではおいそれと学園外に散歩に行けるほど余裕は無かったし、また面倒だった

 

だが今は違う、RPGで例えるなら地形を無視して空を飛べる乗り物を手に入れたパーティだ

これからは遊びに行くのはもちろん、取材や調査の幅もグッと広がるはず!

 

 

 

期待に胸を膨らませるゲーム開発部たち、そんな4人の元に突如として

「よう面白そうなことしてるな?」

「「「「『!!?』」」」」

 

なぜか、どういうわけか、C&Cリーダーの美甘ネルが降り立った!

 

「ヴァッ!?えっ!ねねねねネル先輩!?なんでここに、っていうかどうやってここに!?いつからここに!?」

 

 

 

ナチュラルに5人目の搭乗員としてバルボロスの背中に乗っているネル先輩に軽くパニック

C&Cがエリドゥに来てたのは知ってたけど…なんで?ビルが近くにある訳でもないし…え、ホントになんで?どうやって飛び乗って来たのこの人。

 

「ちょっと気になったからついて行くことにしたんだよ、いいよな?」

「え、あーいやそれはその、ちょっと…」

「い い よ な ?」

「ど、ドーゾ…」

 

真っ黒な笑顔をゼロ距離に近付けられては頷くしかない

ああ…なんだかどんどん悪い方向に向かってる気がする…

 

 

 

予想外の同行者に驚きながらも空を駆ける

一攫千金を謳う砂漠のカジノ『宿屋の地下室』に向けて

 

結論から言えばモモイの目論見は失敗し、酷い大敗で借金まで発生して八方塞がりになるのだが。…その失敗には続きがある

 

 

 

「で?お前らどこに行くつもりだったんだよ?」

「はい!アリス達はゴールドを稼ぐためにアビドスのカジノに行くんです!」

「アビドス…?あそこにカジノなんて無かったと思うが…」

 

 

 

──モモイの失敗が原因で天童アリス、美甘ネル、闇竜バルボロス、アビドスにてこの3名は以前エリドゥで起こった戦いの記録が薄れる程の激戦に身を投じることとなる




ギュメイ将軍に声優がつくなら置鮎さんがいいなと思っている作者のルルザムートです、ハイ。
エリドゥ出発まででその1にしようと思ってたんですが思ったよりボリューム出たので2つに。
そしてその3では番外編ということでⅨ以外のナンバリングから出演者。作者はこのキャラも好きなので仕方ない仕方ない

ああっ、巣材になりたーい!
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