ギュメイ将軍のキヴォトス放浪記   作:ルルザムート

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送っていただいた感想、考察などを見ると心があったかくなってモチベが爆上がりするの巻。ありがとうございます!

…さて作者は勇者・蛇使いなのでこれで地獄門まで繋がっているかどうかは分かりません。
あ、一応宣言するとドラクエと関係の無い他作品を思わせるネタはゲーム開発部がメインかつギャグ中だけしか使いません、あくまでドラクエ9×ブルアカだからね
というわけでゲーム開発部の1日! その3です、お楽しみください


ゲーム開発部の1日! その3

「下投げ」

「うげ、掴まれ──」

「最速風神拳、空N、最速風神拳、空N、腿砕き、地獄門…」

 

 

 

「ゆ、ユズ?流石に手心というか…」

「クソッ!ダメージ高すぎ「受け身先は、分かってる。──『レイジドライブ』

 

 

 

< キエロッ、フン!

 

 

 

「あ。」

【GAME SET !】

 

 

 

「ぜ、全部0%から死んだ…」

「あーあ。ネル先輩が『本気で来い』なんて言うから…」

「うぐっ、こんなあからさまに手加減されてるのが分かってんのに黙ってられるか!

もう一回だもう一回『お前たちいい加減にしろ!』

 

 

 

ワイワイわちゃわちゃ、ネルを仲間に入れたゲーム開発部はみんなで仲良く…仲良く?対戦型ゲーム《大戦場スマッシュシスターズ》で遊んでいたのだがここでようやくツッコミが入った

 

 

 

「バルボロス?どうしたんですか?」

『どうしたもこうしたもあるものか!

お前たちは一体何をしている!?』

 

「? ゲームですが。」

『そういうことを聞いているのではない!』

「あーカセットの話ね!大戦場スマッシュ…

『違う!』

 

 

 

じゃあいったいなに?と首を傾げるモモイたちに思わず闇竜も項垂れる

だってそうだろう

 

 

 

『今まで私の背に乗った人間は何人かいた、勇者と呼べるものから常軌を逸した狂人まで…

だが!私の背中でテレビゲームを始める者など初めて見たわっ!』

 

「そうなんですか?すごいです!アリスたちは誰もやったことの無いことを成し遂げたのですね!

パンパカパーン、アリスはトロフィーを獲得しました!」

『褒めていない!まったく…』

 

「あとこれ携帯ゲーム機だからテレビゲームじゃないよ」

『ええいやかましい!』

 

 

 

「…つか、なんだかんだナチュラルに流してたがあたしらドラゴンの背に乗ってんだよな」

「そーだよー」

 

「ふっふっふ、そしてアリスこそが!バルボロスに認められた竜戦士なのです!」

「この前から会う人みんなにそれ言ってるね…嬉しいのはわかるけど」

 

 

 

笑うゲーム開発部に呆れ果てるバルボロス、その様子にネルが同情し始めた時──竜の目つきが変わった

 

 

 

『…!全員構えろ!』

「ひゃっ!?バルボロス、急に止まらないでください!」

「あ、あああ!私のスイッチが!?

バルボロス取ってきて!」

『諦めろ!』

「そんな、ひどい…」

 

 

 

はるか下へと落ちていくゲーム機を尻目に闇竜は気配の元を凝視する

…っ?なんだこの気配は…?邪悪なものは感じないが…

 

 

 

「おいどうしたんだよ?」

『…私と同格か、それ以上の何かが近付いてくる』

 

「えっ!」

「まさか…グレイナル?」

『気配が違う、だが普通でないのは確かだ

アリスよ、用意はいいな?』

「っ、はい!」

 

 

 

 

まずは地上に降りる。アリス以外を乗せたままではまともに戦えない

「おいバルボロス、あたしにできることはあるか?」

『私が地上にたどり着くまでゲーム開発部を守ってくれ、あとは私とアリスがなんとかしてみせる』

「…ああ了解だ」

 

 

 

しかしおかしな気配だ、邪悪なものは感じないが魔力の高まりを感じる

出会い頭に何か撃ってくる可能性は大いに──

 

 

 

『ライデイン』

 

 

 

「うわっ、カミナリ!?」

『いきなりか…!振り落とされるな!』

 

 

 

落雷を避けたり、ドルマ系で弾き飛ばしたりしながら全力で地上を目指す

「ぎゃあああ!?落ちるぅー!」

「お姉ちゃんっ!」

「っと、捕まえた!離すんじゃねぇぞ!」

 

 

 

 

平然とデイン系呪文を…いったい何者だ…?

「っ、着いた!」

 

幸い着陸場所は無人化したアビドス自治区だった、ここなら目撃者も巻き添えもでないはずだ

『ネル!モモイたちを連れて隠れていろ!

アリスは鎧を!私たちでこの敵を退けるぞ!』

「はいっ!」

 

 

 

竜戦士の鎧を身にまとったアリスのおかげで力がみなぎるのを感じる

ライデインを撃った相手は…まっすぐこっちに向かってくるか

 

「あれは…鳥?」

見えたのは美しい鳥だった、巨大な藤色の翼を羽ばたかせ、翠色の両眼でしっかり私たちを捉えている

 

 

 

『私が奴の動きを止める、その隙に光の剣を叩き込め!』

 

問答無用だと言わんばかりに迫る大鳥の鉤爪、それが叩きつけられるより早くこっちから飛びかかり、ゼロ距離でドルモーアをぶつける

 

よし、効いている!

 

ぐらりと体勢を崩した大鳥の胴に噛みついて動きを止める

 

 

 

…っ、見かけに似合わずなんという力…やはり普通ではない!

もう数秒も止めていられないがそれだけあれば充分だ

 

──アリスが動く!

 

 

 

「たあああーっ!」

掛け声と共に光の剣の大振りな一撃が顔面に叩き込まれ、今にも墜落しそうなほどフラつく大鳥

 

「もう1発ですっ!」

立て直そうとするもそれを許さず、回転を加えた一撃が真上から大鳥に襲いかかり──

 

「奥義!『まじんぎり』っ!」

 

 

 

見様見真似なだけの贋作魔神斬りだったが威力だけは本物だったようで今度こそ大鳥を撃墜。無人化した住宅地へその巨体を叩き付けた

 

「や、やった!」

『まだだ、気を抜くな!』

 

あれくらいで倒れるような相手ではない、次の攻撃を見極めなければ…!

 

 

 

『──なるほど、闇の力を持つ竜がなぜ子供を背に乗せているのか、ようやく理解できました』

「喋った!?」

『今更だろう。…さて大鳥よ、お前は敵か?』

 

敵意や戦意はもう感じないがあえて質問をする

こいつの意図はなんなのか、と

 

 

 

『いきなり攻撃を仕掛けたことは謝罪いたします、今の戦いはあなた方の力と関係を確かめるために必要だったこと、どうかお許しください』

『いきなりライデインを撃ってきてよく言ったものだ、貴様は何者だ?』

 

 

 

『わたしは、次元を超えてソラを駆け、人間を導くもの。ふとしたきっかけでキヴォトスに流れ着いた、言わば旅人。

 

しかしわたしだけではどうにもならないことが起き…虫のいい話なのは重々承知していますがどうか話を聞いてください

 

あなた方に助けて欲しいのです、竜の勇者よ』

 

 

 

『………』

少なくともグレイナルから感じた嫌な気配はしない、あれとは無関係だろうが…得体が知れないのも確かだ

 

『どうする、アリス』

「…話を聞きます、でも条件が。」

『ありがとうございます、その条件とは?』

 

「アリスたちはパーティです!ゲーム開発部の仲間とネル先輩も一緒に聞きます!」

『ええ喜んで、お話させていただきます』

 

 

 

 

 

▽▲▽▲▽

 

 

 

 

 

その後、その藤色の大鳥を連れてみんなと合流。改めて話を聞くことに…

 

 

 

「光と闇のドラゴンに加えてデカい鳥…はー、もうコイツらの周りじゃ何が起こってもおかしくねぇんだな」

「きれいな鳥…」

 

『さて、話を聞かせてもらおう。っと、そういえば名前は?』

『私に決まった名前はありません、かつて人間は私のことをラーミア…もしくはレティスと呼んでいました』

 

「それではレティスと呼びますね!」

「話ってなにー?」

 

 

 

未知の存在にもぐいぐい距離を縮めるモモイとアリスに半ば呆れつつも続きを促す

 

 

 

『実は…わたしの子供、卵を探して欲しいのです』

「「「「『「たまご?」』」」」」

 

『はい、このキヴォトスのどこかに落ちてしまったのですが…見ての通りわたしはこの世界では異物そのもの。探そうとすれば騒ぎになる上にどこかにある卵も危険に晒されるでしょう』

 

「それは早計じゃないかな…?」

『…過去にもこういうことが?』

『はい、あの時は4人の人間の力を借りて卵を人質にとった魔物から助け出そうとして…ギリギリで間に合わなかった

わたしの存在を知れば卵を狙う者が出てこないとも限らない』

 

 

 

その時、ふよふよとレティスの周りを飛ぶ光の球体が見えた

あれはなんでしょうか…?

 

 

 

『どうかお願いです、このキヴォトスのどこかに落ちた私の卵を探してはいただけないでしょうか?』

「はい!任せてください!」

 

『アリス!?』

「困っている人、人?をほっておくなんて勇者じゃありません!」

 

 

 

見たところモモイたちも乗り気の様子。

…ええ、やりましょう!

 

 

 

『…感謝します』

「でもさー、流石に私たちだけでキヴォトス全部を探すのは無茶じゃない?」

『目星はあるのか?』

『…いちおう、砂漠から気配が。』

『他は?』

『申し訳ありません、これ以上の情報が無く…』

 

 

 

ええ…と困惑する一同だがレティスを責めても仕方ない

 

なにより引き受けた以上は探し出さなければ!

 

 

 

「とにかくこのままアビドス砂漠に行きましょう!人が集まるところで聞き込みをすればきっと何か分かります!」

「今アビドスで人の集まるところっていうと…」

『…どちらにせよカジノには行かねばならんようだな』

 

 

 

全員顔を見合わせて頷く

目的地はひとつだ

 

 

 

『では私と…そちらの闇のドラゴンはここで待機していましょう

私たちは目立ちすぎますし』

「ええー!?まだかなり距離があるしもうちょっとだけバルボロスに乗って行こうよ!」

「ガタガタ喚くな、歩けばいいだろ」

 

 

 

スマホのマップを見てゴネるモモイとそれを一喝するネル

とはいえ確かに遠いですね、何か乗り物が欲しいです

 

 

 

『それならボクのチカラを使って』

 

 

 

と、それまで漂っていた光の玉が急に喋り出した

子供の声…?

 

 

 

『お母さま、ボクなら彼女たちを目立たずに運べます。ボクにこの人たちのお手伝いをさせてください』

『しかし…未知の世界であなたを1人には…』

 

『妹か弟か分からないけれど、家族の命がかかっています。

ボクのようにはなってほしくないんです』

『………分かりました、ですが気をつけるのですよ』

 

 

 

周りは終始【?】状態だったが構わず光の玉がこっちにやってくる

 

『ボクはかつて、お母さまの子供として世界に生を受けるはずだった

けれどゲモンっていう暗黒神の配下に道連れにされて死んじゃったんだ

…でもだからこそできることもある、魂だけになったボクにしかできないことが。

アリスさん、手を。』

 

「? はい!」

 

 

 

光の玉が手に触れ、そして──

「え、えっ!?わっ、私達の身体が…!」

「今度はなんだってんだ…?」

 

『さぁ飛び立つよ!』

紫色の光がアリスたちを包む…!

 

 

 

 

 

アリス は 神鳥のたましい をてにいれた!




レティスの巣材になりたい作者のルルザムートです、ハイ。
ドラクエ8ラストでレティスと子レティス(魂)揃って別の世界に旅立っていったのでこういうのもアリかな、と
そしてこれでカジノ編前におけるゲーム開発部視点は終了となります
次はこの二次創作の主人公たるギュメイ視点…
最初はやはり主人公であるギュメイ視点を1番に投稿し、ゲーム開発部、ユメ、鳥山アウル…としようか迷いましたがストーリーを考えて彼を2番に当てました
それではまた明日…
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