さぁさ、待ちに待ったゲルニック視点!
と、始める前にぜひこちらをご覧ください
じゃじゃん、と!
こちら本作品の読者様の1人である
【
フクロウを模したヘイローに真っ白な髪と肌、猛禽類を思わせる金色の瞳の彼女にトリニティの上品な服装が相まって…もう受け取った瞬間ハイテンションです、ハイ。
なにより嬉しいのはね、これファンアートなんですよ
私の書いた作品に対して描いてくれたファンアート!まずなによりもその事実が嬉しかったのですよ、本当に…!
(実際パヴァーヌ編の終わり側で毎日投稿が破綻し掛けた時、このファンアートのおかげでモチベーション爆上がりしてなんとかなりましたし)
改めて!マロニエさん、ありがとう!生まれて初めてもらったファンアート、大切にします!!
…それとこちら、マロニエさんのTwitterアカウントリンクとなります、今この場からは飛べませんがコピーしてメモに貼り付けてからなら飛べるのを確認しておりますのでよろしければぜひどうぞ
https://x.com/marron_106?s=21&t=w1wmambAeRlESb8FbzOCNg
さてそれではゲルニック視点 ①です
お楽しみください!
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「ホー…」つんつん
「んぅ…?ああ、もう朝ですか」
フラッグに突っつかれ、時計のアラームが鳴るより数十秒早くスイッチを切る
今日も今日とてやる事は多い、特に今日はアビドスカジノの公開日…いつも以上に素早い仕事が求められる
洗面所で軽く髪を整え、うがいをして台所へ。
冷蔵庫の中身を確認しつつ今日の朝食のメニューを考える
…卵焼きにしましょうか
フライパンに火をかけつつ、取り出した卵2つをボウルに出してかき混ぜる
空気が入るようにかき乱すのがコツだ
ふわりとした泡が消えないうちに粉チーズを入れてさらに混ぜる
と、そうしているうちにフライパンが熱くなってきたのでバターを投入。
パチパチと溶けていくバターが面全体に届くようフライパンを傾け、かき混ぜていた卵を入れる
ええとあとは…パンも焼いておきましょう
先日サクラコさんからいただいたちょっと高級な食パンを1枚トースターに入れつつ、良い匂いで焼ける卵をへらで整える
ちょっぴり加減を間違ればそのまま崩れ去りそうな卵焼きを皿に乗せてバジルをひと振り、今度はベーコンを2枚フライパンへ
卵とはまた違った音を立て、こんがりと焼けるベーコンを両面満遍なく焼いてゆく
そうこうしているうちに焼き終わりを知らせる小気味良い音がトースターから聞こえ、こちらも皿へ。
少量のバターとそれを覆い隠すようにイチゴジャムを塗られたパン。その横にベーコンも乗せてあとは仕上げだ
昨日の夜用意しておいた千切りキャベツを空いたスペースに盛り付け、ドレッシングもプラス。
仕上げにリンゴの皮と芯を包丁で取り除いて6等分に。
うち4つはラップを巻いて冷蔵庫に、残る2つを皿に盛り付ければあとはコップにミルクを注ぐだけ。
おっと、そうでした
同居人の食事も忘れない。手袋をはめ、小さな保管庫から取り出した生きたネズミにラリホーを掛けて彼の元へ
「以前山海經に行った時に手に入れたネズミですよ、特に有害な細菌や毒素は検出されてないので安心して食べてください」
「ホー…」がつがつ
フラッグに続いて自分も用意した朝食を食べる
「…あ、ミルク注ぎ忘れました」
1人と1匹だけの静かな朝食、しかし謀略や策略を張り巡らせている時とはまた違った充実感を胸に、鳥山アウルは朝の支度を終えてシャーレへと向かうのだった
▽▲▽▲▽
コツコツ…
『………!』
「またですかケイさん?しかし残念ながらその端末はインターネットから完全に遮断されています
どう足掻こうがワタクシが許可しない限り出れませんよ」
新しく用意した特別製の携帯電話から悪あがきの声が聞こえるが自分の知ったことでは無い
アリスさんの持つ女神の果実を調べた時に『逃げ道』としてこの端末を使ったのは正解でしたね、これでアリスさんが暴走する事はもう無いでしょう
「おはようございますユメさん、今日も早起きで大変けっこう。
早速ですが昨日の復習から始めますよ」
「はいっ!よろしくお願いします!」
シャーレに来て最初にやることはまずユメへの戦術指導である
ギュメイさんがくる前に終わらせなければ…やれ『手心が無い』など『厳しすぎる』だの横槍が入りますからね
シャーレの仕事を放っておいていいのか、なんて声が聞こえてきそうですが…はい。やらなくていいですホント。
「…前回の復習はこんなところでしょうか
では今回の課題を付与します。
戦場は市街地、地図はこれです
敵詳細はこちらの数を大きく上回っている以外は一切不明、武器資源は十全にあると仮定し、あなたが動かせる味方は空崎ヒナ、十六夜ノノミ、才羽モモイ、カイザーPMC兵士10名…
さぁ、どう動きます?」
「うーん…」
いつも通りユメさんに課題を投げかける
当然すぐに返答はこないがいずれは即座に指揮を取れるようになってもらわねば困ります
エリドゥの戦闘指揮は見事でしたがそれをいつでもできるようになってもらわねばただの火事場の馬鹿力…
彼女にはシャーレのNo.2としてもっと有能になって頂かなくてはなりません
──このワタクシが討つに相応しい大物にね?
「…ではワタクシはシャーレの業務に取り掛かるのでユメさんは課題を。」
「へ?な、なら一緒にやろうよ!その方が…」
「言うほど量は無いのでいりませんよ」
心配そうに見つめるのも分かりますが。
机の上にはここ最近溜め込んだ書類の数々…もちろんここにあるのは全て白紙だ
しかしそれでいい、そもそもシャーレでなければできない仕事の方はあらかた終わっている
「よいしょっと、ワタクシは連邦生徒会に行ってきますので課題、頑張ってくださいね?」
「うん!…あ。はい!」
今更敬語とかどうでもいいんですが…
ま、今はこちらです
▽▲▽▲▽
「こんなことなら台車の一つでも持ってくるべきでしたね
あー重い重い」
どっさりと両手で抱えた書類の数々、それを持って廊下をのんびりと歩いてゆく
ギュメイさんやユメさんは気にしてません…というか気が付いてませんがそもそも連邦生徒会からの仕事なんてやる必要ないんですよ
失踪した人間1人にどれだけ人と費用をかけてるんですか彼女達は?馬鹿なんですか?
シャーレが連邦生徒会の仕事を引き受けるようになってから明らかに人員が連邦生徒会長捜索へと割かれている
多少なら目をつぶるがこれでは迷子の捜索が仕事になっていると指摘されても仕方ない度合いだ
というか連邦生徒会長、ワタクシも探してみましたが痕跡や足取りの消し方が尋常ではありませんでした
本当に存在したのか疑いたくなるほどですよまったく…そして他の役員達は──
「リンさんやアオイさんはともかくカヤさんは小物のクセにやたら上からものを言いますし、モモカさんに至ってはそもそも仕事をしていない
いい機会ですし伝えておきましょう」
ノックをして中へ。返答を待つのも面倒なのでそのまま入る
「こんにちは、その身分証は…シャーレからですね」
「ええ、シャーレ所属生徒のアウルです
これらの書類をお願いします」
「はい、ありがとうござい──…?あの、どれも記入されてませんが…」
「知っていますよ」
怪訝な顔で返されそうになる書類を強引に突き返す
「その、このまま持ってこられても困ると言いますか…」
「まったく、理解力の無い方たちですねぇ…
迷子の捜索してるヒマがあるなら自分たちでやれって言ってるんですよ
特にモモカさん、アナタ暇でしょう?」
出前で取り寄せたであろう巻き寿司を貪る後方のモモカへ言葉を投げるが…
「ええー?んー、でもこれ私の管轄じゃないしなー」
「ホッホ…こちらが笑っているうちに黙って受け取った方がいいかと
こうみえてワタクシ、そうとうアタマにきてるんですよ、全身の血が煮えたぎるほどにね…」
これが帝国軍時代なら即刻焼き払って鳥のエサにしているところですが…
ワタクシも優しくなったものですねぇ
「あははー、こわーいwこわいからお昼寝してくるねー」
「………『メラ』」
「へ?なっ、ちょ。ぐぎゃ〜〜〜〜!!
あちゃちゃちゃ!?尻尾が!尻尾が燃えてる!なんで!?」
「仮にも都市の中核を担う組織の一員のクセに嘆かわしいかぎり。
………これ以上駄々をこねるというのなら2度と働かなくていい身体に変貌させますよ?
最後通告です、ゴチャゴチャ言わずに仕事なさい」
軽いおしおきを済ませて連邦生徒会を後に。
シャーレがやらなくてはならない仕事というのは意外と少ない、残りはギュメイさんとユメさんで充分やれる内容です
しかし今日は記念すべきギュメイさんの退院日…特別サービスで残るシャーレの仕事もやっておいてあげますか
▽▲▽▲▽
「ギュメイ先生っ、おかえりなさいっ!」
「ユメ、長い通院で迷惑をかけてしまったな」
ちょうどこちらでできる仕事を終えたあたりでギュメイさんが来た
呑気なものですねぇ…
「ホントですよまったく、不慣れな手まで使わせて…この借りはたっぷりと返してもらいますからね?」
「分かっている…うん?アウル、携帯を変えたのか?」
と、早速気付いたらしい
隠しても不信を煽るだけなので特に動じはしませんが相変わらず気持ちの悪い観察眼で。
「変わりましたがそれがなにか?携帯なんてなんでもいいでしょう
こちらでできる書類作業は終わっているのであとは各学園の訪問だけです
ワタクシは別件があるのでここで失礼させていただきますよ」
ここでやるべきことはもう無い、まだ9時前ですがシャーレ業務はこれで終わり。ゲヘナへ向かいましょう
ゲルニック視点、4つの視点の中で1番ノリノリで書いてたな…と思っている作者のルルザムートです、ハイ。
というわけで電波環境の悪い出張先で破綻に怯えながら4つ目最後の視点が幕を開けます。彼女は裏方に回ることが多いので他の視点では知る由も無かったことが次から次へと…あったり無かったりします
それではまた明日…